朝鮮トンネル(二股トンネル)は岐阜の心霊スポット！地図や真実も紹介

岐阜の心霊スポットといえば「朝鮮トンネル」といわれるくらい、有名です。岐阜で1番怖いという声も、多数聞かれます。多くの心霊現象が起きることで知られ、最恐の心霊スポットとして恐れられている「朝鮮トンネル」とは、どのような場所なのでしょうか。

朝鮮トンネルは岐阜県加茂郡にあり、昭和31年に完成しました。全長が374mで、それほど大きいトンネルというわけではありませんが、途中で大きくカーブしているのが特徴です。

大きくカーブしているために、トンネルに入ると反対側の出口が見えません。トンネル内には照明もないので、まるでトンネルに吸い込まれてしまうような感覚に襲われます。ここで起きている多くの心霊現象は、朝鮮トンネルが造られる時のさまざまな出来事に原因があるようです。

朝鮮トンネルという名称で呼ばれていますが、実はこれは正式名称ではなく、「二股トンネル」というのが正式な名称です。元々はトンネルが内部で二股に分かれていて、そのような名称が付けられたといわれています。

現在では、本当に二股に分かれていたのか、その形跡すらありません。なので、今となっては、その真相を知ることはできないでしょう。

では、なぜ二股トンネルは「朝鮮トンネル」と呼ばれるようになったのでしょうか。これには、いくつかの怖い噂がささやかれているのです。

朝鮮トンネルの工事は、日本人だけでなく、多くの朝鮮人が働いていました。借金などのカタに、ここで働かされていた人も多かったといわれています。奴隷のようにこき使われ、亡くなった人も多いそうです。元々、昔のトンネル工事は、事故などで亡くなる人は少なくなかったようです。

しかし、ここでは亡くなった朝鮮人を、トンネルの壁に埋め込んだとの噂があるのです。また、工事が難航した際には、壁に人柱を埋め込んだとも噂されています。このようなことから、ここが「朝鮮トンネル」と呼ばれているようです。

2020年に工事が着工し、2029年に完成予定の新丸山ダム。完成すると、現在の丸山ダムや、この朝鮮トンネルは水没します。

いろいろな心霊現象が起きることで、朝鮮トンネルは恐れられています。その中から、3つの心霊現象をご紹介していきましょう。どれもとても怖いので、心して読んでください。

これらの心霊現象は、複数の人が経験しています。また、こでご紹介する心霊現象のほかにも、さまざまな現象が噂されているようです。

朝鮮トンネルは、今では車での通行が禁止されています。なので、車で訪れた場合には、離れた場所に駐車して、そこからトンネルまで歩くことになります。

あるグループが車で訪れ、トンネルへ向かいました。トンネルの中へ入りましたが、中では心霊現象に遭うこともなく、無事に外へ出て車へと戻りました。ところが、車のボディに無数の手の跡が付いていたのです。

この現象は、このグループだけでなく、ほかにも同じような事例があったそう。このグループは車に戻るまでは特に異変は感じなかったようですが、トンネル内で全員が吐き気を感て、慌てて車に戻ったグループもあったようです。

トンネルの入り口や、トンネルの中で、何者かに肩や足を掴まれるということが起きているようです。ある人はトンネルに入ろうとしたときに足を掴まれて驚きましたが、よく見ると草が引っかかっていたようです。しかし、帰宅後にお風呂で見ると、手で掴まれた跡が赤く残っていたのです。

また、肩を掴まれたという人は多数いるそうです。ほかには上から何かが覆いかぶさって来る、という感覚に襲われた人も。

朝鮮トンネルに向かう途中やトンネル内で、または帰宅途中や帰宅後に、体調不良を訴える人も多いようです。頭痛や吐き気など、症状はさまざまですが、思い当たる原因がわからない、ということが共通しています。原因不明ですが、やはりこれは朝鮮トンネルの心霊現象、と考えるのが自然ではないでしょうか。

朝鮮トンネルが完成したのは、昭和31年です。既に戦争も終わっているので、そのことから考えても、強制労働というのは信ぴょう性が薄いです。

岐阜県加茂郡の、この朝鮮トンネルがある付近に住む人も、朝鮮人の労働については知っていても、強制労働について知る人はいないようです。また、そのような資料も残っていません。このようなことからも、これは噂話であり都市伝説であり真実ではない、と考えるのが一般的ではないでしょうか。

ただ、トンネル工事では事故が起きることも珍しくなく、亡くなった人がいることは事実です。近くのダムの工事でも工事中の事故で亡くなっている人がいます。そして、平成7年には死体遺棄事件も起きているので、霊の存在は否定できません。

朝鮮トンネルは、岐阜県加茂郡の八百津町から恵那市に抜ける、国道418号線沿いにあります。丸山ダムを通り過ぎ、木曽川を418号線沿いに進んでいくと、途中でバツ印が書かれている案内標識が見えます。この禁止区域を進むと、その先にトンネルが見えてきます。

国道とはいうものの、かなり狭く、石がごろごろしている走りにくい道です。また、ここを通る車は少ないので、昼間でも少し薄気味悪い場所だということを知っておいてください。山の中ということもあり、詳細な地図がありません。国土地理院が作成した地図でさえ誤りがあるほどです。

