田沢湖周辺のおすすめ観光スポット！人気の名所･グルメ･アクセス方法を紹介

秋田県にある田沢湖は、風光明媚な場所で多くの観光客が訪れるところです。人気の田沢湖だけでも見応えがありますが、その周辺には、名所やグルメスポットがたくさんあります。人気の田沢湖の観光だけでなく、その周辺も楽しんでみましょう。

まず最初に、人気の田沢湖とその周辺のおすすめの人気観光スポットを紹介します。田沢湖に来た時には、是非ついでに立ち寄ってみて下さい。

田沢湖は日本で最も深い湖です。全域が田沢湖抱返り県立自然公園に指定されていて、景色は日本百景に選ばれています。四季折々の景色が見られる人気の田沢湖は、秋田県でも有名な観光地です。

人気の田沢湖には、「たつこ姫伝説」があります。田沢湖がまだ田沢潟と呼ばれていた時に、近くに住んでいた美しい娘辰子は、美しさと若さを永遠のものにしたいと願掛けをしました。

ある日「北にわく泉に水を飲めば願いがかなう」と言うお告げがあり、お告げ通り北に進み、たどり着いた泉の水を飲みました。

すると、辰子は大きな龍に変わっていってしまったのです。龍になってしまった辰子は、田沢潟の主となって、湖底深くに沈んでいったとされています。

その伝説をもとに作られたのがたつこ像だと言われています。ブロンズ像で、青色に澄んだ田沢湖の湖畔に清楚に立っています。

田沢湖湖畔にある社務所のない本殿だけの小さな神社です。漢槎宮とも言われます。

美容と縁結びにご利益のある神社として有名で、女性に人気です。たつこ像も眺められます。

たつこ姫を祭神とした神社です。境内には、たつこが飲んで龍になったとされる霊泉などたつこ姫ゆかりのものがいくつかあります。

鳥居は国道をはさんで田沢湖畔にあり、田沢湖の水の青色と鳥居の赤色が映えます。冬には、そこに雪の白が加わり、さらに風情がある景色となります。

「だきがえりけいこく」と読みます。緑に囲まれた渓谷は澄み切った青色をしており、まさにインスタ映えの人気スポットです。川沿いを歩いて行くと最後に素敵な滝が待っています。

わらび座のオリジナルミュージカルを上演するわらび劇場を中心に展開される、遊ぶ・飲む・食べる・泊まるが体験できる総合施設です。

秋田県第1号の地ビール「田沢湖ビール」が飲めたり、日帰り・宿泊どちらでも楽しめる温泉ゆぽぽでは、天然温泉が楽しめ、地元産の旬の食材を使用した料理が提供されます。

芸術村の名前の通り、芸術に関する様々なイベントが催され、何度訪れても楽しめます。

1974(昭和49)年に廃校になった小学校の分校を改修して、2004(平成16)年に一般公開された施設です。当時の学校の雰囲気をそのまま残しており、ノスタルジックな気分に浸ることができます。

また、毎年5月に下旬の土日には、アクセサリーや服など、各作家が作品を持ち寄って開かれるクラフト市が好評です。

田沢湖を背にして佇む、高さ35mの大観音像です。鋳造製の像としては日本一の高さを誇ります。1987(昭和62)年に地域の人々の開運招運を願って造られました。

秋田を訪れる人の聖地となっていて、訪れる人々に開運招福のご利益を与えてくれます。

四季折々の姿を見せる田沢湖ですが、その周辺でも季節によって楽しめるスポットがいろいろあります。それぞれ紹介します。

ミズバショウは、雪国に春の訪れを告げる花です。田沢湖刺巻湿原は、そんなミズバショウやザゼンソウが群生する場所です。およそ3haに広がっています。

湿原は、春になると一面にミズバショウが咲き誇り、その中にザゼンソウも見ることができます。木道が整備されているので、清楚に咲き誇るミズバショウを歩いてゆったりと見られます。気軽に花の撮影を楽しむ人もいます。

早春ならではのミズバショウの花を目で楽しんでみてはいかがでしょうか。

バンガローとコテージが整備されて、バーベキューなどが楽しめる公園です。コテージは手ぶらでも快適に過ごせます。宿泊を兼ねて楽しむもよし、日帰りで楽しむのもよし。

夏場には、宿泊をして、夜空に瞬く星空を眺めるのもいいものです。公園内の展望台からは、田沢湖と秋田駒ヶ岳が一望できます。

山の幸資料館ではマタギの文化を学習したり、炭焼き体験施設で実際に炭焼きを体験してみることもおすすめです。

日本一大きいといわれる西明寺栗の収穫体験ができる栗園です。農家民宿も併設しているので、栗のシーズンには観光客でにぎわいます。

乳頭山麓にある乳頭温泉郷のうちの一軒で、最も古い歴史を持ちます。豊かな自然の中にある、風情溢れる老舗の温泉旅館です。雪に覆われた様子が1年のうちで最も絵になると観光客に人気です。

