燕三条の観光スポット!燕三条駅周辺のおすすめ体験スポットも紹介
新潟県のほぼ中央に位置する燕三条の観光スポット、燕三条駅周辺のおすすめ体験スポットをこの記事では紹介していきます。金属加工で有名な街「燕三条」だからこそ楽しめる体験や待ち時間に楽しめる駅周辺スポットは観光に迷ったときにぜひ参考にしてみてください。
目次
新潟の燕三条でおすすめの観光スポット・体験スポットを紹介!
新潟県にある燕三条はほぼ県中央に位置した燕市と三条市を合わせたものづくりの地域です。燕三条には工場見学や金属加工、染め物といった様々な伝統技術を体験することができます。実際に体験をすることで楽しい旅の思い出を作ることができます。今回は燕三条のおすすめ観光スポット・体験スポットを厳選して紹介します。
燕三条ってどんなところ?
燕三条は駅としては存在しますが地名ではなく、燕市と三条市を合わせた地域が燕三条です。燕市は金物や洋食器を生産してきた職人の街、三条市は商業都市。江戸初期に和釘の製造技術を取り入れた原点といわれ、金属加工技術は世界から注目を集めています。
ほかにも2018年に放映された「下町ロケット」のロケ地として燕市が取り上げられたことから注目が集まっている地域です。
燕三条のおすすめ観光スポット
燕三条は子供から大人まで楽しめる観光スポットが増えています。伝統工業が多く残る地域でその伝統や技を色々な人に見て欲しいと多くの工場が観光客の工場見学を受け入れています。今回はその中でもおすすめの観光スポットを紹介します。
金物産業を紹介や直売をしている「道の駅 燕三条地場センター」
道の駅燕三条地場センターは燕三条駅から400m、三条燕I.Cより1Kmの場所にあります。燕三条の特産品である洋食器や刃物の他にもキッチン用品などを産地価格で購入可能、800㎡のスペースに約10,000点の品が揃っているのは圧巻です。また、米どころ新潟の名産である地酒・コシヒカリ米・越後銘菓といったお土産も購入できます。
施設内は物産館のほかにも観光情報コーナー、休憩スペース、レンタルサイクル、燕三条イタリアンBitがあり燕三条の観光の拠点といえるでしょう。
住所 | 新潟県三条市須頃1-17 |
電話番号 | 0256-32-2311 |
営業時間・定休日 | 物産館9時30分~17時30分/レンタサイクル9時30分~17時00分/観光情報コーナー8時30分~18時30分/事務所8時30分~17時15分・定休日毎月第1水曜日・年末年始 |
アクセス | 北陸自動車道・燕三条ICより1km、上越新幹線・燕三条駅より0.4km |
駐車場の有無 | 大型バス6台・乗用車119台・身障者用2台 |
公式URL | 道の駅 燕三条地場産センター |
法華宗陣門流の総本山「本成寺」
法華宗の総本山である本成寺(ほんじょうじ)は三条駅から徒歩20分、燕三条駅から車で10分、三条燕I.Cから車で15分。三条市内循環バス「ぐるっとさん」で本成寺黒門前バス停から徒歩3分で訪れることができます。
永仁5年に日印上上によって建設された本成寺の広さは6,000坪あり境内には本堂・客殿・鐘楼・千仏堂があります。拝観料は基本無料、宝物殿は有料で300円の拝観料が必要です。
幕末の彫刻師「石川雲蝶」は日本のミケランジェロともいわれており、本成寺で数々の作品を残しました。寺務所で石川雲蝶のパンフレットもいただくことができますので散策しながら作品の見学をしてみてはいかがでしょうか。(常時公開していない作品が多いので注意が必要)
住所 | 新潟県三条市西本成寺1-1-20 |
電話番号 | 0256-32-0008 |
営業時間・定休日 | 入場自由・無休 |
アクセス | 鉄道/JR信越本線「三条駅」から徒歩20分。JR上越新幹線「燕三条駅」から車で10分。高速道路/北陸自動車道三条燕インターチェンジから車で15分。バス/東三条駅、北三条駅から三条市内循環バス「ぐるっとさん」で本成寺黒門前バス停から徒歩3分。 |
駐車場の有無 | 普通車20台 |
公式URL | 「法華宗総本山本成寺」公式サイト |
燕三条でおすすめの見学ができる観光スポット
燕三条で見学ができるおすすめの観光スポットをご紹介します。
磨きの技を見学できる「磨き屋一番館」
磨き屋一番館は、JR弥彦線燕三条駅より車で約10分、北陸自動車道三条燕I.Cより車で約10分で行くことができます。
燕市の金属加工産業の基盤である金属研磨業に携わる後継者を育成、体験学習を通じて金属研磨技術の普及を図ることを目的に建設された産業観光スポットです。
磨き屋一番館では金属バフ研磨加工を中心とした、研磨実習の見学ができます。また、予約をすれば仕上げ磨き体験をすることもできます。ご自身で磨き上げたオリジナルカップは持ち帰れますので、旅の良い記念になりますね。
