吉野川(奈良)で川遊び!穴場スポットやバーベキューができる場所を紹介
吉野川は奈良県吉野郡を流れている清流で、和歌山県に入ると紀ノ川と呼ばれます。吉野川は川遊びができるスポットがあるため、夏場は家族連れや若い人たちで賑わいます。穴場スポットやバーベキューを楽しめる場所など、吉野川で川遊びを楽しむための情報をご紹介します。
目次
奈良の吉野川で川遊びしよう!
奈良の吉野川は正式名称は紀ノ川と言いますが、奈良県の吉野町を流れていることから吉野川という名前で親しまれています。日本最古の歌集「万葉集」でも詠まれており、歴史的にも貴重な河川です。
吉野川は大自然の中に流れている清流として知られています。吉野川流域は日本屈指の雨量を誇っているため、水質もとてもきれいです。夏場は川遊びを楽しめるため、多くの家族連れや若い人たちで賑わいます。
この記事では奈良の吉野川で川遊びを楽しめる人気スポット・穴場スポットやバーベキューも一緒に楽しめるスポットなど、夏にぜひ行きたくなるような情報をご紹介します。都会では経験できない大自然での遊び方をチェックしてみましょう。
合わせて吉野川で川遊びを楽しむために守るべき注意事項もあるので合わせてチェックしてください。
吉野川で川遊び!おすすめの人気スポット「リバーフィールドよしの」
「リバーフィールドよしの」は吉野川で最も人気のある川遊びスポットです。吉野川の上市橋下河川敷にあり、車の乗り入れが自由にできます。河川敷に入るポイントが急坂になっているのでご注意ください。
リバーフィールドよしのでは遊泳やバーベキューを楽しめるため、シーズン中は多くの人で賑わいます。川は浅瀬になっているので、小さい子供でも安心して遊べますが、ライフジャケットは着用するようにしましょう。
すぐ近くにスーパーがあるので、バーベキューの際の食材・飲料調達や途中での食材補充にとても便利です。バーベキューパック配達業者も出入りしているので、業者に頼めば手ぶらでバーベキューも楽しめます。
トイレや簡易更衣室も完備されているので、一日中ゆっくり過ごすこともできます。釣りをすることもできますが、あくまで遊泳優先の区域となっているのでご注意ください。
リバーフィールドよしののおすすめポイント
平成21年度より環境美化協力金を導入して、ゴミの削減や放置ゴミの削減に努めているため、河川敷はとてもきれいに整備されていて、過ごしやすさが抜群です。快適な環境を整えるために必要なお金なので、訪れる方はぜひ協力をしましょう。
近鉄吉野線「大和上市」駅からは徒歩圏内なので、車がなくてもアクセスしやすいのが嬉しいポイントです。シーズン中は駐車場へ入るのにも混み合うことを考えると、到着してすぐ楽しめるのは公共交通機関を利用する利点です。
住所 | 奈良県吉野郡吉野町上市 |
---|---|
電話番号 | 0746-32-9024(吉野町役場 暮らし環境整備課 環境対策室) |
営業時間・定休日 | 8:30~17:00 シーズン中のみの営業 |
料金 | 環境美化協力金: 車1台につき 1000円 二輪車1台につき 500円 その他1グループ 1000円 |
アクセス | 近鉄吉野線「大和上市」駅より徒歩12分 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL | http://www.town.yoshino.nara.jp/chomin/kankyo-gomi/bika.html |
吉野川で川遊び!おすすめの穴場スポット「秋津野川原」
吉野川での川遊びと言うとリバーフィールドよしのが最もメジャーで、シーズン中は河川敷が人で溢れ返るほど混み合い、遊ぶ場所も限られてしまいます。混み合う場所は苦手という方には、穴場の川遊びスポットとして「秋津野川原」がおすすめです。
同じ吉野川なので水は澄んでいてとてもきれいで、遊泳も楽しめ、バーベキューを楽しむためのスペースもあります。入口はなかなか見つけられないほどひっそりとしているため、知る人ぞ知る穴場で、あまり公の情報が少ないですが、口コミベースの穴場情報として広まっています。
秋津野川原のおすすめポイント
秋津野川原は川幅が広く、流れが穏やかなので、小さい子供でも安心して遊泳を楽しめます穴場です。人で溢れ返ることもないので、自由に泳いだり岩場を散策したりできます。
プライベートが保たれるので、バーベキューなども気兼ねなく楽しめます。小規模な場所ではありますが、駐車場は広く設けられているので安心です。駐車場に管理人の方がおり、親切に案内してもらえるので、わからないことは聞いてみましょう。
住所 | 奈良県吉野郡吉野町大字楢井 |
---|---|
電話番号 | 無 |
営業時間・定休日 | 情報なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 近鉄吉野線「上市」駅より「杉の湯温泉」行バスに乗り「宮滝」バス停で下車。 |
駐車場の有無 | 有 |
公式URL | 無 |
吉野川で川遊びする時はマナーを守ろう!
