アラブストリート(シンガポール)の観光スポット！行き方も紹介

シンガポールのアラブストリートは、人気の観光スポットです。アラブストリート観光で人気の店が集まっていることもそうですが、ムスリル街のエキゾチックな雰囲気が記念撮影に映えるという理由でも多くの人が訪れます。

アラブストリートには定番人気の観光スポットの「モスク」が複数あります。モスクとは寺院のことを言います。神聖な場所となるので、訪れる時にはいくつかの注意点があります。

イスラム教では、女性は夫以外の男性から視線を避けることで身を守る教えがあるので肌の露出が多い恰好は避けましょう。また、土足禁止や、異教徒は立ち入り禁止の場所などもありますので見学する前にしっかりと注意点を確認するようにしましょう。

ハジャ・ファティマ・モスクは、国定史跡に認定されています。礼拝堂は白と緑を基調とした厳かな空間となっています。礼拝堂の美しさを際立たせている装飾や12ある窓は、ほかのムスクとは少し違った雰囲気となっています。

ハジャ・ファティマ・モスクはマラッカ出身の女性実業家ハジャ・ファティマが建立をし、イギリス人の建築家ジャン・ターンブル・トムソンが設計を担当しました。イスラム様式だけではなく西洋様式を取り入れ見事に融合させた設計は見ごたえたっぷりです。

サルタン・モスクは、シンガポール最古であり最大の規模を誇るモスクです。特徴としてモスクのひと際大きいドームは上金色に輝いているので、遠くからでもサンタン・モスクの場所はわかりやすくなっています。

サンタン・モスクは、約5000人の人数を収容することができますので、見学する時も中に入りやすくなっています。毎週金曜日の正午に礼拝が行われますが、異教徒の見学はできないので注意しましょう。また、土足禁止・カーペット部分は異教徒の立ち入り禁止(閲覧は可能)となっています。

観音堂は、1895年に建設された中国系仏教の寺院です。イスラム教の寺院ではないですが、街中に違和感なく溶け込んでいるのは多民族国家シンガポールならではです。2002年にはシンガポールの国会遺産局に認定をされるなど、歴史的価値がある寺院となっています。

観音堂は縁結びのご利益があるとシンガポール内でも有名なため、早朝から祈りにくる女性が多くいます。また風変わりな作法で行う占いも人気なので訪れたらぜひ占ってみてはいかがでしょうか。

マラバール・モスクは別名、ゴールデン・モスクとも呼ばれ、黄金のドームと青い外壁がファンタジックな雰囲気を醸し出しています。外壁は全てタイル貼りとなっており、その数はなんと2万枚ものタイルが貼られています。1963年に建設されましたが、タイル貼りの外壁が完成したのは1995年と32年の歳月をかけて完成したんです。

訪れた際には、さまざまな所にこだわり貼られたタイルを見てはいかがでしょうか。ドームの金色部分もモザイクタイルでできているので、ぜひ注目してみてみましょう。

アラブストリートにはショッピングスポットもたくさんあります。中には日本語が多少通じるお店もあることから安心して買い物を行うことができます。ここではおすすめのショッピングスポットを3選紹介していきます。

ハジ・レーンはサンタン・モスクのすぐ近くにあります。シンガポールでもおしゃれ好きが通うストリートには、個性的な洋服屋や雑貨屋がたくさん集まっています。

壁一面がアートに施された店も多くあり、通る人たちもおしゃれな人が多いので、おしゃれ好きの人は一度訪れる価値があります。

ハジ・レーンの店は午前中や昼頃は閉まっている店が多いので、ランチを終えたあとに訪れるのがおすすめです。

ブギス・ブレッジはブジス・ストリートとも呼ばれています。「ブギス駅」近くにある真っ赤な建物なので、駅からも迷うことなくつけるでしょう。建物はショッピングモールとなっていて、中には約800店もの店があります。

店の種類は洋服屋やアクセサリー屋、雑貨屋、屋台などジャンル豊富なっているので食事からお土産の買い物までをいっぺんに済ませたい人におすすめです。また屋根がある建物なので天気が悪い時にも訪れやすい場所となっています。

ブッソーラ・ストリートはサンタン・モスクの正面にある観光ストリートです。観光向けに通りはタイルが綺麗に敷かれており、ストリートの両脇に並ぶ店は土産屋、マレーの洋服店、ホテルやスパといった観光気分がさらに盛り上がる場所です。

