神居古潭は旭川の心霊スポット!不気味なトンネルや起きた事故を紹介
北海道旭川にある神居古潭は旭川八景にも選ばれる観光地としても人気の場所です。アイヌの聖地ともされる神居古潭は、神が住む場所といわれながらも心霊スポットとしても有名な場所となっています。この記事では、神居古潭の心霊スポットや起きた事故について紹介します。
目次
旭川の心霊スポット「神居古潭」について紹介!
旭川にある心霊スポット「神居古潭(かむいこたん)」は、アイヌ語で「神様が住む場所」という意味があります。石狩川から石狩平野へ流れる途中の地域にある「神居古潭」は、鉄道などがなかった時代にアイヌの人々が石狩川を利用して物を運んだり移動をしていました。
この場所は石狩川の中でも川幅が急激に狭くなる難所の渓谷で一番深い場所で深水約70mになるところもあり、水難事故がよく怒っていたため悪い神様が事故を起こしていると恐れられていました。
そんな、神聖な場所がどうして心霊スポットと呼ばれるようになったのか、この記事ではその要因について紹介をしていきます。
神居古潭は心霊スポットと言われる理由は?
神居古潭は、実は旭川市の指定天然記念物でもあります。景勝地として自然豊かな場所ですが、どうして心霊スポットと言われるようになったか、ここではその理由について紹介をしていきます。
石狩川に転落した列車事故
神居古潭が心霊スポットと呼ばれるようになったといわれている一番の理由が鉄道が通ったことで起こった列車事故といわれています。
神居古潭は、急流がある渓谷のため線路を敷くのが難しいとされていました。線路の急激なカーブがあり、落石や土砂崩れといった自然災害もおおいためいつ事故が起きても仕方ないという状況だったそうです。
列車事故が起きたのは昭和7年、貨物を運ぶための列車が事故の犠牲となりました。不安視されていた崖崩れに巻き込まれ、石狩川に転落する大きな事故となり命を落とした方がいます。そして、その列車はいまだに川底に沈んだままのため神居古潭が心霊スポットよ呼ばれ始めるようになりました。
遺体が上がらない自殺の名所
神居古潭は、列車事故以外にも心霊スポットと呼ばれる要因があります。それは自殺の名所ということです。 神居古潭に流れる石狩川は流れが早く、神居大橋から渓谷をみると流れが急になっている場所は渦を巻いています。
その流れの早さは、神居古潭の深い所に人が落ちてしまうとあがることができなくなるほどです。そういったことから実際に神居古潭で悲しい選択をする人もおり、遺体はあがってこないといわれています。
また、神居大橋にくると突然正気を失ってしまい渓谷に飛び込もうとするなどということがあったことも心霊スポットと呼ばれる1つの要因となっています。
神居古潭の危険な心霊スポット
神居古潭は、旭川の観光地として有名ですが危険な心霊スポットもあります。ここでは、神居古潭の危険なトンネルや電話ボックスなどの心霊スポットを紹介していきます。
不気味な雰囲気漂うトンネル
神居古潭の心霊スポットとして1番有名なのが「トンネル」です。トンネル内は灯りがなく真っ暗なため、外側からみて不気味な印象を持つ方が多いのではないでしょうか。この、 神居古潭のトンネルには自ら命を絶った方が集まるといわれていてトンネルに入った人が心霊体験をしたという声が多くあります。
トンネルで体験したものには、トンネル内で髪の長い女性を見たという体験が非常に多くあります。そして、心霊体験をする人の共通点としてトンネルに入る前に鐘のような”ゴーン”という音を聞いているそうです。もし、トンネルの前で音を聞いた時には中に入らないようにしましょう。
女性の霊が出ると言われる電話ボックス
神居古潭の心霊スポットには、定番ともいわれる電話ボックスの心霊スポットがあります。電話ボックスは神居古潭の橋の近くにありますが、電話ボックスには神居古潭で命を落とされた人の霊がでるといわれています。特に多く聞くのは電話ボックスに髪の長い女性の霊がいたという話です。
最近ではみる機会が減った電話ボックスは撤去されることが多いですが、神居古潭の電話ボックスは撤去されずに残ったままとなっています。その理由については定かではありませんが、もしも電話ボックスに誰がいた場合は近づかないことをおすすめします。
運転手の霊が出ると言われるSL
神居古潭には、かつて列車が通っていました。その名残として神居古潭の旧駅舎には廃線する前に活躍をしていたSLが展示されており人気の場所となっています。ですが、このSLも心霊スポットの1となっているんです。
