積丹半島観光でおすすめのスポット･グルメ！北海道をドライブしよう

北海道の西にある積丹半島は、元々北海道の先住民族アイヌ族が守ってきた島でした。夏村という意味を持つアイヌ語の名前「シャク・コタン」から、現在の呼び名が生まれ、現在では北海道を代表する観光地の1つに数えられています。

海だけでなく立派な山々もある島で、北海道の大自然を感じられる景色の海岸線は国立公園となっているのです。江戸時代からニシンやウニといった漁業が盛んに行われ、現在もスケトウダラやイカなどの魚介類が名物となっています。

またアザラシやトドなどの珍しい海洋哺乳類が生息する希少な島でもあり、人間と野生の海洋哺乳類が上手く共生している世界で一つの島でもあるのです。今回はそんな積丹半島のおすすめ観光スポットを詳しく取り上げていきたいと思います。

積丹半島の海岸線から眺めることができる海の絶景は、海の青さが際立っていることから、積丹ブルーと呼ばれています。以下では、積丹ブルーを堪能できる積丹半島の絶景観光スポットを紹介していきましょう。

昔は女性が立ち入れなかった神聖な岬「神威岬」は、積丹半島の観光では絶対に足を運びたいおすすめスポットです。積丹半島の海岸線にある大きな国定公園の中にあり、雄大な景色が望める島武意海岸と黄金岬と共に積丹半島の三大名所に数えられています。

濃いブルーの海に突き出した岬の先端に立てば、北海道独特の爽快な景色と潮風を楽しめるでしょう。また、岬の先端に繋がる遊歩道「チャレンカの小道」も、海から80mの高さにあり、歩いているだけでもスリルを味わえます。

近くには積丹半島名物の豪華なウニ丼やソフトクリームなどのグルメを楽しめるスポットもあるので、観光をコンパクトに楽しみたい人にもお勧めです。

神威岬の近くに位置する「島武意海岸」は、日本全国で美しい景色が楽しめる渚100選に選ばれている大人気観光スポットです。自然の荒々しさを感じさせる崖ですが、積丹半島でも珍しい波打ち際にまで歩いて近づける海岸となっています。

トンネルのように暗い道を抜けた先で一気に広がる海の絶景は、深く記憶に刻まれるでしょう。

積丹半島の美国港の近くにある絶景スポット「黄金岬」は、江戸時代から始まったというニシン漁の中心地でした。水揚げされる大量のニシンに日光が反射し、黄金色に輝いてたことから「黄金岬」という名前が付いたとされています。

30mの高さがある崖の頂上には展望台があり、美国港を一望できるでしょう。水中の様子を見学できる水中展望船や、洞窟内でのシュノーケリングなども人気です。

北海道の海と山を両方様々な方法で楽しめる積丹半島には、バリエーション豊かな観光スポットがあります。以下では、積丹半島の観光におすすめのスポットを、2つ細かく紹介しましょう。

癒されながら北海道積丹半島の感動的な景色を楽しめる「岬の湯しゃこたん」も、おすすめの観光スポットです。日本海の大海原の絶景を眺めながら、温かい温泉に浸かることができます。

神経痛や皮膚炎、冷え性などを軽くするとされるナトリウム濃度の高い温泉で、観光での疲れを効率的に取ることができるでしょう。夕暮れ時は特に景色が美しく映えます。

積丹半島の伝統的な神事が現在も初夏に行われている「美国神社」も、積丹半島の観光におすすめのパワースポットです。保食神（ウケモチノカミ）や大山祇神（オオヤマツミノカミ）といった積丹半島の重要な神々を祀っています。

毎年7月の5日と6日には、天狗の衣装を纏った人々が燃え盛る炎の上を歩く幻想的な神事が執り行われます。夏に積丹半島を訪れる時には、ぜひ迫力のある火渡り神事を見学してみてください。

