柿田川湧水公園(静岡清水町)の観光！川の上流･水汲み場などを紹介

柿田川湧水公園は、三島・沼津エリアで人気の公園で地元の人に愛されている観光スポットです。

柿田川は、静岡県清水町にある国指定天然記念物で、日本で最も短い一級河川（全長1.2キロ）としても知られています。

1985年には、柿田川湧水群として日本名水百選に選定され、その後2011年に国指定天然記念物になりました。また、長良川や四万十川と同じく、日本三大清流に数えられています。

柿田川に流れている水は、湧き水です。富士山に降った雨・雪が数十年かけて地表に現れ、柿田川の水として流れています。流れ出ている雪解け水は、なんと1日で100万トン以上にもなると言われています。

ここからは、柿田川湧水公園のおすすめ見どころ4選を紹介していきます。柿田川湧水公園に行く予定があるという方は、ぜひ見どころをチェックしてください。

湧水広場は、赤レンガの橋がある広場です。柿田川湧水公園の湧水広場では、実際に水に足を入れて湧き水の冷たさを体験することができます。水に足をつけることができる場所は、赤レンガの橋の手前あたりで、川が浅めに整備されている場所です。

水に足をつけたい方は、タオルなどを持って行くとよいでしょう。

湧水広場にはベンチがあるので、少し歩き疲れてしまった時などにはベンチに座るとよいでしょう。湧水広場をちょっとだけ進んだあたりには、芝生となっている場所もあるのでぜひこちらでものんびりとした時を過ごしてください。

柿田川湧水公園では、第1展望台（柿田川の上流）も見どころです。第1展望台からは森と湧き水を一望できます。大地から湧き出る水もしっかりと見ることができ、水が湧き出ているところは砂がずっと動いています。

また、第1展望台からは秋になるとアユが産卵するする姿も見ることができます。アユが産卵するときには、柿田川の上流で群れをなすので、ちょうど第1展望台から見ることができるのです。

柿田川湧水公園では、静岡清水町のシンボルにもなっている鳥・カワセミも見ることができます。カワセミは、体の色が綺麗な青色をしているため「渓流の宝石」「渓流のヒスイ」と言われています。

カワセミの繁殖期は、3月から8月頃なのでこの時期に柿田川湧水公園に行くと、カワセミを見ることができる確率が高いです。

柿田川湧水公園では第二展望台も見どころです。第二展望台にはデッキがあり、デッキから下をのぞくとコバルトブルーの湧き水がそこにあります。

このホールは、深さが3.5メートル・直径が5メートルとなっていてかなり大きいです。ただ、コバルトブルーの水が綺麗すぎるため、深さがどれくらいなのかは見ていて分からなくてなります。

この穴・巨大なホールは、この地が昔紡績会社として使用されていたときに、この穴から管を通して綺麗な湧水を工場へ流していた時の名残です。現在も、この穴からは綺麗な湧き水が絶えず流れています。

また、訪れる時間帯や季節によって、コバルトブルー以外の色にもなります。エメラルドブルーやディープブルーなど、違った青色になるので、ぜひチェックしてみてください。

柿田川公園内には神社もあります。貴船神社は、水を司る神様が祀られている神社で、京都にある貴船神社から御霊分けされた分社です。貴船神社は第二展望台から歩いて3分ほどの場所にあります。

貴船神社は水の神様と言われていて、ご利益は「心願成就」「えんむすび」「家内安全」「商売繁盛」などがあります。特に、柿田川公園内の貴船神社の参道は「えんむすび通り」と呼ばれていて親しまれています。

「えんむすび通り」には上のインスタの画像のように、おむすびが置かれています。このおむすびに手を触れると、よいご縁に結ばれると言われています。

貴船神社では良縁を授けていただけるいうことで、この場所は「ふじのくにエンゼルパワースポット」にも登録されています。  

縁結びというと、恋愛のことが思い浮かぶ方が多いと思いますが、仕事などもご縁なのでよいご縁を結びたい方におすすめです。

静岡の貴船神社だけでなく京都の貴船神社に行く方もいるようですが、京都の貴船神社には「水みくじ」もあるので、ぜひおみくじを引いて見てください。丸い桶にはご神水が入っているので、引いた水みくじを浸すと文字が浮かび上がります。

ぜひ、貴船神社に参拝して、よいご縁を結んでください。

ここからは、柿田川湧水公園内のグルメ・ショッピングスポット5選を紹介していきます。

柿田川湧水公園内では、とうふアイスクリームを食べることができます。とうふアイスクリームを販売しているお店は、わさび漬けのお土産で有名な「カメヤ」がやっている豆腐アイスのお店です。

とうふアイスには色々な味があり、「プレーンの豆腐」「豆腐と黒ゴマ」「豆腐とニューサマーオレンジ」「豆腐と抹茶」「豆腐といちご」などがあります。それぞれ、値段は250円です。

お店の前にはベンチがあるので、ぜひベンチに座ってとうふアイスを食べてみてください。プレーンの豆腐のアイスも美味しいですが、豆腐と何かの味が混ざっているアイスの方が食べやすいという人が多いです。