住所 | 新潟県燕市小池3633番地7 |
電話番号 | 0256-61-6701 |
営業時間・定休日 | 営業時間/午前8時30分~午後5時、体験受入時間/9時00分~12時00分/13時00分~16時00分・定休日/燕市産業カレンダーに準じる |
アクセス | JR弥彦線「燕三条駅」より車で約10分。北陸自動車道「三条燕IC」より車で約10分 |
駐車場の有無 | 普通車有り。大型車3台 |
公式URL | 燕市磨き屋一番館 |
職人たちの加工や染付けの様子を見学できる「玉川堂 燕本店」
玉川堂(ぎょくせんどう)は1枚の銅板を槌でたたき起こして銅器を製作する「鎚起銅器(ついきどうき)」の伝統技術を新潟県燕市の金属加工業の中で唯一200年弱に渡って継承している老舗の企業です。銅に多彩な着色を施す技術は世界でも玉川堂だけが保有しているものです。世界最高品質の銅器は世界中にファンがいます。
玉川堂では「登録有形文化財」の建物、「無形文化財」の鎚起銅器の制作工程の見学を専属のガイドが案内する形式でできます。見学費用は無料で所要時間は約25~30分となっています。
工場見学の時間は、午前2回(10時00分~、11時00分~)、午後3回(13時00分~、14時00分~、15時10分~)と時間が決まっているので見学希望の場合は時間に注意して訪れるようにしましょう。また、 5名以上は事前予約(最大15名まで)が必要となります。
場所は、JR上越新幹線「燕三条駅」より車で約5分。北陸自動車道「三条燕IC」より車で約5分と駅から近いので足を伸ばしやすいスポットです。
住所 | 新潟県燕市中央通2丁目2番21号 |
電話番号 | 0256-62-2015 |
営業時間・定休日 | 営業時間/平日8時30分〜17時30分・定休日/日曜・祝日 |
アクセス | JR上越新幹線「燕三条駅」より車で約5分。北陸自動車道「三条燕IC」より車で約5分。 |
駐車場の有無 | 普通車22台。大型車1台 。 |
公式URL | 玉川堂 燕本店 |
刃物作りの製造現場を見学できる「SUWADA OPEN FACTORY」
SUWADA(諏訪田製作所)は大正15年創業した老舗企業です。釘の頭を切るための「喰切」と呼ばれるニッパーの前進といわれる道具の製造により創業しました。
「SUWADAつめ切り」は一生もののつめ切りともいわれ、7,000円とつめ切りとしてはかなり高額ですが、国内外で人気が高くネイルアーティストや医療関係者にも愛用されています。
SUWADAのオープンファクトリーは入場無料・予約不要で工場見学ができます。工場内を見るときはガラス越しとなりますが、モニターを使用して色々なアングルから職人の繊細な技をみれます。
工場の向かい側にあるカフェ併設のショップではSUWADAの約7種類のつめ切りを試すことができます。このショップでしか購入できないアイテムも多数あるので工場見学をした際にはショップもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
SUWADAは北陸自動車道三条燕I.C.より約30分、JR燕三条駅からタクシーで約25分、JR帯織駅からタクシーで約5分で行くことができます。
住所 | 新潟県三条市高安寺1332番地 |
電話番号 | 0256-45-6111 |
営業時間・定休日 | 工場見学/火曜日〜土曜日、午前10時10分〜12時10分・午後13時00分〜17時00分(休憩時間12時10分〜13時00分、15時00分〜15時10分)・定休日毎週月曜日、日曜祝日、年末年始、4月1日休業。ファクトリーショップ10時00分〜18時00分・定休日/年末年始、4月1日 |
アクセス | 北陸自動車道 三条燕I.C.より約30分。JR燕三条駅よりタクシーで約25分。JR帯織駅よりタクシーで約5分。 |
駐車場の有無 | 20台 |
公式URL | SUWADA(諏訪田製作所) |
燕三条でおすすめの体験ができる観光スポット
燕三条には見学できる観光スポット以外にも体験を楽しむことができるおすすめ観光スポットが多数あります。今回はその中でも厳選した2つの体験できる観光スポットを紹介します。
金属加工の体験ができる「燕市産業史料館」
燕市産業史料館では、江戸時代から現代までの燕の産業の歴史を紹介しています。本館では燕の金属産業の歴史や技術の紹介や金属工芸の銘品を見ることができます。新館ではスプーンのできるまで紹介されていたり、金属洋食器の歴史を見ることができます。
体験工房館ではスプーン作り、チタン発色、伝統工芸技術などさまざまな体験メニューが用意されています。お子さんから大人の方まで楽しめ、体験で製作したものは家に持ち帰っていただけます。
