秩父･長瀞のおすすめ観光スポット！宿泊ホテルやアクセス方法も紹介

秩父・長瀞は、自然の美しさに囲まれた埼玉県にある観光地です。長瀞町全体が県立長瀞玉淀自然公園に指定されており、長瀞一帯は特殊な地形を間近に観察できることから、別名「地球の窓」とも呼ばれています。

今回はそんな秩父・長瀞のおすすめ人気観光スポットをご紹介します。

まずは長瀞の人気観光スポットを7つご紹介します。

長瀞「岩畳」は、秩父鉄道長瀞駅付近の荒川沿いにある岩のことをいいます。上から見ると畳を敷き詰めたように見えることから「岩畳」と呼ばれ、1924年には国指定の名勝・天然記念物に指定されました。

岩畳は平らなので、お子様でも歩くことができます。4月下旬には藤の花、秋には美しい紅葉も見られますので、ほぼ１年中観光することができる人気スポットです。

「寶登山神社（宝登山神社・ほどさんじんじゃ）」は、1900年以上、秩父郡長瀞町に鎮座する由緒ある神社です。秩父郡長瀞町には「秩父三社」と呼ばれる神社があり、寶登山神社の他に秩父神社・三峯神社があります。

寶登山神社の祭神は「神日本磐余彦尊（かんやまといわれひこのみこと）/初代天皇の神武天皇」「大山祗神（おおやまづみのかみ）/大いなる山の神」「火産霊神（ほむすびのかみ）/火の神」の三柱です。摂末社は、宝玉稲荷神社・藤谷淵神社・日本武尊社・天満天神社・招魂社・水神社があります。

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• 寶登山神社の魅力の1つが、迫力ある「白い鳥居」です。拝殿の正面にある彫刻はどれも素晴らしく、見惚れてしまうほどです。

秩父鉄道長瀞駅から寶登山神社に行く途中に「旧新井家住宅」があります。約二百五十年前、江戸時代の名主新井家住宅を移築復元した建物になり、長瀞で盛んだった養蚕農家をよく表しているといわれています。国の重要文化財にも指定されました。

旧新井家住宅の特徴は、今では見られない「板葺屋根」です。「長瀞町郷土資料館」が併設されており、「機織りのコーナー」や「遺跡出土品のコーナー」があります。実際に使われていた機織りの機械を見ることが出来るのでとても興味深いです。

まるで江戸時代にタイムスリップしたような体感ができる観光スポットです。

秩父長瀞は紅葉がとても有名で、中でも「月の石もみじ公園」は1、2を争うほどの人気観光地です。紅葉が見頃の時期は例年11月上旬から11月下旬頃で、この時期の夜には約50本のオオモミジなどがライトアップされとても幻想的な紅葉を楽しむことができます。

他にも、各種演奏やコンサート、イベントが開催されていますので、紅葉を観ながら楽しく過ごすことが出来ます。昼と夜で違った景色が見られるので、1日中楽しめる観光スポットです。

「長瀞蔵」は、2018年に創業290年埼玉の老舗酒蔵「藤﨑摠兵衛商店(ふじさきそうべえしょうてん)」が長瀞にオープンした酒蔵です。「長瀞」などの日本酒の試飲や酒蔵見学が無料で出来ます。

レトロでお洒落な建物の１階は、長瀞蔵でしか販売していないガラス工芸品や食品が購入でき、お土産にもおすすめです。２階は、以前藤﨑摠兵衛商店で使われていた道具や柱のギャラリーと休憩所があるので、日本酒を試飲しながらゆっくり過ごすことができます。

「埼玉県立自然の博物館」は、埼玉県の自然の歴史を化石や岩石などの資料を使って展示・解説している博物館です。入館すると、絶滅したといわれているサメの「メガロドン 」の復元模型や、1500万年前の秩父周辺に生息されていたとされている海獣パレオパラドキシアなどの生物の化石があります。

地層や動物たちの大ジオラマの展示は見応えがあり、博物館には珍しく、はく製に触って良いのでリアルに動物を触っている感覚になれます。

小規模ながらもリーズナブルで魅力的な展示品がたくさんあるので、大人から子供まで楽しめる博物館です。

長瀞は「日本さくら名所100選」にも選ばれている人気観光地です。長瀞町内にはたくさんの桜の見所がありますが、特に有名なのは桜のトンネルが見られる「北桜通り」になります。

見頃は例年3月末から4月上旬で、長瀞駅から高砂橋までの約2.5kmに立つ約400本の桜並木はとても美しく、息を呑むほどです。

ゆっくり楽しみたい方は、長瀞駅でレンタサイクルがあるので利用してもいいですね。

お次は、長瀞で子連れでも楽しめるおすすめスポットをご紹介します。

「荒川ライン下り」は、秩父長瀞の岩畳の中の川を下ります。コースは、スリリングな体験ができるものからのんびりコースまで幅広く対応してくれるので、子連れにもおすすめです。

春は桜、秋葉紅葉の絶景を楽しくことができ、冬はコタツ船で川を下ることができるので、一年中川下りを楽しむことができます。

「SLパレオエクスプレス」は、毎年3月から12月まで秩父鉄道で運行される蒸気機関車です。実際に走行しており、乗車することができます。

秩父鉄道熊谷駅が始発で上りは三峰口駅が始発となっており、約２時間30分かけて56・８キロの道のりを走ります。熊谷駅から三峰口駅まで各駅に停車するので、好きな駅から乗ることができます。

