地獄のぞきは鋸山の絶景スポット!楽しみ方やアクセス方法を紹介
千葉県の房総半島の南側位に位置する鋸山は、地獄のぞきなどが有名な、自然豊かな絶景を楽しめるおすすめの観光地です。広い日本寺の境内を登っていくと、地獄のぞきの他にも、百尺観音を始めとした大きな石像など、迫力と見ごたえのあるスポットがたくさんあります。
目次
千葉・鋸山で有名な「地獄のぞき」を紹介!
鋸山とは、千葉県安房郡に位置する鋸南町(きょなんまち)と富津市にまたがってそびえる山です。なかでも「地獄のぞき」と呼ばれる、日本寺の境内にある山頂付近の展望台は、思わず足がすくむような高さ。
地獄のぞきは、関東屈指の人気を誇るのも思わず納得の、美しい景観を楽しめます。ここでは自然豊かな絶景スポット、鋸山についてご紹介していきます。
鋸山にある地獄のぞきとは?
鋸山の頂上に向かって歩いていくと、せり出した崖「地獄のぞき」があります。地獄のぞきの展望台から、パノラマのように広がる山々を見渡すことができます。この地獄のぞきは、この鋸山における、最も人気のスポットです。
思わず足がすくむような景観ではありながらも、雄大な自然を一望できる景観は見るものを驚かせる迫力。それでは、鋸山の地獄のぞきの魅力について、さらに掘り下げて見ていきましょう。
千葉県・鋸南町の鋸山にある
千葉県にある鋸山は、その名の通りノコギリの歯のような稜線です。標高は330mで、かつては建築資材である遺跡剤が切り出される場所でもありました。
房総半島の南部に位置するため一年を通して温暖で、いつ訪れても楽しむことができるのも魅力です。海と山の両方の景観を堪能できる鋸山は、関東でも人気の観光スポットと言えるでしょう。
崖から下を覗ける
地獄のぞきから下を眺めると、木々の生い茂る景観の向こうには海が広がっています。山々の迫力もさることながら、遮るもののない海を一望するのはまさに圧巻。
鋸山の地獄のぞきは、房総半島の豊かな自然を一身に感じられるスポットです。
御朱印がもらえる
登山のように、しっかり体を動かす人も楽しめる、見応え満載の鋸山ですが、日本寺より御朱印も頂くことができます。中央に「大悲圓通閣」と書かれた御朱印は迫力があり、パワースポット巡りや御朱印を集めている人にもおすすめです。
地獄のぞきの道中での楽しみ方
「地獄のぞき」までは、日本寺の広大な境内を昇っていくことになります。その散策道中も、鋸山の魅力です。例えば、かつて石材を切り出していたエリアでは、当時の岩場の跡を見ることができます。
また、たくさんの有名なお坊さんや仏師の掘り出した石像など、見どころがたくさんあります。地獄のぞきの絶景の前に、まずは鋸山でしか見られない、迫力満点の石像などを楽しんでみませんか。
ロープウェイ山頂駅にある「石切資料コーナー」
山頂付近に位置する「石切資材コーナー」は、鋸山付近で切り出してた石材に関する資料を閲覧することが可能。建築用の石材を切り出していた時代の様子や、実際の道具を閲覧できる資料スペースがあります。
地獄のぞきの入口はここ「鋸山日本寺」
「鋸山 日本寺」は、725年に開かれた人気スポット。拝観料は大人600円、子ども400円。この他に鋸山ロープウェーは、大人500円、子ども250円で利用できます。
日本寺は、当初法相宗だったものの、天台宗、真言宗を得て今日では曹洞禅宗になりました。良弁僧正が「木彫りの大黒尊天」を、弘法大師こと空海は「石像の大黒尊天」を彫ったことでも有名です。
地獄のぞきの入口は、この日本寺にあります。境内の出入り口が5つあり、地獄のぞきまでは、北口の管理所が一番近いです。鋸山ロープウェーや、登山自動車道を利用して北口の管理所を目指します。
日本寺の境内にある「百尺観音」
「百尺観音」は山頂エリア付近にあります。世界の戦争・戦死・病没・殉難者、そして交通犠牲者のために彫られた観音像です。昭和35年から6年ほどの歳月をかけたと伝えられています。
現在でも、後悔や航空、交通安全を守るとされ親しまれている百尺観音。圧倒的な大きさで見るものを圧倒する、鋸山のおすすめスポットです。
絶景ポイント「石切り場跡」
「石切り場跡」は、建築資材の房州石が切り出された岩場です。その高さと迫力に圧倒される、一度は立ち寄ってみたい、おすすめスポット。江戸時代から切り出されたとされる石切り場は、まるで古代遺跡のような、独特の雰囲気が人気です。
