ウォッカの美味しい飲み方！ショットや水割り･ソーダ割りなどを紹介

ウォッカはとても度数が高いお酒として知られています。この記事では、ウォッカの美味しい飲み方が知りたいという方のために、ウォッカのおすすめの飲み方について詳しく紹介していきます。

ウォッカはロシアのお酒で、蒸留酒の定番とされています。実は、ロシアの人はビールやワインなどの醸造酒のことを「お酒と認識していない」という人が多いと言われています。

ロシアは真冬になると、氷点下になることが普通です。場所によってはマイナス20度〜30度、一番寒い場所ではマイナス40度以下になってしまうこともあります。

そんな寒い国なので、スピーディーに体を温めることができる、アルコール度数の高いウォッカはロシア人に愛されているのです。

ロシア人に愛されているウォッカの度数ですが、ウォッカの度数はおよそ40度です。ただ、最高度数のウォッカはスピリタスのウォッカで、96度という高さを誇ります。ロシア人の中でお酒に強い人は、この96度のウォッカをストレートで一気飲みします。

お酒にそこまで強く無い人が96度のウォッカをストレートで飲んでしまうと、命を落としてしまう危険もあるので、絶対にやめましょう。また、96度のウォッカはそのままの状態でもライターの火を近づけたりすると火がつきます。

40度くらいのウォッカであれば、ウォッカを温めたりしない限り火がついたりはしません。ロシア人の中には96度のウォッカを口に含んで、口元にライターを近づけて口から火を白という遊びをしている人もいるようです。大変危険なのでおすすめしません。

ここからは、ウォッカの美味しい飲み方3選・【基本編】について詳しく紹介していきます。

ウォッカといえば、ショットで飲むイメージがある人も多いことでしょう。ショットとは、お酒を割らずに小さなグラス(ショットグラス)に入れてグイっと飲むことを指します。

アルコール度数の強いお酒を生きのまま、薄めたりせずにショットグラスに入れて飲むことを「ショットで飲む」と言います。外国映画などで、ウォッカやウイスキーなどの強いお酒をグイっとあおっているシーンは誰もが見たことがあるかと思います。

ちなみに、ショットグラスには定義があります。パブで逆さにしたウィスキーボトルから注ぎ口のレバーを引いて1オンス(28グラム前後)ほど注ぐことを、昔から英語で「ワンショット（発砲・発射という意味がある）」と呼んでいたのです。

そのため、1〜2オンスのお酒が入るグラスを「ショットグラス」と呼ぶようになっていきました。ロシアでは、このショットグラスを使った「ショットのみ競争」なども頻繁に行われていると言われています。

ウォッカはストレートで飲むというのがスタンダードな飲み方です。上で説明したようなショットでの飲み方はロシア人がよくやる飲み方で、他の国の人々はあまりやらないということも言われています。

ストレートの飲み方は、お酒に氷などを入れずにそのままの度数で飲むという飲み方になります。ストレートで飲むようにすると、ウォッカそのものの美味しさを味わうことができるので、アルコールに強い人やアルコールそのものが好きという方におすすめの飲み方です。

ただ、お酒に慣れていない方・アルコールに弱い人だと、とても飲みにくいのでストレートで飲むことはおすすめします。どうしてもウォッカをストレートで飲んでみたいという方は、少し冷蔵庫の中にウォッカを入れて冷やした状態でストレートで飲んでみましょう。

冷蔵庫でウォッカを冷やすことで、とろみが増してまろやかになります。口当たりも良いので、ぜひウォッカをストレートで飲んでみたい方は試してみてください。

また、アルコール度数が高いウォッカの飲み方として、レモン・ライムを薄切りした状態で口に含んで飲むというものもあります。さらに粗塩を口に含むという飲み方もあるので、色々な飲み方を試してみるのもおすすめです。