吉野川は奈良県を代表する美しい河川として知られていますが、近年行楽客や釣り客・キャンプ客の残していくゴミなどで、景観や水質に大きな悪影響を及ぼしています。美しい吉野川を守るため、奈良県では「吉野川マナーアップキャンペーン事業」を定期的に実施し、マナー向上を呼び掛ける啓蒙活動を推進しています。
吉野川を守るためには、吉野川へ訪れる方一人一人のマナーが重要になります。ゴミの持ち帰りなど当たり前なことは必ず実施するよう心掛けてください。
吉野町をきれいにする条例
吉野町では「吉野町をきれいにする条例」が施行されています。元々は澄んだきれいな水が魅力の吉野川でしたが、近年マナーの悪化で環境保全が困難となっていることが条例施行の背景にあり、特に吉野川でバーベキューやキャンプなどを行った後のゴミの放置が問題視されています。
川で遊んだ後のゴミは必ず持ち帰りましょう。簡単なことですが、なかなか守られないのが現実です。この条例の施行により、指定区域以外でのバーベキューなどが全面禁止となってしまっています。また、条例のため従わない場合は罰金が発生する可能性があるので、注意してください。
吉野町夜間花火の迷惑防止に関する条例
吉野川ではキャンプやバーベキューが楽しめるため、派手な花火を行う人も後を絶たず、住民の方々への騒音で迷惑となっていました。そのため、「吉野町夜間花火の迷惑防止に関する条例」が施行されました。
22時から翌日の日の出までの夜間の時間帯は、打ち上げ花火や大きな音が出る花火、回転したり飛んだりする花火などは禁止となっています。花火は時間と場所を考えることが第一のマナーです。近隣住民の方への迷惑を考え、吉野川での夜間の花火はやめましょう。
吉野川で川遊び!魚は釣れる?
川遊びの一つとして釣りがありますが、吉野川では釣りはできるのでしょうか。吉野川では主に鮎釣りを楽しめるポイントがあります。吉野漁業協同組合が吉野川で鮎が釣れるポイントを公開しているのでチェックしてみましょう。
中でも川上村を流れる支流の辺りはアマゴや鮎など淡水魚の宝庫と言われており、シーズンになると多くの渓流釣り客で賑わいます。鮎釣りは例年5月~6月に解禁となり、放流もされるため釣果の期待が高まります。アマゴは例年3月ころに解禁となります。
釣りにもマナーがある
奈良県では釣りについてもルールが定められているため事前にチェックしておきましょう。魚の種類によって採捕禁止期間や大きさが定められています。
アマゴの場合は10月1日から翌年2月末までの期間は採捕禁止で、10cm以下の大きさのアマゴは採ってはいけません。鮎は1月1日~5月25日までの期間は採捕禁止で、鮎については大きさ制限は設けられていません。その他、禁止されている漁法や禁止されている区域も細かく定められているので注意が必要です。
吉野川ではマナーを守って遊ぼう!
吉野川で川遊びを楽しめるスポットや注意事項をご紹介してきました。吉野川は自然豊かできれいな川というのが特徴で、都会では経験できない川遊びができることが子供にとっても良い経験になるでしょう。川遊びらしいバーベキューなども一緒に楽しめるので、一日中遊べます。
ただし、きれいな吉野川を守るためには吉野川へ訪れる人たちのマナーが重要になります。万葉集の時代から存在した歴史ある吉野川をこれからも守り続けていくため、自分たちが出したごみを持ち帰るなど基本的なマナーを徹底して楽しむようにしましょう。