小樽のガラス細工おすすめスポット！体験が人気の工房やお土産も紹介

小樽は、ガラスの街です。ガラス細工を扱うお店がたくさんあります。また、実際に制作体験ができるお店がいくつもあって、作る楽しみを味わうことができます。ここでは、そんなおすすめのお店を紹介していきます。

小樽のガラスの歴史は、「石油ランプ」と漁具の「浮き玉」から始まります。明治中期(1890年頃)の小樽は、北海道開拓の玄関口や国際貿易の拠点として発展してきましたが、電気の普及が追いついていなかったため、ガラス製の石油ランプが各家庭での「あかり」として必需品でした。

また、小樽は漁業が盛んであり、特に明治から大正にかけてはニシン漁の全盛期で、当時は漁具としてガラス製の浮き玉を使用していました。このため、小樽では実用的な石油ランプや浮き玉製造を中心とするガラス工業が盛んになりました。

その後、実用品だけだったガラス製品を見直し、デザインにこだわり、ぬくもりや安らぎのあるものを生み出すようになりました。それによって、ガラス製品がガラス作家により色、デザインともあでやかな花瓶・グラス・コーヒーカップなどに生まれ変わり、小樽の文化へと成長しました。 

それでは、ガラスの街・小樽で気軽にガラス体験ができるおすすめスポットを紹介していきましょう。まずは、3つのスポットです。　

1つ目は、体験工房「クラフトショップ連」です。北海道内外のアート＆クラフト作家によるギャラリーショップと制作体験工房を併設しています。 

ここでは、ステンドグラスやサンドブラスト・万華鏡など種類豊富に制作体験の用意がされていますが、中でも人気なのが、とんぼ玉でのアクセサリー作りです。

とんぼ玉とは、柄が入った小さなガラス玉のことで、「クラフトショップ連」では、小樽ならではのとんぼ玉を各種用意して、その中から好きな色やデザインのとんぼ玉を選びます。そして、好みによってネックレスやストラップ、ブレスレットに仕上げていきます。

2つ目は、「北一硝子 花園店」です。小樽にある「北一硝子」の店舗の中で、ガラス制作体験ができるのは、「花園店」だけです。

ここでは、ガラスの表面に、砂を吹き付けて自分だけの模様を描く彫刻制作サンドブラスト体験が人気です。手軽にできるので、ガラス制作が初めての人や子ども達にもおすすめです。 

3つ目は、小樽オルゴール堂の「遊工房」です。

こちらも オルゴールやトンボ玉などの手作り体験が楽しめます。初めての人には、様々なデコレーションで手軽にオリジナルのオルゴールを作れるトッピングコースがおすすめです。これなら子どもから大人までみんなで楽しめます。 

次は、小樽のガラス細工体験ができるおすすめスポットの紹介です。3つ紹介します。

1つ目は、「小樽硝子の灯 彩や」です。

多くの制作体験で、作られたとんぼ玉を用いて作品を作りますが、ここではとんぼ玉自体を作る体験ができます。ガラス棒をガスバーナーで熱して溶かして作ります。作ったガラス玉は、ストラップやペンダントにして持って帰れます。 　

2つ目は、「小樽硝子屋本舗～和蔵～」です。

こちらでは、 フュージングやサンドブラストなどが体験できます。どれも可愛らしいガラスの作品を作れると人気です。難しい作業はないので誰でもお手軽に体験できるのも嬉しいですね。 

3つ目は、「大正硝子 ほっこり家」です。

こちらでは、バーナーワークと言われる、色とりどりのガラス棒をバーナーの炎で熔かしながら作品を制作する体験ができます。できあがった作品は、小物やアクセサリーのパーツとして楽しめます。 

続いて、小樽で吹きガラス体験ができるおすすめスポットを紹介します。 

吹き竿の先についた硝子は、1000℃の高温で熱せられるとがやわらかくなっていきます。その吹き竿を吹いて、ガラスをふくらませ、形を作ってグラスを作っていくのが、吹きガラスです。  

そんな体験ができるおすすめのスポットを3つ紹介します。

1つ目は、「硝子工房NAKAMORI」です。

こちらでは、「手づくりの楽しさを知る。」「ものを生み出す喜びを感じる。」ことを体験を通して実感してほしいと吹きガラス体験を行っています。本格的な吹きガラス体験ができます。

2つ目は、「小樽ilPONTE」です。

こちらでは 吹きガラス体験の必要な工程のほとんどをお客さんがやるようになっています。と言われるとできるかどうか少し心配になりますが、マンツーマンで職人がついているので、子どもでも安心して体験できます。 

2つ目は、「glass art N+」です。

こちらは、好きな形と色を自由に組み合わせてオリジナルのマイグラスが作れます。マイグラスは、タンブラー・オールド・ボウル・ぐい飲み・花器の中から1つになります。オプションで、二色混ぜ・二色らせん・二色混ぜらせんができ、取っ手や台付きも作れます。    

続いて、小樽の観光の際におすすめのガラス体験スポットを2つ紹介します。

1つ目は、「創造硝子工房 studio J-45」です。

こちらは、川のせせらぎが聞こえる小樽の温泉場にある、ギャラリーが併設された工房です。温泉を楽しんでガラス体験も楽しめる観光には最高のスポットです。穴場の工房で吹き硝子体験ができます。

2つ目は、「ザ・グラススタジオ イン オタル」です。

こちらは、小樽のシンボルである天狗山の麓にある工房です。小樽の街が一望できる工房で、ガラス制作体験ができます。また、今では普通になった制作風景の見学ですが、一番最初に見せる工房にしたのが「ザ・グラススタジオ イン オタル」です。 

最後に、観光地・小樽のお土産におすすめのガラス製品が買えるショップを3つ紹介しておきます。旅の思い出に是非購入してみて下さい。

1つ目は、「北一硝子 三号館」です。

「北一硝子 三号館」は明治24(1891) 年に漁業用倉庫として建てられた木骨石張倉庫が元になっています。それを改装して、硝子販売の店や喫茶店として開店しました。

世界でここだけという石油ランプの大ホールや暮らしを彩るこの店オリジナルの魅力あふれる硝子製品がいっぱいです。 　

2つ目は、「浅原硝子製造所」です。

「浅原硝子製造所」の特産品と言えばこれ、というほどうき球が定番のお店です。昔は漁業で使われていたガラス製の浮きをおしゃれなインテリアにしました。お土産にピッタリです。 

3つ目は「幸愛硝子」です。「ゆきえがらす」と読みます。

こちらは、「愛と幸せを運びますように」と思いを込めて作ったガラス商品が並びます。 グラスやカップ・ペンダント・ピアスなど、深みのある色やカラフルな配色は、眺めるだけでうっとりしてしまうはずです。  

ガラス細工は素敵で、見ているだけで心が癒されますね。もちろんそれだけでもいいのですが、小樽に来たら、せっかくですから、是非、ガラス制作体験を楽しみましょう。世界でオンリーワンのものが作れますよ。