相坂トンネルは姫路の心霊スポット！過去の事件や場所･行き方を紹介

トンネルにまつわる怖い話は多く、姫路の相坂トンネルもその1つです。オカルト好きの間では有名な心霊スポットとして扱われており、心霊現象に関する様々な噂が流れています。

大正時代の文化財としても価値が高く、美しいレンガ造りの構造を見に来る人も多いようです。今回は相坂トンネルの特徴や有名な心霊現象などを紹介していきましょう。

相坂トンネルはネット上だと「恐怖の心霊スポット」または「オカルト好きに有名」といった表現が並び、近代遺産というより心霊スポットとしての知名度や人気が高いようです。

レンガ造りの美しいアーチ構造が目を引きますが、その中で感じられる雰囲気も他のトンネルと一風変わっています。ここでは相坂トンネルの歴史と魅力について解説しましょう。

相坂トンネルは大正8年（1919年）から2年間かけて建設されたトンネルです。香寺町から須賀院を通り抜けるために建設され、大正時代らしく優雅な造りとなっています。

この辺は谷山集落で交通の便が悪く、トンネル建設前は険しい山道を1kmかけて上り下りしていました。トロッコなど人力を使ってトンネルが建設され、その後県道も整備されていきました。

山間にある相坂トンネルは、レンガで造られた見た目からレトロな雰囲気と温かみを感じさせます。現在ではすっかり珍しくなった時代の雰囲気から、多くの写真愛好家が訪れています。

トンネル内では外の空気と違い、昼間だと落ち着きのある雰囲気さえ感じられるのが特徴です。全長70mのトンネル内は全てレンガで覆われており、歴史ある佇まいを実感できるでしょう。

続いては相坂トンネルで実際に起きた心霊現象を5つ紹介します。突然エンジンが止まったり、窓ガラスに見知らぬ手形が付いていたりと、不可解な心霊現象が実際多いです。

幽霊の目撃談などもあり、夜になると人気がなくなる事から不可解な現象に巻き込まれやすくなります。思い過ごしという可能性もあるので、落ち着いて対処していきましょう。

相坂トンネルを通過中、エンジンが突然止まるという現象はよく起こります。この近くで遺棄された死体の呪いではないかという声もありますが、もしかしたら自動車の整備不足かもしれません。

峠を超える時に負荷がエンジンにかかって整備が行き届いていない事も多いです。トンネルに近付いてきたからといって慌てず、落ち着いてエンジンをかけ直してみましょう。

車の窓ガラスに手形が付いていたという心霊現象も、相坂トンネルだとよく見られます。ただし子供が触った手形やシミではないかとも言われているようです。

汚れた窓ガラスには時としてただならぬ跡が残っており、霊の仕業ではないかと思われても無理のない事です。窓ガラスは発進前に一度丁寧に拭き取り、指紋などが残っていないか確認した方がいいでしょう。

相坂トンネルでは顔が焼けただれた女性の幽霊を見たという報告も多いです。普段から恐怖心の強い人だと、幽霊が見えやすいようです。

この付近は姥捨山だったという噂があり、それによって多発した死体遺棄事件から出た話とも言われています。相坂トンネルは夜になると人気がなくなり、こういった不可解な現象も起きやすいです。

心霊現象の代表的なものが、幽霊のうめき声やささやき声が聞こえるというものです。相坂トンネルでも同様の現象が起きると言われており、トンネルの通過中に聞こえやすくなります。

また心霊現象かどうかは判別できないものの、エンジン音やタイヤの軋む音などもトンネル通過中には普段と違う音に聞こえる場合があります。ただし、聞き間違えか幻聴かもしれないので、落ち着いて対処しましょう。

心霊スポットを裏付けるための確たる証拠となるのが心霊写真です。死体遺棄事件の現場でもある相坂トンネルでは、心霊写真に関する噂も多く流されています。

トンネル内は蛍光灯が設置してあるので比較的明るいですが、それがかえって幽霊が出てくるムードを演出しているとの声もあります。今後も相坂トンネルにおける心霊写真は増えていくでしょう。

相坂トンネルが心霊スポットとして脚光を浴びるようになったのは、レンガ造りによる雰囲気など様々な要因が元になっています。いずれも近代遺産としては不名誉なものと言えるかもしれません。

そこで心霊スポットとしての相坂トンネルにどのような噂があるのか、検証していきましょう。恐ろしい事件や噂ばかりなので、実際に足を運ぶ際は気を付けて下さい。

2000年9月22日、香寺町の山中で当時6歳の男の子が突如として行方不明になる事件が起きました。家族や警察による必死の捜査も虚しく、後日男の子は白骨化した状態で発見されてしまいます。

後に男の子の死因は父親による虐待だと明るみになり、この事件は当時世間を大いに騒がせました。男の子の死体は相坂トンネル付近で発見され、心霊スポットとしての印象も大きく広まってしまったようです。

相坂トンネル付近にはまだ見つかっていない死体が多く埋まっており、自殺の名所ではないかと噂されています。これらも心霊スポットとして知られる要因となったようです。

実際に自殺者がいるかどうかは不明ですが、下手な興味本位で近付かないようにしましょう。本当に命を落としてしまうかもしれません。

相坂トンネルは最寄駅のJR播但線香呂駅から2.5kmとあまり離れておらず、アクセスするのは比較的簡単です。自家用車がある人なら誰でも問題なく行けるでしょう。

ただし、様々な心霊現象の噂がある事から興味本位で行くのは控えた方がいいでしょう。命の危険が伴う場合もあるので、事前にチェックしてから行くように心掛けて下さい。

兵庫の有名な心霊スポットは相坂トンネルだけではありません。ホテルの廃墟や古い井戸など、霊のいる場所は多く挙げられています。ここでは千葉の有名な心霊スポットを2つ紹介します。

この2つも恐怖体験が数多く寄せられており、多くの人が訪れる場所として有名です。肝試しの際は是非参考にしてみて下さい。

摩耶山中腹に位置するホテルの廃墟であり、美しい景色が見える事でも有名な心霊スポットです。摩耶山一帯は霊山でもあるため、古くから心霊スポットとして注目を集めています。

現在摩耶観光ホテルは震災の影響もあって建物の老朽化が激しいので、足を踏み入れるのは非常に危険です。ホテルの脇には登山道もありますが、訪れる際はくれぐれもご注意下さい。

 「番町皿屋敷」に登場する女性・お菊が殺された後、放り込まれた場所として有名な井戸です。これ以降、井戸にはお菊の幽霊が出るようになり、今も夜な夜なお皿を数えていると言われています。

このお菊井戸は姫路城内にあり、比較的アクセスしやすいです。姫路城観光の際はお城の方と併せて足を運ぶといいでしょう。

姫路の有名な心霊スポットである相坂トンネルには、多くの人が訪れています。様々な噂も流れているので、心霊現象を体感するにはおすすめの場所です。

ただし大正時代の重要な文化財でもあるため、安易な気持ちで肝試しに来て傷付けたりしないようにしましょう。相坂トンネルの周囲には住民もいるので、迷惑行為は控えた上で肝試しを楽しんできて下さい。