築地の観光スポット！市場周辺やおすすめのショッピングエリアも紹介

今では外国人にとってあまりにも有名な観光スポットである築地。そんな築地には、日本人にもぜひ足を運んでいただきたい魅力的な観光スポットがたくさんあります。

そこでこの記事では、築地でおすすめの観光スポットを「人気」「定番」「グルメ」「博物館・美術館」「穴場」の5つのジャンルに分けてご紹介していきます。

築地は、東京都中央区に位置し、築地１丁目から７丁目まであります。豊洲へ移転するまでは、東京の台所と呼ばれる東京中央卸売市場（築地市場）あり、多くの観光客でにぎわいました。しかし、今でも場外市場は残り一般のお客様が美味しい食を求めて足を運びます。

そのほか、築地本願寺や浜離宮恩賜庭園など多くの人に知られる魅力ある観光スポットにあふれています。

それではさっそく、築地のおすすめスポットをご紹介していきましょう。きっとあなたも、思わず足を運んでみてくなるお気に入りの観光スポットが発見できます。

最初は築地の人気おすすめ観光スポットを3つご紹介します。

「築地本願寺」は、築地駅からすぐのところにある、1617年に建立された京都西本願寺の別院です。1657年の明暦の大火により焼失後現在の築地に再建されるも、関東大震災により再度焼失。現在の建物は1934年に建てられたものです。

古代インド様式の石造りのため、一見すると日本古来からあるお寺とはかけ離れた外観をしています。本堂入口にはステンドグラスが見られ、数多くの動物の彫刻などがありオリエンタルな雰囲気にあふれています。

その一方で、御本尊には阿弥陀如来像が安置されるなど、日本のお寺ならではの造りになっています。また、夜にライトアップされる本願寺はとても幻想的で、いつまでも眺めていたい美しい光景が目の前に広がります。

「浜離宮恩賜公園」は、1654年に徳川将軍家の別邸として整備された江戸時代の代表的な大名庭園です。現在では、ビル群に囲まれる都会のオアシスとして、都民をはじめ多くの人々に親しまれています。

海水の満ち引きにより池の趣が変わる潮入の池や、六代将軍家宣が植えたと伝えられる三百年の松、中島のお茶屋や、潮入の池の岸とお茶屋を結ぶお伝え橋などたくさんの見どころにあふれています。

中でも、桜のシーズンには園内にあるおよそ110本もの桜が咲き乱れ、さらに夜には美しいライトアップが催され、その幻想的な光景を一目見ようと多くの花見客で賑わいます。

「トイスラー記念館」は、昭和8年に聖路加国際病院の宣教師館として建てられた、病院の敷地内に佇む西洋館です。当時の建物としては珍しい一部木造の、山荘風の外観をした鉄筋コンクリート２階建ての建物です。

現在では東京都の中央区民文化財に指定され、聖路加国際病院の創設者であるトイスラーに関する品々が展示されています。築地に出かけた折には、ぜひあなたの目で歴史の一端を伝える建物を鑑賞してみてください。

築地に出かけたら絶対に外したくないおすすめの定番観光スポットを3つ厳選しました。

「築地市場場外市場」は、築地市場駅からすぐのところにある、魚介類や青果類を扱う日本の台所として知られる東京都の卸売り市場です。

鮮魚、野菜、生肉などの生鮮食料品を場外価格で購入できるほか、乾物などの加工食品やプロのための調理用具を扱うお店もあります。

そのほか、新鮮なネタをつかった寿司などのメニューをリーゾナブルに味わえる寿司店や、ラーメン店や洋食屋などの飲食店も充実しています。

「波除稲荷神社」は、築地市場駅から歩いて5分ほどのところにある、1659年に創建された由緒ある神社です。かつて築地一帯は海だったため埋め立て工事が行われていましたが、工事が難航し多くの人が荒波にのまれて犠牲になりました。

ある日、突如海面に現れた御神体を、社殿をつくり祀ったところ荒波は静まり工事が無事完了。それ以来、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等の神様として、人々の厚い信頼を集めてきました。