ウォッカはロックで飲むというのも、定番中の定番の飲み方です。ロックとストレートの飲み方の違いは、氷が入っているかどうかです。ウォッカをロックで飲む場合には、ロックグラスにまるい氷が1つ入っていて、まるい氷にウォッカを注いで飲みます。

おしゃれなバーなどで、バーテンダーの方が立方体の氷からまるい氷を削って作っているのを目にした経験がある方は多いかもしれません。このまるい氷を作るのは、慣れるまではかなり大変と言われています。

ウォッカをロックで飲むときには、そのまるい氷にウォッカを注いで飲むことになるので、実はかなりウォッカの量が少なくなります。ロックグラスの中はほとんどがまるい氷でしめられているので、あまりウォッカを入れることはできないのです。

そのため、実際に入っているロックの量は、カクテルグラスにお酒を入れた時とあまり変わらないと言われています。（カクテルグラスの容量は基本的に75〜90ml）

ウォッカをロックで飲む場合には、ちびちびと飲む人が多く、どんどん氷が溶けていくのでウォッカのアルコール度数が下がっていって時間が経つにつれて飲みやすくなっていきます。

そのため、そこまでお酒に強いわけではないからウイスキーをショットやストレートで飲むのは怖いという方は、ウォッカをロックで飲んでみることをおすすめします。

また、ウイスキーのロックにレモン・ライムをそえると、レモン・ライムの酸味や柑橘系の爽やかな香りを一緒に楽しむことができてとてもおすすめです。

ウォッカをロックで飲んでみたけれど、いまいちのように感じたという方は、ぜひレモンやライムをそえて飲んでみてください。

ここからは、ウォッカの美味しい飲み方2選・【定番割りもの編】について詳しく紹介していきます。

ウォッカは水割りで飲むという飲み方も、日本では定番です。実は、ウォッカの水割りは日本でしかやらないと言われている飲み方です。ウォッカの水割りは海外ではあまりメジャーな飲み方ではないのですが、とても美味しいので水割りウォッカを楽しんでいる日本人は多いです。

ウォッカは蒸留酒なので、水割りをすると風味が増して、香りが立ちます。また、水割りにすることでウォッカのアルコール度数が下がるので、アルコール度数が高いお酒が少し苦手という方でも美味しくウォッカを楽しむことができます。

ウォッカを水割りにする場合は、自分で好きなお酒の濃さにすることができるので、少ないかなというくらいのお水をウォッカに注いで濃さを調整することをおすすめします。バーなどのお店では、ウォッカの濃さの調整は難しいですが、水割りなら自分が好きな濃さにできるはずです。

ウォッカを割って飲むのであれば、ソーダ割り（炭酸割り）の飲み方もおすすめです。ウォッカは炭酸・ソーダとの相性がとても良いので、ソーダ割り（炭酸割り）でも美味しくウォッカを飲むことができます。

ウォッカと炭酸・ソーダとの相性が良いということから、カクテルなどでもウォッカはよく使用されています。

ここからは、ウォッカの美味しい飲み方3選・【ジュース割りもの編】について紹介していきます。

ウォッカは、コーラで割って飲むというのも美味しい飲み方になります。ウォッカをコーラで割ったカクテルは抜群に美味しいので、実際にバーでも人気のメニューとなっていることが多いです。

ウォッカをコーラで割ったカクテルの名前は、「ルシアン・コーク」と言います。「ウオッカのコーラ割り」「ウォッカコーク」という名前で呼ばれることもあるのですが、正式名称としてはルシアン・コークです。

バーなどのお店でルシアン・コークを注文したい場合は、もしルシアン・コークという正式名称が出てこなくても「ウォッカのコーラ割りをお願いします」と注文すればルシアン・コークが提供されるので大丈夫です。

自分でルシアン・コークを作る場合は、好きなアルコール度数に調整ができるのでおすすめです。先にウォッカをグラスに入れた状態にして、コーラを少しずつ注いでいき、アルコール度数を確かめていって自分好みのアルコールの強さのお酒にすると良いでしょう。

