スミソニアン博物館(アメリカ･ワシントンDC)はおすすめ！　

アメリカのワシントンDCにあり、広大な土地に様々な展示の博物館が集まったスミソニアン博物館は、1日に約8,000人の来館者が訪れる世界的にも有名な博物館です。

ハリウッド映画「ナイトミュージアム2」の舞台ともなったスミソニアン博物館は、一生に一度は訪れたいスポットの一つでしょう。非常に多くの展示物を見ることが出来るスミソニアン博物館ですが、実は全て入場料無料なのです。

アメリカ連邦政府の寄付をはじめ、出版物の利益などが維持費として使用されており、多くの人が気軽に足を運ぶことが出来る博物館となっています。今回は、そんなスミソニアン博物館についてご紹介します。

スミソニアン博物館は、アメリカワシントンDCにある博物館であり、1つの博物館ではなく科学・産業・芸術・技術・自然史など全部で19の博物館と教育研究施設の集合であり収蔵数は1億4,000点以上だとも言われています。

そんなスミソニアン博物館は、全ての博物館をじっくり見て回るには１週間以上かかると言う口コミも多いですが、見所をチェックして効率よく博物館を見て回ると良いでしょう。

博物館ごとに外せない見どころを見て、スミソニアン博物館を最高の思い出スポットにしてください。

スミソニアン博物館の19の博物館の中でもトップの人気を誇るのが国立航空宇宙博物館です。航空機の歴史から宇宙船やスペースシャトルまでを見ることが出来ます。

アメリカの歴史的な航空宇宙科学の歴史を肌で触れて感じることが出来るため、航空機ファンの聖地とも言われる場所です。スミソニアン博物館に来たら国立航空宇宙博物館は必ず足を運んでチェックしましょう。

スミソニアン博物館の国立航空宇宙博物館で、まずチェックしたいのが展示されている数々の飛行機です。世界初の飛行機・ライト兄弟のフライヤー号も展示されており、飛行機や航空機の歴史を知ることができます。

実物大サイズの飛行機が数多く展示される館内は非常に広大ですが、ポイントを押さえて回れば見落としは少ないでしょう。

アメリカの航空機だけでなく、世界各国の戦闘機や航空機が展示されており中には日本の零戦も非常に良い状態で展示されています。どれも実際に目にすると圧倒されるサイズであり、スミソニアン博物館の人気博物館と言うことも頷けるでしょう。

スミソニアン博物館は、アメリカの宇宙科学の進歩についても知ることができます。人類で初めて月面に着地したアポロ11号の司令船コロンビア号をはじめとして、月面調査に活躍したウーバーも見学出来ます。

有料ではありますが、フライトシュミレーターを使用して高速飛行を体験することもできますので、子供でもテーマパーク感覚で博物館を楽しむことが出来るでしょう。

スミソニアン博物館はアメリカの航空宇宙科学の全てを一度で体感できる素晴らしい場所なのです。

アメリカワシントンDCにあるスミソニアン博物館にいくなら、絶対に外せないのが国立自然史博物館です。ワシントンDCの国立公園・ナショナルモールには19の博物館施設がありますが、その中でも高い人気を誇っています。

国立自然史博物館は、映画「ナイトミュージアム2」で実際にロケが行われた舞台であり、映画を見たことがある人ならスミソニアン博物館の国立自然史博物館の凄さがすぐにわかるでしょう。

国立自然史博物館には、動物・植物・化石・鉱石・隕石などの自然はもちろん、文化工芸品など人類の歴史にも触れることが出来る展示物が数多く収蔵されているのが特徴です。

本物の動物を使った剥製の展示スペースは、映画さながら今にも動き出しそうな迫力がありますので、ぜひチェックしてほしいスペースの一つです。

ゆっくりじっくり、1日中見ていたい展示物の数々は一生の思い出になること間違いなしでしょう。

スミソニアン博物館の国立自然史博物館では、歴史上の重要人物であるマリーアントワネットが身につけていたダイヤモンドのジュエリーや、ナポレオンが2番目の妻に贈ったとされるティアラやネックレスも展示されています。

