グダニスク(ポーランド)の観光スポット!旧市街地・美術館も紹介
ポーランドの港湾都市、グダニスクは、ポーランド国内で屈指の人気を誇る観光都市です。グダニスクの歴史が作り出した美しい風景や名産品な度注目すべきところが多く、芸術作品を見ているような街並みも魅力です。ここでは、グダニスクの観光スポットについて詳しくご紹介します。
目次
グダニスクはポーランドの人気観光地!
ポーランドの北部、海に面したところに位置するグダニスクは、ポーランドの古い歴史と文化を感じられる街です。見どころが多く、異国の地ならではの空気を感じられるグダニスクについて詳しくご紹介していきます。
グダニスクはどんな街?
1000年以上もの歴史を誇るのが、グダニスク。ポーランドのリゾート地として人気の観光都市です。
ルネッサンスやゴシック、バロック調などさまざまな雰囲気の建物が並び、風情のある街並みが魅力的な街としても知られます。
第二次世界大戦では壊滅的な被害を受けましたが、その後見事に復興し、今ではポーランド随意つの観光地として賑わいを見せています。
バルト海に面した港湾都市
ポーランドにあるグダニスクは、バルト海のグダニスク湾に面した港湾都市。街を歩けばすぐに美しい海を眺めることができます。
明るく開けた風景は、眺めているだけで心を癒してくれるもの。開放的な気持ちにしてくれる街です。
グダニスクでおすすめの観光スポット4選!【人気定番編】
グダニスクには、たくさんの見どころがあります。ここでは、グダニスクに訪れたら見ておきたい定番の観光スポットを4つピックアップしてご紹介します。
①旧市街
メインストリートのドゥーガ通りを中心に、周囲にはバロック様式やゴシック様式など、伝統的でアーティスティックな建物が立ち並びます。
第二次世界大戦で一度は町並みの美しさが失われましたが、現在は、戦後のポーランドの人たちが復興し、観光地として大変な賑わいを見せるようになりました。
見どころが多い旧市街地
- 高い門(Brama Wyżynna)
- 囚人塔(Wieża Wiezienna)
- 黄金の門(Golden Gate)
- 市庁舎(Ratusz Głównego Miasta Gdańska)
- ネプチューンの噴水(Fontanna Neptuna)
- 緑の門(Green Gate)
旧市街地には、あちらこちらに見どころが点在しています。中でも最も有名なのがご紹介した6つのスポット。それぞれ、とても近い場所にあるので、散策しながらまとめてみることができます。
ノスタルジックな旧市街地の世界に足を踏み入れると、タイムスリップしたような気持ちになれるでしょう。
名称 | グダニスク旧市街 (Gdańsk Old Town) |
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住所 | Gdańsk, Poland |
電話番号 | なし |
営業時間・定休日 | 24時間 |
料金 | 無料 |
アクセス | グダニスク中央駅から徒歩約15分 |
②聖母マリア教会
すべてが出来上がるまでに160年もの年月を費やしたと言われる聖母マリア教会。細部に至るまでこだわって作られた教会は、外観もない感も見どころがたくさんあります。
頂上には展望台があり、周囲の景色を気持ちよく一望することができます。
名称 | 聖母マリア教会 (Basilica of the Assumption of the Blessed Virgin Mary) |
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住所 | Podkramarska 5, 80-834 Gdańsk |
電話番号 | +48 58 301 39 82 |
営業時間・定休日 | 10月~4月 8:30 – 17:00 5月-9月8:30~18:30 日曜11:00-12:00、13:00-17:00 |
料金 | 4ズウォティ(展望台を含む入場料は6ズウォティ) |
アクセス | グダニスク中央駅から徒歩約20分 |
③ドゥーギ通り
旧市街を東西に貫く通りがドゥーギ(ドゥーガ)通りです。第二次世界大戦で壊された中世の街並みを忠実に再現してあるため、ここにいるだけでタイムスリップしたような気分になれます。
カフェやショップなどが立ち並び、散策しながら街の良さを存分に楽しむことができます。
名称 | ドゥーギ通り ( Dluga Street ) |
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住所 | Gdansk, Poland |
電話番号 | なし |
営業時間・定休日 | 24時間 |
料金 | なし |
アクセス | グダニスク中央駅から徒歩約15分、旧市街内 |
④ウプハーゲンの家