ウォッカは、ジンジャエールと合わせるのもおすすめの飲み方です。先ほども紹介したように、ウォッカは炭酸・ソーダととても合うお酒なので、ジンジャエールともとても合います。

ただ、ウォッカに甘いジンジャーエールを合わせてしまうと、ウォッカの風味が損なわれてしまってあまり好きではないという方もいるようです。そんな方は、今はジンジャエールの中にもそこまで甘くないジンジャエールがあるので、そちらを合わせるようにすることをおすすめします。

また、ジンジャエールの中には炭酸が強いジンジャエールも販売されています。ぜひ、ウォッカにジンジャエールを注いで飲んでみてください。

意外な組み合わせ・不思議に思われるかもしれませんが、実はウォッカとアップルジュースも合います。

ウォッカをアップルジュースで割ったものは、バーのメニューもあります。ウォッカをアップルジュースで割ったカクテルは、「ビッグアップル」という名前になっています。

ウォッカをアップルジュースで割ったという、シンプルなカクテルなのですがとても美味しく、ジュースのようにすいすい飲めてしまうカクテルです。

そのため、気づいたら飲み過ぎてしまって大変なことになったという人もいるので、ビッグアップルを飲む際には飲み過ぎに注意してください。

ここからは、ウォッカの美味しい飲み方3選・【カクテル編】について詳しく紹介します。

カクテルメニューのスクリュードライバーは、オレンジジュースとウォッカを混ぜたものです。スクリュードライバーという名前の由来ですが、イランの油田で働いていたアメリカ人作業員が、のどの渇きを癒すために即席のカクテルを作った時のことに由来しています。

このアメリカ人作業員は、オレンジジュースとウォッカをステア（軽くかき混ぜる）する際に、工具のスクリュードライバー（ねじ回し）を使用したのです。

そのため、オレンジジュースとウォッカを混ぜたカクテルは、スクリュードライバーと呼ばれるようになったのだとか。

スクリュードライバーは、甘くて飲みやすいため、女性からのの人気もとても高いです。一般的なスクリュードライバーは、ウォッカ：オレンジジュース＝1：3の割合となっています。

これでも、アルコール度数は10度前後はあるので、飲み過ぎには注意してください。

カクテルメニューのモスコミュールは、ライムジュース・ジンジャーエール・ウォッカを混ぜたものです。モスコミュールという名前の由来ですが、モスコミュールは英語で「Moscow Mule」という表記になります。

「Moscow（モスクワ）」「Mule（ラバ）」ということで、直訳してしまうとモスクワのラバという意味になるのです。モスコミュールは、モスクワのお酒というイメージがあったようです。

さらに、モスコミュールが「キックのある強いお酒」だったため、後ろ足でキックする性質のあるラバ（ミュール）が名前に入っています。最初にモスコミュールを作ったのは、ハリウッドでバーテンダーとして働いていた、アメリカ人のジャック・モーガンという人物とされています。

ジャック・モーガンがモスコミュールを作ったきっかけですが、1940年初頭にジャック・モーガンはジンジャービアを大量に仕入れてしまって、在庫処分をしなければいけない状態に追い込まれたからと言われています。

一般的なモスコミュールは、ウォッカ：ライムジュース：ジンジャーエール＝3：1：8の割合となっています。

酸味のきいたカクテルで、とても美味しいのでぜひ飲んでみてください。先ほどの割合で作ったとしても、アルコール度数は10度前後はあるのでモスコミュールの飲み過ぎには注意してください。

カクテルメニューのブラッディーメアリーは、トマトジュースとウォッカを混ぜたカクテルです。ブラッディーメアリーという名前の由来は、もう想像ができているかもしれませんが、16世紀半ばのイングランド女王・メアリー1世に由来しています。

