吉備津彦神社のお守りが人気!パワースポットのご利益やアクセスを紹介
桃太郎伝説との深い関わりやキュートな桃型お守り、多彩なご利益などで人気の岡山のパワースポット「吉備津彦神社」。今回は、そんな吉備津彦神社のご利益やアクセス方法、おすすめのお守りなどについて、分かりやすく取り上げていきましょう。
目次
岡山「吉備津彦神社」を参拝してパワーを感じよう!
全国的に有名な昔話「桃太郎」は、岡山県に伝わる桃太郎伝説から生まれたとされています。岡山県のパワースポット「 吉備津彦神社」は、桃太郎のモデルとなった神様が祀られている神社として人気です。
そんな吉備津彦神社は、縁の深い桃をモチーフにしたキュートなお守りでも、多くのパワースポットファンから注目されているのです。今回は、そんな吉備津彦神社のお守りやご利益などを、具体的に紹介しましょう。
岡山「吉備津彦神社」とは?
岡山屈指のパワースポット「吉備津彦神社」は、どのような神社なのか分からないという人もいるでしょう。そこで、以下では吉備津彦神社の基礎的な情報を、詳しく取り上げます。
吉備津彦神社に興味関心がある人は、ぜひ以下の情報から、さらに吉備津彦神社への興味を深めてみてください。
主祭神は桃太郎伝説のモデル
岡山県岡山市北区のパワースポット吉備津彦神社は、12柱もの神を祀る大規模な神社です。主祭神は、7代目天皇の孝霊天皇の息子「大吉備津彦命」であり、大吉備津彦命は日本昔話のヒーロー桃太郎のモデルとなった神様とされています。
「大吉備津日子命」や「比古伊佐勢理比古命」とも呼ばれる大吉備津彦命は、崇神天皇の頃に勇猛な四道将軍の1人として活躍しました。吉備平定に尽力した大吉備津彦命は、死後に吉備を守護する神として吉備津彦神社に祀られたのです。
大吉備津彦命の武勇伝は、古くから厄払いのパワーがあるとされる桃と共に広く伝わり、「桃太郎伝説」となったと考えられています。ちなみに、吉備津彦神社には大吉備津彦命の姉とされる「大倭迹迹日百襲比賣命」も、丁重に祀られているのです。
「大倭迹迹日百襲比賣命」に関しては、邪馬台国を統治したとされる偉人「卑弥呼」という説があります。
別名「朝日の宮」とも呼ばれている
岡山の代表的なパワースポット吉備津彦神社は、「朝日の宮」という異名でも有名です。吉備津彦神社の社殿には、夏至の早朝に鳥居からたっぷりと日光が差し込みます。
その日光は、祝詞を読み上げる際に使用される祭文殿の大きな鏡に当たり、綺麗に反射するのです。その神秘的な様子から、「朝日の宮」という名でも親しまれるようになりました。
ちなみに吉備津彦神社の本殿は、17世紀後期に岡山藩主の池田綱政によって再建された当時のまま残っています。そのため、岡山県の歴史を伝える指定文化財の1つして、大切に保護されているのです。
創建時期は不明
吉備津彦神社には、推古天皇治世の時代に社が建てられたという記録が残っています。しかし、他に確かな記録が残っていないため、創建時期は不明とされているのです。
創建当初は、吉備の中山全体をご神体として祀っていたとされる吉備津彦神社。戦国時代には金川城主で日蓮宗徒の松田元成によって焼き払われてしまうものの、松田氏を滅ぼした宇喜多氏によって再建され、守られるようになりました。
豊臣秀吉も武運長久を祈願したとされる吉備津彦神社は、江戸時代には池田藩によって手厚く保護されるようになります。1930年に再び火事となり、随神門と本殿が焼失してしまいました。
しかし、周辺住民の協力を得て、その6年後には現在の立派な社殿が再建されたのです。
吉備津彦神社のご利益
岡山の魅力的なパワースポットの1つ「吉備津彦神社」には、多様なご利益があるとされています。以下では、吉備津彦神社の気になるご利益について、分かりやすく取り上げていきましょう。
岡山県内でも有数のパワースポット
吉備津彦神社は、多くの小規模な神社を取りまとめているため、実に多くの神様を祀っています。そのため、あらゆる分野のご利益が期待できる岡山屈指のパワースポットとして、多くの人々から親しまれているのです。
