伊豆の神社は人気のパワースポット！伊東や下田･伊豆高原の神社も紹介

東京からも近く、歴史深いスポットや豊かな自然、海の恵みも楽しめる伊豆半島。観光地としても人気が高い伊豆には、神社や仏閣、運気をアップさせてくれるパワースポットがたくさんあるのをご存知でしょうか。

今回は、伊豆半島でおすすめのパワースポットをご紹介いたします。伊豆に足を伸ばす際には、美味しいものを食べる旅に加え、パワースポット巡りをしてみませんか？

まずは、伊東市にあるおすすめの神社をご紹介。愛犬と一緒に参拝できる神社や荘厳な雰囲気の神社、安産のご利益がある神社など、パワースポットとしても知られている神社をご紹介いたします。

国道135号線沿いにある「神祇大社(じんぎたいしゃ)」は、天照大神をはじめとする大神、地祇、八百萬神をお祀りする大社です。境内には、ご祈念された約60の象形文字が刻まれた敷石があり、それぞれの石を踏むとご利益があると言われています。

神祇大社は、愛犬と一緒にお参りができる大社としても知られており、わんちゃんがお清めできる水場や、愛犬のための絵馬・お守りがあります。ご自身の祈願だけではなく、愛犬の健康祈願に訪れる方も多い大社です。

西暦769年創建の歴史を持つ「八幡宮来宮神社(はちまんぐうきのみやじんじゃ)」は、 誉田別命(ほむたわけのみこと)と伊波久良和氣命（いわくらわけのみこと） を御祭神とする、1社2神の神社です。

赤い冠木門(かぶきもん)をくぐると、豊かな自然が織りなす荘厳な世界が広がっています。そこは、まるで”神様のお住いにお邪魔させて頂く”かのような神秘的な雰囲気。そして本殿のそばには、圧倒的なパワーを感じられる樹齢約1000年の大杉がひっそりと佇んでいます。

山の斜面を利用した造られた境内は、外界と隔絶されたような、神域にも相応しいような、そんな世界が広がっています。あまり知られていない神社ですが、一度は訪れておきたい神社のひとつです。

市街地から少し離れた静かな場所に佇む「葛見神社(くずみじんじゃ)」は、平安時代にまとめられた古い名帳に記載されている由緒ある神社で、伊東の祖「伊東家」の守護神が祀られています。

天然記念物になっている大クスは、樹高25m、周囲20mの樹齢千年以上の大木。どっしりと幹を構えるその姿は、とても力強く圧倒的なパワーを放っています。自分と対話ができるような静寂な空間が広がる神社のため、パワースポットとしても広く知られています。

海の神の娘である「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」を祀る「音無神社」は、源頼朝と八重姫のゆかりの場所とも言われ、恋愛のパワースポットとしても知られています。

豊玉姫命はお産がとても軽かったことから「安産の神」「育児の神」「縁結びの神」とされています。出産前後や育児の祈願をしに多くの方が訪れている神社です。

音無神社では、安産を祈願する時には、底の抜けた”ひしゃく”を神社に納める風習があります。「穴の開いたひしゃく＝水が通りやすいひしゃく＝安産」となり、安産を祈願する人がいつしかひしゃくに穴を開けて奉納するようになったようです。

続いては、下田市にあるおすすめの神社のご紹介です。どの神社も、深い歴史があり、パワーに満ちているため、ご利益をいただこうと多くの方が足を運ぶスポットとなっています。

2,400年の歴史を持つ伊豆最古の「白浜神社」は、正式名称を 「伊古奈比咩命神社（いこなひめのみことじんじゃ）」といいます。”愛と知恵と美の女神”である「伊古奈比咩命」を中心に4柱の神様を主祭神としています。

境内には、”縁結びと芸能の神様”で良縁、子授け、夫婦円満のご利益がある「見目(みめ)弁財天」、命を授けるといわれているご神木「薬師の柏槙(やくしのびゃくしん)」、海岸の岩場に佇む美しい「鳥居」、どんな眼病も治ると言い伝えられている「目の神様」が鎮座しています。

伊豆最大のビーチ「白浜大浜海水浴場」のすぐ隣にある神社ですが、とてもひっそりとしており”神様が宿る場所”という神秘的な雰囲気に満ちている神社です。良縁を願いたい時、力強いパワーをもらいたい時に、ぜひ足を運んでみてください。

鎌倉後期に創建されたと伝えられる「下田八幡神社」は、下田の守護神とされている神社です。境内から「下田村若宮」と刻まれた鰐口見つかったことから、下田村が開村したときに、氏神様として祀られるようになったと考えられています。

そして、下田村で海から発見された木像の化身が夢で「私は八幡神の化身です。私を祀ってくれるなら、土地の守護神として長く守ることでしょう。」と告げたことから、境内にその木像を奉納し八幡神社になったことから、地元の方に愛されている神社のひとつです。

寝姿山の山頂にある「愛染明王堂」は、縁結びの名所であり恋愛のパワースポットとして知られています。本堂は、奈良法隆寺の夢殿を3分の2のスケールで復元されたものです。

御本尊として祀られている愛染明王は、元鎌倉八幡宮愛染明王堂の御本尊だったもので、鎌倉時代の仏師・運慶の作と言われています。明治初期の神仏分離・廃仏毀釈を逃れて、寝姿山に移されたそうです。

