秩父でツーリング！バイク旅におすすめのスポット･コースを紹介！

埼玉県の北西部にある秩父は、山々に囲まれた盆地の中央部に広がるエリアです。雄大な自然景観を一望できる山道もあり、バイクをお持ちの方ならツーリングを楽しめます。

そこで今回は、ツーリングにおすすめな秩父のバイクコース・観光スポットをまとめてみました。秩父の観光名所に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

秩父は豊富な自然に恵まれているだけでなく、歴史的な名所や重要文化財もたくさんあるエリアです。秩父を散策する際は、ぜひこれらの地域にも足を運んでみてください。

まずは、バイクでツーリングしたくなる秩父のおすすめ観光スポットを見ていきましょう。

秩父神社は、秩父駅のすぐ近くにある秩父地方の総鎮守です。第十代崇神天皇の時代に創建されたと伝えられており、学問の神である八意思兼命（やごころおもいかねのみこと）や秩父地方開拓の祖神である知知夫彦命（ちちぶひこのみこと）を祀っています。

権現造の荘厳な社殿には見るものを圧倒する美しさがあり、パワースポットとして人気があります。また、12月の上旬に開催される秩父夜祭はユネスコ無形文化遺産に登録されていて、海外からの旅行客も訪れる参拝地になっています。

秩父ミューズパークは、秩父市と秩父郡小鹿野町にまたがる市営公園です。広さ約375ヘクタールの園内に、スポーツ施設や音楽堂、レストランなど様々な施設があります。

標高約363メートルの展望台からは、周辺の景色を一望可能。また、雲海スポットとしても有名で、11月～4月の朝方には眼下に雲が広がって幻想的な景観を楽しめます。

秩父錦 酒づくりの森は、名酒・秩父錦を造っている矢尾本店の施設です。寛延2年（1749年）に創業して以来、約270年もの歴史を誇る老舗の蔵元を見学できる酒造資料館があります。

資料館は有料ですが、物産館は入場無料。秩父の地酒を購入できる他、美味しい日本酒をタダで飲める試飲コーナーもあります。

秩父は雄大な山々に囲まれていて、山の裾野に沿って集落が点在しているユニークな地域もあります。木々が色とりどりの花を咲かせ、四季折々の景観を楽しめる魅力もあります。

ここでは、バイクでツーリングしたくなる秩父のおすすめ絶景スポットを見ていきましょう。

羊山公園は、西武秩父駅の近くにある広さ30ヘクタールほどの公園です。約40万株の芝桜が植栽されている芝桜の丘があり、4月上旬から5月上旬の時期には花見の名所として賑わいます。

ソメイヨシノが咲き誇る芝生広場、花菖蒲が広がる菖蒲田などの自然エリアの他、棟方志功の作品を中心に展示している「やまとーあーとみゅーじあむ」や「武甲山資料館」などの文化施設もあります。

寺坂棚田は、横瀬川の近くにある景勝地です。約5ヘクタールの扇状地におよそ33枚の棚田があり、埼玉県内最大規模の長閑な田園風景が広がっています。

田植えから稲刈りまで、年間を通して農作業イベントに参加可能。また、夏場には「ホタルのかがり火まつり」が開催され、夜空に輝く幻想的な星空やホタルの光を観賞できます。

秩父には、手打ちそば・ホルモン焼肉・焼き菓子など、様々なご当地グルメがあります。秩父を観光する際、各地の人気飲食店をバイクコースとして巡ってみるのも旅の楽しさの一つです。

ここでは、バイクでツーリングする時に便利な秩父のおすすめグルメスポットを見ていきましょう。

そりまちは、三峰口駅のすぐ目の前にある定食屋です。昔ながらの大衆食堂といったレトロな雰囲気の店内で、安くて美味いホルモン焼きを食べられます。

県外からツーリングでやって来る観光客の間でも人気の飲食店ですが、昔気質の職人肌の店主との相性が合う人と合わない人がいる模様。しかし料理の味は紛れもなく天下一品なので、接客サービスを気にしない方におすすめです。

