九州福岡県の最強心霊スポットランキング！糸島や廃墟など怖い場所も紹介

福岡県には地理的な関係から、古より半島や大陸との交易、および侵略の歴史があります。朝鮮出兵を企てた豊臣秀吉が名護屋城を築いたのもこの福岡の地。思い返せば多くの戦に彩られた歴史を持つ街といえるでしょう。

そんな多くの血が流れた街には、当然のことながら本当に怖い心霊スポットが多数存在します。そんな心霊スポットを逐一紹介していきましょう。

福岡県の怖い心霊スポットトップ10を見ていきましょう

まずは何といってもここ。日本国内に7つしかない死刑執行場を持つ福岡拘置所です。福岡拘置所の刑場は施設の北側にあり、拘置所の北側に隣接する百道西公園では、毎日のように線香の香りがするとか。

皆さんご存知の通り、死刑の執行は年に数件あるかないか。にもかかわらずしょっちゅう線香の香りがするということは、刑場で毎日線香を焚いているか、焚いてもいないのに香りだけが漂っているかの二択です。

この百道西公園では、時折断末魔のような叫び声が聞こえるなどの報告もあり、地元の人も夜間はあまり近づかないようにしているようです。

古くから修験道の山として有名な英彦山。麓には産霊神社と呼ばれている行者堂があり、山頂には英彦山神宮があります。この山には天狗の伝説もあり、心霊スポットというよりはパワースポットとなるべき霊山といえるでしょう。

しかし、そんな英彦山の心霊パワーを証明してしまったのが2014年、柳川高校で起こった「臨時休校事件」です。この高校の1年生が遠足で英彦山を訪れた後、学校で突然1年生女子がパニックに陥ったという事件です。

ある女生徒は「俺を殺せー！」と叫び続け、ある女生徒は狂ったように暴れ出すなど、まったく理解不能な言動を始めます。しかもこういった奇怪な言動をとった女生徒は20人以上。これは尋常ではありません。

結局この日柳川高校は臨時休校となり、奇怪な言動をとった女生徒たちは病院に搬送されたとか。地元の人は、「遠足で山から悪いものをテイクアウトした」と噂したそうですが、この噂が広まることが異常事態。

つまり「英彦山に行ったのであれば、そういうことがあっても仕方ない」と地元の人は思ったということ。それだけ強力な心霊スポットということでしょう。

福岡県宗像市で語り継がれる怨霊伝説の中心にいるのが菊姫です。

戦国時代、家督相続の争いに巻き込まれた宗像家の菊姫は、敵対する家臣に殺されてしまいます。この時殺されたのは菊姫だけではなく、その周辺の人物まで殺されてしまいます。

これを「山田事件」といい、特に菊姫をはじめ女性6人の霊が眠るのが、写真にある山田地蔵尊。そしてこの時殺された人々は、逃げ惑う中討たれたとされており、菊姫が首をはねられた場所こそが菊姫の首塚ということになります。

この地域では広い範囲で女性の霊の目撃情報があり、さらに首だけの女性、首のない女性の霊も目撃されています。しかし、この心霊スポットの怖いところはここだけではありません。それが菊姫の首塚の位置です。

実はネットでもいろいろと調べたのですが、首塚の場所が確定できません。山田地蔵尊近くの山中にある「乳授け地蔵」が首塚だという意見もありますし、別の場所にあるという情報もあります。何よりこれが首塚ですという画像すらヒットしないのが不気味なところ。

これだけネット上でいろいろな情報が収集できる現代において、画像すら見つからないものの、存在するという意見もあることこそが、本当のミステリーと言えるかもしれません。

福岡市西区にある通称・忍者村と呼ばれるテーマパークの廃墟です。ただしここが忍者村だったのは2007年ごろまで。その後改装され、骨董品村に様変わりしましたが、いずれにせよ集客が続かず、2013年に完全廃業。以降廃墟として不気味な存在感を発しています。

この忍者村がある場所は、かつて合戦場だったともいわれており、忍者村があったころから落ち武者の霊を見たという目撃情報が多数ありました。廃墟になった現在も、どこから持ってきたのか地蔵の首が転がっていたり、奥の森から声が聞こえたりと、相変わらず不気味な雰囲気を漂わせています。

福岡県と佐賀県の県境にある南畑ダム。このダムの怖い場所は、ダムの福岡県側にあるトイレです。

昔このダムを見に来ていたカップルが、地元のヤンキーに絡まれ、彼女は福岡県側のトイレに逃げ込みました。しかしそこにヤンキーたちが襲い掛かり乱暴を受けることに。このことがショックだった彼女はこの場で自殺をします。

その後このトイレを利用した人が呪われるという話が広がります。さらにダム近くにある小さな墓所でも霊の目撃情報がありますし、ダム付近に供えられている花を蹴飛ばした人が後に行方不明になったりと、多くの心霊現象が起きています。