開化天皇や孝元天皇などの歴代の天皇や、金属や鉱山を守護する大山咋大神などを祀っている吉備津彦神社では、一度の参拝であらゆるご利益に与ることができるでしょう。
ちなみに、主祭神である軍神「大吉備津彦命」は、家内安全や子育て守護、厄除けなどの幅広いご利益を与えてくれます。
金運や子宝•縁結びなど幅広いご利益がある
岡山の吉備津彦神社は、あらゆる神様に手を合わせることができる名パワースポットです。そのため、金運アップから縁結びまで、様々なご利益を得ることができるでしょう。
本殿の右側にある北門をくぐった先には、アマテラスとスサノオ、ツクヨミという有名な三柱を生み出したとされる夫婦神イザナギとイザナミを祀る子安神社があります。その神社では子授けのご利益があるとされています。
岡山藩主池田利隆が子宝祈願をした直後に、息子の光政を授かったという逸話もある神社です。
吉備津彦神社のおすすめのお守り
バリエーション豊かなご利益で、全国のパワースポットファンから愛されている吉備津彦神社。様々なご利益のパワーを増してくれるお守りの種類も豊富で、老若男女を惹きつけています。
以下では、吉備津彦神社のご利益が込められた、おすすめのお守りを詳しく紹介しましょう。
①桃守り
夏に旬を迎える「桃」は、瑞々しさと甘さで大人気のフルーツです。そんな桃は、約2,500年前には中国で栽培されており、その美味しさと栄養価の高さから、強い厄払いの力をもつ神秘的な果物とされていました。
その桃はやがて日本に伝わり、日本でも桃は厄除けの果物として浸透していったのです。吉備津彦神社でも、古くから桃を厄除けの力を宿す果物として大切に扱っており、現在でも桃の形を模ったお守り「桃守り」を販売しています。
ちりめん生地を使って立体的に仕上げた桃のチャームが可愛らしい「桃守り」の価格は、約800円です。携帯していると、災厄を遠ざけてくれるご利益があるとされています。
②桃太郎守り
桃太郎の基となった神様を祀っている吉備津彦神社では、桃太郎をモチーフにした愛らしい「桃太郎守り」も大人気です。キューブ上の木材に、桃太郎と桃太郎の家来となった犬と雉、猿の動物が彫り込まれており、おしゃれなのでアクセサリー感覚で身につけられるでしょう。
丈夫な紐が付いているお守りなので、バッグにも安心して付けることができます。価格は1つ約500円です。
③八方厄除守り
特に厄除けのご利益パワーが強い吉備津彦神社では、あらゆる災厄から身を守ってくれるお守り「八方厄除守り」も人気です。さらりとした質感の麻の白い生地に、「八方除守」という文字が力強く黒い刺繍で入っています。
吉備津彦神社のマークがカラフルに刺繍されていますが、全体的にシックな印象のお守りなので、年配の方へのお土産にしても喜ばれるでしょう。価格は約1,000円です。
④肌守り
吉備津彦神社のご利益は多いので、どのようなご利益パワーが詰まったお守りを買うべきか迷ってしまう人も多いでしょう。お守り選びで迷ってしまう時には、諸願成就の力が込められた「肌守り」がおすすめです。
様々なご利益が期待できる可愛らしいお守りで、オーソドックスかつ清楚な白いタイプと、刺繍が施されたカラフルな巾着タイプの2種類から選べます。
巾着タイプの肌守りは、紺と赤、水色とパステルピンクの4色のカラーバリエーションがあり、それぞれに桜や菊の雅な刺繍が入っているのです。価格はどれも800円とリーズナブルなので、ぜひ購入してみてください。
⑤縁結び守り
吉備津彦神社でおすすめのお守りには、「縁結び守り」も挙げられます。縁結びの力が宿っている華やかなお守りで、紅白のおめでたい2色カラーが展開しているのです。
赤い生地のお守りには白、白い生地のお守りにはピンクの刺繍で「えんむすび」の文字が入っており、吉備津彦神社のマークの刺繍も全体に散りばめられています。価格は約1,000円です。