半径50mの中に泉質の異なる源泉が4つ湧いています。同じ敷地から効能、泉質がそれぞれ違った温泉が4つもあるのは大変珍しく、それぞれの温泉を楽しむことができます。特に露天風呂には秘湯感が漂います。

続いては、グルメスポットです。田沢湖を訪れたらここでグルメを堪能して頂きたいと思うところを4つ紹介します。

秋田の郷土料理の味噌たんぽ発祥のお店です。味噌たんぽとはきりたんぽに似た、炊き立てのあきたこまちをモチモチにして、棒に巻きつけ甘辛味噌を塗って囲炉裏で焼く食べ物です。囲炉裏では味噌たんぽ以外にも岩魚が焼かれたりします。

他にも、秋田名物の稲庭うどんやいぶりがっこ、地元でとれた山菜を使った山菜そばなど、この場所ならではのメニューが揃ってるのが特徴です。

山のはちみつ屋の名前の通り、はちみつやジャム、健康食品などを扱うお店でした。そこに手軽に食事ができるところを、と作られたのがピザ工房です。薪を使って焼き上げるモチモチの生地のピザが好評のお店です。本格的なナポリピザが味わえます。

ほかにもパスタやシフォンケーキも美味しく、はちみつをメニューに取り入れているのも特徴です。はちみつをかけると更に美味しくなるピザも用意されています。

田沢湖周辺の農家と契約をして、一番美味しい時に美味しい野菜を提供することをモットーにされているレストランです。一品料理や手作りピザ、サラダ、デザートなど旬の野菜をたっぷり使ったメニューが揃っています。好評の自家製ビールも、日本人に合ったものをと考えられました。

テラス席も設けられていて、田沢湖の景色を眺めながら美味しい料理が頂けます。

ちなみに、韓国ドラマ「IRIS ーアイリスー(イ・ビョンホン主演)」の撮影場所になったことでも有名になりました。 

田沢湖を一望できる店内で、オムライスや定食が頂けます。ケーキやドリンクバーも提供されています。また、名前の通り、ハーブの専門店でもあり、ハーブのいい香りのする商品がいろいろあります。もちろん料理にもハーブがアクセントとして使われています。

併設されているハーブ園を散策することもできます。

田沢湖周辺の観光スポットやグルメスポットを訪ねようとする時、自転車を使ってみるのも1つの方法です。それぞれのスポットが田沢湖周辺に集まっていて、自転車での移動が可能だからです。

サイクリングを楽しみながら、田沢湖周辺の回ってみましょう。自転車をこぎながら目にする景色や感じる風から、日常とは違った新鮮なものを感じることができるでしょう。季節のいい時にはサイクリング、おすすめですよ。

田沢湖観光の起点になるのは、JR田沢湖駅です。秋田新幹線と在来線の田沢湖線が停まります。田沢湖駅からはどのような移動手段が便利なのでしょうか。みてみましょう。

公共機関のアクセスの起点になる田沢湖駅からは、あまり公共機関が発達していません。時間を有効に使うには、タクシーかレンタカーを利用することをおすすめします。

タクシーなら田沢湖駅から田沢湖までおよそ800円で行けます。その後あちこちのスポットを回ってまた、田沢湖駅に戻るとすると、5,000円程度予算をみておけばいいでしょうか。友達と一緒に回るのであれば1人当たりの予算は減っていきますね。

また、1日自分たちの思い通りに観光スポットを回りたいと思うならば、レンタカーもおすすめです。田沢湖駅周辺には、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、駅レンタカー東日本があり手軽にレンタルできます。

旅行の予算を押さえるのならば、路線バスを使うのも手です。

羽後交通の路線バスの田沢湖一周線ならば、田沢湖駅を出発して、田沢湖を一周してからまた田沢湖駅に戻ってこれます。ただ、残念なのがバスの本数があまり多くないことです。始発は朝7時間ですが、その後、午前中に1本、午後に4本。最終バスは田沢湖畔を18時過ぎに出発するバスになります。

大きさだけみれば、日本で19番目の田沢湖ですが、田沢湖そのものが四季折々の姿をみせてくれ、それを楽しむだけでも行く甲斐があります。

また、今回紹介したように、田沢湖周辺にも素敵な観光スポットやグルメスポットがあります。

是非一度、田沢湖周辺を観光してみてはいかがでしょうか。