ギリシャのお土産!おすすめの人気お菓子・アクセサリーなどを紹介
古代のロマンが香るギリシャは、美しい島々や古代都市の遺跡が残るアテネ、厳しい自然に築かれたメテオラなど、観光名所もたくさんあります。そんなギリシャに行った際には、何か特別なお土産を買って帰りたいもの。この記事では、ギリシャのおすすめのお土産をご紹介します。
目次
ギリシャでおすすめのお土産を紹介!
ギリシャは古代ギリシャ文明からトルコの支配下の時代、そして現代と、様々な文化が複雑に絡み合った魅力的な国です。
古代の偉大な神殿群、サントリーニ島などのかわいい地中海の島々、トルコに影響を受けたグルメの数々、そしてアテネの現代文化など、見どころがたくさんで、人生で一度は行ってみたい国ではないでしょうか。
しかし、ギリシャ語はちょっと難しく、お土産を選ぶ時も少し心配です。この記事では、現地でのお買い物がスムーズになるよう、おすすめの人気ギリシャ土産をご紹介します。
ギリシャおすすめのお土産4選!【お菓子編】
ギリシャでは古代の時代から「シュンポジオン」という饗宴が貴族の間で催され、お酒や豪華な料理の後にはお菓子も供されました。
今でもギリシャ人はお菓子好きで、日本ではあまり馴染みのないお菓子も様々にあります。ぜひ珍しいお菓子を買って帰りましょう。
ギリシャの伝統的なお菓子「バクラバ」
ギリシャの伝統的なお菓子「バクラバ」は甘党さん向けのお土産です。何層にも重ねた生地の間にナッツ類を挟んで焼き上げ、さらに後からシロップを染み込ませたもので、とても甘いので、苦いコーヒーとよく合います。
バクラバはトルコやアラビアなどのイスラム文化圏から入ってきたお菓子です。ギリシャは中世にビザンツ帝国が滅亡し、トルコの支配下に入りました。そのため、独立して数世紀が過ぎた今でも、日常生活にイスラム風様式が取り入れられています。
レストランでは定番「ハルヴァ」
ハルヴァは穀類をベースとして、ナッツやドライフルーツなどを入れた、柔らかめの固形のお菓子です。ギリシャだけではなく中東やロシア、地中海沿岸に広くみられるお菓子ですが、ギリシャのハルヴァは香ばしいゴマが入っているのが特徴です。
乳製品や卵が使われていないものが多く、アレルギーをもっている人にも優しいお菓子です。お土産用の箱入りのものは空港などでも売られていて、ギリシャのスイーツで最も人気のある商品のひとつです。
クリスマスシーズンにおすすめ「クラビエデス」
ギリシャのクリスマスに欠かせないのが「クラビエデス」です。アーモンドの香りとともにほろほろ口の中で崩れるクッキーは、雪を思わせる粉砂糖がかかった素朴な味。量り売りが多いので、食べられる量だけ買って帰れるのも便利です。
夏のビーチのイメージが強いギリシャですが、ギリシャ正教の、西欧とは一味違ったクリスマスも厳粛で素敵な雰囲気です。クリスマスシーズンにギリシャを訪れるのも、クリスマスマーケットで有名なドイツなどと比べると、この時期航空券も安くておすすめです。
定番の人気お土産「チョコレート」
ギリシャのチョコレートで人気なのが「ION」と「パヴリディス」というニ大メーカー。特にパヴリディスのダークチョコは、ギリシャの海を思わせる鮮やかな青いパッケージにアテネのアクロポリスが描かれていて、お土産にぴったりです。
個包装で大きさもバリエーションがあるので、バラマキ土産にもGoodです。上記3点とよりも日持ちがするのも便利なポイント。
ギリシャおすすめのお土産4選!【食材編】
エーゲ海の日差しの下で育つギリシャの農作物は、日本では手に入らない美味しさを提供してくれます。自宅でもギリシャのグルメを味わいたい方には、こちらのお土産がおすすめです。
色々な種類が揃う「はちみつ」
山がちで開けた農地の少ないギリシャでは、酪農や果樹栽培、そして養蜂などが主要な農業です。ギリシャの養蜂では、他の国のように強制的に一つの種類の花の蜜を集めさせるのではなく、季節によって様々に咲く花を、その時々で蜂の赴くままに集めさせます。
