五行山(ダナン)はベトナムのパワースポット!お土産やアクセスも紹介
ベトナムの人気リゾート地であるダナンにあるパワースポット、「五行山」をご存知でしょうか?「五行山」はベトナムの観光地の中でも高い人気を誇るスポットで、国内外から多くの人が訪れます。この記事ではそんな「五行山」の見どころやおすすめのアクセス方法などを紹介します。
目次
ベトナム・ダナンのパワースポット「五行山」を紹介!
「五行山」は人気のリゾート地であるベトナム・ダナンから非常に近い観光スポットです。ホアソン(火)・トゥイーン(水)・モックソン(木)・キンソン(金)・トーソン(土)の5つの山から構成される「五行山」には様々な見どころがあります。
この記事ではそんなベトナム・ダナンを代表する観光スポットである「五行山」の見どころやアクセス方法など、「五行山」観光に役立つ情報を具体的に紹介します。是非参考にしてください。
五行山とはどんな場所?
「五行山」は5つの山から構成されるベトナムでも人気の観光スポットですが、基本的に観光で訪れる際には、水山を意味するトゥイーソンに登ることになります。ここからはそんな、「五行山」とは一体どのような場所なのか紹介します。
また、「五行山」にまつわる伝説なども紹介するので、「五行山」に興味がある人は是非参考にしてください。ちなみにベトナム・ダナンの気温は雨期でも20度を下回ることはほとんどなく、換気では40度にも達することがあります。
そのため、「五行山」へ観光に訪れる際には、体調管理を徹底しこまめに水分補給を行いましょう。
別名マーブルマウンテン
「五行山」は5つの山全体がすべて大理石でできています。そのため、別名「マーブルマウンテン」とも呼ばれています。大理石とはローマの「コロッセオ」、彫刻では「ミロのヴィーナス」や「ダビデ像」など様々な用途に使用されてきた石材の1つです。
加工がしやすい石材であることでも有名なため、その特徴を生かして、非常に多くの洞窟や石像などが切り出されているのです。そんな石像などが「五行山」の魅力の1つとなっています。
陰陽五行説が元になっている
陰陽五行説とは、万物は相反する2つの性質に分けられており、相反する物質を持っていない、物質はこの世には存在しないという陰陽説と、万物は水・木・火・土・金の五元素の性質を持つ、という五行説が統合された考え方です。
日本で使用されている曜日をイメージするとわかりやすく、火曜日から土曜日は五行説を表し、日曜日と月曜日は太陽と月を表す陽と陰を表しています。ちなみに陰陽五行説は日本へ6世紀ごろに伝わり、独自の発展を遂げ、陰陽道と呼ばれるようになりました。
孫悟空が封印されていた場所
有名な中国の小説である「西遊記」をご存知の人も多いでしょう。自分勝手に暴れまわっていた「西遊記」の登場人物である孫悟空が釈迦如来によって500年ものあいだ封印されていた場所が、この「五行山」である、という伝説があります。
そんな孫悟空が封印されていたことを、想像しながら楽しむ観光もおすすめの楽しみ方です。「五行山」に訪れた際には是非孫悟空のことを考えながら観光を行ってみてください。
五行山観光の見どころを紹介!
