伊豆大島への行き方!料金や東京からフェリーで行く方法も紹介
東京都大島町として登録されている島が、東京にあるのをご存じでしょうか。それがこの記事で紹介する伊豆大島です。東京の一部でありながら、大自然や温泉などが満喫できる魅力あふれる所です。伊豆大島の行き方をご存じですか。この記事で伊豆大島への行き方を詳しく紹介します。
目次
自然豊かな伊豆大島へ行きたい!
休暇は海外で過ごしたい、という人が年々増えています。LCCの参入により、格安航空券が入手できるようになったことや、SNSの世界的普及により、世界中のありとあらゆる情報が読者目線で入手できるようになったため、多くの人の目は海外に向けられるようになりました。
しかし、その一方で、日本国内にまだまだ魅力ある観光スポットが多くあることに注目し、日本の再発見に関心を示す人も最近増えています。そんな魅力ある日本国内の観光スポットで、とかく見過ごしがちなものに、この記事で紹介する伊豆大島があります。
伊豆大島は、日本の伊豆諸島北部に位置する伊豆諸島最大の島で、島の97%が富士箱根伊豆国立公園に指定されています。
そのため伊豆大島は自然が豊かなことで知られています。周期的に噴火を繰り返す三原山や裏砂漠は、自然の驚異と美しさを私たちに見せてくれます。
また東京ではすでに姿を消してしまった綺麗な海とビーチ、また豊富な海産物は、私たちの目と味覚を喜ばせてくれます。最盛期には770万人の観光客が伊豆大島を訪れ、日本国内屈指の観光地として知られていました。
しかし昨今は、観光客の減少、人口減少による過疎化などに苦しんでいます。30年後には人がいなくなると危惧されるほど問題は深刻です。しかし、伊豆大島には、私たちが知らない知られざる魅力がたくさんあります。そんな「日本屈指」の観光地である伊豆大島への行き方や魅力をこの記事で紹介します。
伊豆大島への行き方は?
伊豆大島は、東京都の一部で、行政区域は東京都大島町です。しかし、伊豆大島は、東京都がある本州から南東方約25kmに位置する島であるため、陸路を車で移動することはできません。
また本州と伊豆大島を繋ぐ橋や海底トンネルが建設されているわけでもなく、そのためシャトルバスや特別列車で伊豆大島に行けるわけでもありません。ではどのように伊豆大島に行くのでしょうか。
フェリー・飛行機がおすすめ!
伊豆大島への行き方は、大きく分けて2つの方法があります。船、つまりフェリーで行く方法と飛行機で行く方法の2つです。フェリーで行く場合は、ジェット機か大型客船かのどちらかを選ぶことになります。どの手段で伊豆大島に行くかは各個人が選ぶべきことですが、当然、居心地や料金には違いがあります。
それぞれの行き方にはどんなメリットがあるのか、特にかかる費用がどれほどなのかに注目しましょう。まず、フェリーで伊豆大島に行く際の行き方と料金について紹介します。
【伊豆大島への行き方①】フェリー(ジェット機)の場合
伊豆大島へはフェリーで行くことができ、フェリーにはジェット機、つまりジェット船と大型客船の2つがあることはすでに紹介しました。これからジェット船と大型客船を分けて、それぞれ解説します。まずは、ジェットフェリーで伊豆大島に行く際の行き方や料金などを紹介します。
伊豆大島は、東京都に属するので、東京都発のフェリーでなければ行けないと考えがちですが、東京以外からでも伊豆大島行きのフェリーが出ています。これから東京を含め伊豆大島へのフェリーでの行き方や料金について詳しく解説します。
東京からの料金と行き方
最初に紹介するのは、東京から伊豆大島へジェットフェリーで行く際の、行き方と料金です。ジェットフェリー、大型客船共に運行しているのは「東海汽船」です。ジェットフェリー、大型客船ともに乗り場は同じで、浜松町の竹芝桟橋から出航しています。
ジェット船の運航便コードは、1210、1220、1230の3つです。運賃はどれも同じで、現在東京から伊豆大島への片道料金は7,340円です。
東京から伊豆大島までの所要時間は1時間45分です。ジェット船は、東京竹芝客船ターミナルから伊豆大島までの直行便です。
その他の場所からの料金と行き方
