川越でさつまいも！芋スイーツ･お菓子などおすすめのグルメを紹介

埼玉県の南西部に位置している川越市は、昔からさつまいもの名産地として知られています。江戸時代に享保の大飢饉が発生した際、川越地方で採れた川越芋が民衆の食糧として普及。こんにちの紅赤の起源になっています。

川越では、さつまいもを使った美味しいスイーツ商品が大人気。ご当地グルメとして非常に人気を博しています。

そこで今回は、川越のおすすめさつまいも・芋グルメをジャンルごとにまとめてみました。ユニークなスイーツに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

肥沃な大地が広がり、船で大量の芋を運搬できる地形の川越は、さつまいもの名産地となる条件が揃っているエリアです。現地ではさつまいもの直売や芋掘りなどのイベントが定期的に実施されていて、地元民にとって非常に馴染み深い食品と言えます。

まずは、川越で定番となっているおすすめのさつまいも・芋グルメを見ていきましょう。

小江戸おさつ庵は、かねつき通り沿いにある人気スイーツ店です。蔵造りのレトロな雰囲気が広がる住宅街の一角で、アイスクリームやタピオカドリンクなどを販売しています。

中でも、川越産のさつまいもを縦方向にスライスして揚げた「おさつチップ」が大評判。塩バター、明太子マヨネーズ、黒蜜クリームなど、好みに合わせてオプションのディップを追加できます。

花弁のような見た目も素敵ですが、さつまいも本来の自然な甘さが広がる食べやすい風味が最高です。

菓匠右門は、川越市を中心に埼玉県の各地に店舗を持つ人気カフェです。さつまいもとつぶ餡を山芋ともち粉の生地で包んだ「いも恋」など、万人向けの芋食品を取り扱っています。

中でもおすすめは、細長く切ったさつまいもを揚げて自家製の芋蜜と絡めた芋けんぴ（川越けんぴ）です。スティック状で食べやすく、口の中で弾けるカリカリ食感がたまりません。

松陸製菓は、菓子屋横丁の一角で営業している老舗の和菓子屋です。昭和初期のレトロな雰囲気が残る通りで、昔懐かしの塩飴や麩菓子などを販売しています。

とりわけ、さつまいもを使った「生芋ようかんソフトクリーム」が大人気。さつまいもと紫芋の味と色合いがミックスされて、見た目にも華やかなスイーツに仕上がっています。

ソフトクリームに刺さっている紫芋チップスがスプーン代わりになって、食べやすさも抜群です。

川越プリンは、仲町交差点の近くにある人気スイーツ店です。プリンの専門店で、厳選された国産の牛乳や卵を使って仕上げた美味しいプリンを提供しています。

プリン生地に川越産のさつまいもを練り込んだ川越いも味のプリンがおすすめです。とろけるプリンとカリカリの芋。口の中で2種類の食感を同時に楽しめます。

さつまいもと言えば、焼いたり煮たりして食べるのが一般的な食べ物。しかし、さつまいもはスイーツの食材としても有用で、芋羊羹やスイートポテトなど様々なスイーツを作れます。

続いては、さつまいもを使った川越のおすすめお菓子・スイーツ系グルメを見ていきましょう。

亀屋は、埼玉県内で14店舗展開している老舗の和菓子屋です。川越市の山崎美術館そばに本店があります。

天明三年（1783年）の創業以来、川越産のさつまいもを使った美味しい芋スイーツを製造。さつまいも形の焼き菓子「こがね芋」や、生地に紫芋パウダーを入れて仕上げたシュークリーム「川越いもシュー」などのユニークなお菓子が大人気です。

ノリスケさんは、県道39号線沿いにある小江戸横丁の1階で営業している洋菓子店です。バウムクーヘンの専門店で、さつまいもを使ったしっとり滑らかなバウムクーヘンが大人気です。

ちなみに、店名の「ノリスケ」は「祝いごとの助けになれるお店でありたい」という想いに由来しており、サザエさんとは全く関係ありません。完売次第店仕舞いになるので、オープンしたら早めに足を運びましょう。