体験メニューには常設体験メニューと期間限定の体験メニューがあります。体験時間は5分~3時間とメニューにより変わります。また、1回に参加できる人数も体験メニューにより変わるので事前に燕市産業史料館のサイトでどの体験をしたいか確認しておくことをおすすめします。
燕市産業史料館は上越新幹線燕三条駅から車で5分、北陸自動車道三条・燕インターから車で5分 で行くことができます。
住所 | 新潟県燕市大曲4330-1 |
電話番号 | 0256-63-7666 |
営業時間・定休日 | 営業時間/午前9時~午後4時30分 (入館は閉館の30分前まで) ・定休日/月曜日(祝休日の場合は翌日) 、祝日の翌日、年末年始 |
アクセス | 上越新幹線燕三条駅から車で5分、北陸自動車道三条・燕インターから車で5分(中ノ口川【県央大橋】を渡り右折) |
駐車場の有無 | 普通車:179台、大型車:9台 |
公式URL | 燕市産業史料館 |
ペーパーナイフ作りや包丁研ぎが体験できる「三条鍛冶道場」
三条鍛冶道場は伝統技術とものづくりの精神を次世代に継承し、新たに発展させるのを目的として平成17年に研修施設が開設されました。館内には三条で作られた金属製品や伊勢神宮の弐年遷宮で三条から納品された和釘や金具などの展示がされています。
常設鍛冶講座では予約なしで包丁研ぎ体験、和釘づくり体験、ペーパーナイフづくり体験ができます。ほかには予約が必要ですが、刃物づくり体験で自分の銘を刻んだ世界で1本だけのオリジナル切り出し小刀の製作もできます。
三条鍛冶道場へは、JR北三条駅から徒歩3分、JR上越新幹線燕三条駅から車で10分、北陸自動車道三条・燕ICから車で10分で訪れられます。
住所 | 新潟県三条市元町11-53 |
電話番号 | 0256-34-8080 |
営業時間・定休日 | 営業時間/午前9時~午後5時・定休日/月曜日/12月29日から翌年1月3日まで(月曜日が祝日の場合はその翌日) |
アクセス | JR北三条駅から徒歩3分、JR上越新幹線燕三条駅から車で10分、北陸自動車道三条・燕ICから車で10分 |
駐車場の有無 | 30台 |
公式URL | 三条鍛冶道場 |
燕三条駅での待ち時間におすすめの観光スポット
旅行では待ち時間がよく発生しますが、案外その時間をつぶす方法がなかったりしませんか。燕三条駅には待ち時間におすすめの観光スポットもあるので、時間があまったという時には利用してみてはいかがでしょうか。
燕三条の特産品が展示されている「燕三条WING」
燕三条WINGは燕三条駅の改札を出るとすぐにある観光物産センターです。施設内では燕三条の伝統工芸品の展示スペースがあり、 グッドデザイン賞を受賞した商品などの展示販売も行われています。休憩コーナーではフリーWI-FIスポットもあるのでパソコンやタブレットを使用して待ち時間を過ごすこともできます。
また、観光コンシェルジェも常時配置されていますので、観光のプランについて相談をすることもできまるので当日プランを変えたいという場合は相談してみてはいかがでしょうか。
お土産コーナーでは三条特産品である車麩や背油ラーメンといったお土産も購入することができますよ。
住所 | 新潟県三条市下須頃502-3(JR燕三条駅2階) |
電話番号 | 0256-34-7310 |
営業時間・定休日 | 営業時間10時00分~18時30分・定休日12月30日~1月1日 |
アクセス | JR上越新幹線「燕三条駅」構内、北陸自動車道「三条燕IC」より車で1分 |
駐車場の有無 | 普通車:有り(有料。ただし30分は無料) |
公式URL | 燕三条WING |
燕三条へのアクセス方法
燕三条へのアクセスは車、公共交通機関共にI.Cや駅があるので乗り入れしやすくなっています。冬場に新潟県外からに車で来る場合には積雪しているのでスノータイヤにきちんと履き替えておきましょう。
車の場合
燕三条にお車でお越しの場合は、北陸自動車道「三条燕I.C」で降ります。東京から関越自動車道を通り約4時間。名古屋(小牧I.C)より、長野自動車道と上信越自動車道を通り約5時間。大阪から、名神高速道路と北陸自動車道を通って約7時間となります。
公共交通機関を利用する場合
燕三条に公共交通機関でお越しの場合は、燕三条駅で降ります。新幹線利用の場合は東京から、上越新幹線で約2時間。名古屋より、東京駅乗換で約4時間。大阪より、東京駅で乗り換えて約5時間となります。
伝承されるものづくりの「今」を感じてみませんか
いかがでしたか、伝承されるものづくりの「今」を見て、体感できる観光スポットが燕三条には、たくさんありますがその中でも厳選したおすすめスポットを紹介してきました。
たくさんの観光地がありますのでいろいろな組み合わせて観光をして、お子さんから大人まで地域ならではの伝統を楽しみ、歴史に触れて燕三条を満喫してください。