クォッカはオーストラリアの世界一幸せな動物!特徴・会える場所を紹介
オーストラリアに住むクォッカは、世界一幸せな動物と言われている、とてもかわいい動物です。観光客と笑顔で映ったクォッカが可愛い!と話題を呼んでいます。今回は、多くの人を魅了してるクォッカについて、詳しくご紹介してまいります。
目次
オーストラリアの世界一幸せな動物「クォッカ」について紹介!
みなさんは、「世界一幸せな動物」と言われている「クォッカ」をご存知でしょうか?クォッカは、オーストラリアに生息している有袋動物で、愛嬌たっぷりで好奇心旺盛な性格の持ち主です。
ぬいぐるみのような姿と、”クォッカスマイル”がとても可愛らしく、地元の方からはもちろん、観光客からも愛されている人気者。今回は、そんな「クォッカ」について、詳しくご紹介いたします。
クォッカってどんな動物?
クォッカは、西オーストラリアの固有種で、”クアッカワラビー”とも呼ばれることもあります。モフモフとした姿が魅力的で、思わず写真を撮りたくなる可愛さ。
長い間天敵がいない環境で生活をしていたことから、警戒心がほとんどない動物です。それに加え、いつも口角が上がっているため、笑っているように見えることから、「世界一幸せな動物」と呼ばれるようになりました。
クォッカの特徴
クォッカは、カンガルー科に属する有袋動物、お母さんのお腹にある袋の中で赤ちゃんを育てる動物です。カンガルーの仲間ではありますが、細長い顔ではなく、リスのようなふっくらとした顔をしています。
まん丸の目と突き出た鼻が特徴で、丸い耳と口角が上がった口元には愛嬌があります。後ろ足で立ちあがると、なんとも言えない可愛い姿を見ることができます。
クォッカの大きさは、体長40~50センチ体重3~4Kgほどで、おおよそ猫くらいのサイズ感。モフモフとした身体は、灰色がかった茶色と赤茶色の長い毛に覆われています。
クォッカの生態
クォッカは草食動物なので、葉っぱや木の実が大好物。そのため、木下で過ごすことが多く、お気に入りの木の下には数匹で集まっていることもあります。
クォッカは夜間に活発に活動する夜行性ではありますが、日中活動しているクォッカもいます。活動しているクォッカがいない時には、眠っているか木陰で眠そうにしていることが多いので、木陰や木の下を探してみるのがおすすめです。
クォッカが人気な理由
クォッカの可愛らしい姿も人気の理由のひとつですが、人懐っこく好奇心旺盛な性格の持ち主であることも、多くの方から愛される要因となっています。
人懐っこい性格
先ほどお伝えした通り、クォッカは警戒心がほとんどなく、とても人懐っこい性格です。中には臆病な性格のクォッカもいますが、いつも観光地にいて人に慣れているクォッカであれば、自ら近寄ってきてくることもたくさんあります。
また非常にフレンドリーなので、人と会うのを楽しみにしている、とも言われています。気に入った人がいれば、後をついてくることもあるそうです。ただ、クォッカへのエサやりは法律で禁止されているので、どんなに可愛くてもエサをあげないように注意しましょう。
好奇心旺盛
個体差はありますが、人懐っこく好奇心旺盛な性格なので、バッグなど人が持っている持ち物に興味を示すこともあります。食べ物に興味を示すこともありますが、穏やかな性格なので勝手に持っていくということはあまりありません。
また、カメラを構えるとフレームインしてくることもあり、”セルフィーが好きな動物”とも呼ばれています。近寄ってきてくれるクォッカがいれば、一緒に写真を撮るチャレンジをしてみるのもおすすめです。
ただ、エサをあげるのが禁止されているのと同様に、触れたり抱っこしたりするのも禁止されているので、写真を撮るときには触れないようにご注意ください。
クォッカにはどこで会える?
クォッカには、オーストラリアの南西部にある「ロットネスト島」で会うことができます。A級自然保護指定の国立公園で、西オーストラリアにあるフリーマントルから約20キロの沖合に浮かんでいます。
ロットネスト島は、手つかずの自然が残る島で、クォッカの天敵であるキツネや猫などがいないため、クォッカにとってとても住みやすい環境となっています。
ロットネスト島
1969年にオランダ人の冒険家ヴィレイム・デ・フラミングが、クォッカを”大きなネズミ”と間違えたことから、この島を「't Eylandt Rottenest(ネズミの巣の島)」と名付け、「ロットネスト島」と呼ばれるようになりました。
ロットネスト島は国立公園ということもあり、一般車両の乗り入れの禁止や風力発電を活用するなど、島の豊かな自然を守るための努力がなされています。
下記にご紹介している「ビジターセンター」では、ロットネスト島のマップをもらうことができたりアトラクションやツアー、バス、自転車のレンタルなど案内をしてもらうことが出来るので、ロットネスト島に到着したら、まず足を運ぶのがおすすめです。
住所 | 1 Henderson Ave, Rottnest Island WA 6161 オーストラリア |
電話番号 | +61 8 9372 9730 |
営業時間 | 【月~木】7:30~18:00 【金曜日】7:30~19:30 【 土日 】7:30~18:30 |
定休日 | なし |
入島料 | 20オーストラリアドル (クォッカの保護活動に使われています) |
公式URL |
ロットネスト島へのアクセス方法
ロットネスト島へのアクセスは、パースから電車で30分ほどの距離にある港町「フリーマントル」から、高速船に乗るのがおすすめ。約30分ほどで到着できるうえ、1日に数便発着しています。
パース空港から車でパース市内まで移動すれば、フェリーでアクセスすることも可能です。フェリーだと約1時間半ほどで到着します。また、値段は高くなりますが、パース空港から小型機で一気に飛ぶ方法もあります。約12分で到着するので、時間短縮をしたい方におすすめです。
なお、日本からパース空港へは直行便がないため、香港やタイでの乗り継ぎが必要です。どの方法でアクセスするかは、高速船やフェリーの時刻表などと照らし合わせて決定してみてください。
クォッカに会うならレンタサイクルや島内巡回バスがおすすめ!
ロットネスト島は、環境保護のため一般車両の乗り入れを禁止しています。そのため、島を観光したりクォッカに会いに行くには、巡回バスに乗るかレンタサイクルを借りるのがおすすめです。
巡回バスは島内を一周し、主要ビーチに止まるので観光にもぴったり。自由に乗り降りできる1日乗車券もありますので、観光をメインにしたい方は、ビジターセンター購入してみてください。
レンタサイクルも高速船が発着している港やビジターセンターで借りることができます。島内は車が走っていないため、ゆったりサイクリングを楽しめます。自然を満喫したい方は、ぜひサイクリングを満喫してみてください。
クォッカは日本で会える?
クォッカは、西オーストラリアの固有種で、絶滅危惧種に登録されています。かつてはキツネや猫に襲われて絶滅寸前まで減ったこともありましたが、現在は保護政策が進み少しずつ数が増えてきています。
希少な動物として保護されていますので、日本には生息していない動物です。日本の動物園でも飼育はされていないため、クォッカに会うにはオーストラリアまで行く必要があります。
「世界一幸せな動物」に会いに行こう!
人懐っこくて愛嬌たっぷりのクォッカは、一緒に写真を撮りたい人が続出するほど人気な野生動物です。クォッカは「世界一幸せな動物」と言われているだけあって、クォッカを見た人まで笑顔になれるかわいい動物です。
旅行会社などでは、クォッカに会いに行くツアーなどもありますので、ぬいぐるみのようにかわいいクォッカに会ってみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。