春日大社は奈良のパワースポット！奈良公園や周辺の観光スポットも紹介

観光地の春日大社は、藤原京から平城京へ都が移された際、日本国と国民の繁栄を願って768年に創建された神社です。現在でも年間２２００回に及ぶ祭りが行われ、日本をはじめ世界中の平和や人々への幸せが祈り続けられています。

祭神には、茨城県の鹿島神宮から武甕槌命（タケミカヅチノミコト）、香取神宮から経津主命（ふつぬしのかみ）、大阪府の枚岡神社の（ひらおかじんじゃ）から天児屋命（あめのこやねのみこと）と比売神（ひめがみ）を招き祀っています。

1998年12月には、春日大社と春日山原始林が古都奈良の文化財の一つとしてユネスコの世界遺産に登録され、それ以来、多くの参拝者や観光客が訪れる見どころの観光スポットです。

観光地春日大社の見どころでは、2015年には20年に一度の式年造替が執り行われたり、近頃の御朱印ブームなどにより既に足を運んだ人も多くいるのではないでしょうか。そして、あまりの荘厳な雰囲気に心奪われた人もたくさんいると思います。

この記事では、そんな春日大社にあるたくさんの見どころや、春日大社周辺に点在する見どころ、さらに、春日大社に出かけて時にぜひ立ち寄っていただきたいグルメスポットなどをご紹介していきます。

春日大社のみどころ、式年造替とは、ある決まった一定の年月で社殿を造り替える儀式のことです。一方、式年遷宮は、神様が社殿ごと引っ越す儀式を指します。春日大社では、20年に1度式年造替が執り行われ、御殿の建て替えと御神宝の新調が行われています。

式年造替が行われる理由は、神様の社殿を新たにし大切に祀ることにより神に対する信仰心を忘れることなくより深め、神による私たちへの日々の恵みに対する感謝の気持ちを忘れないことがあります。

春日大社の見どころ、表参道は、一の鳥居から本殿一帯へと伸びる砂利が敷かれた道です。豊かな緑に囲まれた参道沿いには多くのケヤキが並ぶほか、春日大社に奉納された多数の石灯籠が参道の両側に綺麗に立ち並び、とても神聖な雰囲気に包まれている見どころです。

春日大社の見どころ南門は、表参道から回廊内に足を踏み入れる際にくぐり抜ける春日大社正面に建つ楼門で、高さ12mを誇る春日大社では最も大きな門です。

こちらでの見どころは、鮮やかな朱色をした門の立派な姿です。また、季節になると咲く枝垂れ桜とのコラボレーションも格別なので、写真好きな人にとっては、インスタ映えする撮影スポットしてもおすすめです。

若宮神社は春日大社にいくつかある社の一つです。本殿とほぼ同じ造りをし、見るだけでなく参拝もできる見どころで、本殿よりも詳しく建物の様子を眺められます。

こちらの見どころは、古くから若宮神社にある燈篭です。1380年のものをはじめ室町時代から江戸時代にかけての歴史ある燈篭を見ることができます。春日大社に観光に訪れた際には合わせて足を運ぶことをおすすめします。

本殿は、768年に創建された春日大社を象徴する建築物です。先にご紹介した計４柱の御祭神が祀られ、国宝にも指定されています。現在の建物は江戸時代末期に建てられたもので、式年造替は修理として行われています。

本殿を囲む回廊の北側の重要文化財の藤浪之屋には、平安時代から現在まで奉納された約３０００もの釣燈籠があります。春日大社の燈籠はたくさんの数があるだけでなく、室町時代以前につくられた歴史的にも貴重な燈籠があります。

ここまでご紹介してきた見どころの中から、あなたの気になる見どこが見つかりましたか。春日大社には国宝の本殿をはじめ、石灯籠が立ち並ぶ表参道などさまざまな見どころがあります。ぜひ出かけた際には訪れてみてください。

東大寺南大門は、大仏殿へと続く参道の途中に位置する我が国最大級を誇る山門です。創建時の建物は平安時代の大風で倒壊してしまいましたが、鎌倉時代である1199年に現在の門が復興されました。

門の高さは約25mもあり、門を支える18本の巨大な柱の長さは21mにも及びます。そして門の左右には、運慶と快慶により1203年に造られた造られた金剛力士像が安置されています。

氷室神社は、氷の神様を祀るめずらしい神社です。若草山近くを流れる吉城川に氷室が設置され、氷の神様を祀ったのがはじまりとされています。春から夏にかけて、冬の間に保存した貴重な氷を、平城京に献上する儀式が行われていました。

その後、都が移されるとともに現在の場所に氷室神社が創建され、氷の神様が祀られていることから、今では製氷業者から厚い信仰を受けています。

春日大社萬葉植物園は、万葉集に詠まれる約300種類もの植物を植栽する、1932年に開園した我が国で最も歴史がある萬葉植物園です。植物園に芽吹く草木にはあまり手を加えない、自然のままの様子が楽しめます。

約3haにも及ぶ広大な園内は、大きく萬葉園・五穀の里・ 椿園・藤の園の4つに分かれ、萬葉園の中央にある池には、大きく枝を伸ばす奈良市指定文化財である老巨樹を見ることができます。

夫婦大國社は、春日大社境内にある若宮十五社の一つです。日本で唯一の夫婦の大黒様が祀られていることから、夫婦円満、縁結び、家内安全の御利益があることで知られています。

また、后神である須世理比売命（すせりびめ）が手に杓子を持っていることから、絵馬の代わりに杓子を奉納する習慣があり、一般人から有名人までが奉納した杓子の数々を見ることができます。

