埼玉･小江戸(川越)の観光地！楽しみ方･ぶらり散策スポットも紹介

川越市は、埼玉県の南西部に位置しているエリアです。江戸時代には川越藩の城下町として発展し、「江戸の台所」の異名で呼ばれていました。

現代でも当時の寺社や歴史的建築物が多く残っており、江戸時代の風情を体感できる街並みにちなんで「小江戸」の愛称で知られています。蔵造りの建物に囲まれた街角を観光していると、本当に江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。

そこで今回は、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ人気観光地をまとめてみました。埼玉県の観光名所に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

小江戸には川越のシンボルになっている「時の鐘」をはじめ、様々な江戸情緒あふれる建築物があります。蔵造りの町並みを散策しながら、ショッピングや食べ歩きを楽しめます。

また、川越名物・さつま芋の芋掘り農作業体験ができる企画や、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「川越まつり」の山車展示やお囃子の実演を観賞できるイベントもあります。

しかも、東京の池袋駅から急行に乗れば、川越まで約30分で到着します。アクセス性に長けていて、週末の休みを利用した日帰り観光旅行におすすめです。

川越の幸町一帯には重厚な蔵造りの家屋が立ち並んでおり、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。レンタルの着物を着て街を歩けば、時代劇の登場人物になった気分を楽しめます。

まずは、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ人気観光名所を見ていきましょう。

幸町の県道39号線周辺には、江戸時代の蔵造りの町並みが残る一番街という商店街があります。蔵造りの建物は現在でも営業中のお店であり、実際に店内に入ってショッピングを楽しめます。

黒漆喰の壁の家屋に巨大な瓦が敷き詰められている蔵造りの建築物には、見ているだけでも圧倒される存在感がみなぎっています。見るもの全てが新鮮なエリアですが、車道を自動車が通るのでよそ見をしないように気をつけてください。

一番街から北西に進むと、20軒程度の駄菓子屋が立ち並ぶ菓子屋横丁があります。昭和初期には70軒以上のお店がありましたが、時代の流れと共に店舗数が減少し、こんにちに至ります。

焼きたての煎餅、カルメ焼き、あめ玉など、思わず手に取って買いたくなるような安くて美味しいお菓子が充実。子供はもちろんのこと、大人も童心に返って駄菓子屋巡りを楽しめます。

川越氷川神社は、一番街の北東に位置している川越の総鎮守です。古墳時代の欽明天皇二年に創建されたと伝えられており、素盞嗚尊（すさのおのみこと）を中心に五柱の神々を祀っています。

風鈴や風車が吊るされている風流なトンネルや樹齢500年を超える神木など、数々の見所あり。夫婦の神様を祀っていることから縁結びのご利益があると言われており、女性の間でもパワースポットとして有名です。

時の鐘は、一番街のかねつき通り沿いにある史跡です。川越藩主だった酒井忠勝によって創建され、現在でも6時・12時・15時・18時の1日4回鐘が鳴ります。時計が無かった当時の人々にとって、時間を知ることが出来る重要な存在でした。

現在の鐘楼は、明治26年（1893年）に発生した川越大火の翌年に再建された4代目の建築物です。平成8年に環境省の「残したい日本の音風景100選」に認定された鐘の音は、いつ聞いても心に染みる風情があります。

川越の小江戸には、時の鐘や氷川神社などの定番スポット以外にもたくさんの観光名所があります。小江戸の雰囲気を最大限に堪能したい方は、ぜひこちらのエリアにも足を運んでみてください。

続いては、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ穴場観光名所を見ていきましょう。

川越熊野神社は、一番街の南方にある神社です。室町時代の天正十八年（1590年）に紀州熊野本宮大社から分祀され、伊弉諾命（いざなぎのみこと）や伊弉册命（いざなみのみこと）など四柱を祀っています。

石の突起がある上を裸足で歩いて健康を願う「足踏み健康ロード」をはじめ、「運試し輪投げ」や毎年12月に開催される「川越酉の市」などユニークなイベントが満載。アニメ「神様はじめました」の絵馬も飾られていて、若い人たちの間でも人気があります。

喜多院は、一番街の南東にある仏教寺院です。慈覚大師が830年（天長7年）に創建。「川越大師」の名で知られており、境内には三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建築物が多く残存しています。

人間の喜怒哀楽を表現した石仏・五百羅漢や、春日局が使用していた｢書院｣など由緒ある施設を見学可能。また、正月の「だるま市」や春の「桜まつり」など数々のイベントもあり、定期的に足を運びたくなります。