福岡県広川町にある「十三佛」は、福岡県内でも最恐クラスの心霊スポットと言われています。ここには多くの仏像や地蔵が並んでいますが、別にお寺というわけではありません。地元の住民が、地蔵や不動明王を祀った場所であり、その分少々薄気味悪い雰囲気があるのかもしれません。

この十三佛では、地蔵にイタズラをすると呪われるですとか、木魚など置いてある物を壊すと呪われるなどの話がありますが、そもそもここには良くない霊が集まっていることが問題だとか。

霊感のある人は近づいただけで気分が悪くなったり、最悪霊に憑かれてしまうことがあるようなので、決して気軽に遊びに行くのは控えましょう。

福岡県京都郡にある仲哀トンネル。この仲哀トンネルの脇道に、今はもう使われていない旧仲哀トンネルがあります。この旧仲哀トンネルは、かつて凄惨な連続殺人事件の死体遺棄現場となったことで、今でも福岡県を代表する心霊スポットになっています。

「西口彰事件」は1963年に起きた連続殺人事件。福岡県で2人、静岡県浜松市で2人、東京都で1人と5人を西口彰が殺害した事件で、最初に福岡県で殺された2人のうち、1人がこの旧仲哀トンネルで遺棄されました。

現在でもトンネル周辺では多くの心霊現象が起き、多くの心霊写真が撮られています。

地元では自殺の名所で有名な牛頸ダム。このダムでは自殺者を止めるために、ふくおか自殺防止ホットラインの看板が立てられているほどです。

また、この牛頸ダムでは不可解な事故も起きています。1998年には工事用重機が横転し男の子が犠牲に、2008年には周辺道路でトラックが炎上。1人が亡くなっています。さらに2017年には駐車場に停めてあった車の車内から3人の遺体が、さらに近くの雑木林から女性1人の遺体が発見されています。

単なる事故ではなく、不審な死が多いのが気になるところ。やはり自殺者の霊が何かしら悪さをしているのかもしれません。

福岡県内でNo.1というだけではなく、日本全国を見て回っても五指に入る心霊スポットといえばこの犬鳴峠でしょう。この峠には、日本一怖いトンネルと言われる旧犬鳴トンネルがあります。

犬鳴峠は峠全体が心霊スポットと言われており、現在使用されている新道を使っても、たびたび心霊現象に遭遇する人がいるほどです。新道ですらこのあ有様ですから、現在使われていない旧道はさらに強力なスポットとなっています。

福岡県最恐の心霊スポットは、やはりここ旧犬鳴トンネルでしょう。ここは古くから霊が集まる場所であり、昔から肝試しスポットとして利用されていました。しかしこのトンネルが日本トップクラスの心霊スポットと呼ばれるようになったのは、忌まわしい事件が起こった後からです。

1988年12月、未成年5人が20歳の男性を、乗っていた車ごと拉致。この犬鳴峠に連れてきた上、暴行を加えました。さらにこの犯行グループは20歳の男性の手足を縛り、ガソリンをかけて火をつけるという凄惨な殺人を犯します。

この犯人グループはすぐに逮捕され、主犯格の少年は無期懲役の判決を受けます。この事件以降、この旧犬鳴トンネルでは、この時の犠牲者男性の霊の目撃情報が多発。

今では封鎖されている旧犬鳴トンネルですが、入り口付近ではいまだに多くの心霊現象が確認されています。

福岡県内にも当然ながら廃墟と呼ばれる心霊スポットが存在します。そんな福岡県内の廃墟をご紹介します。

福岡県宮若市にある力丸ダム付近にあった力丸花ホテル。加茂公園近くの旧道沿いにあったホテルですが、近くには廃寺もあり雰囲気だけでも相当怖い場所になっています。

力丸ダム自体も自殺者や殺人事件が多発している場所であり、その殺人事件の被害者と思しき女性の霊が、廃ホテルの2階からこちらを見ているなどという報告もあります。

福岡県糸島市にある鹿家漁港近くにあったホテルの廃墟。2006年に解体され今では更地ですが、かつて廃墟があった当時は、肝試しにきた男性が首つり自殺した遺体を発見したという曰く付きの廃墟でした。

福岡県の危険なトンネルは犬鳴トンネルだけではありません。そんな危険なトンネルをご紹介しましょう。

JR博多南駅の南側に、いきいき通りとJRの線路をくぐるトンネルがあります。このトンネルでは、老婆の霊が出ると言われています。しかもこの老婆、出てくると追いかけてくるとも言われており、地元の人は近づかないようにしているトンネルになります。

トンネル内に街灯がなく、前後の峠道にも街灯がないだけに夜間はそれだけでも十分雰囲気のあるトンネルです。このトンネルでは夜、心霊写真が撮れると言われており、今でも多くの人が訪れる人気の心霊スポットです。

霊が出るといえばやはり水回り。そう考えれば川や湖、そしてダムなどは心霊スポットになりやすい場所ばかり。そんな心霊スポットを紹介しましょう。

福岡県筑紫野市にある山神ダムでは不思議な女性の霊の目撃情報が報告されています。それが山神ダム近くにある「山神ダム前」というバス停。深夜に面白半分で肝試しに行くと、このバス停でバスを待つ女性の霊を目にするとか。この霊と目が合うと…。