積丹半島では、地元の伝統的な味を伝える老舗食堂やおしゃれなカフェなどのグルメスポットも充実しています。

以下絵は、積丹半島の観光をよりワクワクさせてくれるおすすめグルメスポットも取り上げていきましょう。

神威岬周辺にあるアットホームなレストラン兼売店の「カムイ番屋」では、積丹半島の美味しい魚や貝を贅沢に使ったランチが楽しめます。

また、売店では積丹ブルーをイメージした、鮮やかなブルーカラーのソフトクリームが人気です。神威岬への道中のおやつに、ぜひ購入してみてください。

積丹半島の海の幸をお寿司で楽しみたい人には、「ふじ鮨」がおすすめです。新鮮な地元の獲れたて魚介類を使った寿司は、コスパの良さでも観光客から愛されています。

浜ラーメンや天ぷらも絶品で、特に積丹半島の旬の魚介類の出汁が深い味わいを作り出している浜ラーメンには多くのファンがついているのです。

北海道の雄大な大地のように大きな寿司ネタで有名な「勝栄鮨」も、積丹半島のおすすめ人気グルメスポットの1つです。積丹半島で栄養豊富に育った魚介類を、大ぶりにカットし、繊細に仕上げた寿司は、世界で活躍する有名F1レーサハミルトンも唸らせました。

お寿司好きな人は、ぜひ「勝栄鮨」に一度訪れてみてください。

積丹半島で漁師として活躍していた店主が営む「中村屋」も、積丹半島では逃せない地元の魚介類を扱うグルメスポットです。

木造の優しい雰囲気の店内では、積丹の海で育った甘くクリーミーな絶品ウニを贅沢に乗せた丼が味わえます。ウニ好きにはたまらないメニューが豊富なので、ぜひ足を運んでみてください。

積丹半島の貴重な天然ウニを気軽に楽しみたい人には、「お食事処みさき」を強くおすすめします。

シーズン中は早朝4時から店主が獲ってくるという新鮮な生ウニを、山のように盛った贅沢な生ウニ丼は、多くのグルメも虜になる味です。アワビやなまこなど、ウニ以外の積丹グルメも楽しめます。

積丹半島の観光では、北海道の海を間近で楽しめるマリンアクティビティも人気です。以下では、積丹半島観光を盛り上げてくれるおすすめのアクティビティスポットを、具体的に取り上げていきましょう。

積丹半島の広大な海をカヤックで冒険する「積丹カヤック」は、幅広い年齢層の観光客から愛されているアクティビティです。乗客たちで協力しながらオールを漕ぎ、積丹半島の神秘的な鍾乳洞や洞窟などを巡ります。

積丹町の人気カヤックツアーガイド「ATKAYAKS」が行っているカヤックツアーでは、積丹半島の無人島で屋外ランチを楽しむことができます。無人島での遊びも満喫できるので、興味がある人はぜひツアーに参加してみてください。

積丹半島には、青く光り輝く美麗な洞窟があります。その洞窟の中でシュノーケリングを楽しむアクティビティも、多くの観光客を魅了しているのです。洞窟の中の水は透明度が高く、光が複雑に屈折することから他の場所よりも濃い青色に見えます。

積丹半島に訪れた時には、ぜひ実際に青の洞窟でシュノーケリングに挑戦し、その美しい光景を目に焼き付けてみてください。

積丹半島へは、札幌駅から車で向かうことが可能です。車を使う場合は、札幌西ICを札幌道を通って進み、小樽ICで一般道に降りるルートをおすすめします。

一般道に降りた後は、国道5号と国道229号を通れば、積丹半島の東側に到着するでしょう。移動時間は約2時間ほどです。

今回は、積丹半島の人気観光スポットやアクティビティなどを詳しく紹介しました。遊びもグルメも存分に楽しめる積丹半島では、幅広い年齢層の人との観光も盛り上がるでしょう。

神社や絶景スポットでも島の魅力に出会えるので、積丹半島に訪れてみたい人は、ぜひ今回取り上げたスポットを観光予定ルートに入れてみてください。