千葉のツーリングスポット！バイクで行けるおすすめコースも紹介

バイク好きの人達の中で人気が高いのが、千葉県のツーリングです。その秘密は千葉県には美しい海岸線があり、さらに内陸地にはかなり急峻な渓谷が発達しているからです。このような自然に恵まれたところには素晴らしいコースがあります。

あるいは山の中のワインディングロードを十分に楽しんだ後に、海に出て開放感を味わえるのは千葉ならではの楽しみ方でしょう。

千葉県のこれらの魅力的なバイクツーリングスポットを、一挙マップつきで紹介しましょう。

それではまず、千葉のおすすめのツーリングスポットの「人気名所編」を3箇所紹介しましょう。

養老渓谷は昔から千葉の有数の行楽地および観光地として、たくさんの観光客が訪れている景勝地です。養老川流域に6つの滝が約2kmにわたる遊歩道で見られます。さらに弘文洞跡や岩ツツジで有名な水月寺、懸崖境、筒森もみじ谷などもあります。

夏場にはソロツーリングを楽しんでいるライダーも多いです。

江川海岸が有名になったのは、アニメ映画の「千と千尋の神隠し」に出て来た海中電柱とそっくりの風景が見られるからです。さらにここは「日本のウユニ塩湖」とも言われています。

ウユニ塩湖はボリビアの西にある町で、ここのウユニ塩原は雨期になると浅く水がたまって、「天空の鏡」と称される神秘的な空間が現われます。

千葉の潮干狩りで人気の江川海岸でもまったく同じような光景が見られるので、ツーリングのおすすめスポットです。

海ほたるとは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアライン上にある、海上パーキングエリアのことです。5階のレストランフロアからは海を見ながらの食事が楽しめます。

さらに5階の展望デッキからは360度のオーシャンビューを体感できるのです。4階でのショッピングもガラス張りの大回廊から海を見ることができますし、無料休憩所もあります。テイクアウトした物を食べながら、海と行き交う船を眺められます。

さらに疲れた足に優しい足湯も無料でありますので、一日いても飽きないでしょう。東京･川崎方面からも、木更津方面からも、海ほたるでUターンして戻ることが可能です。料金も東京湾アクアラインの「片道料金」しかかかりません。

次は千葉の美しい自然を満喫できるツーリングスポットを、3箇所紹介します。

通称「波乗り道路」と言われ、九十九里浜を眺めながら走り抜ける事の出来る17.2kmの道路が「九十九里有料道路」です。九十九里浜はサーフィンの聖地としも有名なので、シーズン中はサーファー達で混み合います。

ツーリングを純粋に楽しむには海水浴シーズンを避けた方がいいでしょう。カーブもアップダウンもない、ひたすらまっすぐな道を陽光と心地良い潮風と共に、心地良く走り抜けて下さい。

「燈籠坂大師の切通しトンネル」(とうろうざかだいし)は、その昔弘法大師が行脚中に腰を休めたという謂れをもつ神秘的な場所です。この切通しトンネルは灯籠坂大師堂へと続く参道になっており、東善寺の飛地境内地にあたります。

明治から大正にかけて、鋸山の石切の技法を用いて切り下げ工事が行われ、現在の形になりました。燈籠坂大師の切通しトンネルは隠れた名所でしたが、ツーリングスポットとしてSNSで人気となり、ブレイク中です。

トンネルの天井までの高さは、一番高い所で10ｍはありそうです。燈籠坂大師の切通しトンネルの岩肌を走る断層が、過ぎていった歳月を実感させてくれます。

燈籠坂大師の切通しトンネル内は厳かな雰囲気が漂い、外の日差しとの対比が幻想的なシーンを創り出しています。

袖ケ浦海浜公園とも言われる「千葉フォルニア」へ続く道は、美しい海岸線が魅力的な開放的なロードスポットです。千葉県でありながら、カリフォルニアの雰囲気をしっかり味わいながら走れてしまうのも、おすすめの理由です。

天気の良い日ならば富士山も見えますし、水平線に浮かぶアクアラインやスカイツリーなども遠くにぼんやり見えます。1キロ程度の直線道路に並ぶヤシの木の下を走り抜け「千葉フォルニア」(袖ケ浦海浜公園)でのんびりするのが人気です。

公園の展望台からは東京湾を一望する事ができます。ピクニック広場や芝生広場、プロムナード(遊歩道)もありますし、トイレも備わっています。バイクから降りて思い思いに過ごせるスポットです。

