孤独のグルメ・福岡編のお店とロケ地!うどんや居酒屋などを紹介
『孤独のグルメ』は、輸入業を営む主人公が仕事の合間に店に立ち寄り食事をするグルメ漫画です。おいしそうなご飯と淡々としたストーリーが多くのファンを魅了しています。この記事では『孤独のグルメ』に登場する福岡のお店をご紹介します。食の国福岡のグルメを堪能しましょう!
目次
孤独のグルメ・福岡編のロケ地とお店を紹介!
『孤独のグルメ』は久住昌之原作、谷口ジロー作画の漫画を実写化したドラマで、テレビ東京系列でシーズン8まで放送されています。松茂豊さん演じる主人公の井之頭五郎は、個人輸入業の仕事をしているという設定で、
孤独のグルメは首都圏を中心に様々なクライアントのもとへと出かけては、行く先々でグルメを楽しみます。五郎の淡々とした無表情と、おいしいものを食べた時の内心のモノローグのギャップが激しく、それを松茂豊さんがうまく表現しているのも人気の秘密です。
実は、福岡は『孤独のグルメ』でスペシャル回として2回取り上げられています。孤独のグルメSeason4のスペシャル編「真夏の博多出張スペシャル」と、「2019大晦日スペシャル 緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」の2回です。
この記事では、これら2回の放送のロケ地になったお店全4軒と、五郎さんが食べたメニュー、さらにはその他の絶品おすすめメニューもご紹介します。
孤独のグルメ福岡編のロケ地①Season4特別編「一富」
孤独のグルメで久々に福岡に来たという五郎さんは、まず友人の「おくむら人形店」を訪れます。故郷で頑張る友人と旧交を温めた後は、さっそく腹ごしらえのうどんを食べます(こちらはあとでご紹介します)。
その後商工会議所で、姉妹都市との交流イベントに向けたプレゼンを行います。五郎さんとしては会心の出来だったのですが、隣に座っていた担当者は残念ながら夢の中。
がっかりしつつも会議を済ませたのち、気まずいお誘いを断って、五郎は真夏の福岡の町に繰り出します。いよいよ「孤独のグルメ」の本番です。
中洲にある老舗割烹
孤独のグルメのロケ地の1つ目は、五郎さんが綺麗な女将さんに惹かれて入った「一富」です。地元民で賑わうアットホームな割烹料理屋さんで、福岡の新鮮な魚介が自慢です。店の中を飛び交う博多弁にタジタジとなりながらも、お酒に強い九州男児に混じって、下戸の五郎は胃袋で勝負します。
五郎さんが食べたメニューは?
孤独のグルメ、こちらのお店で吾郎さんが頼んだのは、「鯖ごま」「鯖納豆」「変わり茶碗蒸し」「若どりのスープ炊き」の4品。
「鯖ごま」は福岡の味として有名メニューで、ぜひ食べてみて欲しい逸品です。分厚い鯖のお刺身に、白ごま、わかめ、海苔、わさびがついていて、味の変化を楽しみながら味わえる絶品です。
「鯖納豆」はやはり新鮮な鯖のお刺身に、引き割り納豆とたっぷりのネギを和えたもの。納豆の旨味にネギの香りがベストマッチです。
「変わり茶碗蒸し」はなめこが入った茶碗蒸し。つるつるとした食感はお口直しにぴったりです。「若どりのスープ炊き」は若鶏の胸肉、もも肉、つみれ、レバー、砂肝を丸ごと味わう贅沢な一人鍋。鶏のうまみたっぷりのスープはとっておいて、雑炊でシメれば完璧です!
その他のおすすめメニューは?
孤独のグルメで吾郎さんも気になった「にゃんにゃん」という名前のメニュー。こちらは、実はじゃこおろしのことです。福岡らしい濃厚な味付けの合間に食べると口の中がサッパリ。お口直しにおいしく、名前もかわいい一品です。
また、「レモンサンド」も人気のメニューです。大根のスライスでレモンの輪切りを挟んでいちょう切りにした、見た目も味も爽やかなひと品です。
住所 | 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4丁目1−24 |
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電話番号 | 0922815120 |
営業時間・定休日 | 18:00~23:00 日祝 |
平均予算 | 4000-5000円 |
アクセス | 地下鉄・中洲川端駅(1番出口)から、徒歩3分 |
公式URL |
孤独のグルメ福岡編のロケ地②Season4特別編「みやけうどん」
孤独のグルメのロケ地の2つ目は、吾郎さんが友人と旧交をあたためた後、プレゼン前の腹ごしらえに訪れた「みやけうどん」です。
渋い佇まいに惹かれた五郎さんが足を踏み入れると、これまた渋いご店主がお出迎え。小松政夫さん扮する熟練のうどん職人の手つきに見惚れているうちに、絶品のうどんができあがります。
コシのあるうどんが絶品
孤独のグルメにでてくる福岡のうどんは讃岐うどんのようなコシのある麺とは異なる、太くてもっちりやわらかいうどんです。優しい舌触りとしっかりとした食べ応えが特徴。こちらのお店も福岡のうどんらしい柔らか太麺とおいしい出汁が自慢の老舗店です。
五郎さんが食べたメニューは?
