からし焼きは東十条のご当地グルメ！おすすめの人気店や味の特徴など

日本全国には、リーゾナブルな価格でおなかいっぱい食べられる人気B級ご当地グルメが数多くあります。東京にはもんじゃ焼き、油そば、八王子ラーメンなどのB級ご当地グルメがあります。あなたにもお気に入りのB級ご当地あるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、東京のB級ご当地グルメの中でも、知る人ぞ知る東十条の人気ソウルフードの「からし焼き」をご紹介していきます。

合わせて、絶品のからし焼きが味わえるおすすめのお店や、それぞれのお店のからし焼きの特徴もご紹介します。一度食べればあなたもクセになること間違い無しです。

からし焼きと聞くと、肉や野菜などを炒めて、辛みの効いた調味料やタレなどで味付けをした鉄板焼きのようなメニューを連想する人が多くいるのではないでしょうか。

一般的にからし焼きとは、豚肉と豆腐を炒め、醤油やみりんがベースとなったすき焼き風の甘じょっぱいタレに、生姜や鷹の爪、大量のニンニクを加えて煮込んでつくる、いわゆる肉どうふのようなメニューです。

味が整ったら器に盛って、刻んだ薬味のネギときゅうりを添えます。麻婆豆腐のような目にも鮮やかな真っ赤な色をしたタレと、ニンニクの香りが食欲をそそる逸品です。

ひと口食べるとコクのある甘じょっぱいタレの風味が感じられ、その後を追いかけるように、生姜や鷹の爪の辛さと、パンチが効いたニンニクの香りが口いっぱいに広がります。よく煮込まれた肉や野菜は柔らかく旨味たっぷりです。

添えられた薬味のネギときゅうりのシャキシャキした歯触りと爽やかな風味が、からし焼きの旨味と辛さをさらに引き立ててくれます。

いかがですか。一度からし焼きを食べてみたくなってきたのではないでしょうか。そんなあなたのために、まずは、からし焼きの美味しい食べ方をご紹介しましょう。

からし焼きは、そのまま食べても十分美味しいのですが、さらに美味しくからし焼きが味わえる食べ方があります。そこで次に、からし焼きの美味しい食べ方を2つご紹介します。

どちらも面倒な手をかけることなく、簡単にからし焼きを美味しく食べられる方法です。あまりの美味しさに箸が止まらなくなるかもしれないので気をつけてください。

からし焼きを美味しく食べる最もおすすめの食べ方は、ごはんと一緒に味わう方法です。熱々のごはんの上に、からし焼きの具材とスープをたっぷりオンザライスして心ゆくまで味わいましょう。

旨味たっぷりの具材とコクのある辛いスープ、そして白飯が奏でるハーモニーは、食べる前から想像しただけでも口の中に唾液が充満するのを感じられるでしょう。スープがたっぷり染み込んだごはんは、それだけでも天に登るかのような旨さです。

次にご紹介するおすすめの食べ方は、お酒のおつまみとして食べる方法です。もう想像がつく人もいると思いますが、からし焼きの旨味と辛さはビールや日本酒、酎ハイなどのおつまみにピッタリです。

それらのお酒を飲みながらからし焼きを食べれば、お酒が美味しく楽しめ、からし焼きの辛さによってさらにお酒がすすむでしょう。あまりの相性の良さに、ついつい飲み過ぎてしまうことがあるので注意してください。

それではお待ちかね。東京で美味しいからし焼きが食べられる人気のお店をご紹介していきます。まず最初にご紹介するのは、からし焼きの発祥のお店といわれるとん八です。

とん八は、JR京浜東北線「東十条駅」から徒歩約2分のところにあるからし焼き専門店です。美味しいからし焼きが食べられると、多くのリピーターが足しげく通う東十条を代表するからし焼きの人気店です。

とん八は、その名が示すように以前はトンカツ屋を営んでいたとのことです。ある日、まかない食として従業員が食べていたからし焼きを、お店のメニューとして提供したところ、来店するお客様の人気を博したとのこと。

本来提供していたトンカツよりも話題になったことから、いつしかからし焼きの専門店になってしまったということです。どれほどその味が来店するお客様の舌を魅了したのかが想像できるエピソードです。

とん八のからし焼きは、何と言ってもパンチの効いた味が特徴です。すりおろしたニンニクと唐辛子の辛味と、秘伝のタレの甘じょっぱさとのバランスは絶妙。ごはんを頬張る箸が止まることなくついついお代わりが進みます。

メニューは豚ばら肉と使ったベーシックのからし焼き（800円）のほか、豚ロース肉を使ったからし焼きロース（900円）、南蛮焼（800円）、レバースタミナ焼（700円）などを取り揃えています。

セットメニューはないので、ライスやお新香、味噌汁などは好みに応じで別に注文します。ライスは大（300円）、中（200円）、小（150円）、小々（100円）が取り揃えられているのでお好きなサイズを注文してください。