紋蔵庵 喜多院門前店は、喜多院のすぐそばにある人気和菓子屋です。川越産のさつまいもを使ったスイートポテトやポテトクッキーなどを販売しています。

中でもおすすめは、さつまいもを餡に仕上げた独自製法のかりんとう饅頭「つばさかりん」です。黒糖を練り込んでサクッと揚げた表面の皮と、内側にたっぷり詰まった芋味の餡子が最高のハーモニーを奏でています。

さつまいもは古くから川越の地に根付いている特産品であり、現地には芋料理を取り扱っている飲食店がたくさんあります。川越のご当地グルメを食べたい時は、人気カフェに足を運んでみてはいかがでしょうか。

ここでは、さつまいも・芋グルメをオーダーできる川越のおすすめカフェを見ていきましょう。

菓匠 芋乃蔵 川越本店は、県道39号線沿いにある人気カフェです。川越名物のさつまいもを使ったチョコサンドクッキーやクリームサンドなどを提供しています。

中でも、川越本店限定商品の「ポテ蔵みたらし団子」がおすすめ。さつまいも味の餡子が入った団子は、ヒンヤリ甘くて体に染みる美味さです。疲れた時の小休憩に最高の逸品です。

ACカフェ 川越店は、川越一番街にある人気カフェです。和モダン系の落ち着いた店内で、ACオリジナルブレンドコーヒーやどら焼き風パンケーキなどのメニューをオーダーできます。

川越店では、川越産のさつまいもを使った「ほっこり芋のパンケーキ」が話題。細かく切ったさつまいもがパンケーキに添えられていて、安価ながらフランス料理のデザートのような高級感があります。

川越堂は、川越市内で3つの店舗を展開しているタルト専門店です。仲町にある本店パーラーは現在休業中ですが、大正浪漫通り店とユープレイス店は営業しています。

エッグタルトやチョコタルトなど、様々なフレーバーのタルトを提供。中でも、スイートポテト風のフィリングにあずきを敷き込んださつまいもタルトが人気。外側はサクサク、内側はしっとり、理想的な食感のタルトに心が癒されます。

川越には、家族や友人と一緒に食べたくなるような美味しい芋料理メニューを提供している飲食店がたくさんあります。味を重視する方は、本格料理店で川越のさつまいもグルメを堪能してみてください。

ここでは、さつまいも・芋グルメをオーダーできる川越のおすすめ料亭を見ていきましょう。

陶路子（とろっこ）は、川越一番街の陶器専門店・陶舗やまわの隣で営業している和食料亭です。川越名産のさつまいもを使った｢さつまいもミニ懐石｣を提供しています。

さつまいもケーキや芋アイスなど、食後のデザートも含めてさつまいものフルコースを堪能できます。木目調の和風なお店の中、陶器屋直営店ならではの高品質な食器で食べる懐石料理は格別です。

翠扇亭は、川越小江戸横丁の1階・2階で営業している飲食店です。芋釜めし・芋ソフトクリームなど、川越産のさつまいもを使ったユニークなファストフードを提供しています。

看板メニューは、さつまいもの身の部分を練って鉄板の上で焼き上げて作った焼き芋おにぎり「芋太郎」。焼き芋を握り飯感覚でサクサク食べられるため、川越観光の定番お土産になっています。

川越市内にはさつまいもを生産している農家が多く、9月～11月上旬の収穫時期になると、農園内で芋掘り体験ができます。

現地在住の方はもちろんのこと、観光客でも芋掘りに参加可能。料金は農園によって異なりますが、おおむね5株1,000円程度です。以下の川越市役所のホームページを参考にして、参加を希望する農園に事前予約してから現地に向かってください。

いも掘り観光（川越市役所）

今回は、川越市のおすすめさつまいもグルメを紹介いたしました。

食物繊維・ビタミン・ミネラルを多く含むさつまいもは、腹持ちが良い上に大変健康的な食材です。ちまたのヘルシー料理に飽きた方は、川越のさつまいも料理をチェックしてみてはいかがでしょうか。