また、数ある宝石の中でも最も目を引くのが呪いのダイヤモンドと言われる「ホープダイヤモンド」です。４５.5カラットと非常に大きなダイヤモンドですが、手にした持ち主を次々不幸に陥れてきたとされる恐ろしい一品なのです。

所有者を転々と変えた後、宝石商・ハリーウィストンが引き取りスミソニアン博物館に寄付されました。非常に大きなダイヤモンドですので、ぜひ見て欲しい収蔵品の一つでしょう。

スミソニアン博物館の国立自然史博物館最大の見どころと言っても過言ではないのが、恐竜の化石を展示しているエリアです。巨大なティラノサウルスやトリケラトプスの化石が大迫力に展示されているのが魅力であり、1日いても見飽きないでしょう。

国立自然史博物館は非常に広く様々な展示エリアがありますので、全てを見て回るとどうしても時間が足りなくなってしまいます。見るポイントを絞って上手に回ると見どころを見落とすことなく楽しめるはずです。

恐竜の化石と、ホープダイヤモンドは国立自然史博物館に足を運んだら必ず見ておきたい展示物であり、一生の思い出になること間違いなしでしょう。

スミソニアン博物館があるワシントンDCのナショナルモールから少し離れたところにリニューアルオープンしたのが、国際スパイ博物館です。スパイ映画「007」を彷彿とさせるスパイの道具やミッションを体験できるスポットとなっています。

スミソニアン博物館の他の施設は基本的に入館無料ですが、国際スパイ博物館は入館料が必要ですので、あらかじめ用意しておきましょう。参加型ミッションは大人でもしっかり楽しめるイベントです。

歴史的な展示物が多いスミソニアン博物館の中では少々テイストが違う国際スパイ博物館ですが、駅からも近いのでしっかり楽しめるでしょう。

国立アメリカ歴史博物館では、アメリカ建国以前からのアメリカと言う国の歩みを知ることが出来る歴史博物館です。アメリカの歴史に興味がある人はもちろん、アメリカ国民にも人気の高い博物館でしょう。

博物館内では、アメリカ合衆国第16代大統領・リンカーンが暗殺時にかぶっていた帽子や、モハメドアリのグローブなどアメリカの歴史を語る上で欠かせない品が数多く収蔵されています。

歴代ファーストレディーのドレスが展示されているエリアでは、アメリカのファッションの歴史も垣間見ることが出来るでしょう。

また、アメリカが辿ってきた戦争の痛ましい歴史も見ることができます。アメリカの歴史を知る上では外せない展示エリアとなっています。

他にも映画「オズの魔法使い」でドロシー役を演じた、ジュディーガーラントが映画で履いていた赤い靴も展示されており、人気があるようです。

フーリア美術館では、アメリカの美術歴史ではなくアジアを中心とした東洋美術の歴史的な作品をチェックすることができます。イベントでは葛飾北斎の絵画展が開かれたこともあります。

アメリカの画家・ホイッスラーの感じた東洋美術やジャポニズムが詰まった美術館であり、日本人がどこか懐かしさを感じる空間が広がっているでしょう。

アメリカのワシントンDCで日本美術に触れることが出来る特別な空間は、ぜひチェックしておきたい場所です。

スミソニアン博物館のメイン施設の一つでもあるリンカーン記念館は、アメリカ合衆国第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンの巨大な像が鎮座する歴史資料館です。

古代ギリシャ建築のようなドーリア式の建物が印象的であり、スミソニアン博物館に行く場合はぜひ雄大なリンカーン像を目に焼き付けてください。リンカーン記念館の正面にはワシントン記念碑もあり、非常に写真映えするスポットでもあります。

ナショナルギャラリーオブアートは、スミソニアン協会に加入する美術館ではありませんが、ナショナルモールの敷地内にありますのでスミソニアン博物館を訪れる際は、ぜひ一緒に訪れることをおすすめします。

