海が綺麗な国はどこ？世界の透明度が高いビーチ･海ランキングを紹介

地球上には196の国がありますが、そのうちの48か国が内陸国、海を持ちません。反対に言えば、148か国は、何らかの形で海に面しています。海が綺麗な国がたくさんありますが、どこが一番海が綺麗な国なのでしょうか。

世界で海が綺麗な国を、その国でもっとも美しいとされる海やビーチとともにランキング形式でご紹介します。綺麗な海が見たくなったら、ぜひ参考にしてみてください。

世界でもっとも海が綺麗な国ランキング。気になる結果を16位から順に発表していきます。

海が綺麗な国ランキング第16位は、美しい景色も人気の「バランドラビーチ」を抱えるメキシコです。

世界最長の半島、バハ・カリフォルニア半島の南部に位置するラパス。スペイン語で「平和」を意味するラパスは、その名の通りとても穏やかで治安の良い街です。

「ラパスでもっとも綺麗なビーチ」といわれているバランドラビーチは、湾になっていて波も穏やか。2005年に世界自然遺産に登録された、カリフォルニア湾（コルテス海）に面し、世界屈指のダイビングスポットでもあります。

海が綺麗な国ランキング第15位は、イギリス。タークスカイコス諸島は、バハマの南東、ハイチのほぼ北の大西洋上に浮かぶ、40以上の珊瑚島からなるイギリスの領土です。

真っ白い砂浜とどこまでも澄みきった青い海はこの世のものとは思えないほどの美しさを誇り、透明度が深く、珊瑚礁が広がる海では、シュノーケリングやダイビングも人気です。

海が綺麗な国ランキング第14位は、地中海に面したギリシャです。

ギリシャのザキントス島にある、ナヴァイオビーチは、スタジオジブリのアニメ映画「紅の豚」の舞台になったことでも有名で、白い砂浜と、青く煌めく海、乗り捨てられビーチで朽ちるに任せられている密輸船など、映画の世界そのままです。

要塞を思わせる断崖絶壁に囲まれたビーチは、まるで秘密のプールのよう。船でしか行けない不便さも、隠れ家的なビーチリゾートにはぴったりです。崖の上に設けられた展望台から望むアドリア海は絶景です。

海が綺麗な国ランキング第13位は、オーストラリア。オーストラリアのクイーンズランド沖に広がるグレートバリアリーフは、世界最大規模の珊瑚礁を持つ、ダイビングのメッカです。多種多様な海洋生物が生息するグレートバリアリーフは、1981年に世界自然遺産に登録されました。

広大なグレートバリアリーフは、場所によって全く違う顔を見せるのが人気の理由の一つ。オーストラリアの雄大な自然と、地球の神秘を体感することができます。

どの国のビーチや海も、甲乙つけがたい美しさですが、続いて12位から9位を発表していきます。

海が綺麗な国ランキング第12位は、イタリアです。シチリア島のさらに南、イタリア領最南端のランペドゥーザ島は、船影が海底に映るほどの透明度の高い海で有名です。海面に浮かぶ船は、まるで宙に浮いているようで、マジックかCGを見ているような錯覚に陥ります。

海が綺麗な国ランキング第11位には、16位に登場したメキシコが再び登場です。ちょっとインチキっぽいですが、それだけメキシコには綺麗な海やビーチが多いということです。

カンクンは、ユカタン半島にあるカリブ海随一の人気のビーチリゾート。長く続く白い砂浜と、真っ青な海のコントラストが見事。豪華ホテルやショッピングセンターもあり、ハネムーンでも人気です。

海が綺麗な国ランキング第10位は、南アメリカ大陸の西海岸にある赤道直下の国エクアドルです。世界自然遺産にも登録されている「ガラパゴス諸島」は、本土から約1000kmも離れているため、固有の生態系を持ち、野生生物の観察スポットとしても注目を集めています。

ガラパゴス諸島は、そのほとんどが無人島であるため、手つかずの自然が残っており、周辺の海の美しさは格別です。命が息づく、本当の地球の海の有様を肌で感じることができるという点では、ナンバーワンの美しい海です。

海が綺麗な国ランキング第9位は、特定の国ではなく、海そのものです。レッドシートはアフリカ北東部とアラビア半島は挟まれた湾で、日本語では「紅海」です。

「紅海」という名前から、海の水が赤いのかと誤解されがちですが、実際には非常に透明度が高い、ダイバー憧れの綺麗な海です。ダイビングスポットとして人気が高いのは、エジプトが誇るリゾート地、シナイ半島南部にあるシャルム・エル・シェイクのダバブです。

奇跡のような透明度を誇るビーチ、美しいグラデーションで魅了するリゾート、海洋生物が乱舞する海など、美しさの種類もいろいろありますが、あらためて地球上にはまだまだ綺麗な海がたくさん残されているのだと嬉しくなります。