どちらかの色の縁結びお守りを購入し、そのお守りを神社に預けると、1年間縁結び祈願をしてもらえるというサービスもあります。縁結びのご利益をしっかり得たいという人は、ぜひこのサービスを利用してみてください。
ちなみに、サービスの利用には約2,000円の料金がかかります。
吉備津彦神社でのおすすめ行事
桃や桃太郎をテーマにした、オリジナリティあふれるお守りが豊富な吉備津彦神社は、地元でも人気の高い神社です。そんな吉備津彦神社では、頻繁に地域の人々や観光客が気軽に参加できる、楽しいイベントが開かれています。
以下では、吉備津彦神社に訪れた時にぜひ参加したい、おすすめのイベントを3つ取り上げましょう。
①とんど祭
吉備津彦神社のおすすめ行事には、毎年1月に開催される「とんど祭」が挙げられます。1年間使っていたお守りやお札などを集め、広場前でダイナミックにお焚き上げするイベントです。
お正月に使った飾りもお焚き上げできるので、地元には毎年参加するという人もたくさんいます。また、境内では同時期に大規模な陶器市も行われるのです。そのため、掘り出し物の陶器を探して、楽しむこともできるでしょう。
観光客も参加できるので、ぜひお世話になったお守りや正月飾りを持って、吉備津彦神社の「とんど焼き」に気軽に参加してみてください。
②夏至の日 日の出祭り
毎年6月の夏至に開催される「夏至の日 日の出祭り」も、ぜひ参加したい吉備津彦神社のおすすめ行事です。日が出る前の早朝から始まるので、参加する場合は早めに吉備津彦神社に到着するようにしましょう。
「夏至の日 日の出祭り」は、あらゆる恵みをもたらす太陽や太陽を司る神に感謝しながら、朝日を大勢の参加者が静かに拝む奥深い行事です。荘厳な鳥居から朝日が出る様子は、感動を呼ぶ幻想的な光景で、多くの観光客や地元の人々を魅了しています。
③秋季例祭
吉備津彦神社の秋の一大イベント「秋季例祭」も、参加しておきたい人気イベントです。毎年10月の第3土曜とその翌日の2日間に渡って行われる行事で、吉備津彦神社の氏子が巨大な「千載楽」を引き回します。
「千載楽」には例大祭に欠かせない豪華なお供え物が乗せられているのです。初日の宵宮には、氏子たちが町内を「千載楽」を引きながら回り、吉備津彦神社の境内にお供えを運びます。
そして、2日目には神様の前に豪華なお供えを並べ、五穀豊穣を祈る賑やかな本祭りが開始するのです。お供えには新穀が必ず入っており、豊穣への祈りを表現しています。
昼間には、岡山市に重要無形民俗文化財に認められているダイナミックな「流鏑馬神事」も行われるので、ぜひ見学してみてください。夕方からは楽しい出店を巡って、お祭りを堪能できます。
吉備津彦神社へのアクセス
吉備津彦神社の行事やお守りなどに興味が湧いてきたら、ぜひ実際に吉備津彦神社に訪れてみることをおすすめします。以下では、吉備津彦神社へのおすすめのアクセス方法を紹介しましょう。
備前一宮駅から徒歩約3分
吉備津彦神社に電車と徒歩でアクセスする際には、最寄り駅の備前一宮駅から歩くルートをおすすめします。岡山駅からJR桃太郎線で移動できる「備前一宮駅」から、西方向に向かって進み、「吉備の中山道」に入りましょう。
南側に進むと、すぐに吉備津彦神社の大鳥居を発見できます。徒歩の所要時間は約3分です。
住所 | 岡山県岡山市北区一宮1043 |
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電話番号 | 086-284-0031 |
営業時間・定休日 | 24時間参拝可能 無休 神符授与所営業時間 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 備前一宮駅から徒歩で3分 |
公式URL |
魅力的な行事やお守りがある吉備津彦神社に実際に行こう
今回は、桃太郎伝説と縁が深い岡山の一大パワースポット「吉備津彦神社」の人気お守りや、おすすめイベントなどを細かく紹介しました。吉備津彦神社に興味関心が湧いてきた人は、ぜひ実際に吉備津彦神社に足を運んで、その魅力を感じ取ってみてください。