千歳楼は愛知の心霊スポット!当時・現在の内部や白骨死体事件を紹介
千歳楼は愛知県にある有名な心霊スポット。恐ろしい事件があったことでも有名な場所です。そこで今回はそんな愛知の千歳楼について詳しく調べてみました。当時・現在の内部の様子や、白骨死体事件についても詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
愛知の心霊スポット「千歳楼」について紹介!
愛知県にある有名な心霊スポット「千歳楼」。他にもたくさんの心霊スポットがある愛知県ですが、その中でも特に有名で、愛知県内では知らない人はいないほどです。
廃墟と化すまでは高級旅館として営業していたこの千歳楼。心霊スポットになるまでにはどのようなことがあったのでしょうか?そこで今回はそんな千歳楼について詳しく調べてみることにしました。
千歳楼で過去に起こった事件や当時・現在の様子、千歳楼までのアクセス方法などをまとめていますので、是非チェックしてみてください。
心霊スポットの千歳楼で起こった事件と噂3選
たくさんの人で賑わっていたはずの高級旅館が一転、廃墟になるまでには様々な事件が起こっていたようです。そこでここでは千歳楼で起きた事件と、その他にもある噂についてご紹介したいと思います。
①高校生が旅館の内部で白骨死体を発見
千歳楼で起こった事件の中で最も大きなものが、この白骨死体事件ではないでしょうか?この事件が起こったのは2012年のこと。すでに廃墟と化していた千歳楼は心霊スポットになっていて、たくさんの人が肝試し感覚で出入りしていました。
そんな中、ある男子高校生が千歳楼に入った時に白骨化した死体を発見したそうです。白骨化死体が発見されたのは千歳楼の1階で、Tシャツ・ジーパン姿で座ったままだったそうです。白骨化しているので性別。誰の死体なのかは謎のままです。
白骨が発見された当時はニュースでも取り上げられるほど大きな話題となりました。ニュースになったことによって、千歳楼はさらに心霊スポットとしての知名度がアップ。全国各地から怖いもの見たさに人が集まるようになりました。
②火災事件が発生した
またその白骨化事件以外にも、廃墟となって千歳楼では年券も不審火が発生しています。最初に火事が起こったのは2008年の4月のこと。放置された千歳楼の屋上には雑草が生えていたのですが、そこで発火し大きな火災が発生しました。
その次に大きかった不審火は4ヶ月後の8月のこと。今度は浴場から不審火が発生し、約200平方メートルもの建物を焼き尽くしたと言われています。
これ以外にも何件か不審火の情報がありますが、どれも自然に起こったとは考えにくいものばかり。誰かが悪質ないたずらで放火をした可能性が高いです。この不審火で更に建物がボロボロになった千歳楼は更に不気味な雰囲気へと変わっていきました。
③オーナーが自殺した噂も
更に千歳楼にはオーナーが自殺しているという噂もあります。経営難で倒産した千歳楼。かつて高級旅館として反映していた頃とのギャップは大きかったに違いありません。資金繰りに苦労したオーナーが自殺したという噂は有名でした。
そんな噂が絶えない中、千歳楼で白骨化の死体が発見。瞬く間に「オーナーの死体ではないか?」という憶測が飛び交いました。話はみるみる間に膨らみ、最終的には「オーナーの死体を誰かが隠蔽した」という都市伝説のような話まで。
真相はわかりませんが、千歳楼の倒産以来オーナーの消息がわからなくなっているのは事実のようです。
心霊スポットの千歳楼の当時の様子は?