1700年代にウプハーゲンという商人が住んでいたとされる家で、しばらくウプハーゲンの遺族が住んでいましたが、以後は美術館として家を開放し、見学できるようになっています。
当時のインテリアをそのまま残してある室内は、壁や家具、小物に至るまですべておしゃれ。裕福な商人の暮らしを感じられるスポットです。
名称 | ウプハーゲンの家 (Dom Uphagena. Oddział Muzeum Gdańska) |
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住所 | Długa 12, 80-827 Gdańsk, ポーランド |
電話番号 | +48 58 573 31 28 |
営業時間・定休日 | 24時間 |
料金 | 有料 |
アクセス | Brama Wyżynna駅から徒歩3分 |
グダニスクでおすすめの観光スポット4選!【名所編】
ポーランドのグダニスでぜひ訪れたい観光スポットについて、4つご紹介します。
①グダニスク国立美術館
グダニスク国立美術館は、以前はポメラニアン博物館と呼ばれていました。第二次世界大戦中に展示品の3分の1が失われ、今は残ったものが展示されています。
ハンス・メムリングの絵画「最後の審判」 を目の前に見ることができる貴重な美術館です。
名称 | グダニスク国立美術館 (Muzeum Narodowe w Gdańsku) |
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住所 | Toruńska 1, 80-822 Gdańsk, ポーランド |
電話番号 | +48 58 301 68 04 |
営業時間・定休日 | ●夏期:5月1日〜9月30日 火曜日 -日 10:00-17:00 ●冬期:10月1日〜4月30日 火曜日 -日 9:00-16:00 ※月曜日-休業 |
料金 | 有料 |
アクセス | Gdańsk Śródmieście駅から徒歩3分 |
②オリーヴァ大聖堂
約8000本のパイプを使った、ロココ方式の素晴らしいパイプオルガンが有名な大聖堂です。シンプルですが壮大で、建物や空間の美しさに感動できる場所です。
運が良ければミニコンサートを聴くことができる場合もあります。
名称 | オリーヴァ大聖堂 (Archikatedra Oliwska) |
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住所 | Biskupa Edmunda Nowickiego 5, グダニスク ポーランド |
電話番号 | +48 58 552 47 65 |
営業時間・定休日 | ミサは7時から |
料金 | 3.2ズォティ |
アクセス | 旧市街からトラム6番・11番・12番で終点の【Oliwa】下車 ここから大聖堂まで徒歩10分 |
③第二次世界大戦博物館
2017年にオープンした、比較的新しい博物館。第二次世界大戦に関するあらゆることや各国の展示を見ることができます。日本に関する展示もあり、原爆をはじめとした日本の状況や日本軍に関する資料も。
戦争の悲惨さをリアルに見ることができる、貴重な博物館です。
名称 | 第二次世界大戦博物館 (Muzeum II Wojny Światowej w Gdańsku) |
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住所 | Plac, Władysława Bartoszewskiego 1, 80-862 Gdańsk, ポーランド |
電話番号 | +48 58 760 09 60 |
開館時間・休館日 | 9-6月 火曜日から日曜日の10:00~18:00 7月から8月まで 火曜日〜日曜日の10:00〜20:00 ※月曜日が定休日、その他、年末年始やクリスマス(12/24~26も休館) |
料金 | 23ズォティ |
アクセス | グダニスク中央駅から徒歩約15分 グダニスク中央駅から車で約5分 |
④聖ニコラス教会
第二次世界大戦の戦火を免れ、美しい姿を保ち続けている貴重な教会です。陽光が差し込み明るくあたたかな雰囲気でありながら、厳かさを感じさせます。芸術品のようなオブジェや絵画に目を奪われます。
名称 | 聖ニコラス教会 ( St. Nicholas Church ) |
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住所 | ul. Swietojanska 72, Gdansk 80-840, ポーランド |
電話番号 | なし |
営業時間・定休日 | 早朝から |
料金 | 無料 |
アクセス | バス、電車「Hucisko(フシツコ)駅」から徒歩約6分 旧市街中心部 |
グダニスクで買いたいお土産2選!