孤独のグルメでこのお店で五郎さんが注文したのは「丸天うどん」でした。福岡では魚の練り物を揚げたものを「天ぷら」と呼び、その中でも丸い形をしたものを「まる天」といって、うどんの具としてメジャーな食材です。標準語でいう揚げ物の天ぷらとは異なるので注意が必要です。
せっかく福岡に来たからにはということで、五郎さんも早速挑戦しました。出汁とうどん、まる天とネギというシンプルな組み合わせながら、それぞれの味を存分に楽しめる絶品のうどんです。うどんの上に徳利からダシを注ぐのが「みやけうどん」の流儀です。
孤独のグルメでは五郎さんはうどんに合わせていなり寿司もセレクト。キュッとお酢が効いた昔ながらのおいなりさんを堪能した五郎さんでした。
その他のおすすめメニューは?
えびが入った「えび天」のうどんも人気のメニューです。ちょっとリッチにえびのうまみが楽しめる一品です。
また、こちらも福岡名物の「ごぼう天」がのったうどん、かき揚げとごぼう天どちらもトッピングした欲張りなうどんなど、福岡ならではのうどんが人気のお店です。
シンプルなお出汁とうどんとともに福岡の「天ぷら」をしっかり味わえるので、ご当地グルメを堪能したい方におすすめです。
住所 | 〒812-0036 福岡県福岡市博多区上呉服町10−24 |
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電話番号 | 0922913453 |
営業時間・定休日 | [月~金] 日祝定休 |
平均予算 | ランチ:500-1000円 ディナー:500-1000円 |
アクセス | 福岡市営地下鉄空港線「呉服町」駅5番出入口から徒歩約5分 |
公式URL |
孤独のグルメ福岡編のロケ地③2019大晦日スペシャル「活海酒」
孤独のグルメで年の瀬迫る12月30日、急遽福岡に出張することになった五郎さん。無事商談を終えてホッとしたのも束の間、帰る途中で茶道の先生とぶつかってしまいます。
大切な茶碗が割れた先生は、五郎さんのせいにしたばかりか、元日のイベントまでに同じ茶碗を買い付けに韓国の釜山まで行ってこいとご立腹。思わぬトラブルに巻き込まれた五郎さんは、渋々釜山に向かうことにします。
しかし例によって「お腹すいた...」が始まり、まずは福岡で腹ごしらえをすることに。
新鮮な魚介がメインの居酒屋
孤独のグルメで福岡市内の住宅街の一角にある「活海酒」に入った五郎さん。こちらのお店は、海鮮がメインの居酒屋です。
居酒屋なのにワインセラー完備、お通しはおしゃれな洋風と、普通の居酒屋とは思えない雰囲気に戸惑いつつも、五郎さんはしっかり胃袋を満たします。
五郎さんが食べたメニューは?
孤独のグルメで五郎さんはこのお店で「カワハギ刺し」、「カワハギの煮つけ」、「カワハギの味噌汁」、「豚足の唐揚げ」、「高菜の油炒め」を注文します。
最初の3品は本カワハギ1匹を丸々使った贅沢なメニュー。肉厚のカワハギはお刺身にしても煮付けにしても絶品で、淡白な白身魚のうまみを様々な形で味わうことができます。特に最後の「カワハギの味噌汁」は、アラから滲み出る出汁が絶品のお味噌汁。
また、福岡の定番メニュー「豚足の唐揚げ」や「高菜の油炒め」などのご当地グルメも満喫してそろそろ帰ろうか、というときに、大将が以前はフレンチの料理人だったという他のお客さんの会話を聞いて、追加で「ウニたっぷりクリームパスタ」まで注文。
孤独のグルメで五郎さんの食べっぷりが光る回でした。
その他のおすすめメニューは?