夕暮れの富士山と夕日を美しく見ることができる「千葉フォルニア」(袖ケ浦海浜公園)は2004年に造られた公園です。撮影スポットとしても人気が高く、特に冬場の夕日と富士山は圧巻と言われており定評があります。

夕日を楽しんだら、引き続き人気の夜景も楽しみたいところです。

ツーリングをしていると、道の駅でほっと一息つくのも楽しみでしょう。どうせならおすすめ人気スポットの道の駅で休みましょう。

富津館山道路の富浦ICから車で15分くらいの所に、道の駅「三芳村 鄙の里」があります。地元で収穫された新鮮な野菜から、こだわりの乳製品が販売されています。レストランから足湯もあり、充実の設備を誇ります。

4月のたけのこ狩り、5月はびわ狩り、7月~8月はブルーベリー狩り、10月~12月はみかん狩り、1月~2月は食用菜花摘みと、年間を通して体験教室があるのが「冨楽里とみやま」です。そばうち体験は通年やっています。

富津館山道路のサービスエリアとしても利用できる施設です。

鴨川特産の海の幸や山の幸といった房総を代表するお土産が充実している「鴨川オーシャンパーク」の特筆すべきは、その外観です。海辺の町らしく、サザエをイメージしたユニークな建築は一度見たら忘れられないでしょう。

「鴨川オーシャンパーク」には人工の千年磯で遊べる海水の潮溜まりが造られており、海に親しむ学習の場としても活かされています。もちろん無邪気に水遊びも楽しめます。

さらに人気を呼んでいるのが、ドックランです。一度見てみてはどうでしょうか。

千葉には美味しい食べ物がたくさんあります。その理由は海も山もあるからなのです。ツーリングのついでにグルメも楽しんでみましょう。

座席数が房総最大級といわれる「漁師料理たてやま」は、広くてゆったりとしたスペースがあるお店です。90分食べ放題の「活貝焼きバイキング」が人気で、ホタテ、サザエ、ホンビノス貝といった浜焼きが楽しめます。

さらに活貝焼きバイキングには「寿司ネタのっけ放題」に加え、フランクフルトといった肉類にデザートやソフトドリンクも入っていて、ボリューム満点のコースです。

房総のラーメン文化に「竹岡式」があります。鈴屋のラーメンの創業は古く竹岡式を現代に伝えてくれているお店です。スープは醤油ベースで肉汁の旨みがしっかり味わえ、生麺は中細を使用し、茹で方は少し柔らかめとなります。

地元の人々に愛され続けている、ご当地ラーメンのお店です。

東京湾と富士山を背景に、新鮮な魚介類を楽しめてしまうレストランが「ザ･フィッシュ」です。フェリー乗り場に隣接しており、搭乗前に気楽に寄れてしまう立地条件です。新鮮な高級鮮魚が、財布にも優しい値段で提供されています。

千葉県の内陸地は標高はそれほど高い山はありませんが、渓谷が深く切り込んでいて自然がワイルドな場所が多いです。従って長い間道路の整備が遅れていた地域があるのです。

現在は急ピッチで整備が進んでいますが、まだまだ十分とは言えずキレイな道を走っていたと思ったら急に細くて舗装もされていないような道になってしまうこともあります。特に山の中に入った時には十分に注意して走行しましょう。

さらに従来からある国道のそばにバイパスを作っていることが多く、同じ道路が2本並んで走っていることもあります。これはGPSでもわかりませんので、走行中に注意して標識で判断する必要があります。

それではここまでの記事で紹介したスポットを巡るツーリングコース･ルートのプランを紹介します。川崎方面から東京アクアラインを利用して、まずは海ほたるへ行きます。次に木更津金田ICで降りて、千葉フォルニアでアメリカンを満喫するのです。

そこから江川海岸へ行き、日本のウユニ湖を見て神秘的な気分を味わって、次は一路養老渓谷を目指します。そして鴨川へ抜けて鴨川オーシャンパークを見て、そこから北上すれば、九十九里有料道路に行けます。帰りは東金から高速で東京方面へ行けます。

少し欲張りですが、千葉のおすすめスポットのかなりの部分が楽しめるコースです。

千葉は東京から近く、また道路も整備されているので、比較的簡単におすすめスポットへツーリングができてしまいます。また海岸線を潮風を浴びて走行したり、内陸地の渓谷美を楽しみながらツーリングを楽しめます。

さらに千葉は高速道路が発達しているので、最寄りのインターまで高速で行ってから、下の道で目当てのスポットまで行けるので便利です。

千葉のおすすめスポットを縦横無尽にバイクで走って、季節の風を感じてみましょう。