嵐山展望台は沖縄の穴場絶景スポット!心霊現象に関する噂も紹介
嵐山展望台に出かけませんか。沖縄県名護市にある嵐山展望台は、沖縄の中でも屈指の絶景ポイントとして知られています。一方で、心霊スポットとしても話題の場所です。そこでこの記事では、沖縄・嵐山展望台についての見どころなどをご紹介していきます。
目次
沖縄の絶景を楽しめる!嵐山展望台へ行こう
嵐山展望台に出かけませんか。嵐山といえば京都が有名ですが、嵐山展望台は、沖縄の名護市にある絶景スポットです。一方で、心霊スポットとしてもその名が知られています。
そこでこの記事では、沖縄の嵐山展望台の見どころやアクセス方法などをご紹介していきます。合わせて、心霊スポットといわれる理由も見ていきましょう。
嵐山展望台とは?
沖縄屈指の絶景ポイントであり、なおかつ心霊スポットとして知られる嵐山展望台とは、いったいどのような場所にあり、どんな魅力があるのでしょうか。
沖縄県名護市にある展望台
沖縄本島に位置する名護市は、やんばるとも呼ばれる豊かな自然に囲まれる場所です。その名護市北部の、屋我地島と本島半島の間にある羽地内海(はねじないかい)が望める高台に嵐山展望台があります。
コンクリート造りの2階建で、2階には展望台があり、1階にはトイレや売店が営業されています。1階から2階への移動は階段だけですが、階段には南国を思わせるカラフルなテーサングーの花が描かれ、沖縄に来たことを実感させられます。
さらに階段を登れば、思わずそこで写真を撮りたくなってしまいそうな天使の羽のほか、インスタ映え必至のペインティングがされています。このような撮影スポットがいくつかあるので、出かけた際には、いつまでも思い出に残る記念の1枚を撮影してみてください。
観光客も少ない穴場スポット
嵐山展望台は、ほとんどのガイドブックにも掲載されないほどの穴場観光スポットです。そのため、まだまだ多くの人には知られていないので、決して観光客は多くはありません。展望台に出かけたら、誰も見かけられないなんてこともしばしばです。
嵐山展望台には駐車場が整備されていますが、ほとんど埋まっている時がありません。いつ訪れても空きを心配することなく、のんびり気分で訪れることができるのが嬉しいポイントです。
嵐山展望台は、日頃の仕事の忙しさや都会の喧騒から離れて、海を眺めながらのんびりボーッとするには打って付けの場所です。ドライブの途中で一息入れたり、サイクリングやツーリングの合間の休憩をゆっくりと楽しんでください。
展望台の1階は売店になっている
先ほどご紹介したように、嵐山展望台には、絶景が眺められる展望台のほかに、1階にはトイレや、あまり大きくはありませんが、やんばるの特産品などが並ぶ売店が整備されています。営業時間は、朝9時から夕方6時までです。
売店には、お茶やスイカ、お菓子などのほか、本土ではあまり見かけられない、珍しいものが販売されています。中には、近くで収穫されたパイナップルが販売され、南国沖縄に来たことを実感させられます。
どれを取ってもお土産としてピッタリな商品ばかりです。売店は、混雑することがないので、好きなお土産をゆっくりと選ぶことができます。展望台で絶景を満喫した後に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
周辺は沖縄の原風景が残っている
嵐山展望台周辺には、パイナップル畑やサトウキビ畑、お茶畑といった、沖縄ならではのどこか懐かしさが漂う原風景が残っています。それらに出会うには、時間に少し余裕を持って出かけることが肝心です。
沖縄を車で移動する際には、海岸線を走ることが多いのではないでしょうか。たまには、これらの原風景を満喫するために、ちょっと寄り道をすることをおすすめします。そして車と止めて、しばらくあたりを散策してみましょう。
そうすれば、「パイナップルってこんな風にして作られるんだ」とか「これがさとうきび畑か」といった、新たな発見に出会えること間違いなしです。沖縄は青い海だけではなく、このような沖縄しかない風景が広がっていることを思い知らされます。
嵐山展望台から見える絶景!