養蜂家は季節ごとに花の咲く場所に合わせて移動しなくてはならないため、とても手間がかかります。しかしその分、味や香りはバリエーション豊かで、年ごと、土地ごとに異なります。
自然なままのギリシャの蜂蜜を口にすると、もう他の蜂蜜は食べられないという人もいるほど、人気のお土産です。
高品質なものがたくさん「オリーブオイル」
エーゲ海に面してなだらかに広がるギリシャの丘陵地帯を眺めると、オリーブの木があちこちに植えられているのを見ることができます。ギリシャの風景の象徴とも言えるオリーブ畑からは、世界でも有数の高品質なオリーブオイルを産出します。
ギリシャでは紀元前3500年頃にすでにオリーブオイルの生産が行われており、料理の他、マッサージやコスメの材料としても幅広く利用されてきました。
ギリシャはヨーロッパの中でも降水量が少なく、石灰石の土壌はオリーブの実を大きく育てます。このような環境から、ギリシャのオリーブオイルは高品質で味も香りもよいとされ、非常に人気を集めています。
大人へのお土産におすすめ「ギリシャワイン」
オリーブの木に適した乾燥した気候と石灰質の土壌は、実はワイン作りにも非常に適しています。やはり紀元前4,000年代後半からすでにワイン作りが行われていて、オリーブオイルとともに古代からの栄光がそのまま受け継がれています。
北部ではクシノマヴロというギリシャ特有の品種から高級赤ワインが作られ、コリントスのネメアも赤ワインの産地として有名です。かわいい家々で有名なサントリーニ島も実はワインの一大生産地で、ここではフルーティーな白ワインが生産されています。
クレタ島は天日干ししたブドウから作られる、一風変わった甘口の白ワインで有名。赤白両方あって迷ってしまいますが、好みや料理に合わせて選ぶのも楽しい時間になりそうです。都市部のショップでは、英語のわかる店員さんもいるので、相談してみるのも良いでしょう。
ギリシャのお酒ならこれ「ouzo」
ワインと並んで人気なのが、ギリシャ特有のお酒ouzo(ウゾ)です。穀物などを原料とし蒸留されたアルコールに、アニスなどのハーブで香り付けをしたお酒で、アルコール度数は40度前後とかなり高めです。
アニスを中心として、他のハーブの配合はメーカーによって異なるので、自分好みの香りを見つけるのも楽しみのひとつです。通常水割りにして飲みますが、アニスの成分によって透明な原液が乳白色に変わるのも楽しい瞬間です。
ギリシャらしく、シーフードをおつまみにして飲むのがおすすめです。
ギリシャおすすめのお土産3選!【雑貨編】
ギリシャの雑貨類は、地中海の日差しに映えるカラフルなものが多いのが特徴です。日本に帰っても楽しめる、おすすめのお土産をご紹介します。
自分へのご褒美にピッタリ「アクセサリー」
ギリシャで自分へのごほうびに手に入れたいのがアクセサリーです。アテネなどの都市部では、地元の作家による現代的なアクセサリー工房もたくさんあり、ギリシャの古代神殿のモチーフを取り入れたり、伝統模様やギリシャの自然をイメージしたものなど、旅のお土産にもぴったりのアイテムが見つかるはずです。
また、サントリーニ島などの露天でもアクセサリーを手に入れることができ、ガラス玉のピアスや組紐のブレスレットなど、素朴な手作りの品々が並んでいます。
アクセサリーなら買ったその場でつけられるのも嬉しいポイント。旅の間も、帰ってからも、楽しい気分がずっと続きそうです。
カラフルでおしゃれなものが多い「食器」
食器類も、ギリシャのフレッシュなメニューに似合うカラフルな色合いが素敵です。小さなお皿から複雑な模様のついた大皿まで様々にありますが、お土産には持ち運びしやすい豆皿がおすすめ。
例えば、お刺身の醤油皿に使うと異文化の出会いという感じでおしゃれに使えます。また、食材だけではなく、アクセサリートレーや、フレグランスを染み込ませた珪藻土などを置いて、お部屋のインテリアとして使うのも素敵です。
インテリアとして使える「ギリシャ遺跡のグッズ」