ダヴィンチやラファエロと言った世界的な天才画家の作品を見ることが出来る人気のスポットです。アメリカ国内でダヴィンチの原画を見ることが出来るのは、ナショナルギャラリーオブアートだけと言う特別な場所でもあります。

スミソニアン協会の施設ではありませんが、入館料は無料ですので気軽に足を運ぶことが出来るでしょう。

アメリカワシントンDCの観光地として毎日多くの人が訪れるスミソニアン博物館ですが、一時的な閉鎖の危機に見舞われていたことをご存知でしょうか。

入館無料で多くの歴史的な品を見ることが出来るスミソニアン博物館ですが、入館料が無料と言う点が一時的な閉鎖に大きく関わっているようです。2019年1月、スミソニアン博物館は一時的な閉鎖により多くの人を困惑させました。

その背景にはトランプ大統領の打ち出した「国境との壁」の建設費用が大きく関わっています。

メキシコとアメリカの国境に壁を建設する公約を掲実現すべく、57億ドルの連邦予算を捻出したいトランプ大統領と反対する民主党との間で対立が続いています。

この間、連邦政府が運営する政府機関が一部閉鎖となった影響でスミソニアン博物館も営業を中止していました。2020年現在は通常通り運営されていますが、スミソニアン博物館は政府機関がですので、またいつ閉鎖になるか分からないのです。

スミソニアン博物館は、アメリカワシントンDCにある国立公園・ナショナルモールの敷地内にあり、毎日世界中から多くの来館者が訪れます。

日本からの観光客も多く、ガイドブックにもアクセス方法はしっかり記載されていますので、道に迷ってしまうことは少ないでしょう。

アメリカワシントンDCにあるスミソニアン博物館へのアクセスは、電車やバスなど公共交通機関を使うことが望ましいです。電車やバスの乗り方を把握して、スムーズにスミソニアン博物館まで移動してください。

電車でスミソニアン博物館まで行く場合は、ワシントンDCの主要な移動手段である電車を利用すると良いでしょう。地下鉄を利用する場合は、乗る地下鉄のラインの色をチェックすることで簡単にアクセスすることができます。

地下鉄でスミソニアン博物館へ行くなら、イエローライン・ブルーライン・グリーンライン・シルバーライン・オレンジラインのどれかで「L’Enfant Plaza駅」に降りるとスミソニアン博物館のあるナショナルモールまで徒歩圏内に降りることができます。

ワシントンDCで地下鉄を利用する場合は、日本のSuicaやPASMOのようなICカードを利用するのがおすすめです。「SmartTrip」を購入し、チャージすることでワンタッチで地下鉄に乗ることができます。

SmartTripの販売機には日本語表記がありませんので、購入前に購入方法やチャージ方法をチェックすることをおすすめします。SmartTripがあれば、スミソニアン博物館以外に行くにも便利でしょう。

バスでの移動は地下鉄よりも英語に慣れている人向けですが、ワシントンDCの主要なスポットを巡ってくれるバス「サーキュレーター」を利用すれば、スミソニアン博物館のあるナショナルモールにも簡単にアクセスできます。

サーキュレーターを利用してナショナルモールへ行く場合は、「ナショナルモールルート」のバスに乗れば、ナショナルモールの中まで乗ることができますのでお目当ての博物館近くまで乗ることができます。

最初に乗るバス停によっては乗り換えも必要になりますが、ユニオン駅からなら乗り換えなしで行くことが出来るのでおすすめです。

スミソニアン博物館は、貴重な展示物が非常に多く時間をかけて一つ一つチェックしたいスポットです。ただ、どの博物館も非常に広く1日で全て回るのは非常に難しいです。

スミソニアン博物館へ行く際は、どこを見たいか事前にしっかり確認してアクセス方法や重要なポイントを調べてから行くと良いでしょう。ワシントンDCを訪れた際は、ぜひスミソニア博物館へ。