いよいよ海が綺麗な国ランニングも上位になってきました。海が綺麗な国ランキング第8位から第5位はこちらです。

海が綺麗な国ランキング第8位は、軍隊を持たない平和国家コスタリカ。コスタリカは、太平洋とカリブ海に面し、国土の約25％が自然保護地区のジャングルに覆われた熱帯の秘境です。

ココ島、またはココス島は、コスタリカ本土から南西に550kmほどのところにある孤島で、島全体が国立公園になっており、世界自然遺産にも登録されています。

アメリカ映画「ジュラシック・パーク」のモデルにもなった、自然あふれる島で、周囲の海は多様な海洋生物が棲息し、人気のダイビングスポットになっています。

海が綺麗な国ランキング第7位は、フィリピンです。大小さまざまの7000以上の島から成るフィリピンで、隠れ家的なリゾートとして人気を集めているのがパラワン島です。

中でも、アジアはおろか、ヨーロッパからも多くの観光客が訪れるエルニドは、フィリピン最後の秘境と呼ばれる美しいビーチリゾートです。

アクセスが不便で、知る人ぞ知る秘密のリゾートビーチでしたが、メディアでもたびたび取り上げられるようになり、知名度、人気度ともにうなぎ登りの大注目ビーチリゾートです。

海が綺麗な国ランキング第6位には、いよいよ日本の登場です。四方を海に囲まれた日本には、綺麗な海は数え切れないくらいいありますが、知名度、人気度ともに抜群なのは、沖縄県、石垣島の海です。

石垣島には人気のビーチがいくつもあり、たくさんの観光客で賑わっています。特徴はパウダーサンドと呼ばれるサラサラの砂浜。思わず頬ずりしたくなるほど滑らかな肌触りは石垣島ならではです。

海が綺麗な国ランキング第5位は、またまた海が綺麗な国ランキング第12位で登場したイタリアです。どうやら海が綺麗な国は、いくつもの綺麗な海やビーチを抱えているようです。

ナポリから南へ50kmほど、「世界一美しい海岸」と称されるアマルフィ海岸は、1997年に世界文化遺産に登録されました。海に向かって崩れ落ちそうなほど急峻な斜面に築かれた美しいアマルフィの街は、数々の映画にも登場しています。

海が綺麗な国ランキングいよいよ第4位から第1位の発表です。とは言っても、ここまで紹介してきた世界の海やビーチは、いずれ劣らぬ美しさ。順位をつけることがはばかられるほどです。それでも、一応の目安として、あえてランキングにしてみました。

16位から5位までは、もしかしたら異論があるかもしれませんが、トップ4は誰が見ても納得の綺麗な海やビーチです。順位はこの際置いておいて、地球上で有数の、美しい海やビーチをご紹介します。

海が綺麗な国ランキング第4位は、ギリシャ。海が綺麗な国ランキングで第14位に登場したあのギリシャです。ミコノス島は、エーゲ海を代表する人気のリゾート地。白い壁が青い海に映え、ギリシャの宝石と呼ばれるにふさわしい佇まいです。

海が綺麗な国ランキング第3位は、インド洋の楽園モルディブです。1000を超える珊瑚島と、26の環礁から成るモルディブは、透き通った青い海と数々の美しいビーチ、珊瑚礁で有名。ロマンティックなホテルやコテージもあり、ハネムーンに訪れる人も多い人気のリゾート地です。

海が綺麗な国ランキング第2位は、歴史と神秘の国パラオ。楽園としか言い表しようがないほど美しいパラオは、日本からはわずか4時間半ほどのところにある、ミクロネシアの小国で、500以上の島から成る共和国です。

パラオのロックアイランドとその周囲を取り巻くラグーンは、はじめ、世界自然遺産としての登録を目指しましたが、その後、遺跡群の文化的価値も認められ、2012年に世界複合遺産に登録されました。

海が綺麗な国ランキング堂々の第1位は、、森村圭氏の小説『天国に一番近い島」で一躍有名になった、南太平洋のフランス領ニューカレドニアです。世界最大規模を誇るラグーンは、多様な海洋生物の楽園で、ダイビングの人気スポットです。

数十の島から成るニューカレドニアは、ビーチもたくさんあり、いずれも目を見張るほどの美しさです。

海が綺麗な国といっても、泳ぐのに適したビーチもあれば、ダイビングにおすすめの海、はたまたのんびりと海を眺めてリフレッシュするリゾートなど、その目的はさまざま。

泳いだりマリンスポーツを楽しんだりしたいなら、夏真っ盛りの海水浴シーズンがおすすめですが、当然人も多く美しい海を堪能できるかどうかは疑問です。海水浴ではなく、ただただ海の美しさを満喫したいのなら、海水浴シーズン到来前の春や秋がおすすめです。

いかがでしたか、海が綺麗な国ランキング。便宜的にランク付けをしましたが、順位にはほとんど意味がありません。いずれも甲乙つけがたい人類の宝です。

世界にはまだまだ美しい海やビーチがたくさんあります。チャンスがあれば、世界中の海に出掛けて行って、自分だけのとっておきの美しい海を見つけてみてください。