今では実際に走っている蒸気機関車に乗ることはほぼないので、子連れでも楽しめる人気観光スポットです。

「アウトドアセンター長瀞」は、長瀞の中で施設規模や集客数共に最大規模のラフティング、アウトドア施設です。ラフティングやキャニオニング、カヤックなどの様々なコースがあります。

川遊びをする際は、プロのガイドがついてくれるので安心してできます。ラフティングは小学生からできるので、子連れでも楽しむことができる人気スポットです。

「宝登山ロープウェイ」は、宝登山の山頂にある宝登山神社の奥宮まで行くことができます。歩くと1時間ほどかかりますが、ロープウェイを使えば5分ほどで行くことができます。

桜や紅葉の時期はロープウェイに乗りながら絶景を楽しめます。山頂には小動物園もあり、猿や羊を見ることができるので、子連れでも行けるおすすめスポットです。

土日祝日や登山シーズンはとても混み合いますが、美しい秩父の市街地を眺めることができますので、寶登山神社に来た際は山頂まで行くことをおすすめします。

長瀞は観光だけでなく、グルメも豊富です。お次は長瀞のおすすめグルメをご紹介します。

「阿左美冷蔵」は、宝登山の天然氷使用している老舗かき氷屋です。テレビにも何度も紹介されていることもあり、夏には行列ができるほどの人気店です。

阿左美冷蔵の人気の秘密は、ふわふわしたかき氷。天然のシロップがとても合います。

ここでのかき氷は夏だけでなく１年中食べることができるので、真夏に並びたくない方は、時期をずらして行くことをおすすめします。

日本百景の桜並木通り沿にある「ガーデンレストラン桜ながとろ」は、テラス席があるレストランです。テラス席ではわんちゃんOKなのでペット連れでくる人も多く、店内はバリアフリーにもなっています。

長瀞駅から徒歩3分でアクセスが良く、桜を見ながらお蕎麦が食べられるので、贅沢な時間を過ごすことができます。

豆腐料理専門の古民家カフェです。毎朝手作りしているできたてのお豆腐を食べることができます。添加物も使っていないので、体に優しいお豆腐です。

お豆腐ランチの他に、おからドーナツもあります。種類は6種類(季節によって8種類)で、店舗で食べられることはもちろん、お土産としても人気でおすすめです。

お次は長瀞観光におすすめの宿泊ホテルをご紹介します。

「小さなホテル セラヴィ」は長瀞の豊かな自然に囲まれた、小さな宿泊ホテルです。レトロなホテル内には、アンティークの家具があるのも特徴です。

お部屋にはWi-Fiも通っており、一部専用露天風呂付の部屋があるので、自然の中でゆったり過ごすことができます。お料理やスタッフの対応の評価も高いので、素敵な旅を送ることができます。

「花のおもてなし 長生館」は、天皇陛下もご宿泊された大正4年から続く老舗の日本旅館です。エントランス前には季節の花が出迎えてくれて、シンボルの大きな松の木が迫力あります。

お部屋からは岩畳が見える絶景ポイントで、無料Wi-Fiが使えてとても清潔感があります。料理は川と山の幸を堪能でき、評判が高いです。

長瀞駅からも近く、ライン川下りや宝登山神社など長瀞観光へのアクセスも抜群です。

「養浩亭」荒川沿いにある、桜と紅葉に囲まれた閑静な観光旅館です。こじんまりとしたお部屋ながらも、清潔でゆっくり過ごすことができ、夕食は品数豊富で美味しいと評判です。

全室に無料Wi-Fiが完備しており、浴場は２４時間利用できるのも嬉しいですね。全客室が庭園・長瀞渓谷側に面していて、庭園に出られることができます。庭園からは長瀞渓谷・岩畳を最も近くで見ることができ、養浩亭一番の絶景スポットです。

長瀞観光に行く時のアクセス方法をご紹介します。電車は、土日祝日のみの特別運行もあり便利です。

長瀞まで車で行く場合：

・関越自動車道/練馬IC.から花園IC.まで約50分〜国道140号で約30分。

・都心から国道17号を経由し熊谷へ〜熊谷から国道140号経由で約45分。

長瀞駅まで電車で行く場合：

・西武池袋線 池袋駅から特急で、西武秩父まで約80分〜西武秩父駅から御花畑駅(秩父鉄道)まで徒歩5分〜御花畑駅(秩父鉄道)に乗換えて約20分〜長瀞駅着。

・東武東上線 池袋駅からで寄居駅まで約80分〜御花畑駅(秩父鉄道)に乗換えて約20分〜長瀞駅着。

・上野駅から高崎線で熊谷駅まで約60分〜御花畑駅(秩父鉄道)に乗換えて50分〜長瀞駅着。

土日祝日限定の運行：土日祭日は西武池袋線 池袋駅から乗り、飯能駅で乗り換えての直通電車があります。運行時間は、7：02発→9:19着と、8：05発→10:17着の1日２本のみです。
・西武池袋線 池袋始発 →西武池袋線 飯能駅着→西武池袋線 飯能駅から長瀞駅まで直通電車に乗り換え 。

長瀞観光は、長瀞駅から徒歩圏内で行けるところが多く、都心からも近いためとても行きやすい立地にあります。見所もたくさんあり、シーズン毎に行っても楽しめるので、１年に何度も訪れる人もいるようです。

是非、１年を通しての長瀞観光を楽しんでください。