やはり遊び半分で行くべきところではないようです。

北九州市にある落差の大きい滝。ここが心霊スポットと呼ばれるには2つの理由があり、まずひとつが近くにある水子地蔵の存在。この地蔵周辺では女性の霊の目撃情報が多く寄せられています。

もうひとつがこの滝にまつわる悲恋の伝説。かつてこの周辺に歌姫という美しい娘が住んでいました。その歌姫に恋をした村人の男が、歌姫への想いを認めた短歌を、歌姫の家の庭の木に掲げました。

この短歌に感動した歌姫は、書いた男性を探します。ここで登場するのが金持ちの息子。この息子が自分が書いた短歌であるとウソをつき、歌姫と結婚することに。この短歌を詠んだ村人の男は、この事実を知り悲しみのあまり菅生の滝に身を投げ命を絶ちます。

男性の死後、歌姫は滝つぼの夢を見るようになり、引き寄せられるように菅生の滝に。そして歌姫も誘われるように菅生の滝へ身を投げてしまったそうです。

菅生の滝付近で目撃される女性の霊は、水子地蔵に関する女性かこの歌姫か。いずれにせよあまり関わり合いたくない霊であることは間違いありません。

福岡県内の水回りで怖いスポットという点ではこの日向神ダムが最恐かもしれません。まずこのダムに辿り着くまでに通過するトンネルではかつて落盤事故で女性が1人亡くなっています。

さらにダムにかかる赤い鉄橋は自殺の名所として有名。30年ほど前は、遠足でこの橋を歩いていた小学生が、水面に浮かぶ水死体を発見してしまうという衝撃の事件も起きました。

そもそも事件や自殺が多いのが山奥にあり人の目の少ないダムですが、その中でもやたら怖い事件が多いのが力丸ダムです。このダムでは自殺や他殺などが多発しています。

1979年にはヤクザの親分が妻に保険金をかけ力丸ダムで殺害。89年にはこのダムで女性に暴行を働いたうえで殺し、雑木林に遺体を放置するという残忍な事件が起きます。94年にも3人の男が男性を殺害し、ダムに投げ込むという殺人事件が起こりました。

凶悪事件が続くということは、やはり何か引き寄せられるものがあるのかもしれません。

福岡県にはまだまだ怖いスポットが存在します。そんな怖い心霊スポットを紹介しましょう。最後はその他編です。

福岡県最大の繁華街、天神のど真ん中にあるのが天神中央公園。この天神中央公園の片隅にあるのが福岡藩刑場跡です。

この刑場跡地には、昭和の初期まで福岡県知事の公舎があり、当時の福岡県知事がこの地に住んでいた時に、様々な霊障があったと言われています。知事はその後公舎の移転と共にこの地にこの碑を建てたそうです。

ただしここは江戸時代には武家屋敷が並んでいた街のど真ん中。そんな場所に藩の刑場があったとは思えません。さらにこの碑の周辺には墓石と思わしきものも。誰が何の目的で置いたのかは不明だそうです。

福岡県の心霊スポットの特徴として、怖い場所が集中しているところが多いということが挙げられます。上で紹介した犬鳴峠もそうですし、力丸ダム周辺にも廃ホテルがあります。そしてこの飛形山もそんな複合心霊スポットのひとつ。

まず、山すそには水子地蔵が建ち、さらに山にある鉄塔は自殺の名所、頂上付近にあるトイレでも霊現象が多発するという、怖さ満点のスポットになります。

こちらも近所の人は夜間寄り付かない地域であり、やはり面白半分で行くべきところではないといえるでしょう。

小倉駅と門司駅の間にある手向山公園。この公園には砲台の跡地や発電所の廃墟などがある、なかなか雰囲気のある公園です。この公園で一番怖いポイントは防空壕跡。この防空壕跡周辺では多数の霊の目撃情報があります。

また、防空壕の中に棺のようなものがあり、これに触れると呪われるという言い伝えも。戦時中に無念の死を遂げた兵隊の霊が、ここに集まっているのかもしれません。

あまり心霊スポットと呼ばれる墓地が少ない福岡県ですが、とびきり怖いと言われているのが北九州市の城山霊園。ここでは電話ボックスに赤ちゃんを抱いた女性の霊が出たり、自転車で通ると、突然荷台に老婆が乗っていたりと、なかなか刺激的な体験ができるスポットになっています。

福岡県の本当に怖い心霊スポットを駆け足でご紹介しました。福岡県の特徴は、同じ場所に複数の心霊スポットが集中しているということ。水子地蔵+自殺の名所+凄惨な事件現場など、ひとつでも十分インパクトがあるのに、複合していることで怖さが倍増しています。

特に犬鳴峠、力丸ダム周辺は、霊感があろうがなかろうが何かを感じてしまうほど強烈なスポットですので、本当に気軽に近づかないようにしましょう。