伊勢神宮を擁する伊勢志摩は、江戸時代の昔より「お伊勢参り」の観光スポットとして日本人の人気を集めてきました。

近年は志摩や賢島のリアス式海岸の風景や、真珠、海苔の養殖、海女さんの漁なども人気を集め、日本だけではなく海外からの観光客も多く訪れます。

この記事では、そんな伊勢志摩・賢島の人気のお土産をランキング形式でご紹介します。

伊勢志摩は厳密には伊勢神宮のある「伊勢」エリアと、東に突き出した「志摩半島」エリアに分かれます。

伊勢は江戸時代から「お伊勢参り」の目的地として伝統ある観光地となっています。広域の移動が原則として禁止されていた江戸時代でも、お伊勢参りは例外で、村の皆がお金を出し合って行ったそうです。

伊勢神宮にお参りすることは、庶民の一生に一度の夢でした。現在でも、伊勢神宮は日本で最も格式の高い神社として多くの人々の尊敬を集めています。

志摩半島は、リアス式海岸の複雑な海岸線が目を引く海辺のスポットです。荒波に侵食された奇岩や小さな島々が青い海に突き出す様は、映画のロケ地にもなったほどです。海女漁や真珠、カキの養殖が盛んで、グルメも楽しめるエリアです。

賢島は伊勢志摩サミットが開催された島で、志摩市街地の南にある英虞湾最大の島です。

ここからは、伊勢志摩の人気のおみやげをランキング形式でご紹介します。

まずは第12位〜10位までをみてみましょう。昔からの観光地だけあって、和風のお菓子が人気です。

伊勢神宮の御祭神である天照大神の「天の岩戸隠れ」の神話にちなんだ「岩戸餅」は、北海道の小豆のこし餡を柔らかいお餅で包み、きな粉をまぶしたお餅です。

あっさりとした餡と優しい味のおもちに、香ばしいきな粉の香りが絶妙なハーモニーで、あっさりしているのでいくつも食べられそうです。

虎屋の「ういろ」は他のういろうと異なり、小麦粉を使ったういろうなので、弾力がある食感が特徴です。定番の小倉、抹茶、白などのほか、季節に応じてゆずや焼き栗など折々の味が登場するので、いつ行っても買いたくなります。

三重の食材をテーマにした味が自慢の「伊勢志摩かりんとー」は、あおさ、ごま、伊勢チャなど9種類のラインナップ。材料の小麦や油も全て三重県産のものを使用し、地産地消に取り組んでいます。

お菓子は小袋に分られているので、職場の配り物としてもおすすめです。

次は第9位から第7位をご紹介します。伊勢志摩・賢島ならではの素材や味、形にこだわったお土産が勢ぞろいです。

賢島の洋菓子店「お菓子職人おとべ」の「リアスバウムクーヘン」は、三重沿岸の入り組んだリアス式をイメージして、外側をあえてゴツゴツに仕上げています。ゴツゴツ部分は砂糖でコーティングされてカリカリサクサク、内側はふんわり。

ビジュアルでも伊勢志摩を思わせる楽しいお土産として人気です。

志摩や賢島で真珠、牡蠣の養殖と並んで盛んなのがあおさの養殖です。

あおさはミネラルとビタミンが豊富で、しかもあおさによく似た青のりよりも低カロリーです。そのため、お味噌汁に入れたり卵焼きや天ぷらの衣に入れて、ヘルシーに海藻を摂取することができます。

2016年に開催された伊勢志摩サミットのコーヒーブレイクでお茶請けとして各国首脳にくばられたことで一躍人気となった「伊勢茶のテリーヌ」は、伊勢市御薗町にある洋菓子店「ドゥース・ド・フランス」の商品です。

伊勢産のお茶の香りが口いっぱいに広がる味わいは、外国人観光客にも人気のお土産です。

第6位から第4位です。志摩の海岸で養殖される真珠にちなんだ商品もあります。

真珠貝（アコヤ貝）の貝柱を、酒粕で漬けた珍味です。貝柱のうまみと酒粕の香りが絶妙のハーモニーで、ご飯やお酒によく合います。

ねっとりつやつやした質感も真珠を思わせ、真珠のふるさと伊勢志摩のお土産にぴったりです。

伊勢志摩特産の真珠の粉とコラーゲンを配合した「真珠の肌つや飴」は、お肌も喜ぶ女性に人気のお土産です。ラッピングにも真珠を模した飾りがコロンとついていて、飴もかわいいパール状の形。

女子旅のお土産にもおすすめです。

鳥羽の老舗ホテル「鳥羽国際ホテル」で50年もの間作り続けられているのがこちらのチーズケーキです。ホテル専属のベーカリー職人が、ホテル内レストランの食後のデザートとして開発した商品で、モンドセレクション最高金賞を3年連続で受賞したお墨付きの味。

50年間変わらぬ製法で、ずっと愛され続ける人気のお土産です。

お待たせしました、ついに第3位から第1位です！

お伊勢さんといえばのあのお菓子もあります。

もっちりとしたお餅にたっぷりのこしあんを詰め、じっくりと焼き上げた「へんば餅」は、安永四年（1775年）に伊勢神宮への参宮街道沿いに創業した「へんばや商店」の看板メニュー。

ふっくらと香ばしいお餅は、家に帰ってフライパンで少しあぶると、いっそう美味しく食べられます。

「シェル・レーヌ」は三重産の卵との小麦粉を使用したお菓子です。志摩で盛んに養殖される真珠貝（アコヤ貝）を模した形で、アコヤ貝からとれるのカルシウムが加えられています。

味はプレーンのほか、伊勢茶が練りこまれた抹茶味、あおさ海苔が加えられたものなどもあり、どれも見た目でも味でも伊勢志摩を堪能できるおすすめのお土産です。

伊勢志摩のお土産といえば、やはりなんといっても赤福です。たっぷりのあんこに包まれた丸くて柔らかいお餅というシンプルな組み合わせですが、見た目からは想像できないほどあっさりとして食べやすく、伊勢志摩のお土産の中でも不動の人気を誇ります。

伊勢志摩・賢島といってもその範囲は広大で、どこでお土産を買えばよいか迷ってしまいそうです。

ここでは、伊勢志摩・賢島エリアの中でも、特になんでも揃いそうなお土産屋さんをご紹介しますので、ぜひ旅行の計画の参考にしてみてください。

伊勢神宮内宮の門前町であるおかげ横丁は、お菓子から御神酒までなんでも揃う場所です。食べ歩きも充実しているので、参拝を済ませたら必ず立ち寄りたい場所です。

国道167号沿いにある道の駅伊勢志摩は、お土産だけではなく近郊の農産物も販売されています。意外なものが安く手に入るかもしれないので、車での観光の際には立ち寄ってみるのがおすすめです。

鳥羽と志摩を結ぶドライブウェイ「パールロード」の途中、伊勢湾を見渡せる鳥羽展望台は、ドライブの休憩がてら景色を楽しめる人気のスポットです。

付属の施設として、「食国蔵王」というレストラン・ショップがあり、ここでは伊勢志摩の海の幸を中心にグルメとショッピングを楽しめます。

伊勢志摩は豊かな海の幸を中心とした豊富な食材で作られたグルメやお菓子の宝庫です。

ぜひ伊勢志摩旅行の際に好みのお土産を見つけてみてください。