また、朝鮮トンネルを訪れるなら、ぜひ知っておいて欲しいことがあります。携帯電話が使えない、ということです。具合が悪くなっても、恐怖のあまり腰を抜かしてしまっても、助けを求めることができません。本当に危険なので、ひとりでは行かないようにしてください。

朝鮮トンネルに行ってみたいけどちょっと怖い、実際にはどんなところか見てみたい、そう思うのも当然ではないでしょうか。そこでおすすめなのが、YouTubeです。

YouTubeでは、実際に現地を歩く様子などを見ることができます。どのような雰囲気なのかを知ることができ、事前準備にもちょうど良いのではないでしょうか。

また、予想以上に怖かった場合は、行くことを断念することができます。気になる人はぜひ、YouTubeをご覧ください。ほかにもたくさんの投稿があるので、チェックしてみてください。

怖い話が続いて、少し気分が滅入ってきた人もいるかもしれません。ここからは少し明るい話題に変えましょう。実は、朝鮮トンネルの近くには、魅力的な観光スポットもあります。おすすめの場所を2つ、ご紹介していきたいと思います。

日本三名泉のひとつ「下呂温泉」は、飛騨川を中心に広がる温泉街です。日帰り温泉もあるので、朝鮮トンネルの帰りに心と体を癒してはいかがでしょうか。渓谷もあり、秋には美しい紅葉が、訪れる人を魅了します。

また、老舗旅館をはじめ、宿泊施設も多いです。温泉に浸かってのんびりと過ごしたり、周辺の観光を楽しんだり、いろいろな過ごし方ができます。

合掌造りの建物が有名な白川郷は、ユネスコの世界遺産に1995年に登録されました。古き良き日本を感じることができる人気の観光スポットとして、国内はもちろん、海外からも多くの人が訪れます。

四季折々の美しい景色が楽しめ、冬には雪景色の中でのライトアップも人気です。心霊スポットだけでなく、白川郷のような心が温かくなる風景も、ぜひ楽しんでください。

少し趣向を変えて、岐阜でおすすめの観光スポットをご紹介しました。でも、この記事をご覧になる人は、心霊スポットに興味がある人が多いと思うので、やはり心霊スポットでないと物足りないのではないでしょうか。

そこで、次は朝鮮トンネルほど怖くないかもしれませんが、岐阜で有名な心霊スポットを3つ、ご紹介します。

朝鮮トンネルを見に行くつもりで出かけても、近くまで来てから、恐怖のあまり諦める人も少なくありません。そんな時に、そのまま帰ってしまうのはもったいない。ほかの心霊スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

大洞光輪公園墓地は、周りを緑に囲まれた自然にあふれる公営墓地です。園内はキレイに整備されていて、心霊スポットのイメージとは違うように感じます。しかし、その中に大きな十字架のお墓があり、外人墓地とも呼ばれています。

ここでは数々の心霊現象が起きている、有名な心霊スポットなのです。十字架の墓に触れると、霊の祟りで死ぬという噂がささやかれるなど、怖い話を多く聞きます。白いモヤのような物体に追いかけられた人も。

関ICから車で10分ほどの場所で、アクセスも便利です。岐阜の心霊スポットへ行くなら、ぜひ訪れてみてください。

木曽川にかかる恵那峡大橋は、自殺の名所としても知られる、岐阜で有名な心霊スポットです。昼間はバーベキューもでき、観光スポットとしても人気ですが、実は昼間も心霊現象が起きるといわれています。橋を渡ると「おーい」と呼びかける、女性の声が聞こえることがあります。

周囲のどこからともなく聞こえることもあれば、橋の下から聞こえることもあるようです。ここを訪れるなら、昼間に行くようにしましょう。ひとりで行かないほうが良いのはもちろんですが、グループであっても夜はおすすめできません。

おがせ池には、龍神が住んでいるという言い伝えがあります。周辺には八大龍王本殿などの「龍」の文字のつく神社が存在していることは、この言い伝えに関係しているのです。池の底には、竜宮城へつながる入口がある、との噂があることを知っていますか？

なんだか神聖な場所のように思いそうですが、実は、おがせ池には口裂け女が生まれた場所、といわれています。追いかけられた、という情報も多く、確かに夜はただならぬ雰囲気を感じる場所です。

ただ、おがせ池は心霊スポットとして有名ですが、身体的に影響があるような怖い話は聞きません。訪れる際には、暗い中で転倒したりしてケガをすることが無いように気をつければ、特に問題は無いのではないでしょうか。

岐阜の有名な心霊スポット、朝鮮トンネルについてご紹介しました。これを読んで、「行くのはやめておこう」と思った人がいるかもしれません。崖崩れが多い場所でもあり、携帯が繋がらないので、心霊スポットだけでなく事故が起きても助けを呼ぶことができません。

国道418号線は通行止めになっていて、朝鮮トンネルの近くまで車で行くことができません。崖崩れが多く、石がゴロゴロとしていて足元の悪い場所を歩いて行かなければなりません。気軽なハイキングレベルではなく、上級者向けです。

朝鮮トンネルに行く際には、十分に気をつけて行きましょう。また、家族や友人に、ここへ行くことは必ず伝えておくことがおすすめです。また、ひとりで行くことは、絶対にやめてください。