この記事ですでに紹介しましたが、伊豆大島行きのジェット船は、東京の竹芝客船ターミナルからだけでなく、他の港からも出航しています。横須賀の久里浜、また熱海、伊東からも伊豆大島行きのジェット船が出航しています。
久里浜から伊豆大島までのジェット船の片道料金は4,880円です。所要時間は1時間です。熱海から伊豆大島までの片道料金は4,660円です。
所要時間は45分です。伊東から伊豆大島までの片道料金は3,890円です。所要時間は35分です。ただし8月は、久里浜から伊豆大島間、また伊東から伊豆大島間のジェット船の運行はありません。
【伊豆大島への行き方②】フェリー(大型客船)の場合
次に、フェリーの大型客船で伊豆大島に行く際の行き方や料金などを紹介します。大型客船で伊豆大島に行くメリットは、のんびりと旅を楽しめる点です。大型客船であれば、高速のジェット船ではなかなか味わえないゆったりとした雰囲気や船からの景色を心行くまで楽しめます。
また船の航行が高速ではなく、船の揺れもさほどないので船酔いを気にする旅行者にはおすすめです。さらに船内には、レストラン、ベッドルーム、シャワー室もあるので、快適な旅を楽しめます。
東京からの料金と行き方
伊豆大島へ就航している大型客船は、東京と横浜から出航しています。ここではまず、東京から大型客船で伊豆大島に行く行き方と料金について紹介します。東京発伊豆大島行きの大型客船は、ジェット船と同様、東京の竹芝客船ターミナから毎日出航しています。大型客船の名前は「さるびあ丸」です。
所要時間は6時間です。「さるびあ丸」は毎日午後11時頃に出航し、翌朝の5時頃に伊豆大島に到着します。
大型客船「さるびあ丸」の片道料金は、座席場所によって異なります。下記に各座席の片道料金を記載します。
2等席 | 4,530円 |
特2等席 | 6,800円 |
1等席 | 9,060円 |
特1等席 | 10,870円 |
特等席 | 12,680円 |
横浜からの料金と行き方
次に横浜から大型客船で伊豆大島に行く行き方と料金について紹介します。大型客船「さるびあ丸」は、毎週金曜日と土曜日に限り、東京の竹芝客船ターミナ出航後に横浜港の大さん橋に寄港します。
夜22時に東京の竹芝客船ターミナ出航した後、22時30分に横浜に寄港します。横浜から伊豆大島までの所要時間は5時間30分です。
横浜から伊豆大島までの片道料金は、どの座席を予約するかによって異なります。下記に各座席の片道料金を記載します。
2等席 | 4,400円 |
特2等席 | 6,610円 |
1等席 | 8,810円 |
特1等席 | 10,570円 |
特等席 | 12,330円 |
【伊豆大島への行き方③】飛行機の場合
東京から伊豆大島への行き方は、ジェット船や大型客船だけではありません。飛行機で行くことも可能です。飛行機での移動なので、移動時間も早く、わずか25分で伊豆大島に到着できます。
飛行機が苦手な人にはおすすめできませんが、伊豆大島を日帰りで楽しみたいという方にはおすすめです。飛行機での移動であれば、朝一番に出発すれば6時間は島に滞在できるので、ピンポイントで目的を絞れば十分に楽しめます。
東京からの料金と行き方
伊豆大島に行く飛行機は、「NCA新中央航空」という航空会社が運営しています。飛行場は調布飛行場で、東京都調布市西町にあります。
小さい飛行場であるために、駐車場に限りがありますが、京王線や中央線からのアクセスが良いので、公共交通機関を利用できます。東京から伊豆大島までの航空券は片道12,000円です。
安い料金で楽しみたい方は激安ツアーやチケットも要チェック!
ここまで、東京や他の港から伊豆大島に行く行き方や料金について紹介しました。フェリーで行くにしても、飛行機で行くにしても、料金は決して安いわけではありません。さらに伊豆大島での食事代や宿泊費を加えれば、費用はかさみます。
それで費用を抑えてなおかつ伊豆大島での滞在を楽しむためにおすすめなのが激安ツアーやチケットです。
1泊3日というツアーが多いですが、大型客船の往復料金、天然温泉、夕食と朝食の付いたホテルの宿泊代を含め1人16,500円という価格で楽しむことができます。
伊豆大島への行き方の選び方は?