メアリー1世は、カトリック復興のためにプロテスタントを多数迫害したため、ブラッディーメアリー（血塗られたメアリー）と呼ばれていました。トマトジュースの赤色を血の色に見立てて、ブラッディーメアリーという名前がついたのです。

名前の由来はかなり怖いですが、ブラッディーメアリーはとても美味しいのでおすすめです。一般的なブラッディーメアリーは、ウォッカ：トマトジュース=1：2となっています。

ブラッディーメアリーのアルコール度数は、12度前後となっています。ブラッディーメアリーの飲み過ぎには注意してください。

ここからは、おすすめのウォッカ銘柄3選を紹介し、銘柄によっておすすめのウォッカの飲み方について紹介していきます。

スミノフウォッカは、ウォッカの中でも特に有名な銘柄です。スミノフのおいしい飲み方は、ウォッカトニックです。

トニックとは何かというと、バーなどでもよく使われる炭酸飲料のことを言います。香草類・柑橘類のエキスと糖類が含まれている飲料水のことで、ウォッカにトニックを加えたウォッカトニックは癖がないのでとても飲みやすいです。

ジントニックは癖があるのであまり好きではないという方でも、ウォッカトニックなら癖がなくて飲めるという方は多いです。カットしたレモンをウォッカトニックに加えると、また爽やかな味わいになるので、ぜひ試してみてください。

スカイウォッカは、アメリカ合衆国のウォッカで、1992年から製造がスタートしたウォッカになります。

スカイウォッカのおすすめの飲み方は、ストレート以外であれば「スカイボール」がおすすめです。スカイボールの作り方は、スカイウォッカ：トニックウォーター：ソーダ＝3：5：5です。

スカイボールに、カットしたライムを添えて飲むと、また爽やかな風味があってとても美味しいです。ぜひ、スカイウォッカを飲んでみてください。

日本で販売されているギルビーウォッカの大半は、韓国となっています。キリンビール株式会社が2007年の10月からギルビーウォッカの輸入販売をしています。

ギルビーウォッカのおすすめの飲み方は、先ほど紹介した「ブラッディーメアリー」です。トマトジュースで割って行くと、とても美味しく飲むことができます。

また、ギルビーウォッカは癖がないので、トマトジュースの味わいを邪魔することもありません。ぜひ、ギルビーウォッカをブラッディーメアリーにして飲んでみてください。

一番飲みやすいウォッカの飲み方ですが、スクリュードライバーはお酒がそこまで得意ではないという方でも飲みやすいです。

ただ、スクリュードライバーも度数は10度前後はあるので、飲み過ぎには注意してください。

ここからは、ウォッカがもっと美味しくなる人気のおつまみ3選を紹介していきます。

サラミは、ウォッカを飲んでいるときにマストとも言われているおつまみです。

サラミは特にウォッカと合うと言われているので、ウォッカを楽しむときにはぜひサラミを用意してください。

ウォッカのおつまみとしては、ナッツ類もおすすめです。バターピーナッツやピスタチオ・アーモンドなどのナッツ類がおすすめです。

ナッツ類は香りが良いものも多く、味が濃いものがほとんどなので、ウォッカにとても合います。ぜひ、ウォッカと一緒にナッツ類も用意してください。

また、ウォッカのおつまみにはピクルスもおすすめです。スライスしてあるピクルスは、香りが強いのでウォッカと一緒にその旨みを楽しむことができます。ぜひ、ピクルスと一緒にウォッカを楽しんでください。

ウォッカの美味しい飲み方、ショット・水割り･ソーダ割りなどを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ウォッカは、アルコール度数が40度程度あるのが一般的で、ショットやストレートはお酒に強い方だけにおすすめできる飲み方です。

ウォッカには色々な美味しい飲み方があり、その中でも一番飲みやすいおすすめの飲み方が、ウォッカとオレンジを混ぜたカクテル・スクリュードライバーです。

ぜひ、ウォッカを美味しいおつまみと一緒に楽しんでください。