白高大神は奈良の廃神社!心霊体験・場所や中井シゲノについても紹介
白高大神は、奈良の廃神社として有名です。白高大神は伝説の祈祷師・中井シゲノが愛した場所としても有名ですが、心霊スポットとしても知られています。白高大神の心霊体験や、白高大神の場所、中井シゲノについても詳しく紹介していきます。
目次
奈良県にある廃神社の白高大神は有名な心霊スポット!
奈良県にある廃神社の白高大神は、有名な心霊スポットです。この記事では、奈良県にある廃神社の白高大神で報告されている心霊体験や、白高大神を愛したという伝説の祈祷師・中井シゲノについて詳しく紹介していきます。
白高大神のある場所についても紹介していきます。
白高大神はどんな場所なの?
ここからは、白高大神はどんな場所なのか、詳しく紹介していきます。白高大神がどういった場所なのか知らないという方は、ぜひチェックしてみてください。
稲川淳二も紹介している心霊スポット
奈良県の白高大神は、稲川淳二さんも紹介している心霊スポットです。稲川淳二さんは、「解明・恐怖の現場~終わらない最恐伝説~ VOL.1」というDVDで、白高大神を訪れています。
白高大神の読み方は?
白高大神の読み方ですが、「しらたかおおかみ」と読みます。
白高大神は、奈良県に住んでいる人であれば、一度は名前を聞いたことがあるような神社です。
白高大神で起きた恐怖の心霊体験4選!
ここからは、白高大神で起きた恐怖の心霊体験4選を紹介していきます。
①16歳の少女が霊に憑りつかれた
白高大神で起きた恐怖の心霊体験1つ目は、16歳の少女が霊に憑りつかれたというものです。これは、白高大神に16歳の少女が面白半分で訪問した際に、白高大神近くの防空壕で悪霊に取り憑かれてしまったというものです。
悪霊に取り憑かれたという16歳の少女はなすすべなく、精神に異常をきたしてしまったようです。それだけで終わらず、その少女は老婆にようになってしまったとも言われています。
②防空壕に近づくと頭痛がする
白高大神で起きた恐怖の心霊体験2つ目は、防空壕に近づくと頭痛がするというものです。先ほどの、白高大神に面白半分で訪れた16歳の少女もそうでしたが、白高大神の防空壕に近づいたことでおかしな体験をするという方は多いです。
防空壕は滝行だった場所でもあるのですが、防空壕に近づくと頭痛がするという方は多いので注意してください。それだけでなく、防空壕には色々な心霊体験をした方がいます。
「防空壕で写真を撮影したら、よく分からない白い影が映りこんだ」「防空壕に入った瞬間に肩が重くなってきて怖かった」などなど、多数の心霊体験が報告されています。
白高大神そのものが面白半分で訪れてはいけない場所ですが、特に防空壕では軽率な行動はとらないように心がけてください。
③白い煙が見える廃屋
白高大神で起きた恐怖の心霊体験3つ目は、白い煙が見える廃屋です。白い煙が見える廃屋は、中井シゲノがかつて修行などに使用していた屋敷です。
この屋敷は現在は廃屋となっているのですが、この廃屋で自殺者がでたという噂もあるようです。また、「謎の白い煙のようなモノを見た」「廃屋に近づいた瞬間に、ひどい目眩がした」という報告があります。
こちらの屋敷・廃屋でも、軽率な行動はとらないようにすることを強くおすすめします。
④狐の霊が憑依している狐の像がある
白高大神で起きた恐怖の心霊体験4つ目は、狐の霊が憑依している狐の像がある場所です。この記事の後半で、白高大神と中井シゲノとキツネの神様の関係をお話ししていきますが、白高大神は狐の神様と切っても切れない縁がある神社です。
中井シゲノという巫女は、キツネの神様から御真言をいただいたことでパワーをいただきます。その狐の神様は、「白高様」という名前です。狐の神様「白高様」に出会うことができた中井シゲノは、狐をこよなく愛するようになります。
実際に、中井シゲノは狐の像まで作成したのです。ただ、その狐の像は、風化によってなのか首が落ちてしまっています。そうしたこともあり、この狐の像には狐の霊が憑依しているというちょっと怖い噂があるのです。
白高大神と巫女・中井シゲノの関係・歴史について!