小さな旅 川越温泉は、川越市駅の南西にある温泉施設です。9種類のお風呂と3種類のサウナを完備。子供も大人も一緒にくつろぎの時間を満喫できます。

檜の香りに包まれた露天風呂、地下約1,200mから湧き出た天然温泉に浸かれる生源泉掛け流しの湯など、多彩な入浴場あり。川越の泉質は神経痛・筋肉痛・関節痛などに効果があり、湯治にもおすすめです。

小江戸では、小粋な街並みを見るだけでなく、美味しいスイーツを食べ歩く楽しみ方もできます。川越名物のさつまいもを使ったデザートもあり、ご当地グルメを味わえます。

ここでは、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ食べ歩きスポットを見ていきましょう。

浜ちゃんは、小江戸の菓子屋横丁入り口付近にある人気カフェです。おでんや焼きそばをはじめ、ドリンクやかき氷など多彩なメニューを提供しています。

中でもおすすめは、川越名物のさつまいもを使った「芋スティック」。細長くカットしたさつまいもを揚げて塩を振りかけたシンプルなスイーツ。美味しくて食べやすく、小江戸で食べ歩きしたい時にピッタリのお菓子です。

小江戸おさつ庵は、かねつき通り沿いにある人気スイーツ店です。埼玉産のさつまいもを薄くスライスして揚げた「おさつチップス」が大人気です。

塩バターソース、明太子マヨネーズ、チョコクリームなど、ディップソースを自分で選択可能。美味しい上に、SNS映えするフォトジェニックな見た目がたまりません。

小江戸の情報誌に必ず掲載されていると言っても過言ではない超有名なお店で、いつも行列ができています。30分待ちは日常茶飯事なので、時間に余裕がある時に行きましょう。

池田屋本店は、菓子屋横丁の高澤通り沿いにある人気和菓子屋です。もともとは飴屋でしたが、後に団子屋になりました。

機械を使わず、炭火を使って全て手作業で仕込んでいる団子を販売。1本60円という破格の安さの焼き団子をはじめ、芋団子や餡団子など多彩な和菓子を食べられます。

米粉100％のモチモチ食感。塩気が強調された独特な味付けは、一度食べたら忘れられないクオリティーです。

小江戸には旅館や料亭もあり、著名人も利用しているほどの人気を誇っています。埼玉の厳選食材を使った懐石料理は絶品揃い。グルメスポットとしても非常におすすめです。

ここでは、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ人気グルメ店を見ていきましょう。

甘味処川越あかりやは、川越湯遊ランドの隣にある人気カフェです。昭和13年に建てられた古民家風の店内で、あんみつやお汁粉など多彩な和スイーツを提供しています。

お芋の和パフェや、抹茶とバニラアイスを組み合わせた宇治の月など、見た目にも風流なメニューが充実。埼玉観光で疲れた時には、甘味処川越あかりやのスイーツでエネルギー補給しましょう。

頑者 本店は、本川越駅から徒歩すぐの場所にある人気ラーメン屋です。極太麺・濃厚つけダレ・魚粉を組み合わせたユニークなつけ麺を提供しています。

シンプルなラーメンをはじめ、チャーシュー麺、辛つけ麺などのメニューをオーダー可能。コシのある手打ち麺と特製スープの相性が抜群で、普段つけ麺を食べない方でも思わずのめり込むほどの美味さです。

小江戸黒豚鉄板懐石オオノは、小江戸の中心地から外れた谷中にある人気懐石料理店です。のどかな田園風景が広がる環境で、自家農場の黒豚を使った本格料理を提供しています。

黒豚のステーキや、オマール海老、アワビなど、上質なコース料理をオーダー可能。また、鉄板懐石ランチコースやお子様プレートなどのメニューにも対応しており、家族で一緒に食事する時にもおすすめです。

電車を利用する場合、JR埼京・川越線経由で新宿駅から小江戸最寄りの川越駅まで快速で50分ほどで着きます。池袋駅から東武東上線の急行に乗れば、川越駅まで約30分です。

自動車を利用する場合、練馬ICから川越ICまで関越自動車道経由で約20分。国道254号線経由なら、池袋方面から川越市街まで約30分です。

今回は、埼玉県川越市（小江戸）のおすすめ観光地を紹介いたしました。

江戸時代から商人の街として発展してきた川越は、小江戸の名に相応しい歴史的な観光名所が充実しています。埼玉の川越方面を観光する際は、ぜひ本記事を参考にして小江戸の街並みを散策してみてください。