城崎温泉の人気グルメスポット！名物や食べ歩きにおすすめの食べ物も紹介

兵庫県豊岡市城崎町にある城崎温泉は、歴史が古く遠く平安時代以前から名泉として知られています。さらに多くの文人達がここの湯を好み訪れたことから、文化的な香りの高い温泉街としても有名です。

例えば、有島武郎、泉鏡花、志賀直哉、斎藤茂吉、島崎藤村、与謝野晶子、与謝野鉄幹等に愛された温泉街なのです。志賀直哉には「城の崎にて」という小説もあります。

城崎温泉が多くの人達から愛され続けてきた理由の一つは、ここには名物グルメがあるからです。さらに温泉街で食べ歩きも楽しめるのです。

城崎温泉は京都駅から出ている山陰本線で「城崎温泉駅」まで行けば、あとは徒歩で各旅館まで行くことができます。ちなみに、京都駅から「特急きのさき」に乗車すれば2時間20分です。大阪駅からならば「特急こうのとり」で2時間40分となります。

なお、城崎温泉の南に12kmほど行くと但馬空港もありますので、空路にてのアクセスも便利です。

城崎温泉の名物グルメといえば、二つの名物が挙げられます。一つはカニ料理で、もう一つは但馬牛です。城崎温泉は海が近いので、日本海の冬の幸である新鮮なカニ料理が名物となっています。

さらに高品質の牛肉で有名な但馬牛(たじまぎゅう)も名物となっています。

それでは城崎温泉の一つ目の名物グルメである、カニ料理が味わえるおすすめの店を紹介しましょう。城崎温泉は兵庫県が日本海に面している位置にあり、北に2、3km行くともう海というロケーションになっていますので、新鮮な海産物の宝庫です。

最初の城崎温泉のおすすめグルメは「おけしょう鮮魚の海中苑」です。「おけしょう」という店は駅前にもあるのですが、二階のレストランが早く閉まるので、「海中苑」のほうがゆっくりできるのです。

まずは一階の魚屋さんで、調理してもらうカニを選びます。そして二階に上がって下で選んだカニを調理してもらって食べるのです。地元で取れたカニですので、生でも食べられ、ねっとりとした甘みのあるカニの身が味わえます。

カニ以外にもいろいろな刺身や海鮮料理もありますので、大満足できます。

城崎温泉駅から歩いてすぐの大黒屋は、昭和を感じられるレトロな雰囲気の店内で、城崎ならではの食べ物をリーズナブルに堪能できると人気のグルメ店です。かに寿司は特大のカニの身をネタにして握った、かに握りが圧巻です。

それ以外にもかに寿司、かに丼、かにそばなどの極上のかに料理で埋め尽くされています。かにをとことん味わえる大黒屋へ立ち寄ってみましょう。

城崎温泉のグルメとして、地元の人々に愛され続けているのが、城崎温泉駅から徒歩8分の距離にある「すけ六」です。城崎温泉のメインストリートといわれている、柳並木沿いにお店が移転してから十数年が経ちました。

おすすめは、何と言っても「かにちらし寿司」でしょう。甘酢につけた紅ズワイガニの身が、たっぷりと乗った「かにちらし寿司」に、思わず微笑みがこぼれます。すけ六が特にこだわっているのは、自慢のすし飯で少し甘めでネタとの相性抜群です。

一度食べるとクセになってしまうと評判の「かにちらし寿司」は折詰も用意されており、お土産としても人気です。なお、店内はカウンター席よりも座席席を多く取ってあり、家族連れや大勢の仲間で来店しても楽しめます。

但馬牛(たじまぎゅう)は分類上は神戸牛と同じになっており、但馬牛(たじまうし)から取れる高品質な肉に限って但馬牛(たじまぎゅう)として流通されているのです。この貴重な但馬牛が、城崎温泉グルメとして手軽に楽しめるのです。

但馬牛が味わえるおすすめの店を3店紹介しましょう。

写真を見るだけで、炭火焼きの良い香りが漂ってきそうな、いろりダイニング三國の但馬牛は、肉好きなら外せないスポットでしょう。城崎温泉のグルメの中でも、美味しいと評価が高く、おすすめのお店です。

「但馬牛いろりダイニング三國」は城崎温泉唯一の但馬牛専門レストランを自負しています。香美町村岡の「上田畜産」から究極の但馬牛である「但馬玄(たじまぐろ)」を一頭買いしているのが、美味しさの秘密です。

飼料、環境、飼育方法など全てにおいて愛情たっぷりで育てた但馬牛の美味は、他の牛を寄せ付けません。木を基調とした落ち着いた風合いの店内で、ぜひゆっくりと田島牛を味わってみて下さい。

「地ビールレストランgubigabu」のローマ字部分は「グビガブ」と読みます。このグビガブというのはビールを「グビグビ」飲んで、食べ物を「ガブガブ」味わってもらいたいという願いから命名されました。