ましお食堂は、県道11号線沿いにある定食屋です。カツ丼や焼肉丼などの丼物を中心に、カレーライス、チャーハン、ラーメンなど多彩なメニューを取り扱っています。

田舎の素朴な食堂といった雰囲気ながら、店内は清潔感があってツーリング旅行者の常連客も少なくありません。ギョーザやカツ丼等のテイクアウトにも対応していて、秩父観光のお土産に重宝します。

santa cafe（サンタカフェ）は、小鹿野町の丘の上にあるカフェです。街の中心部から離れた静かな場所で、周辺の景色を眺めながら紅茶やスイーツを楽しめます。

冨田農園のイチゴを使ったロールケーキやジンジャーパウンドケーキが大人気。コーヒー、カフェオレ、チャイなどのドリンクメニューも充実していて、ツーリングで疲れた体を癒したい時におすすめです。

秩父は東京からほど近く、日帰り観光におすすめの地域です。しかし、秩父の各地をじっくり観光したいなら、宿泊所の利用が欠かせません。

ここでは、バイクでツーリングする際におすすめな秩父の宿泊施設を見ていきましょう。

須崎旅館は、県道209号線沿いにある温泉旅館です。明治時代後期に建てられた3階建ての宿泊施設で、大谷藤子さんの小説・須崎屋のモデルになったことでも有名です。

室内で茶香炉が炊かれていて、客室に入った瞬間から心が落ち着く癒しの雰囲気を体感できます。一人用の小さな個室からファミリー向けの庭園付き客室まで、多彩な部屋を用意。用途と予算に合わせた宿泊プランを実現できます。

民宿すぎの子は、国道140号線沿いにある宿泊所です。江戸時代から続く築年数300年以上の古民家で、茅葺き屋根の建物の中で寝泊まりすることができます。

縁側、囲炉裏、梁、ヒノキ風呂など、伝統的な日本家屋の面影を残す施設は、海外からの観光客の間でも大好評。来客を出迎えてくれるかわいい看板犬・ハチの存在も魅力的です。

ゲストハウス錦は、荒川の近くにある宿泊施設です。明治34年に創業した老舗旅館の古民家を改装したゲストハウスで、非常に安価な料金で秩父に宿泊できます。

他の宿泊客と相部屋で泊まるドミトリースタイルの他、個室も完備。山里の風情を一望できるロケーションは最高ですが、周辺にコンビニ等の買い物施設が無いので、事前調達は必須です。

秩父では、バイクを愛用しているライダー向けのユニークなイベントが定期的に開催されています。秩父をツーリングする際は、これらのイベントへの参加もおすすめです。

ここでは、バイクでツーリングする時に立ち寄りたくなる秩父のおすすめイベントを見ていきましょう。

秩父ミーティングは、毎年4月中旬の2日間に渡って秩父ミューズパークで開催されているハーレーの祭典イベントです。

音楽堂や野外ステージ周辺に出店が立ち並び、ライダー向けのジャケットやジーンズ、ハンドメイドアクセサリーなどがフリマ形式で販売されます。

アーティストやお笑い芸人による野外ライブも実施され、会場は例年大盛り上がり。定期的に秩父方面をツーリングしている方は要チェックのイベントです。

おがのライダー宿（旧：いちにちレディースライダー宿）は、バイクの町として名高い小鹿野町で例年10月上旬に開催される町おこしイベントです。

町内各所に駐輪場が設けられ、ツーリングで訪れたライダー向けに名物料理やお土産品の販売を行います。

立ちゴケ予防法のレクチャーや交通安全祈願、豪華景品獲得じゃんけん大会などもあり。主に女性のバイク乗りを対象としたイベントですが、男性の参加も可能です。

今回は、ツーリングにおすすめな秩父の観光コース・イベントなどを紹介いたしました。

美しい自然に恵まれ、バイク乗り文化が普及している秩父は、ツーリングコースに最適なエリアです。バイクをお持ちの方は、秩父方面まで遠征してみてはいかがでしょうか。