近くのホテルに宿泊していれば、手軽な荷物だけで買い物に行くことができ、買いすぎてもすぐに荷物を置きに戻ることができるというのも嬉しいポイントです。

アラブストリートでは、本格的なアラブ料理や、シンガポール料理のほか、カフェでスイーツなども楽しめます。日本では食べることができない味わいができる、おすすめのグルメスポットを紹介していきます。

ブランコ・コート プラウン・ミーは、シンガポールのB級グルメと言われる”えび麺”専門店です。えび麺専門店なのでメニューはすべてえび麺ですが、その種類は7種類、麺は3種類の中から選ぶことが出来ます。サイドメニューには揚げ物や練り物などえび麺に合うものが用意されています。

英語で注文をできないという場合でも、麺には番号が振られているので番号を伝えれば通じます。一般的なのは⑦の虾面ですが、一番大きいエビを食べたいという人は②の珍宝虾面、 具材を全部乗せたものを食べたい場合は①の三合一面を選びましょう。 

なお、⑥のメニューはざりがにを使用してますので間違えないように注意してください。

ザムザムは、イスラム風のお好み焼き「ムルタバ」の専門店です。小麦粉の生地に肉や魚、卵などを挟んで焼いたものうをカレーに浸して食べます。ザムザムは創業から100年以上も続く老舗店で地元の人も足しげく通う人気店です。ムルタバは小腹を満たすのにおすすめの料理です。

シンガポールにきたら、お土産の購入を忘れてはいけません。ここでは、アラブストリートのおすすめお土産店を3選紹介していきます。

ジャマール・カズーラ・アロマティックスはブッソーラストリートにある、世界中の香りを取りそろえる香水専門店です。1933年と老舗店である、ジャマール・カズーラ・アロマティックスは日本語が通じる店員さんもいるので日本人の観光客も多く訪れています。

店内にはエジプト、ドバイ、チェコなどから直輸入したガラス製の香水瓶が飾られており、お土産として購入すれば喜ばれること間違いないでしょう。香水瓶とあわせて購入したい香水はアルコールを使用しておらず200種類以上常備されているのでお好みの香りを探してみてはいかがでしょうか。

シファーアロマティクスは、ジャマール・カズーラ・アロマティックスの姉妹店となります。シファーアロマティクスでは、15～25種類のエッセンスから好きなものを選んでオリジナルの香水を作ることができます。

シファーアロマティクスの店内はモダンな空間となっているので、ジャマール・カズーラ・アロマティックスとはまた別の雰囲気を楽しむことができます。

スーフィ・トレーディングは、トルコの手工芸品を取り扱っている店です。ペルシャ絨毯がや陶器が販売されており、天井に吊るされている色とりどりのトルコランプが並ぶ店内に入れば、別の世界に迷い込んだような気持になります。

また、店先で販売されているショールは、現地のおしゃれに使ってみたり、おみやげにしても喜ばれる品としておすすめです。

アラブストリートへは、MRTブギス駅となります。ブギス駅B出口を出ると、右側に「ラッフルズ病院」があるので通り過ぎて直進をします。大きな交差点を右折し、オフィア・オードに入りましょう。

オフィア・ロードを進み、ビデッジホテル・ブギスの角を左に曲がり、サルタン・モスクの手前を失せるした通りが「アラブストリート」となります。

行けるか不安な人は「サンタン・モスク」に向かえばアラブストリートへ着くことができますので、目印にしてみてください。

アラブストリートは観光客も多いですが、観光客を狙ったスリや置き引きにあうことがあります。買い物中やレストランで食事をするときなどは、貴重品を肌身離さず身に着け、カバンなどのファスナーはしっかりと閉めておきましょう。

また、交通事故も多く、公共交通機関の運転も荒かったり、マナーが悪いことも多々あるので、交差点を横断する時は車がきていないかしっかりを確認をしましょう。

夜に外出するときは女性の一人歩きは狙われやすいので、夜の外出は避けるか、複数人で行動するように気を付けてください。

アラブストリートには、インスタ映えする建物が多くありますが、その中でもおすすめのインスタ映えスポットは「ハジ・レーン」です。 

ハジ・レーンにはカラフルなウォールアートや、可愛いカフェ・ショップなど1つ1つの店がアートのような場所となっています。「どこを撮ってもインスタ映え」といっても過言ではないハジ・レーンで写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

アラブストリートは、シンガポールの観光スポットがまとまった地域となっているので、ショッピング、寺院巡り、インスタ映えスポット巡りなど1日かけて回れる観光スポットです。シンガポールの素敵な思い出作りにアラブストリートをぜひ訪ねてみてください。