ギリシャといえば遺跡ですが、ロマンあふれる景観を自宅にも持ち帰りたい方は、遺跡グッズがおすすめです。オーソドックスにミニチュアも良いですが、ちょっと自宅に置くにはミスマッチということもあるかもしれません。
このお土産は、ギリシャの遺跡でみられる人物像や文様をスタイリッシュに意匠化したもので、これならインテリアの一部としておしゃれに取り入れられそうです。遺跡近辺のお土産屋さんでは近年このようなグッズも用意されているので、古代ロマンを切り取って、自宅でも楽しみましょう。
ギリシャおすすめのお土産4選!【その他編】
多層的文化が根付くギリシャでは、人々は古代からの知恵と現代的な文化両方を大切に暮らしています。
そんなギリシャでしか買えないお土産の中でも人気の商品をご紹介します。
料理にもおすすめ「ハーブ」
古代からハーブは肉の臭み消しや病気の治療に使われてきました。ギリシャ神話でも、トロイ戦争の英雄アキレウスが、自分の軍の兵士をハーブで治療する様子が語られるほど、ハーブの歴史は古いそうです。
ギリシャは乾燥した気候がハーブの栽培に適していて、今でも様々なハーブが日常的に利用されています。料理用のハーブセットはお土産にも絶大な人気でハーブティーの詰め合わせも軽いので持ち帰りしやすいのでおすすめです。
女性におすすめ「ナチュラルコスメ」
ギリシャのハーブやオリーブオイルを使った自然派のコスメも、女性には嬉しいお土産です。スカーレット・ヨハンソンやデビット・ベッカムらのセレブも愛用するKORRES(コレス)は代表的なオーガニックコスメのブランドで、
日本にもショップがありよく知られています。日本では手に入らない限定品もあるので、ぜひギリシャ本国で手に入れてください。
シンプルからユニークなものまで「Tシャツ」
どこの観光都市でもご当地Tシャツがありますが、ここギリシャでも「Athene」「GREECE」といった文字の入ったTシャツを手に入れることができます。軽くてコンパクトに畳めるTシャツはお土産の定番ですが、せっかくギリシャに来たので、ここでしか手に入らない個性的なTシャツを買ってみましょう。
ギリシャ彫刻やギリシャの壺絵、ギリシャ文字などをモチーフにしたTシャツは特にユニークで、日本に帰ってからも活躍しそうです。
ギリシャは山と海が近く、入り組んだ地形のために寒暖差が激しいので、1枚買っておくと旅行中にも助かります。
ギリシャのお土産ショップの定番「スポンジ」
スポンジと聞いて疑問を感じた人も多いかもしれませんが、実はギリシャのお土産の中でも最も人気のある商品の一つが体を洗うスポンジです。
スポンジといっても、もちろん日本で売られている化学合成のものではなく、天然の「海綿」のことです。潮流が速く、水が高く、しかも澄んだ水でしか育たない海綿は、化繊のなかった古代から愛用され、現在はギリシャのお土産として多くの人が買って帰ります。
肌を傷つけない優しい洗い心地は、敏感肌さんにもおすすめ。天然素材なので長持ちはしませんが、それだけの価値がある商品だということで人気の高いお土産です。
ギリシャのお土産なら青い目の魔除けもおすすめ!
「マティ」と呼ばれるガラスでできた目のお守りは、お隣の国トルコなどでもよくみられるものですが、実はギリシャが発祥の地です。元々古代の船に、航海を先導してくれる「目」として船首描かれたのが由来です。
海洋国家らしいギリシャならではのお守りですが、それがトルコや周辺諸国に伝わって、邪悪なもの全般を跳ね返す目として信じられるようになったそうです。
青と白がギリシャの海と空、白い砂浜や遺跡、家々の漆喰の壁を思わせる「マティ」は、お守りとしてだけではなくアクセサリーとしても素敵です。
神話の国ギリシャでお気に入りのお土産を見つけよう!
古代の伝統とトルコの文化、そして現代のカルチャーが同居するギリシャは、多様な文化が混在しているのが魅力です。お土産もそれを反映して、バリエーション豊か。ぜひ自分だけのお気に入りを見つけて、旅の思い出を残しましょう。