キッチンかわせみは、セルフサービスのお店で美味しい豆腐料理をいただくことができます。

人気の豆腐料理は、冷や奴と麻婆豆腐です。スイーツメニューにはパンケーキがあり、石垣珈琲の豆を使っている美味しいコーヒーも飲むことができます。

とてもあっさりとした飲みやすいコーヒーなので、ぜひ飲んでみてください。

食事処かわせみ本館は、柿田川湧水公園内で唯一しっかりとしたランチをいただくことができるお店です。ネット上の情報では「予約が必須」との表記があるのですが、実際にお店に行ったら予約なく食事ができたという口コミばかりです。

食事処かわせみ本館のメニューは2つだけで、松が1500円・竹が1200円です。松と竹の違いは、豆腐アイスと豆乳が松にはついているというところです。

ぜひ、食事処かわせみ本館でランチを楽しんでください。

おみやげ館は柿田川公園に隣接している、とても広々とした店内のお土産やさんです。自社製品のわさび漬や漬物等の試食ができ、富士山百年水の試飲もさせてくれます。

わさび商品237円のものから高いもので1080円のものがあります。富士山百年水は150円で販売されていて、人気の本多さんちの野菜は150円で販売されています。

おみやげ館でお豆腐を購入すると、保冷剤としておからの冷凍をいただけることもあります。保冷剤として使われているおからが、上のインスタの画像です。美味しい地酒もあるので、ぜひ一度おみやげ館に足を運んでみてください。

柿田川豆腐館は、公園に入ってすぐのところにある駐車場横にあるお店です。柿田川豆腐館では、豆腐のアイスクリームが人気ですが、名水を使って作られた柿田川木綿豆腐もとても美味しいと評判です。

豆腐アイスクリームには、きなこ味などもあり、とても美味しいのですぐに食べ切ってしまうお客さんが多いです。

名水を使って作られた柿田川木綿豆腐はここでしか食べることができないので、ぜひ購入して食べてみてください。

ここからは、柿田川湧水公園の水汲み場の場所や、水汲みの方法について詳しく紹介していきます。

柿田川の水汲み場は全部で4箇所ありますが、柿田川湧水公園内には2箇所あります。柿田川湧水公園内の泉の館の広場に水汲み場が2箇所あります。

その他の水汲み場は、静岡県駿東郡清水町八幡に1箇所、静岡県駿東郡清水町伏見に1箇所となっています。

柿田川の水汲みの方法ですが、柿田川の湧き水を持って帰りたい場合はペットボトルを持っていきましょう。ペットボトルを何本も持って行って、大量の湧き水を持ち帰る方も多いです。

「湧き水を持って帰りたいのに、ペットボトルを忘れてしまった！」という方は、売店に「柿田川遊水地」のラベル付きのペットボトル（500ml）が売っているので、そちらを購入しましょう。ペットボトルの値段は60円です。

湧き水で淹れたコーヒーやお茶はとても美味しいので、ぜひ柿田川の湧き水を持ち帰って飲んでみてください。そして、水汲みをした後や水汲みをする前には、美味しい水の恵みに感謝して貴船神社の神様にお礼を言うとよいでしょう。

ここからは、柿田川湧水公園の地図・基本情報についてお伝えしていきます。柿田川湧水公園は、開園時間は24時間となっていて、いつでも入ることができます。

ただ、このあと説明するように駐車場の利用時間などは決まっているので、しっかりとチェックしてから行くようにしてください。

また、湧き水を汲むことができる時間も朝9時や9時30分から16時までとなっている場所が多いので、なるべく早めに行くことをおすすめします。

ここからは、柿田川公園へのアクセス・駐車場情報について詳しく紹介していきます。

柿田川公園へは、バスで行く方法がおすすめです。JR三島駅南口から沼商・藤井原（サントムーン経由）行きの沼津箱根登山東海バスに乗り、「柿田川湧水公園前」で下車してください。「柿田川湧水公園前」から徒歩1分で柿田川公園に到着します。

また、JR三島駅南口から「柿田・静岡医療センター経由沼津駅行き」の沼津箱根登山東海バスに乗って行くこともできます。この場合は、「西玉川」で下車してください。

「西玉川」から徒歩5分で柿田川公園に到着します。車で柿田川公園へ行く場合は、東名沼津ICで降りて5分ほどで着きます。

柿田川公園には、50台の有料駐車場が有ります。車で行く場合は、有料駐車場に車を停めるようにしましょう。有料駐車場の値段は、1回200円です。

清水町民は駐車料金は無料になるので、清水町民の方は免許証などの「清水町民だと確認できるもの」を提示して無料で駐車させてもらいましょう。

また、駐車場を利用できるのは9時から17時までなので、帰りが遅くならないように注意してください。

静岡清水町の柿田川湧水公園の見どころや観光スポットについて、詳しく紹介してきましたがいかがだったでしょうか。柿田川は日本名水百選に選定されていて、日本三大清流・国指定天然記念物にもなっているような川です。

柿田川湧水公園では、そんな柿田川の美味しい水を汲んで持ち帰ることもできます。また、柿田川湧水公園では水に足をつけることができるような場所もあります。第1展望台では、秋になるとアユの産卵も見ることができます。

静岡清水町のシンボルになっている鳥・カワセミを見ることもできます。コバルトブルーの湧き水はとてもインスタ映えします。ぜひ、柿田川湧水公園へ行って美しい景色や綺麗なお水に癒されてください。