嵐山展望台から眺めらる景色は、まるで本州の瀬戸内海や宮城県の松島に勝るとも劣らない絶景です。
意外と知られていない!沖縄八景の一つ
嵐山展望台は、決してメジャーな観光スポットではありません。はっきり言ってマイナーな場所です。でも、なぜここがメジャーな観光スポットにならないのかと、首を傾げたくなるような絶景が広がっています。
それもそのはず。嵐山展望台は、万座毛や石垣島の川平湾、宮古島にある東平安名崎などといった、名だたる絶景が眺められる沖縄八景のひとつに数えられているからです。
羽地内海を一望できる!
嵐山展望台から眺められる羽地内海は、まるで本州の瀬戸内海や宮城県の松島を思わせるような美しい光景です。ここからは、時が過ぎるのを忘れるくらい眺め続けていたくなるほど美しく、どこまでも広がる青い海の大パノラマが一望できます。
まずあなたの目に飛び込んでくるのが、見事な海のエメラルドブルーと、鮮やかな木々たちのグリーンのグラデーションです。海の真ん中には小さな島のヤガンナ島、その奥にはそれよりも大きな屋我池島を一望できます。
展望台から右手の方に目を向ければ、羽地内海の先には沖縄本島最北端の辺戸岬へと続く、雄大なやんばるの山並みが続いています。さらには、ワルミ大橋のアーチや、古宇利大橋の開通で一躍人気スポットとなった古宇利島が飛び込んで来ます。
そして、晴れた日には、伊平屋島や伊是名島までも見渡せる絶景ポイントです。その眺めは、まさに沖縄の松島と呼ばれるにふさわしい、ほかでは見られない眺めの良さです。本当に、嵐山展望台がマイナーな場所であることが不思議でならないほどです。
嵐山展望台に出かけるなら、断然晴れた日を選んで訪れましょう。なぜなら、曇りの日は視界が限られるので、遠くまで見渡せないことは言うまでもありません。また、雨の日は、コバルトブルーの美しい海が濁ってしまうことがあります。
そのほか、朝の早い時間は日差しが少ないので、クリアな景色を堪能できません。特に沖縄は日本の西に位置しているので、本土よりの日の出が遅いため、朝が開ける時間が比較的遅くなることが考えられます。
嵐山展望台を訪れるなら、晴れた日の正午12時頃がおすすめです。その時間なら太陽が真南に昇っているので、あなたが想像する以上の絶景を満喫できるでしょう。
嵐山展望台は心霊スポットとしても有名
嵐山展望台は、ご紹介して来たように、こんなにも素敵な観光スポットです。しかし、実は、心霊スポットとしてもその名が知られています。したがって、昼間に出かけることは全く問題ないのですが、夜に出かけることは、なるべくなら避けることをおすすめします。
心霊スポットに興味があって出かけるなら、それはそれでありがちなことです。でも。それ以外で足を運んでもあたりは真っ暗なので、コバルトブルーの海や、美しい木々の緑のグラデーションは楽しめません。
嵐山展望台が心霊スポットと呼ばれるには、近くで起きたある事件が関係しているようです。その事件とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。
嵐山展望台近くで起きた一家殺人事件
その事件とは、1973年3月に起きた名護市一家殺傷事件のことです。その当時、嵐山展望台近くのある家に両親と長男の3人が生活をしていました。ほかにも娘さんが1名いたそうなのですが、すでに結婚をして大阪で暮らしていたとのことです。
この娘さんの旦那は家庭内暴力がひどく、あまりの暴力の激しさに耐えかねて、娘さんは家を飛び出し、どこかへと家出をしてしまったそうです。
その旦那は、娘さんの後を追うために、沖縄にある娘への実家を訪れます。しかし、実感は娘が帰っていないことを告げられます。逆上した娘さんの旦那は、この家に暮らす3人を包丁で襲ったとのことです。
それでも父親だけは一命をとりとめたのですが、残念ながら残る母親と長男が命を落とす羽目となってしまいました。3人を襲ったその旦那は、2人を殺害した罪により、1977年に極刑に処されたそうです。
一方娘さんはといえば、事件が起きた当時は、家の人たちが旦那に告げたように、沖縄には帰っていなかったとのことです。その時は、大阪のスナックで働いていたようでした。