様々な恐ろしい事件が起こっている千歳楼。そんな千歳楼が営業している間はどんな様子だったのでしょうか?千歳楼に活気があった頃から倒産に至るまでの経緯を見ていきましょう。
愛知にある高級旅館の1つだった
廃墟になる前の千歳楼は、愛知県にある高級旅館の一つとして有名でした。旅館がオープンしたのは1954年のこと。元々は名古屋で料亭として営業していた千歳楼ですが、経営の拡大を目指してこの場所で旅館として営業を始めました。
千歳楼の周辺には美しい庄内川があり、秋には紅葉も楽しむことができます。また観光地もあり駅からのアクセスも良かったので、お客さんはたくさん訪れました。
経営開始から50年ほど経った頃には年商は10億円もあったと言われ、誰から見ても「成功している」旅館であったと言えるでしょう。
総合結婚式場も併設していた
経営がうまくいっていた千歳楼はますます規模を拡大し、全盛期には周囲にも旅館を展開していました。1軒目に建てられた千歳楼は結婚式場としても利用できるようになっており、様々な事業に手を出していたことがわかります。
しかしこの頃から愛知県でも地下鉄・新幹線などの交通網が発達。色々な場所へ手軽に出かけられるので千歳楼への客足が遠のいていました。また自家用車を保有する人も増えていたので、駅からのアクセスの良さにも魅力がなくなっていったようです。
負債を抱えて倒産した
様々な事業を展開して経費がかかるにも関わらず、どんどん客足が遠のいていった千歳楼。展開していた旅館も次々に閉鎖し、最終的には約6億円もの負債を抱えた状態で倒産に至りました。
倒産する前にも様々な打開策を提案していたようですが、格安の旅館や競合との争いには勝てなかったようです。もっとも栄えていた頃と比較するとまさに雲泥の差。オーナーを始め、従業員は苦労したに違いありません。
心霊スポットの千歳楼の現在の様子は?
高級旅館としての繁栄から一転、廃墟と化してしまった千歳楼。現在では昔のような華やかさはなく、おどろおどろしい雰囲気となってしまいました。
少し前までは心霊スポットとしてたくさんの人が出入りをしていたようですが、今現在はどうなっているのでしょうか?千歳楼の様子について調べてみました。
監視カメラが設置されている
2003年に廃業した千歳楼。倒産してからすぐの頃には、千歳楼にお金を貸していた債権者らが少しでも回収しようと窓ガラスなどを割り、侵入し盗難を繰り返していたと言います。
また不法侵入が落ち着いたと思えば心霊スポットとして有名に。若者の集団も滞在するようになり治安が悪くなっていきました。白骨化死体の発見や不審火が多数発生したこともあり防犯のために監視カメラを6台設置。定期的にパトロールが実施されているようです。
今現在でも近隣住民からの通報があり、不法侵入した少年らが書類送検されたことも。むやみに立ち入ると法を犯すことになりますので、興味があっても中には入らないよう注意しましょう。
バリケードで封鎖されて立ち入り禁止に
そんな様々な防犯対策がされている千歳楼ですが、現在は消防本部が設置したバリケードで封鎖されているため簡単には立ち入ることができません。
庄内川側から見ると割れた窓ガラスや焼けた跡など、千歳楼の荒んだ姿を確認することができますが、入り口側からはほぼフェンスしか見えませんので、近寄る人も少なくなっていったようです。
心霊スポットの千歳楼の場所とアクセス
では最後は、心霊スポットの千歳楼の場所とアクセスについて見ておきましょう。バリケードによって侵入できなくなったとはいえ、愛知県の心霊スポットとしてまだまだ有名な千歳楼。遠くからでもいいので一目見たいという人も多いそうです。
車でのアクセスはもちろん、近隣の駅からでも歩いてすぐの場所ですので興味がある人は覗いてみましょう。また千歳楼周辺には観光スポットもありますので、一緒に観光するのがおすすめです。
住所 | 愛知県春日井市玉野町 |
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アクセス | 定光寺駅から徒歩3分 東名高速道路・春日井ICから車で約20分 |
駐車場の有無 | なし |
愛知の有名心霊スポット「千歳楼」を見てみよう
今回は愛知県にある有名な心霊スポット「千歳楼」についてご紹介しました。他の心霊スポットによくある「昔の怨念」のようなものではなく、本当の事件が起こっている千歳楼。白骨化死体が見つかっているだけあって、恐ろしさも本物です。
過去には肝試しなどで不法侵入できたこともありますが、現在では消防によるバリケードや警察によるパトロールが実施されているため入ることができません。
しかし遠目で見るだけでもその迫力は十分。心霊スポットの雰囲気を味わうことができますので、興味がある人は愛知観光の際に是非立ち寄ってみてください。