ルクセンブルクは、正式名称をルクセンブルク大公国といい、現在の君主はアンリ大公です。フランス語やドイツ語、ルクセンブルク語などが入り混じり、有名な観光スポットでは英語が通じることもあります。

ルクセンブルクではワインが有名で、世界的にそれほどメジャーではないものの、ヨーロッパでは確かな味と品質が評価されており、地元の人にも良く飲まれています。

街を散策しはじめると、どんどん惹き込まれていくような歴史ある奥深いスポットが多く、ぜひ訪れてほしいおすすめの観光地です。さっそくご紹介します。

ルクセンブルグには、ぜひ観光で訪れたいおすすめのスポットがたくさんあります。ここでは、その中から8つを厳選してご紹介していきましょう。

ルクセンブルクは、かつて市街地が城壁で囲まれ、城壁の外を流れる川がつくる断崖絶壁のところに砲台が設けられていました。

ボックの砲台はそのうちの一つで、現在でも非常に保存状態がいいことなどから、世界遺産に登録されています。

ルクセンブルクの歴史を知ることのできる博物館。坂の途中にさりげなくありますが、奥深く、展示品はボリュームがあり、ゆっくりと時間をかけて見学するのがおすすめです。

1613年、日本では江戸時代であったその時に、大学（現在は国立博物館）の境界として建てられました。ルクセンブルクでは国の儀式はこちらで行われ、今も昔も国民にはなじみ深い場所。

パイプオルガンやステンドグラスなど、圧巻のスケールに驚かされ、感動を覚える場所です。

中は博物館になっており、城の敷地内にはルクセンブルクの街並みを一望することができる展望台もあります。歴史ある城の内部を見学しながら、中世の貴族の暮らしや様子に想いを馳せることができる、魅力的なスポットです。

美しい橋として有名なアドルフ橋は、1900年頃に建てられた歴史ある橋で、別名で「ニューブリッジ」とも呼ばれます。

ペトリュス渓谷の上に架かる石の橋は、高さ43m、長さは84mあり、箸のすぐ下には自転車専用レーンもあるなど、地元の人もよく使う場所です。

バロック様式の教会で、祭壇の奥に広がるステンドグラスが美しい教会です。それほど観光客の多くない場所なので、教会の荘厳な雰囲気を感じながらゆっくりと落ち着いて過ごすことができるスポットです。

700年頃に建てられた、ルクセンブルクで最も古い修道院の一つ。中世の姿をそのままにとどめた佇まいが美しいスポットです。

周辺には学校が多く、日中は学生たちの姿でにぎやかな様子。合わせて、エシュテルナッハの旧市街地を散策するのもおすすめです。

併設されている修道院博物館では、ルクセンブルクの歴史などの展示を見ることができます。

アドルフ橋を渡ってすぐのところにある広場。広場には、第一次世界大戦の慰霊碑があります。かつては「ベックの砦」と呼ばれる場所で、ボックの砲台と同じような要塞でした。

ルクセンブルクの美しい町並みや景色を見ることができる場所です。

有名な観光スポットばかりではなく、穴場もまわってこそ楽しい旅が実現します。穴場スポットを5つご紹介します。

白亜の城は、まるでおとぎ話の世界に出てくるお城のよう。現在は、観光案内所は地域の文化センターとして使われています。中は博物館になっており、ルクセンブルクにある古城のミニチュアが展示されています。

ルクセンブルクの君主、アンリ大公の公邸です。大公殿でありながら、市街地に溶け込むようにこじんまりと佇み、どことなく親近感がわくでしょう。

毎年夏になると公開されるので、夏にルクセンブルク観光に訪れたのならぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

ギョーム広場の南側にある市庁舎は、ルクセンブルク市民には欠かせない公共施設として、実際に使われているものです。

美しい建物のデザインが見どころで、観光ツアーでエントリーされていることの多い市のシンボル的な存在でもあります。

1600年頃に建てられ、フランス革命後には軍の病院、その後は刑務所として使われていた場所です。

現在は、コンサートや演劇などが開催されている文化の中心として親しまれ、特にここで開催されるジャズの生演奏が人気です。

ルクセンブルクの郊外にあるエッシュ・シュル・シュール城は、周辺ののどかな田園風景を見ることのできるスポット。建てられてから1,000年近くも街にある歴史的な建築物で、丘の上に立つ城の上からは美しい町並みを一望できます。

ルクセンブルクを訪れたなら、ぜひ美味しいグルメも楽しんでほしいもの。おすすめのグルメ店を3つご紹介します。

ルクセンブルク王室御用達の店が、こちらの「オーバーワイス」です。見た目も味も文句のつけようがないランチを食べられるレストランや、食品、グッズなどを販売するショップなど、充実のスポット。

スイーツを味わえるカフェメニューも見逃せません。

たくさんの種類のスープを味わうことができる、スープの専門店です。日替わりメニューは8ユーロからとリーズナブルで、小腹満たしや休憩にもピッタリのお店。こじんまりとしていますが、いつも多くの人でにぎわて散る人気店です。

地元で人気のハンバーガー店。ジューシーなパテと香ばしいふっくらバンズの組み合わせがたまらなくおいしいと評判です。フレンチフライの美味しさにも定評があります。

ビールと一緒に味わうのがおすすめです。

ルクセンブルクは小国なので、主要な観光地だけを回るとするなら日帰りでも可能。しかし、日帰りとなるとかなり急ぎ足で回らなければいけないので、ゆっくり市内を観光したいのなら、1泊するといいでしょう。

ですが、郊外にまで足を延ばそうと思うのなら、1泊～2泊あると安心。時間に余裕があることで、じっくりと観光を楽しむことができるでしょう。

日本からルクセンブルクへは、直行便が就航していないので、フランスのパリやドイツのフランクフルトなど、ほかの空港を経由して訪れるのが一般的な方法です。

現地到着までの飛行時間は約13時間〜14時間程度。乗り継ぎの待ち時間なども考えると、1日がかりでの移動になると考えておきましょう。

ヨーロッパの各地から電車でルクセンブルクに入るという方法もあります。

何百年も経過した建物があちらこちらに存在するルクセンブルクは、街並みの美しさと歴史が深い魅力にあふれた国です。

賞国でありながら、品と格を持ち合わせたルクセンブルクは文化も豊かで、現地ならではのさまざまな体験をすることができます。

ヨーロッパを訪れるなら、ぜひルクセンブルクへの旅行計画も立ててみてください。