このように運良く命は救われたものの、自分が知ることなく身内の命が狙われ、なんともやるせない気持ちになったことは想像できます。
3人が暮らしていた家は嵐山展望台の近くに残っていた、今では誰も住むことがなく廃墟となっているとのことです。嵐山展望台が心霊スポットといわれる所以は、この廃墟でいきたこの事件が要因となっていると考えられています。
心霊現象の噂が絶えない
このような凄惨な事件が発生してしまった嵐山展望台近くでは、さまざまな心霊現象の噂が絶えることがありません。この事件が影響しているかは定かではありませんが、嵐山展望台で起きている心霊現象を見ていきましょう。
嵐山展望台の心霊現象
次に、比較的多く噂される心霊現象を3つご紹介します。できれば、遭遇したくない心理現象ばかりが登場してきます。したがって、軽はずみな気持ちで、興味本位だけで嵐山展望台を訪れることのないように気をつけてください。
①女性の泣き声が聞こえる
一つめは、先ほどの廃墟から女性のすすり泣きが聞こえるという心霊現象です。誰もいないはずの廃墟で聞こえる女性のすすり泣き。なんとも不気味な現象ですが、これは、殺された母親の声ではないかといわれています。
この廃墟は、幻の廃墟と呼ばれ、見つけようとすると見つけられないことが頻繁にあるようです。もし万が一あなたが見つけてしまったら、くれぐれも近づかないようにしなければなりません。
②耳元で霊がささやく
2つめは、真夜中に嵐山展望台を訪れると、誰かが耳元でささやく声が聞こえるという現象です。どう考えても、一緒に出かけた人との声とは異なる声が聞こえるそうです。
嵐山に住み着く霊が、真夜中になると現れて、耳元で不気味に何かをささやくといわれています。たとえ真夜中に出かけるとして、決して嵐山展望台の近くには立ち寄らないようにしましょう。
③無数の視線を感じる
3つめは、無数の視線を感じるという、最も恐ろしい心霊現象です。たくさんの人が訪れているならまだしも、誰も人がいない深夜の展望台で、無数の視線を感じるなど、普通に考えてあり得ることではありません。
ということは、嵐山展望台には、数え切れないほどの霊が潜んでいる可能性があります。暗闇では、一つの何気ない視線でもビクリとさせられます。ましてや無数の視線であれば、想像するのも不気味なほど、いたたまれない気持ちにさせられるでしょう。
そのほか、長い髪の毛の女性の霊を見かけたとか、階段の手すりから覗き込むように女性が現れたとか、引きずるような足音を聞いたなど、挙げればキリがないほどです。
嵐山展望台へのアクセス方法
最後に、嵐山展望台へのアクセス方法をご紹介します。嵐山展望台へは、電車はバスなどの公共交通機関ないので、タクシーやレンタカーを借りて車で行くことになります。
那覇市役所からでは、国道58号線から県道71号線を経由して、国道505号線を少し進むと、嵐山展望台への行き先を示す看板が現れます。
那覇市内からだと車で約25分、那覇空港からだと車で約1時間30分の距離になります。あらかじめレンタカーを借りて、時間に余裕を持ってお出かけください。
先ほどご紹介したように、嵐山展望台には無料駐車場が完備されています。混み合うことが滅多にないので、スムーズに車が止められるでしょう。
住所 | 沖縄県名護市字呉我1460-2 |
---|---|
電話番号 | ーーー |
営業時間・定休日 | 24時間開放 |
駐車場の有無 | 有り |
アクセス | 沖縄自動車道「許田IC」から車で約25分 |
公式URL | 嵐山展望台 |
嵐山展望台で絶景を堪能しよう!
沖縄県名護市にある嵐山展望台は、沖縄八景の一つに数えられるほどの絶景ポイントです。名護市内からなら、車で30分ほどの距離にあります。
一方で、さまざまな恐ろしい心霊現象が発生する、心霊スポットとしても有名になってしまいました。でも、真夜中に訪れなければ、決して怖いところではありません。
近くには、沖縄美ら海水族館や古宇利大橋などの人気観光スポットが点在しています。ぜひ、あまり人が訪れない穴場スポットで、沖縄の絶景を独り占めしましょう。