「五行山」には山そのものを削ってできた洞窟や彫刻をはじめ、様々な見どころがあります。ここからはそんな「五行山」にある数多くの見どころについて紹介します。「五行山」への観光を予定している人は是非参考にしてください。
レリーフや涅槃仏がある「タンチョン洞窟」
「五行山」のメインであるトゥイーソン(水)の山頂にはタンチョン洞窟と呼ばれる神秘的な洞窟があります。洞窟の中には石造りの寺院が建てられており、パワースポットとしても高い人気を誇ります。
また、寺院を過ぎると、巨大な涅槃仏をはじめとした、仏像があり神秘的な光景が広がっています。というのも、このタンチョン洞窟は天井が崩れて吹き抜け状態になっているため、差し込んできた日光により、より一層神秘的に見えるのです。
ちなみにこのタンチョン洞窟は「五行山」の中では2番目に大きな洞窟となります。
岩山の中腹にある「ヴァントン洞窟」
トゥイーソンの岩山の中腹にある「ヴァントン洞窟」はトゥイーソンの最初のスポットである「リンウン寺」を過ぎて5分ほど歩いた場所にあります。岩山にぽっかりと空いている丸い入り口が特徴で、一目見ただけでは入るのをためらってしまうような存在感があります。
洞窟の中はロウソクの灯りで照らされている仏像があります。その奥にはベトナム戦争時にアメリカの空襲によって崩れ落ちたとされる空間があり、さらに奥に進むと、山頂付近までつながっている縦穴があります。
ほぼ垂直に近いような縦穴なので、登ることはできますが、体力に自信がない人は控えましょう。
地獄がモチーフの洞窟「アンフー洞窟」
アンフー洞窟はトゥイーソンの麓にあるスポットで、地獄をモチーフとしている洞窟です。「地獄の門」とも呼ばれており、中に入ると大聖堂を思わせるような見事なつくりの彫刻や仏像があります。
奥に進むと、天井から差し込む光に照らされた「洞窟上の階段」があり、階段を上ると、山から直接切り出した美しい彫刻などを見ることができます。非常に急な階段なので、体力に自信がある人のみ登るようにしましょう。
さまざまな像が見れる「タムタイ寺」
トゥイーソンのちょうど真ん中あたりにあるスポットが「タムタイ寺」です。「タムタイ寺」は中国様式の寺院で、まさに中国にあるかのようなデザインが特徴です。阿弥陀如来と観音菩薩が祀られており、自由に参拝することができます。
屋根の上には龍の彫刻が鎮座しており、まさに中国を連想させるような寺院です。岩山登りに疲れたら「タムタイ寺」に立ち寄って休憩してみるのもおすすめです。
古い祭壇画ある「ホアギエム洞窟」
ホアギエム洞窟は「五行山」の中でも特に美しい観音像があることでも有名な洞窟で、全体的に中国風のデザインが施されています。洞窟内は非常に広く、天井には大きな穴が空いています。
これはヴァントン洞窟と同様にベトナム戦争時の空爆でできた穴で、その穴からは日光が差し込み、幻想的な雰囲気を作り出しています。ちなみに、戦争を行っていた当時はこの洞窟に多くの人々が逃げ込んでいたそうです。
洞窟内にある大空間「フィエンコ洞窟」
「五行山」の中で最も美しいスポットといわれている洞窟が「フィエンコ洞窟」です。ホアギエム洞窟とつながっており、ホアギエム洞窟の奥がフィエンコ洞窟となっています。
信仰的にも最強のスポットといわれており、線香が立ち上る洞窟の奥には一体の神秘的な仏像が祀られています。
天井に空いた巨大な穴からは日光が差し込み、より神秘的な雰囲気を漂わせているのですが、この日光はちょうど仏像に当たるようになっているため、非常に高い人気を誇る洞窟です。
七重の立派な塔「サーロイ塔」
トゥイーソンのエレベーターを使用すると目の前に見えるのが「サーロイ塔」です。中国風の七重の塔で、日本の五重の塔の造りとは異なり、六角形の塔です。塔の入り口には精巧に作られた龍の彫刻があり、塔の内部には、お釈迦様の仏像が安置されています。
トゥイーソンに上った際に、始めに訪れることになるスポットなので、トゥイーソンに訪れた際には、是非立ち寄ってみてください。
穴場の洞窟「リンナム洞窟」
「リンナム洞窟」はタムタイ寺のすぐ近くにある洞窟です。他の洞窟とは違い、観光客や参拝客がほとんどいないため、穴場スポットでもあります。洞窟内には小さな祠が一つ設置されており、のんびりと洞窟内を散策することが可能です。
にぎやかな場所よりものんびりと静かな場所が好き、という人は是非訪れてみてください。
ダナンの街を一望できる「展望台」
「五行山」一番の絶景スポットといっても過言ではないトゥイーソンの展望台からは、天気が良ければ、地平線の向こうまで広がるダナンの街並みや「五行山」の他の山も眺めることもできます。
しかし、展望台へと続く道は非常に狭く、角度も急なため注意が必要です。また、滑りやすくなっている上、道端にはサボテンが群生しているため、万が一足を滑らすと、サボテンの上に倒れてしまい、大惨事となる危険性もあります。
五行山のお土産は大理石の彫刻がおすすめ
「五行山」に訪れた際、是非とも購入しておきたい物が、「五行山」ならではのお土産です。「五行山」には複数のお土産屋が立ち並んでいるため、自由にお土産を選ぶことができます。そのあまりの多さに、どのお土産を購入しようか迷う人も多いほどです。
おすすめのお土産は大理石でできた彫刻のお土産です。「五行山」は山全体が大理石でできています。その大理石を用いて作られた彫刻がお土産として販売されています。大きさや種類によって値段も違うため、比較的選びやすいお土産の1つです。
また、彫刻以外にも大理石が使用されたブレスレットや小さい置物などもあるため、ベトナムに旅行に訪れた際には是非購入してみてください。
五行山観光はエレベーターが便利!