当時の採掘現場を見ることができるだけでなく、当時のショベルカーなどがそのまま残っており、趣があるのも人気の理由の一つ。「ラピュタの壁」と呼ばれる展望台は、この石切り場の中腹に位置しています。
石仏がたくさん並ぶ「千五百羅漢道」
石像がたくさん並んだ、羅漢エリアにある「千五百羅漢道」。豊かな自然を楽しみながら、山頂に向かって歩いていくと、羅漢エリアに到達します。
岩窟の中にたくさんの石像が並んでおり、大野甚五郎が1779年から19年ほど掛けて、彫り続けた羅漢像だと伝えられています。
日本最大の大仏「薬師瑠璃光如来」
日本寺の御本尊「薬師瑠璃光如来」は、境内の大仏広場に鎮座しています。中腹エリアにも薬師本殿がありますが、大仏エリアの迫力のある大きな薬師瑠璃如来も人気です。こちらも、大野甚五郎が27人ほどの門徒と3年掛けて彫刻したと伝えられています。
願いが叶うと言われている「お願い地蔵尊」
鋸山の人気スポットの一つが、「お願い地蔵尊」です。ここでお願い事をすると、お地蔵様が願いを叶えてくれるとあって、人気を集めています。
1体500円で売られている小さなお願い地蔵に、名前やお願いごとを書くと願いが叶うと伝えられていることから、大きな地蔵尊のまわりには、たくさんのお願い地蔵が奉納されています。
山頂駅にある焼きだんごを食べよう!
鋸山ロープウェーで山頂駅に登っていくと、展望台食堂や売店があります。ここには、焼きだんごが売られています。プレーン、紫芋、さくらの3種類のおだんごから、みたらし、しょうゆ、くるみみそ、つぶあんの4種類のタレから選ぶことができます。
だんごの甘みと、濃厚なタレが絡み合い、味も評判を呼んでいます。目の前で焼いてくれるので、あつあつを楽しむことができます。
地獄のぞきがある山頂エリアまでのアクセス方法は?
地獄のぞきと、鋸山山頂まではある程度距離があります。日本寺境内は広く、また日本寺まで向かう登山感覚の道中も楽しみのひとつです。それでは実際に、鋸山までのルートを詳しく見ていきましょう。
ロープウェイを利用する
絶景を眺めながら、のんびリと鋸山を目指したい人には、山麓駅から鋸山ロープウェーを利用するのがおすすめです。こちらは内房線の浜金谷駅から駅から徒歩圏内にある、山麓駅を目指します。
ロープウェーから先、山頂駅以降も鋸山までは歩くことになるので、山頂付近まではロープウェーで上り、体力を温存しておくのもいいでしょう。
登山を楽しむ
登山コースには、石材を切り出して運んだとされる「車力(しゃりき)道コース」、東京湾を眺めながら登る「観月台コース」があります。観月台コースの場合、浜金谷駅から隣の保田駅まで、「関東ふれあいの道」を歩きます。
浜金谷駅から海沿いの方へ向かって歩を進める、鋸山ロープウェーの出発点である山麓駅とは、反対方向です。海岸ではなく山の方に向かって歩いていくと、登山口を見つけることができるでしょう。
車・レンタカーを使う
鋸山までは、有料道路である「登山自動車道」を利用することもできます。山道とは言え、関東地方の一年を通して利用することができるのも魅力です。
対岸の三浦半島、晴れていれば富士山なども眺めることができるので、レンタカーなどを利用して、晴れた日のドライブを堪能してみるのもおすすめです。
住所 | 千葉県安房郡鋸南町元名 |
電話番号 | 0470-55-1103 |
営業時間・定休日 | AM8:00~PM5:00 |
料金 | 大人 700円 子ども 400円 |
アクセス | 【電車】 「東京駅」より内房線「浜金谷駅」、「保田駅」下車 ロープウェー利用の際は浜金谷駅 下車 表参道駅から登る場合は保田駅 下車 【車】 東京→川崎→アクアライン→木更津→鋸南保田 |
駐車場の有無 | 日本寺に有 |
鋸山で地獄のぞきを体験してみよう!
地獄のぞきは、自然豊かな山々と海が一望できる絶景スポット。最寄りの駅から歩いて登山感覚で登ることもできるので、体を動かす気分転換にもぴったりです。有料道路も整備されているため、車でドライブを楽しみながら向かうのもいいでしょう。
地獄のぞきのある鋸山は、日本寺の広い境内の中にあり、百尺観音や薬師瑠璃光如来など、大きく迫力のある石像を見てまわるのもおすすめです。御朱印を頂けたり、願い事を叶えてくれるお地蔵様もいたりと、パワースポットが好きな人も楽しめます。
見どころ満載の鋸山を、ぜひ友達や家族と一緒に堪能してみてはいかがでしょうか。