焼きまんじゅうは群馬のソウルフード！高崎･前橋周辺のおすすめ店を紹介

群馬のソウルフードといえば焼きまんじゅう。フワフワの素まんじゅうに濃厚な味噌だれがおいしいおやつです。

都心からのアクセスも便利な高崎や前橋で、ぜひ味わってみましょう。

古くから群馬県南部では、秋に米を収穫した後、冬から春にかけて小麦を作る二毛作が盛んでした。そのため、小麦を使った郷土料理が発展しました。焼きまんじゅうのそのうちの一つで、当時は家庭で作っていた味噌と合わせてメジャーなおやつになっていったそうです。

幕末ごろからお菓子屋さんでも売られるようになり、近年は観光客にも人気のご当地名物になっています。

湘南新宿ラインや上野東京ラインで都心から一本でアクセス可能な高崎は、都内からちょっと足を伸ばして遊びに行くのにぴったりな群馬の都市です。

達磨寺や榛名神社などの観光とともに、ぜひご当地グルメの焼きまんじゅうにトライしてみてください。

「焼まんじゅうの小板橋」は、焼きまんじゅうの専門店です。家族経営のお店はレトロなたたずまいで、焼きまんじゅうがもとは家庭の味だったことを思い出させてくれます。地域のみんなに愛される、穴場的なお店ですが、味は他の有名店にも負けません。

354号線を少し南に入ったところにあるお好み焼き屋さんの「HALF MOON」の隠れ人気メニューも焼き団子です。

こちらの焼き団子は、特に記事がふわふわなことで有名です。お好み焼き屋のサイドメニューなのに美味しいというところに、郷土料理の奥深さが感じられます。

人気漫画『孤独のグルメ』にも登場する有名店が「オリタ焼まんじゅう店 」です。昭和初期から続く老舗焼きまんじゅう店で、珍しくあんこ入りもあります。

井之頭五郎よろしく、「ほう...こりゃあうまそうだ」と呟いてしまう、濃厚なタレが人気です。

群馬県の県庁所在地前橋市も、池袋や新宿から高崎線、湘南新宿ラインで一本の好アクセス。バラ園が有名な「敷島公園」や国重要文化財に指定されている明治時代の木造建築「臨江閣」など、ブラッと行ける観光名所があります。

そんな前橋にも焼きまんじゅうの名店があります。ぜひおやつにどうぞ。

るなぱあく近くにある「原嶋屋総本店」は、安政4年(1857年)から続く焼きまんじゅうの超老舗店です。安政というと、ペリーが浦賀に来航した頃なので、その古さが伺えます。店構えも雰囲気があり、囲炉裏のある店内には、その場で焼いている味噌の香りが充満しています。

職人さんが手際良く焼いているのを見学するのも楽しく、待ち時間もあっという間です。

たっぷりリッチなタレが自慢の「田中屋製菓」は、ベイシア文化ホール近くの焼きまんじゅう屋さんです。このお店はまさに「おばあちゃんの味」で、ご店主の奥様がてきぱき焼いてくれます。

自家製のまんじゅうとタレも奥様の手作りということなので、家庭的な焼きまんじゅうを味わいたい方は、こちらのお店がおすすめです。

オーソドックスな焼きまんじゅうもおいしいですが、何度も食べたことがある方は、ちょっと変わり種にもチャレンジしたいと思います。

そんな変わった焼きまんじゅうが味わえるお店もご紹介します。

あんこが入っていない生地だけの素まんじゅうが定番の焼きまんじゅう。あんこを入れるか入れないかで大論争が起こるといわれていますが、こちらの「根岸焼まんじゅう店」ではあんこ入りの焼きまんじゅうが人気です。

塩気のある味噌の味が、さっぱりと甘いあんこの味をさらに引き立ててくれ、意外にもベストマッチです。もちろん、あんこ無しの素まんじゅうも選べるので、どちらも頼んで比べてみるのも楽しいかもしれません。

こちらの「濃厚屋」では焼きまんじゅうを洋風にアレンジした「濃厚屋スタイルセット」が大人気です。焼きまんじゅうがお洒落に重ねられたプレートには、バターとクリームチーズ、軽めのホイップクリームが添えられ、SNS映えもグッドです。

その名の通り濃厚な味噌だれが、バターやクリームチーズと相性抜群。郷土料理がかわいいデザートプレートに変身するさまは感動です。

群馬県民の愛する焼きまんじゅうは、濃厚な味噌だれとふかふかのまんじゅうがおいしい強度のおやつです。おばあちゃんの味からおしゃれにアレンジされた変わり種まで、バリエーションが豊富で、お店によって異なる味の中から自分好みを見つけるのも楽しみの一つ。

ぜひ群馬に行った際は、焼きまんじゅうを食べてみてください。