福岡といえばの明太子が丸ごとはいった卵焼きは間違いのない一品です。お酒にもご飯にもぴったりのジューシーな明太子は、ぜひ食べて帰ってほしい絶品メニューです。
居酒屋ですが、フレンチ出身のシェフは洋食も得意です。牡蠣シーズンには、七輪焼きとジェノバ風焼き牡蠣どちらも頼んで2通りの味が楽しめるなど、とにかく料理の幅が広いのが嬉しいお店です。
住所 | 〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固2丁目5−13 |
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電話番号 | 0927166787 |
営業時間・定休日 | [火~日] 月曜定休 |
平均予算 | 6000-8000円 |
アクセス | 福岡市営地下鉄七隈線「薬院大通駅」から徒歩約10分 |
公式URL |
孤独のグルメ福岡編のロケ地④2019大晦日スペシャル「屋台純ちゃん」
孤独のグルメでトラブルに巻き込まれて急遽福岡から韓国は釜山に向かった五郎さん。なんとか目的の商品を見つけ、ついでに身振り手振りで韓国グルメも堪能した彼は、大晦日の夜に福岡に戻ってきます。そして夜11時、福岡の町の屋台で五郎さんはついに年越しを迎えます。
絶品ラーメンが人気のお店
福岡といえば屋台のグルメが有名ですが、孤独のグルメに出てくるこの「純ちゃん」もそんなお店のひとつです。弾丸韓国出張で疲れ切った五郎さんはふらりとこのお店に立ち寄ります。
福岡の屋台は、ラーメンなどひとつのメニューを取り扱うのではなく、ラーメン、おでん、焼き鳥、餃子、天ぷらなどいくつかのメニューがあるのが嬉しいポイント。
屋台の温かい空気にホッと一息ついた五郎さんが「純ちゃん」で頼んだものとは?
五郎さんが食べたメニューは?
孤独のグルメで五郎さんが注文したのは、もちろん博多ラーメンです。オーソドックスなあっさり目のとんこつ味は、常連さんに愛される昔ながらのラーメンです。固めの細麺に、まったりしたとんこつのスープがからんで絶品です。
もやしとネギ、チャーシューのシンプルな具ながら、体の芯からあったまるこれぞ屋台ラーメンという逸品です。
五郎さんはその後おでんも注文。牛すじ、卵、大根などのノーマルな具に、福岡らしく餃子天もセレクトしました。こちらの餃子天はすり身に餃子が丸ごと入った変わり種です。おでんのだしと餃子の肉汁が合わさった絶品のおでんだねは、福岡でしか味わえません。
更に炭火の香りに惹かれて豚バラと砂ずりの串焼きも追加。大満足で年越しを迎えた五郎さんでした。
その他のおすすめメニューは?
ラーメン、おでんの他、こちらのお店では炭火で焼いた焼き鳥もあります。もも肉やネギ焼き、ホルモンなどのほか、手羽先もおすすめ。また、山芋のベーコン巻きも人気のメニューです。
住所 | 〒812-0032 福岡県福岡市博多区石城町1−1 |
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電話番号 | 090-8628-0708 |
営業時間・定休日 | 19:30~翌1:00 不定休 |
平均予算 | 3000-4000円 |
アクセス | 福岡市地下鉄箱崎線「呉服町」下車徒歩9分 |
公式URL |
孤独のグルメ・福岡編でロケ地になったお店に訪れる際の注意点!
今回ご紹介したお店はどれも個人経営の地元のお店です。そのため、お店によっては予約ができないこともあります。休業日を事前にしっかりチェックして訪れましょう。
また、季節や仕入れ状況によっては休止しているメニューもあります。五郎さんと同じメニューがどうしても食べたい!という方はまずお店に問い合わせてみることをおすすめします。
同じメニューでなくても、お店の雰囲気はロケ時と同じ。ぜひ五郎さんが食べたもの以外のメニューにも挑戦してみてください。
あなたも福岡で「孤独のグルメ」しよう!
五郎さんの淡々とした語り口と、間違いのないお店セレクトが魅力の『孤独のグルメ』は、現在もファンの多いグルメ漫画・ドラマです。
今回は2014年放送の「真夏の博多出張スペシャル」と、「2019大晦日スペシャル 緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」に登場したお店、五郎さんの注文したメニュー、その他の絶品おすすめメニューを、本編のエピソードも交えてご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、福岡で『孤独のグルメ』のロケ地めぐりをしてみてはいかがでしょうか。