ここからは、白高大神と巫女・中井シゲノの関係・歴史について紹介していきます。巫女・中井シゲノは、玉姫教会という新興宗教を開いた教祖です。白高大神は玉姫教会の滝行道場だったのです。
巫女・中井シゲノについて詳しく紹介していきます。
大叔母の才能を受け継ぎシャーマンに
巫女・中井シゲノは、大叔母の才能を受け継いでシャーマンになりました。1903年・明治36年に奈良の農家に生まれた中井シゲノは、巫女であった大叔母の才能を受け継いでいました。
それが判明したのが8歳の時で、中井シゲノは初めて神が降りるという体験をしたのです。それ以降、巫女・中井シゲノは大叔母の元でシャーマンとなる修行を続けたといいます。
中井シゲノは19歳で結婚して、長女と長男をもうけました。しかし、22歳の時に中井シゲノは事故で失明してしまいます。その事故というのが、長女の足が目に直撃してしまうというものでした。
中井シゲノは、この事故によってなんと両目を失明してしまったと言われています。
失明後も滝行を続ける
しかし、中井シゲノは失明後も滝行を続けたのです。失明後も、「盲目の天皇が開眼した」という伝説が残る「観音菩薩の滝つぼ」で、毎日修行を続けました。
その修行の成果なのか、失明によって光を感じることができないはずの中井シゲノの目に白いキツネの姿が浮かんだと言います。そして、なんと中井シゲノは両目の視力を回復したのです。
夢で見たキツネの神様のお告げに従い大阪へ
また、中井シゲノはキツネの神様から真言・仏の言葉を授かったこともありました。狐の神様から御真言をいただいたことで、それ以来、中井シゲノのシャーマンとしての力は格段に向上していきました。
中井シゲノは、夢で見たキツネの神様「白高様」のお告げに従って大阪へ行ったこともあります。そのお告げというのが、「大阪にある安居天神に行け。その中の玉姫社にも行け。」というものでした。
奈良県に住んでいた中井シゲノは、お告げを受けた当時はあまり裕福ではありませんでした。そのため大阪に行くのもかなり大変だったのですが、お告げを受けた翌日に、持っているだけのお金を持って大阪にある安居天神へと向かったのです。
この時、中井シゲノは大阪にある安居天神のことは何も知らず、なんの知識も持っていませんでした。しかし、夢で見たキツネの神様「白高様」のお告げ通り、安居天神の境内にはお告げ通りに「玉姫社」と書かれた祠があったのです。
中井シゲノは、安居天神の宮司に夢のお告げと、ここまできた経緯・いきさつを説明しました。自分が奈良県で巫女をしていた事、事故で長女の足が両目を直撃したことで失明してしまった事、その後で狐の「白高様」が夢に出てきてお告げを授かった事、再び目が見えるようになったことをすべて打ち明けたのです。
すると、なんと中井シゲノは玉姫社を譲り受けることになりました。玉姫社を譲り受けたことによって、中井シゲノは奈良県から大阪の玉姫社へ移住し、玉姫社でそれまで以上の修行に励みました。
白高大神を建立
奈良に戻った中井シゲノは、滝行の道場として「白高大神」を建立しました。滝は現在も残っていて、「白高大神」を訪れると滝の水の落ちる音が聞こえます。
信者も増え伏見稲荷神社のお墨付き神社になる
「白高大神」を建立した中井シゲノは、どんどん信者が増えていきました。さらには、京都伏見稲荷大社のお墨付きをもらったのです。そのため、さらに信者が増えることとなりました。
中井シゲノは、「神の言葉を聞くことのできる巫女様」として信者から崇め奉られるまでになったのです。
89歳でこの世を去る
「白高大神」には、中井シゲノの力やキツネのパワーを求めてたくさんの信者が通いました。そして、中井シゲノは迷える人々を神様からの力を持って解決策を伝えて行ったのです。
信者数は年々増えていき、「白高大神」は一時、伏見稲荷大社の大阪南支部に昇格しました。しかし、中井シゲノも老いには勝てませんでした。1991年に、中井シゲノは89歳でこの世を去ったのです。
中井シゲノが死んだことで、信者たちは行き場をなくしていきました。「白高大神」は宗教法人でしたが、弟子たちへ中井シゲノが何かを伝授したりすることはなく、マニュアルなどもありませんでした。
そのため、中井シゲノの持っている力に依存していた「白高大神」は、中井シゲノが死去した後に廃れて行ったのです。
白高大神の場所・住所や行き方について!