「五行山」のトゥイーソンにはエレベーターが設置されています。もちろん徒歩で、登ることもできますが、体力に自信の無い人はエレベーターを利用することをおすすめします。
エレベーターを利用することで、サーロイ塔のすぐ近くまで移動することができます。しかし、エレベーターで行ける場所はトゥイーソンの半分以下なので、山頂を目指すならさらに歩く必要があります。
エレベーターを利用する際の注意点
エレベーターを利用する際には、入場料と合わせて、別途料金が必要となります。また、トゥイーソンの登山道は2か所あり、一般的に第二登山口から登山を開始することになりますが、エレベーターを利用する際は第一登山口まで行く必要があります。
ちなみにエレベーターを使用してもトゥイーソンの半分までも登ることはできません。麓から登るよりは体力的にも時間的にも余裕ができますが、洞窟や寺院へと向かうためにはエレベーターを使用した後もさらに登らなければならないのです。
五行山へのアクセス方法をチェック!
「五行山」へのアクセス方法を紹介します。「五行山」はベトナムのリゾート地であるダナンから程誓い場所にあります。そのダナンからのおすすめのアクセス方法について紹介するので是非参考にしてください。
タクシーを使用したアクセス方法
ダナンから「五行山」へ行く方法の中では最もおすすめの方法の1つがダナンからタクシーを利用していく方法です。タクシーはダナンの街中では頻繁に見かけるため、捕まえることに苦労はしないはずです。
タクシーを利用する際の注意点として、運転手はおつりを持っていないことが多いため、あらかじめ、少額の紙幣を持っておくことをおすすめします。また、重い荷物を持ってもらった際には、多めのチップを支払いましょう。
バスを利用したアクセス方法
ダナンからバスを利用することでも「五行山」まで行くことができます。タクシーを利用するよりも安いため、交通費を抑えたい抑えたい、という人にはおすすめですが、タクシーと比較すると時間がかかってしまいます。
またバスの利用の仕方を理解していないと苦労することもある上、外国人観光客に対して不当な料金を請求される場合もあるため、注意が必要なアクセス方法といえます。
レンタルバイクを利用したアクセス方法
ダナンではバイクをレンタルできる店舗もあるため、レンタルバイクで「五行山」まで行く、という方法もあります。しかし、51cc以上のバイクを使用する場合には、無免許で乗ることができます。
そのため、ベトナムでのバイクの免許を持っていない人は50cc以下のバイクをレンタルするようにしましょう。
住所 | 81 Huyền Trân Công Chúa, Hoà Hải, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 550000 |
電話番号 | +84-236-3961-114 |
営業時間・定休日 | 7:00~17:00・年中無休 |
入場料 | 40.000VND(200円) |
アクセス | ダナン中心地から車で約25分 |
ダナンの五行山を観光してみよう!
ベトナムの人気リゾート地であるダナンから近い「五行山」。神聖な場所ともされているこの「五行山」は山全体が大理石でできており、その大理石から切り出された仏像や洞窟など非常に見どころが多い観光スポットです。
ダナンからのアクセスも良く、海外からの観光客からの人気も高いスポットなので、ベトナムにかんこうや旅行で訪れた際には是非「五行山」に足を運んでみてください。