グダニスクには、ここでしか買うことのできないおすすめのお土産があります。さっそくご紹介していきましょう。
①琥珀
グダニスクで有名なものと言えば、琥珀です。実はポーランドは、世界の琥珀産出量の約8割を占める国。町中にはたくさんの琥珀を売る店がひしめき合っています。
グダニスクの琥珀の価格は、日本で購入するよりもリーズナブルなものが多く、品質が高いいことで知られています。
一つ一つにも洋が違い、選びながら楽しめることもメリット。お土産としてぜひおすすめしたい商品です。
②ゴールドワッサー
ゴールドワッサーとは、直訳すると「金の水」。グダニスクで生まれたお酒であることから、別名で「グダニスクウォッカ」とも言われ、ポーランドでよく飲まれています。
ゴールドワッサーには金粉が入っており、見た目がとても華やか。 アニスやキャラウェイなどのセリ科の植物やスパイス、ハーブなどが入った薬草系の飲み物で、さわやかな飲み口が人気です。
旅行に訪れた際にはぜひ飲んで欲しい、地元の人に古くから愛されているグダニスク名物です。
年中美味しく楽しめる
ゴールドワッサーを使ったカクテルとして有名なのが、 ゴールデンスリッパーです。甘くて飲みやすく、女性にも人気の高いデザートカクテルとして、世界中で親しまれています。
ゴールドワッサーは、夏には炭酸やジュースで、冬にはお湯で割って、一年中楽しめるアルコールです。
また、たくさんのスパイスやハーブが入っていることから、滋養強壮のためにも飲まれます。旅の疲れを癒してくれるアルコールにもなりそうです。
グダニスク空港からグダニスク市内への行き方!
ポーランドのグダンスク空港に到着したら、いよいよグダンスク観光の始まりです。市内まで移動するには、鉄道かバスを使うことが便利です。
スムーズに移動するための方法をご紹介します。
まずは空港の位置を知ろう
グダニスク空港は、正式には「グダニスク・レフ・ワレサ空港」という名称です。グダニスクの中心部から見ると北西部に位置し、グダニスクの中心部まではおよそ15キロの距離があります。
①鉄道の場合
グダニスクの空港からグダニスク中央駅までは、直通列車が運行しています。所要時間はおよそ30分。料金は、6.5ズオティです。
直通電車は、1時間に1本程度と本数が少ないことがデメリット。東京や大阪など、日本の大都市で電車に乗る感覚に慣れていると戸惑ってしまうかもしれません。ただ、グダニスクは、全体的に公共交通機関の運行本数が多くないので、仕方のないことだとあきらめましょう。
空港からのアクセスには最も便利な移動方法です。
乗り換えするルートも
グダニスク中央駅に行くまでにはもう一つ、Wrzeszcz駅で乗り換えるというルートもあります。
Wrzeszcz駅はグダニスク中央駅の一つ手前。Wrzeszcz駅を終点に走っている電車の方が、空港からグダニスク中央駅までの電車の本数よりも多いので、到着時間次第で乗り換えルートを選ぶというのもありです。
ここで乗り換えてグダニスク中央駅を目指す場合の所要時間は、乗り換え時間なども含めて35分ほどです。
②バスの場合
バスターミナルは到着ロビーを出て右手です。ターミナルに着いたら、「210番」のバスに乗りましょう。このバスが、空港とグダンスク中央駅をダイレクトにつないでいます。
バスの所要時間は約40分。ただし、途中の道路が混雑していることもあるので、少し時間に余裕を持った方がいいでしょう。それでも約1時間で市内中心部に到着します。
料金は、3.2ズオティです。
大荷物なら電車がおすすめ
あまりに大きな荷物をたくさん持っている場合はバスに積み込めなかったり、積み込めても周りに迷惑をかけてしまうことがあるので、電車を利用する方がおすすめです。
バックパックや小ぶりなスーツケース程度なら大丈夫でしょう。
グダニスクの治安は?観光で気を付けたいこと!
グダニスクの治安は、比較的いい方だと言われています。人々も親切で、落とした財布が返ってきたという話もあるようです。
しかし、外国人を狙ったスリや置き引き、窃盗などの犯罪があるのも事実で、防犯対策をしっかりとしていくことが必要でしょう。
夜中の女性の一人歩きや、集団であっても深夜に出歩くことはおすすめしません。グダニスクは夜の街並みも美しいので散策したくなる気持ちはわかりますが、できるだけホテルの部屋で過ごす方が安全です。
グダニスクの美しい観光スポットを楽しもう!
グダンスクは、街中を歩いているだけで美術館や博物館に来たような雰囲気を味わうことのできる街です。
また、琥珀店が並ぶ様子を見られたり、ゴールドワッサーを味わえたりなど、グダニスクだからこそ感じることのできる文化もあります。
ポーランドの観光都市として人気のあるグダニスクに、ぜひ訪れてみてください。