パミール高原(タジキスタン)の絶景!行き方や治安・ツアーも紹介
タジキスタン・パミール高原は、ここでしか見ることのできない絶景を見られるということで人気の観光スポットとなっています。この記事では、パミール高原までの行き方や、パミール高原周辺の治安・ツアーについても詳しく紹介しました。
目次
パミール高原はタジキスタンの秘境!
パミール高原は、タジキスタンの秘境とも呼ばれているような、絶景をたくさん見ることができる観光スポットです。
ここからは、パミール高原の魅力や行き方、絶景スポットについて紹介していきます。
パミール高原の絶景スポット4選!
ここからは、パミール高原の絶景スポット4選を紹介していきます。
①ヤシルクル湖
ヤシルクル湖は、標高3700mの場所にある高山湖で、タジキスタンで一番美しいと言われている湖です。実際にヤシルクル湖を目にした方は、美しいミントブルーの絶景に言葉を失います。
パミール山脈のガント渓谷の上部に位置するヤシルクル湖の面積は3600ヘクタールで、最大深度は52メートルとなっています。ヤシルクル湖はまるで海のようにさざ波を立て、小魚が泳いでいるのを見ることもできます。
「ヤシルクル」という言葉には、「翡翠」という意味があります。その名の通り、とても美しい湖なので、ぜひカメラにも収めてみてください。
②カラクリ湖
カラクリ湖は、中国の新疆ウイグル自治区の西に位置する、標高約3600mの高地にある淡水湖です。最大深度は30mほどとなっています。
カラクリ湖はその湖の透明度の高さから「神秘の湖」と言われています。カラクリ湖の水は、万年雪の雪解け水なのです。ただ、カラクリ湖は現地の言葉では、「黒い湖」とも言われているようです。
普段は美しい青い湖ですが、激しい雨が降るとカラクリ湖の湖面が黒く変化することからそう言われています。
カラクリ湖の東側には「氷河の父」とも言われる標高7546mの慕士塔格峰(ムスターグ・アタ峰)がそびえ立っていて、西側は薩爾闊勒山と繋がっています。
またカラクリ湖の辺りには料理店があるので、漢族や新疆ウイグル族の民族料理を味わうこともできます。ぜひ、カラクリ湖の絶景を楽しみながら、食事を楽しんでください。
③パミール・ハイウェイ
パミール・ハイウェイは、「世界の屋根」と言われる標高4000メートルを越える高原地帯のことを言います。
パミール・ハイウェイは、タジキスタンの首都・ドゥシャンベとキルギスを結んでいます。最近では、パミール・ハイウェイとカラコルム・ハイウェイが繋がったため、中国・パキスタンへの陸路が開かれました。
カラコルム・ハイウェイは、パキスタンと中国・新疆ウイグル自治区のカシュガルまで南北に貫く全長約1300kmの道路です。
パミール・ハイウェイの絶景を楽しみながらサイクリングを楽しんでいる日本人バックパッカーもいます。ぜひ、パミール・ハイウェイから眺めることができる絶景を楽しんでください。
④温泉
パミール高原では温泉も楽しむことができます。おすすめの温泉は、ワハール回廊2大温泉の一つのビビファティマ温泉です。
ビビファティマ温泉は、ヤムチュンの街から山を登ったところにあります。ビビファティマ温泉は地元の方は無料ですが、外国人の方は入場料を支払う必要があります。寄付金や入場料などを使ってとても綺麗に整備されている温泉です。
ビビファティマ温泉は、無色透明の綺麗なお湯で、とても気持ちが良いです。熱いお湯・湯船に浸かるのが好きという方には少しぬるめに感じるかもしれません。
ビビファティマ温泉は、日本と同じく水着などは着用せずに裸で入浴します。ぜひ、ビビファティマ温泉で気持ちが良いお湯に浸かって疲れを癒してください。
パミール高原への行き方は?