境内には重さ1トンにもなるといわれる日本最大の獅子頭や、夜になると美しくライトアップされる幻想的な鳥居の姿を見ることができます。

「あかつき公園」は、築地駅から徒歩約3分の、聖路加国際病院のすぐ横に位置する公園です。豊かな自然か感じられるメタセコイアの林や、開放的な噴水広場などのんびり過ごせる環境に恵まれています。

また、道を挟んだ反対側の冒険広場には、ターザンロープや土管など子供達が喜びそうな遊具がたくさんあります。

子供連れの家族や築地をデートするカップルが、築地でのんびりしたひと時を過ごすのにおすすめの観光スポットです。

築地で美味しいグルメが楽しめるおすすめ観光スポットを3つご紹介します。

「鮨國（すしくに）」は、シンプルで居心地の良い店内で、市場直送の新鮮な魚介類を使った寿司や丼ものが楽しめるお店です。

特に人気なのが、どんぶりから溢れるばかりの量のウニにがてんこ盛りになっているウニ丼です。味はもちろん見ただけでも幸せな気持ちになれます。

「築地さのきや」は、築地駅から歩いて5分ほどの場所にある、たい焼きならぬマグロ焼きが楽しめるお店です。

マグロ焼きには、小倉あんが詰まった本マグロと小倉あんにあんずが入った中トロの２種類があります。どちらも、パリパリの皮に小倉あんやあんずがびっしり詰まり重量感も抜群です。

お店の前にはイートインスペースがあるので、築地散策の途中で気軽に味を確かめて見てはいかがでしょうか。

「築地 山長」は、昭和24年の創業の玉子焼き専門店です。お寿司屋さんに仕入れる本格的な玉子焼きが楽しめます。

こちらでは、串に刺さった玉子焼きを食べ歩きで味わえる串玉が人気です。化学調味料や旨味調味料を一切使わない、ピュアで本格的な玉子焼きを気軽に楽しめると大人気です。

築地で芸術や文化などに触れられるおすすめの観光スポットを2つご紹介します。

「タイムドーム明石」は、郷土資料の常設展示・プラネタリウム・区民ギャラリーの3つの施設を一度に楽しめる中央区の交流施設です。

江戸の歴史や文化・芸術などの理解を深められる上に、プラネタリウムで星空の観察までもできるので、子供連れの家族や築地デートを楽しむカップにおすすめです。

「アド•ミュージアム東京」は、新橋駅から徒歩約5分のカレッタ汐留にある、日本で唯一の広告ミュージアムです。江戸時代から現代までの貴重な資料を通じて、日本の広告の歴世を手に取るように学べます。

また、広告やマーケティングに関する書籍を閲覧できるライブラリーや、懐かしい広告を映像で楽しめるデジタルアーカイブなどの施設も充実しています。

これだけの施設が整いながらも、なんと無料で入館できるのも嬉しいポイントです。築地に出かけた際には、ぜひ足を伸ばしてみてください。

築地で知る人ぞ知るおすすめの穴場観光スポットを２つご紹介します。

「米本珈琲本店」は、1960年から築地でお店を構える老舗のコーヒー店です。香ばしいコーヒーの香りが漂う店内で、手間を惜しまない焙煎とひきたての豆による絶品のコーヒーが楽しめます。

築地市場場外市場での買い物の帰りや築地での待ち合わせの際に、ふと立ち寄ってリラックスできるひと時を満喫できる築地のおすすめ穴場スポットです。

勝どき橋は、川を航行する船の行き来を促すために、橋の真ん中を境に橋が両側に跳ね上がる、昭和15年に完成した跳開橋です。現在は、隅田川を航行する船の減少や、橋を渡る交通量の増加により開かずの橋となっています。

「かちどき橋の資料館」は、貴重な資料や展示物などを通して勝どき橋を知ることができる資料館です。また、さらに深く勝どき橋のことを知れる橋脚内見学ツアーも実施されています。

いかがでしたか。東京中央卸売市場は豊洲へと移転してしまいましたが、今でも築地には魅力的な観光スポットがたくさんあります。

ぜひ、この記事のおすすめの中から、あなたが気になる観光スポットを見つけて足を運んでみてください。築地の新たな魅力を再確認できること間違いなしです。