城崎の食べ物に合うように開発された地ビールが、グルメの人達に人気の、おすすのビアレストランです。立地は、城之崎温泉の外湯巡りの後に浴衣のままフラッと寄れてしまう、城崎温泉街の中にあり、まさに、絶好のロケーションとなります。

さらにステーキ以外にも、ビールが美味しく飲める食べ物としての但馬牛のメニューが豊富です。その一例を下記の表に示しておきます。

「但馬づくし屋」は落ち着いた雰囲気の隠れ家的なレストランです。ここはたいへんリーズナブルな値段設定になっているので、懐にやさしいです。その代わり、セルフサービス方式となっており、店主がひとりで切りもりしている店となっています。

注文は聞きに来てはくれませんので、自分からカウンターへ行ってオーダーし、先払いするのです。そして食べ物が出来上がったら呼ばれるので取りに行きます。なお、コースメニューはありませんが、セットメニューがあります。

但馬牛の炭火焼きや丼ものなど、但馬牛をさまざまに味わえるメニューです。

城崎温泉はカニを始めとした海鮮グルメの食べ物と、但馬牛というブランド肉がたっぷり味わえますが、その合間をぬってスイーツグルメも楽しめます。まさに食べ物天国なのです。スイーツのお店を2店紹介しましょう。

円山菓寮はもともとは「かりんとうと米菓の専門店」で、本社は鳥取市にあります。そして兵庫県内にも何店か出店しているうちの一つが城崎店です。城崎店では城崎温泉にちなんだスイーツを開発しました。

それが「湯上がりぷりん」なのです。城崎温泉の名物には七湯めぐりがあるのですが、これにちなんで作ったのが湯上がりぷりんとなります。

このぷりんは、毎朝新鮮なうちに運んでもらう地元産の低温殺菌牛乳と生クリーム、新鮮な卵をオーブンでじっくりと焼き上げた非常に美味な食べ物です。この美味しさは素材の絶妙なバランスが調和して実現されています。

「城崎珈琲倶楽部」は駅前通りにある喫茶店です。ここの名物の食べ物は但馬牛バーガーと種類が豊富なジェラートです。店に入るとすぐ左手にジェラートのケースが目に入ります。

喫茶店なのでジェラートを店内でじっくり味わうのもよいですが、ジェラートを注文してテイクアウトで食べ歩くというのもオシャレです。たくさんの種類があるので、ミックスするのも面白いでしょう。

城崎温泉は七湯めぐりが有名で、浴衣にぞうりの「正装」で街中を歩き回るのが通です。その際に小腹が減ったらちょっと食べ物を補給できる気の利いたお店があると便利です。そのような時におすすめのグルメを紹介します。

「但馬牛デリカ茶屋」は、城崎温泉で気軽に食べ歩きするのにおすすめのグルメを提供しようというコンセプトで作られました。「本物の但馬牛をもっと気軽に食べてほしい」というのがこの店の願いです。

神戸牛や松阪牛というのは全国区の有名な牛です。これらの和牛のルーツとなる素牛(もとうし)はすべて但馬牛(たじまうし)となっています。そして但馬は素牛を繁殖する「和牛の聖地」として知られています。

国産和牛の99.9％に但馬牛の血が流れており、肉質や肉厚はもちろんサシが聞け細かく入っており特に脂肪の質は国内トップというのが但馬牛です。その本場で肥育された本物の但馬牛を気軽に楽しめるのが但馬牛デリカ茶屋となります。

「但馬牛まん」は但馬牛を使って、手作りで仕上げた贅沢な味わいです。肉のうまみがぎっしり詰まった具を、ほんのり甘みのある生地で包み込んであります。

なお、但馬牛まん以外にも「但馬牛メンチカツ」や「但馬牛コロッケ」もあります。さらに、城崎温泉のもうひとつのグルメである「カニ」を使った「城崎蟹まん」もあるのです。これは蟹の身がぎっしり詰まった贅沢なあじわいとなります。

城崎蟹まんは、しつこさがないので、もうひとつ食べたくなるおいしさだと評判です。

城崎温泉の源泉のすぐそばにある「城崎ジェラートカフェChaya」は、天然素材にこだわった「城崎ジェラート」を味わえますが、目玉となるのは「ぷるぷる温泉たまご」です。

これは源泉に自分で浸けて作るのです。

ゆで時間はお好みに合わせて調整可能で、温たま、半熟、かたゆでといったバリエーションが選べます。冷めてもぷるぷるなので旅館に持ち帰って夜のおつまみにしても美味しいです。

城崎温泉は七湯めぐりという、街中の温泉をはしごできる楽しみがあります。そしてそのついでに城崎名物のグルメに舌を打つという喜びもあるのです。味わえるのは、B級グルメではなく、正真正銘のA級食材を用いた贅沢な味わいなのです。

温泉に入って身も心も温まったら、美味しいグルメも体験してHAPPYな気分になりましょう。