愛染明王は”愛敬の佛さま”で愛敬、子宝、縁結びのご利益があるとされています。様々な願いを祈願できる「ハート型の絵馬」が有名。良縁を願いたい時や子宝祈願をしたい時はもちろん、カップルで訪れるのもおすすめです。

続いては、観光で訪れる方も多い熱海にある神社をご紹介いたします。縁結びや恋愛成就のご利益、願い事成就のご利益がいただける神社として人気を集めています。人気のパワースポットなので、熱海観光の合間に足を運んでみるのもおすすめです。

伊豆の地名の発祥地とも言われる「伊豆山神社(いずさんじんじゃ)」は、伊豆山神を御祭神とし、強運守護、福徳和合、縁結びの神様として親しまれている神社です。源頼朝と北条政子が結ばれた場所としても知られています。

本堂までは、約180段の階段を上りますが、本堂から奥に続く山道を登ると、さらなるパワースポットである「本宮社」に行くことができます。参拝路には、病気平癒・厄難消除の「白山神社」、訪れた二人は必ず結ばれるという「結明神本社」があります。

本宮社までは1時間ほどかかりますが、とても強いパワーをもらうことができます。縁結びや恋愛成就のご利益をいただきたい時には、ぜひ本宮社まで足を伸ばしてみてください。

全国に44社ある来宮神社の総社が熱海の「来宮神社」です。古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神として来宮に鎮座しています。来福・縁起の神様であるため、パワースポットとしても人気を集めています。

来宮神社には、樹齢2000年といわれる大クスがあり、”長寿の神木・成就の神木”とも呼ばれ、「幹の周りを1周すると寿命が1年伸びる」「願いをひっそり唱えながら幹を回ると願い事が叶う」と言われています。熱海に行く機会があった際には、ぜひ訪れたい神社のひとつです。

最後にご紹介するのは、これまでご紹介したエリア以外に鎮座していますが、パワースポットととしておすすめしたい神社「三嶋大社」「日枝神社」「修禅寺」の3選です。

源頼朝公が源氏再興を祈願した神社としても知られる「三嶋大社」は、伊豆の国でもっとも格式が高い神社です。”三嶋大明神”と総称されている、大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の2柱を御祭神としています。

大山祇命は、山森農産の守護神。事代主神は”恵比寿さま”とも称され、福徳の神としても親しまれています。そのため三嶋大社は、商売繁盛、家内安全、交通安全、厄除けなどのご利益があるとされています。

三嶋大社では”うなぎ”を神の遣いとしていながらも、神罰が当たらなかったことから、うなぎを食べる習慣があります。”三嶋のうなぎ”は全国的にも有名なので、ぜひ参拝の後はうなぎを食べて、三嶋大社のご利益をより一層いただいてください。

弘法大師によって創建された「日枝(ひえ)神社」は、修善寺の鬼門に当たる場所を守る静かな佇まいの神社です。境内にそびえる周囲5.2m、高さ25mの「一位樫(いちいかし)」は、伊豆エリアでは珍しい樹木のため、県の天然記念物となっています。

一番の見どころは、1つの根から2本の幹がまっすぐに伸びている「子宝の杉」。樹齢は、800年以上といわれています。以前は、2本の杉の間を通ることが出来ましたが、現在は樹木保護の為階段が外されています。

子宝祈願だけではなく、縁結びの祈願もできる日枝神社。絵馬の奉納や数量限定の”一願成就のお守り”を購入することもできます。子宝や縁結びの祈願をしたい時におすすめしたい神社のひとつです。

807年に弘法大師によって創建された「修禅寺」は、正式名称を「福知山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)」といい、四季折々の景観が美しい修善寺温泉街の中心に鎮座しています。

修禅寺の山門にある2対の「金剛力士像」は、全国でもまれな藤原時代の作品で、像高は183mと迫力満点。また、手と口を清める御手水は、全国でも珍しく温泉が流れ出ています。”源泉かけ流し”なのでその場で飲むこともできます。

ま修禅寺の周辺には、修禅寺温泉の起源である”独鈷(とっこ)の湯”や”竹林の小径”、”虹の郷”など見どころがたくさんあります。修善寺温泉に行った際には、修善寺から観光をするのがおすすめです。

「伊豆神社」という名前の神社があるのは、伊豆半島だけではないことをご存知でしょうか。「伊豆神社」は、滋賀県大津市や福岡県水巻町にも存在しているんです。

滋賀県にある伊豆神社は、892年に延暦寺の層・尊意が「三嶋大社」の伊豆大権現を移して祀ったことに由来し、大山祇命(おおやまずみのみこと)を御祭神としています。

福岡県の伊豆神社は、古賀に鎮座する伊豆大明神(今の久我神社)により御分霊を受け、明神ヶ岳の山頂に神殿を創建したことに由来。彦火々出見命、玉依姫尊、塩土老翁 を御祭神としています。

伊豆はこれまでご紹介してきたように、神社や仏閣がたくさんあるエリアです。神社巡りをする際には、その神社で”御朱印”をもらうのが人気。

御朱印をもらうと、その神社のご利益をより頂くことができるといわれています。御朱印を書いてもらうための”御朱印帳”も、神社で購入することができるので、お気に入りの御朱印帳を見つけて、御朱印集めをするのもおすすめです。

伊豆にある神社をご紹介してまいりましたが、いかがでしたか？どの神社も圧倒的なパワーを放つパワースポットであり、ご利益を頂くことができます。あなたも様々な神社へ参拝し、パワーをもらう旅をしてみませんか？