山梨で海鮮！魚屋や海鮮丼･寿司などが美味しい魚料理のお店も紹介

山梨県は東京都の南西部に位置し、南には富士山西には南アルプス、北には八ヶ岳、東には奥秩父山地と標高2000mから3000mを超す、日本を代表する山々に囲まれたエリアです。山梨県は海に全く面していない内陸県です。

島国の日本にあって海に全く面していないのは珍しいことですが、このような内陸県は全部で8つあります。すなわち、栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県そして山梨県です。

山梨県は海に面していないとはいえ、新鮮な海産物は豊富にあります。山梨で海鮮料理が味わえる魚屋やお店を紹介します。

それではさっそく山梨で新鮮な魚が購入できる魚屋やお店を3店選んで紹介しましょう。

山梨県で美味しい海鮮を買いたかったら、間違いなく「ありあけ食品」が良いでしょう。扱っている魚の種類は驚くほど沢山あり、しかも値段は懐に優しくリーズナブルな魚屋さんなのです。まさに山梨県民の憧れを具現化した魚屋さんです。

毎日でも購入したくなるほど、どの魚も美味しいと評判です。ありあけ食品自慢の銀鱈の粕漬けは、特に人気が高くリピーターの多い商品なので、是非食べてみましょう。

山梨県の中でも穴場の魚屋さんとも言われている「魚宝(うおほう)」は、創業65年の老舗の魚屋さんです。天然のクエに国産ノドグロ、天然キンキをはじめ、店内に並ぶ魚はみな近海でとれた貴重な魚ばかりです。

ワンランク上の高鮮魚が欲しい人にはピッタリのお店です。その他の人気の品には、何年もかけて納得のいく味になったという、魚宝自慢の銀だらの粕漬けがあります。さらにしめさば、塩辛なども定番の人気商品です。

場外市場にある料理人等プロ用の海鮮を扱う魚屋さんが「千里水産」です。しかしながら一般の人にも魚1匹から小売りしてくれます。初めての人は、場外市場ならではの元気の良い店員さん達の活気に驚くかもしれません。

豊富な魚を前に、自分で選べるのも「千里水産」の魅力です。心ゆくまでゆっくりと買い物を楽しみましょう。

山梨で新鮮な海産物を購入できるところは、魚屋やお店の他にもあります。いったいどこで手に入るのでしょうか。

甲府市地方卸売市場では、毎年年に4回ほど市場を開放してのイベントが行なわれています。イベント時には、普段は入る事の出来ない市場内の仲卸店舗で買い物を楽しむ事が出来るとあって、毎回大盛況を博しています。

鮮魚をはじめ、野菜や果物が手頃な価格で提供されるうえ、マグロ1本や高級メロンが当たる抽選会などもあるのです。その他、まぐろの解体ショーなどもあります。また解体されたマグロの試食コーナーも大人気です。

それでは山梨で海鮮料理が味わえる魚屋やお店を3店紹介します。

塩山にある魚屋さんが経営しているお店が「おさかな屋きたいさん」です。海のない山梨県なのに新鮮な海鮮が購入できるとあって、県外からのお客さんが訪れるほどの人気店です。豪華な刺身や海鮮丼もリーズナブルな価格で食べられます。

日曜日のランチタイムは並ぶのが覚悟の上の人気店「若鮨本店」は国母にあります。海がない土地柄とは思えない程、寿司が美味しいお店です。握りのネタは一口では食べられないくらいの大きさで、さらにどれも新鮮で感動する美味しさです。

サイドメニューの変わり種としては、グレープフルーツジュースがあります。グレープフルーツが丸ごと出て来るので、初めての人は驚くことでしょう。もちろん、正真正銘のジュースになっています。

甲府にある魚介系の居酒屋さんとしてダントツに人気が高い「魚屋ちから」は、2018年の4月にオープンした新しいお店です。

新鮮な魚が厚切りで提供され、食べごたえ十分なうえに、お店で扱う日本酒との相性もよく、ついつい通ってしまいたくなる魅力的なお店です。

海を全く持たない内陸県の山梨県では、これまでに見て来たように海産物が豊富にあります。山梨では現実的に美味しい海鮮料理がたっぷりと味わえるのです。これはどうしてでしょうか。

山梨県は海がない県ではありますが、隣接する神奈川県と静岡県は長い海岸線を持った漁業も盛んな県です。鉄道や高速道路が発達していない時代には、これらの海産物を新鮮なまま届けるのは至難の業でした。

しかし今では流通網が発達しており、隣の県から海産物を運ぶのは容易です。そして山梨県人は魚が好きなのです。山梨県民にとって海の幸はごちそうであり、憧れでもあるのでしょう。実際にマグロの消費量は全国で2番目です。

これはマグロの水揚げ量が日本一の静岡県の次となります。山梨県民はなにか特別なことがあれば、家族や友人達とマグロの刺身を食べるのがごちそうになっています。マグロだけではなく、他の海産物も大好きなのです。

海がない土地に住む山梨県民は、他の土地の人達に比べて海産物に対する欲求が人一倍高かったのです。このために山梨県ではマグロを筆頭としてたくさんの種類の鮮魚を求めるようになりました。

このために、山梨県のスーパーマーケットに入ると鮮魚コーナーがとても充実しており、品揃えや鮮度において東京都内のスーパーはかなわないくらいです。山梨県民の海産物に対する強い要望が、スーパーの鮮魚を支えているのです。

山梨県民が無類の海鮮好きであることは、理解出来たでしょう。江戸時代に大きなマグロならば腐らず運べた事から、山梨県ではマグロはご馳走として定着してきました。

現代においても、山梨県名物の「ほうとう」を提供するお店でさえ、必ずマグロは置いてあります。美味しいマグロや海鮮料理を味わうならば、海の幸を大事に扱う山梨県で堪能してみるのも楽しいでしょう。