また、ビールや酎ハイ、日本酒などのアルコール類や、コーラ、緑茶などのノンアルコール類といったドリンクメニューが充実しています。

店内はカウンター席のみなので、一人でも気軽に入店できます。カウンター席に腰掛けて、目の前で豪快に調理されるとん八のからし焼きを心ゆくまで堪能しましょう。テイクアウトも行なっているので、お土産にもいかがでしょうか。

味の大番は、東十条駅の西側に位置する、埼京線「十条駅」から徒歩約5分のところにあるからし焼きの名店です。昔ながらの雰囲気が漂う店内にはテーブル席が用意され、ランチにはサラリーマンや学生などのお客さんで満員になるほどの人気ぶりです。

味の大番のからし焼きは、とん八のニンニクがすりおろされているのに対して、こちらは丸のまま入っているのが特徴です。その分、タレはマイルドな風味ですが、辛さはとん八には負けず劣らずパンチが効いています。

ニンニクがすりおろされていないので、後の予定が気になる人にとっては、ニンニクを食べずに残すことができるので都合が良いでしょう。でも、できることならニンニクも一緒に味わいたいところです。

味の大番には、ライス、味噌汁、お新香がセットになったからし焼き定食が用意されています。価格は850円ととてもリーゾナブルです。単品でも用意されているようなので、ビールとからし焼といった注文方法も可能です。

マイルドで辛さがたっぷりなスープは、熱々のごはんとの相性もピッタリ。セットになっているごはんにかけて、口一杯にかきこみましょう。食べられる人はおかわりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

味の大番では、からし焼き以外にもアジフライ定食やメンチカツ定食などの各種定食が充実しています。また、絶品のもつの煮込み、くじらのベーコン、ほうれん草の胡麻和えなどのお酒のおつまみにピッタリな1品料理も取り揃えられています。

支那そば大陸は、東十条駅の北側に位置する、東京メトロ南北線「赤羽岩淵駅」から徒歩約2分のところにあるアクセス抜群のラーメン店です。支那そばやチャーハンなどの人気のメニューを提供する赤羽の隠れた名店として知られています。

ラーメン店の支那そば大陸でも、人気のからし焼きを食べることができます。からし焼定食は、ごはん、納豆、漬物、中華スープがセットになって850円とリーゾナブルな価格設定。単品のからし焼きなら750円で提供されています。

ガッツリ食べたい人は定食を、ビールやお酒、または支那そばなどと一緒に食べたい人は単品を注文してみてはいかがでしょうか。

支那そば大陸のからし焼きは、比較的辛さは抑えられているものの、中料理店のメニューにふさわしくニンニクの風味がよく効いて味わいのあるからし焼きが楽しめます。

とはいえ、ほかの中華メニューと同じく適度な量のニンニクで調理されているので、食べた後のニンニクの香りをあまり気にすることなく、絶品のからし焼きを味わうことができます。

味里別館は、東十条から離れた青梅市に位置する、地元の人たちに人気の食事処です。昼間は生姜焼きや刺身定食、人気の海鮮丼などの数々の定食類を中心に提供し、夜はお酒好きな人に対して、つまみやお酒を提供する居酒屋として営業しています。

味里別館では、から揚げやスタミナ丼と並んで人気のからし焼きを味わうことができます。多くのリピーターに愛されていることから、その味の美味しさが十分うかがわれます。気になる味里別館のからし焼きは、果たしてどのような味なのでしょうか。　　　　　　

味里別館のからし焼きは、これまでご紹介してきたからし焼きとは異なり、汁気がほとんどないのが特徴です。そのため、見た目はいかにもからし焼きの名前にふさわしい感じにできあがっています。

キャベツやもやしを使った野菜炒めの上に、焼かれた豚ロース肉が野菜炒めを覆い隠すようにたっぷりのっています。そして、甘じゃっぱいタレがかかり、鼻を刺激する香りが食欲をそそります。

気になる味の方は、これまでご紹介したからし焼きの中でも本格的な辛さが効いています。これなら、ごはんやビールがすすむこと間違いなしの味です。価格は、豚肉のからし焼き定食大辛が税抜き890円で食べられます。

コロッケやから揚げなどとセットになったからし焼き定食もおすすめです。からし焼きは、お店のメニューに「リピーター率90％」「食べたらたら病みつきになる！」と書かれるほどの人気メニュー。ぜひ、あなたも試してみてください。

いかがでしたか。東京のB級ご当地グルメを一刻も早く試したくなったのではないでしょうか。からし焼きは、からし焼き発祥の地とされる東十条をはじめ、都内の各地で食べることができます。

それぞれのお店により少しづつ特徴が異なるので、さまざまなお店のからし焼きを試してみてはいかがでしょうか。さらに、ごはんやビールと一緒に味わば、その味にはまること間違いなしです。