ここからは、パミール高原への行き方について紹介していきます。
日本からムルガブかホーローグへ
日本からパミール高原へ行く場合は、パミール高原のあるタジキスタンに行く必要があります。ただ、日本からパミール高原まで直行便は出ていないため、どこかを経由してタジキスタンに行くことになります。
日本からパミール高原へ行く場合は、ムルガブかホーローグからパミール高原へ行くというアクセス方法が一般的です。パミール高原のツアーは、ムルガブからホーローグへ向かうツアーが多く、逆にホーローグからムルガブへ向かうツアーはほとんど見かけません。
日本からムルガブへ行くには、日本からキルギスの街・オシュまで行き、そこから乗り合いタクシーなどを利用してムルガブへアクセスするという行き方になります。キルギスはタジキスタンの隣国で、タジキスタンの北側に位置しています。
オシュには「オシュ国際空港」がありますが、やはり日本からの直行便はないのでどこかを経由して「オシュ国際空港」へ行くことになります。
「オシュ国際空港」へ着いたのであれば、タジキスタンにあるムルガブまで乗り合いタクシーなどを利用して向かいましょう。オシュ国際空港からムルガブまでは、6時間ほどかかります。
日本からタジキスタンの街・ホーローグまで行くには、日本から飛行機でタジキスタンの首都・ドゥシャンベにある「ドゥシャンベ国際空港」まで行って、国内線の飛行機に乗り換えてホーローグにある「ホーローグ空港」に到着という行き方になります。
ただ、ドゥシャンベ国際空港からホーローグ空港行きの便が出ているのは、夏のシーズンだけです。
そのため夏以外に、ドゥシャンベ国際空港からホーローグ空港まで行くには、飛行機以外の方法でアクセスすることになります。考えられる方法としては乗合タクシーになりますが所要時間は15〜16時間ほどかかります。
ムルガブから行く場合
ムルガブからパミール高原に行く場合について説明していきます。ムルガブは、タジキスタンの東部にある小さな村です。
パミール高原を観光するにはツアーに申し込む必要があります。ムルガブからパミール高原へ向かう場合は、キルギスの街・オシュにある「オシュ・ゲストハウス」が開催しているパミール高原観光ツアーを申し込むことをおすすめします。
ぜひ、ムルガブからパミール高原に行こうと考えている方は、このようなツアーに申し込んでみてください。
ホーローグから行く場合
ホーローグからパミール高原に行く場合に着いて説明していきます。ホーローグは先ほども説明したように、タジキスタンにある街です。
ホーローグからパミール高原へ向かう場合は、車をチャーターして行くというのが一般的です。そのため、心細いところもかなり出てきます。
初めてパミール高原に行くのに自分で車をチャーターして行くというのは不安という方は、ホーローグからの行き方ではなくムルガブからアクセスできるツアーに参加することをおすすめします。
パミール高原の治安は?注意点も紹介!
パミール高原の治安ですが、パミール高原のあたりは治安は良いとされています。ただ、パミール高原のあるタジキスタン自体の治安があまり良くないので、窃盗や強盗には気をつけましょう。
とにかく、貴重品の管理には気を配ることをおすすめします。
パミール高原を観光するなら現地ツアーがおすすめ!
先ほども説明しましたが、パミール高原を観光するなら現地ツアーがおすすめです。
現地ツアーにも色々なツアーがありますが、安くておすすめのツアーはムルガブの街にある「Mansur Tulfabek」という家族経営の小さな民宿がやっているツアーです。
「Mansur Tulfabek」が組んでいるムルガーブ発ホーローグ行きパミール高原観光ツアーは、総額4万円ほどです。この金額はかなり安いので、料金を抑えたいという方にとてもおすすめです。
パミール高原産のはちみつをお土産に探そう!
パミール高原のお土産といえば、はちみつです。ぜひ、パミール高原を観光する際にはパミール高原産のはちみつをお土産に探してみてください。
パミール高原に絶景を見に行こう!
タジキスタンにあるパミール高原の絶景・観光スポットについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。パミール高原では、翡翠のような美しい色の湖を見ることができたり、世界の屋根と呼ばれている高原地帯を走ることができます。
ぜひ、タジキスタンにあるパミール高原に絶景を見に行ってください。