春日大社のある数ある見どころを散策したら、美味しいランチが食べられるグルメスポットへと足を運びましょう。

次に、春日大社周辺に店舗を構える、人気のランチが食べられるお店を５つご紹介します。人気のとんかつ店や絶品のそばが食べられる食事処などおすすめのお店ばかりです。きっとあなたのお好みのメニューが見つかります。

ぽくぽくは、近鉄奈良駅から徒歩約10分のところにある人気のとんかつ店です。奈良県特産のブランド豚であるヤマトポークを使った料理に力を入れ、特に、サクサクとんかつのセットやトンテキセットが人気のメニューです。

レ・カーセは、近鉄奈良駅から車で約5分のところにあるキッシュ専門店です。子供達に野菜を食べさせたいという想いで提供される、できる限り無農薬の旬の有機野菜や風味豊かな全粒粉などを使った栄養価の高いキッシュが味わえます。

ランチでは、季節にスープやコーヒーなどがセットになったキッシュランチAや、和牛の赤ワイン煮込みやリゾットなどがセットになったキッシュランチBがおすすめです。予約優先制なのであらかじめ予約して出かけることをおすすめします。

玄は、近鉄奈良駅から徒歩約15分のところにあるおすすめのそば店です。奈良県をはじめ全国から美味しいそばを食べたい客が訪れるほどの人気店で、出かける際にはあらかじめ予約をすることをおすすめします。

麺は細麺ながら驚くほどのコシがあって歯ごたえ抜群で、そばの風味が豊富と大好評。一度ここのそばを食べたらほかのそばなど食べられないと、食べた人に言わしめるほどの絶品のそばが堪能できます。

洋食春は、近鉄奈良駅から徒歩15分のところの、昔ながらの町屋の雰囲気が漂うならまちに位置する洋食店です。こちらでは、大和牛やヤマトポークなどの奈良特産品を使った手作りの懐かしいメニューが味わえます。

中でも、オーソドックスなデミグラソースがかかったハンバーグはこの店の人気メニューです。また、頭から尻尾まで食べられる長さ約18cmのエビフライもおすすめです。奈良観光の際にはぜひ足を運びたいグルメスポットです。

udon&cafe麺喰は、近鉄奈良駅から徒歩約15分のならまち近くに位置するうどん店です。築100年の古民家を改装した広々と落ち着いた店内で、絶品のうどんを楽しむことができます。

中でもおすすめなのが、サクサクの衣のとり天がトッピングされたとり天セット。ツルツルとした喉越しで歯ごたえ十分のうどんに、ジューシーなとり天がマッチしてボリュームも満点です。

ディナーで足を運ぶなら次の４店舗がおすすめです。本格的なフレンチが楽しめるレストランや、奈良名物の柿の葉寿司が食べられる老舗寿司店などをご紹介します。恋人同士や女子会などシーンに合わせて利用してみてください。

ラ・テラスは、近鉄奈良駅から車で約5分のところの奈良公園の中にあるフランス料理店です。奈良公園を一望できる開放的な店内で、旬の素材を使った極上のフランス料理が堪能できます。

ディナーでいただきたいのが、シェフからのささやかなプレゼントと題した本格的なコースメニュー。熟練したシェフが腕によりをかけてつくる、食材の旨味を最大限に引き出したフレンチが味わえます。

春日荷茶屋は、春日大社の参道にある風情あふれる甘味処です。こちらでは、ぜんざいやよもぎ団子、くず餅など、奈良観光で一息つきたい時に口にしたい甘味の数々を楽しむことができます。

そのほかおすすめなのが、こちらの名物である四季折々の旬の野菜などが添えられた万葉粥です。昆布だし、白味噌仕立ての風流な味わいを堪能できます。月ごとに内容が異なるので、それぞれの味を楽しめます。

柿の葉寿司のゐざさ中谷本舗は、1921年に創業の老舗寿司店です。厳選された新鮮の素材使い、古くから伝わる秘伝の技により手作りされた絶品の寿司を堪能できます。

中でも、奈良名物の柿の葉寿司は地元の人をはじめ、奈良を訪れる観光客に人気の逸品。醤油を付けずに、ふんわりと広がる柿の葉の香りを楽しみながら食べるのが伝統的な食べ方です。そのほか、見た目の可愛い手まり寿司もおすすめです。

春日奥山月日亭は、近鉄奈良駅から車で約10分の、世界遺産に登録される春日山原始林の中に佇む料理旅館です。1903年、奈良県知事が奈良を訪れる要人をもてなすために創業された由緒あるグルメスポットです。

こちらでは、四季折々に移りゆく豊かな自然を眺めながら、旬の素材を使った本格的な会席料理が堪能できます。もちろん、1日３組だけではありますが宿泊も可能。奈良観光で大切な人と優雅な時間を過ごすのにおすすめです。

最後にご紹介するのが、春日大社おすすめのお土産です。ほかではあまりお目にかかれないめずらしいものばかりです。

缶（ほとぎ）は、先ほどご紹介した春日荷茶屋で買える春日大社の御神酒を入れる祭器です。価格は1000円（税別）とお手頃。見た目も落ち着いていて、お酒好きの父親などに買い求めてみてはいかがでしょうか。

鹿みくじは、神の使いと伝えられる鹿をモチーフにしたおみくじです。小さくて可愛い一刀彫りの鹿が、口におみくじをくわえてとても愛嬌のある仕草をしています。また、陶器でできた白鹿みくじもあります。

ご紹介してきたように、春日大社やその周辺には、一度は足を運びたい見どころがたくさんあります。また、合わせて立ち寄りたいグルメスポットも見逃せません。

ぜひこれらのおすすめスポットを巡って、いつまでも思い出に残る最高の奈良旅行を楽しんでください。