東京から伊豆大島への行き方、移動にかかる料金、旅行会社が提供する激安ツアーやチケットなどをこれまで解説してきましたが、おすすめはどの方法でしょうか。大切なのはどんな目的で選ぶかと言うことです。
価格重視で選ぶなら、インターネットでこまめに激安ツアーやチケットを検索すること、また最も価格が安い大型客船や座席を予約することをおすすめします。
時間重視で選ぶなら、飛行機での移動をおすすめします。伊豆大島への旅行をする際は、ぜひ費用や目的を念頭に置くようにしましょう。
【番外編】伊豆大島で行きたいスポット&グルメ!
伊豆大島は自然の宝庫です。都会の喧噪から離れ、ゆったりとした時を大自然に囲まれながら過ごし、伊豆大島ならではの海の幸を思う存分に楽しむこと以上の贅沢はありません。伊豆大島には大島砂漠もあります。
砂漠の散策をしながらいい汗をかき、その後疲れた体をミネラル豊富な温泉につかりながらいたわってやるのも、伊豆大島ならではの魅力ある体験です。
それでこの記事の最後に、伊豆大島に行ったらぜひおすすめしたい観光スポットを3つ紹介します。日本本島では決して見られない、伊豆大島オンリーワンの魅力あるおすすめスポットにぜひ注目してください。
①三原山
最初に紹介する、伊豆大島のおすすめの観光スポットは、「三原山」です。三原山は伊豆大島の中にある火山で、標高758メートルあります。数ある日本の活火山の中で、三原山は玄武岩質マグマが活発なことで知られています。
三原山は活火山で、35年の周期で噴火をしています。地元では、三原山は「御神火様」として崇められています。
1986年の噴火以後、三原山は休火山となり、その結果火口周辺、またカルデラ内外に咲き乱れる、四季折々の美しい草花の絶景を楽しむことができるようになりました。トレッキングコースも設けられ、三原山に登り、その後三原山温泉を楽しめます。
住所 | 東京都大島町元町鏡端 |
アクセス | バス停「三原山頂口」から徒歩で1分 |
駐車場の有無 | 有り |
②裏砂漠
次に紹介する、伊豆大島のおすすめの観光スポットは「裏砂漠」です。裏砂漠は、日本に唯一存在する砂漠です。三原山のこれまでの火山活動と噴火により、マグマが大地を荒廃させ、噴火後も強い風が常に吹き付ける厳しい環境のために、植物が育たなくなり、砂漠化してしまったのが裏砂漠の成り立ちです。
裏砂漠は現在、特別保護区として自然環境や生態系を国が保護しています。一面に広がる火山岩(スコリア)を踏みしめながら、どこまでも続く青い空をと遙か彼方に見える青い海を眺めながらトレッキングをすれば、自然との一体感を経験できます。
住所 | 東京都大島町野増 |
アクセス | 車で元町港から30分 |
駐車場の有無 | 有り: 月と砂漠ライン駐車場 |
③かあさんの「磯ラーメン」
最後に紹介する、伊豆大島のおすすめの観光スポットは、定食屋の「かあさん」です。元町港の前にある定食屋で、地元の海産物を楽しめることで有名なお店です。人気メニューには「べっこう寿司」と「磯ラーメン」です。
特に磯ラーメンはお店の人気メニューです。エビやサザエ、また海藻がたっぷり入っていて、海鮮出汁がスープと絡み、絶品の味を作り出しています。たまに伊勢海老が入ることもあります。
住所 | 東京都大島町元町1-17-9 |
電話番号 | 04992-2-1127 |
営業時間・定休日 | 10:30AM~15:00PM 定休日: 火曜日 |
予算 | 840円 |
アクセス | 元町港から徒歩1分 |
駐車場の有無 | 無し |
公式URL |
目的に合わせて伊豆大島への行き方を選ぼう!
伊豆大島への行き方には、ジェット船や大型客船といったフェリーに加え、飛行機があります。居心地の良さや快適さ、また値段はそれぞれ違います。激安ツアーで安く、またもれなく大島を楽しむのも1つの方法です。
大切なのは、目的に応じて伊豆大島への行き方を決めることです。まだ日本人である私たちが知らない、自然と魅力に溢れた伊豆大島をぜひ訪問しましょう。