白高大神の場所・住所や行き方について紹介していきます。白高大神までの行き方は、バスやバイク・車で行くのがおすすめです。ただ、駐車場はないので注意してください。
白高大神にバスで向かうという方は、奈良交通バス「若草台バス停」まで向かってください。ただ、バスの便はかなり少なく最終便も早く終わってしまいます。時間や時刻表をしっかりとチェックしておきましょう。
車やバイクで行く場合も、奈良交通バス「若草台バス停」までしか向かうことはできません。先ほども話したように、駐車場がないので近くのコインパーキングなどに止めるようにしてください。
奈良交通バス「若草台バス停」の住所は、奈良市丸山2丁目1220番地です。奈良交通バス「若草台バス停」からは、バス・バイク・車のどの交通手段でも徒歩になります。白高大神までは、バス停の南側にある雑木林を歩くことになるのです。
白高大神までの行き方ですが、雑木林の中に案内板があるので、その案内板をしっかりチェックして白高大神に向かうと良いでしょう。
案内板に従って、北に30m進むと三叉路があります。その三叉路を左に曲がってください。雑木林を抜けると、目の前には田園が広がります。そこから、南東方向の山の中に白高大神があります。石で作られた鳥居を目印にすると良いでしょう。
住所 | 〒631-0055 奈良県奈良市大和田町 |
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駐車場の有無 | 無し |
アクセス | 奈良交通バス「若草台バス停」から 雑木林の中を歩く 奈良交通バス「若草台バス停」の住所は 奈良市丸山2丁目1220番地 雑木林内の案内板に従って 北に30m進む 三叉路があるので、三叉路を左に曲がる 雑木林を抜けて南東方向の山の中に 白高大神がある |
心霊スポットからの帰り道にやった方がいいこと!
ここからは、心霊スポットからの帰り道にやった方がいいことを紹介していきます。心霊スポットからの帰り道は、寄り道をしてから帰った方が良いと言われています。幽霊を寄り道で落としてから家に帰るという考え方のためです。
また、無事に家に帰ったのであれば、家に入る前に粗塩を自分の体に振りかけると良いです。心霊スポットから家に帰って疲れているかもしれませんが、そのまま寝てしまったなんてことはないようにしてください。必ず、すぐにお風呂に入ってください。
入浴時には、身体中をしっかり洗って欲しいのですが、特に足をよく洗うと良いです。また、シャワーを浴びただけで済ませるのではなく、湯船に浸かるのがおすすめです。また、心霊スポットに行った際に来ていた服も、できるだけ早く洗濯機で洗ってしまいましょう。
その後は、しっかりと体を休めてください。心霊スポットに行くと、普段の場所では反応しなかった色々な体の神経が敏感になってしまっていることがあります。心霊スポットは、ある意味異世界のようなところです。
しっかりと体を休めて、自分が普段過ごしている世界に体が馴染むようにしてください。
白高大神に行く時には気を付けよう!
奈良の廃神社・白高大神で報告されている心霊体験や、神社のある場所、中井シゲノについて紹介して来ましたが、いかがだったでしょうか。白高大神は、中井シゲノが狐の神様のお告げを聞いたことで建立された神社です。
白高大神は、興味半分で訪れたことで精神に異常をきたしてしまった少女などがいるため、心霊スポットとして有名です。
白高大神に行く時には十分に気を付けてください。