SLの心霊体験の内容は、蒸気機関車の運転手の霊が出るという話になります。一説によると、神居古潭を走行中だった貨物列車が落下岩に激突し、石狩川に転落した乗務員2名が亡くなるという事故があった話が有名なため、そこから心霊スポットとしての話がでてきたとされています。
旭川の心霊スポット「神居古潭」へのアクセス方法
旭川にある神居古潭へどのようにして行くのか、ここでは神居古潭へのアクセス方法について紹介をしていきます。
バスでのアクセス方法
旭川市にある神居古潭へのアクセス方法1つめはバスでのアクセス方法です。バスでのアクセス方法は主に2つあります。
1つめのアクセス方法は、旭川ターミナルから北海道優王バスの芦旭線の「芦別行」もしくは、深旭線の「深川市立病院前行」バスに乗車をして「神居古潭」停留所で下車をします。
2つめは旭川駅前の22番・23番乗り場から発車する沿岸バスの留萌旭川線「留萌十字街行」バスに乗車し、「神居古潭」停留所で下車をします。
いずれも所要時間は約25分程度となります。
車でのアクセス方法
神居古潭へのアクセス方法2つめはバスでのアクセス方法です。車で訪れる場合は、道中央自動車道、深川ICを利用し、国道12号経由で着くことができます。
札幌市内からでしたら約1時間30分、JR旭川駅からだと約40分ほどで到着することができます。また、神居古潭には30台収容可能な駐車場があります。
住所 | 〒078-0185 旭川市神居町神居古潭 |
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アクセス | ●JR旭川駅から空地中央バス(深旭線) 「深川私立病院行き」で約20分、神居古潭下車徒歩約5分 ●旭川駅前の22番・23番乗り場沿岸バス 留萌旭川線「留萌十字街行」 バスに乗車「神居古潭」停留所で下車後徒歩約5分 ●札幌市内から約1時間30分(道央自動車道・深川IC利用)
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旭川の心霊スポット「神居古潭」は観光地としても有名!
神居古潭は、心霊スポットという怖い場所だけではなく観光地としても有名です。ここからは、旭川八景にも選ばれている神居古潭の観光地としても見どころを紹介します。
北海道最大級のパワースポット
神居古潭は、広い北海道の中でも最大級のパワースポットと呼ばれています。古くからアイヌの人々が「神の住むところ」と表現していた神居古潭では不思議なパワーを感じるために多くの人が訪れます。
パワースポットとして認知されたのはごく最近のことですが、神居古潭には人が持つ陰のパワーと神様が持つ陽のパワーが混ざっている珍しい場所から訪れると鳥肌が立つという人もいるそうです。
また、 神居古潭では天然石が採掘されます。その人気からパワーストーンブレスレットとして販売され、身に着けると持ち主を厄災から守り正しい道へ導いてくれて、精神面も安定させてくれるといわれています。
採掘される石は、緑・藍色・黒などがありますがブレスレットは約18,000円から販売されています。ブレスレット以外にも1粒から購入することもでき、こちらは1,200円台から販売されています。
桜や紅葉の名所
神居古潭では、四季折々の自然を楽しむことができます。5月上旬から5月中旬には桜が見頃をむかえるため訪れれば美しい桜みることができます。神居古潭駅と桜の姿は写真映えするため撮影スポットとしてもおすすめです。
秋には「カエデ」や「ナラ」といった美しい紅葉姿を見せてくれる樹木もあります。桜よりも紅葉スポットとして知られているため、紅葉シーズンには観光客がたくさん訪れます。紅葉は10月上旬から10月中旬が見ごろとなっています。
桜と紅葉の季節の見頃は、気温などによっても変わるため詳しく知りたいという方は、旭川市観光課に問い合わせすると良いでしょう。
神居古潭でおすすめの観光スポット
旭川にある神居古潭には、おすすめの観光スポットがあります。ここからは、 神居古潭の観光スポット5か所を紹介していきます。
紹介する5か所のスポットはどれも絶景を楽しめる場所なので、景色を眺めながらのんびりしたり写真を撮るにもおすすめのスポットとなります。
北海道指定史跡に登録された「神居古潭竪穴住居遺跡」
神居古潭のおすすめ観光スポット1つめは、「神居古潭竪穴住居遺跡」です。「神居古潭竪穴住居遺跡」は、神居古潭バス停からすぐのところにあります。
北海道指定史跡に登録されている「神居古潭竪穴住居遺跡」は、奈良時代末期から平安時代に使用されたと憶測される村の住居跡です。現在でも219軒の住居跡が残り当時の生活を垣間見ることができます。
この「神居古潭竪穴住居遺跡」は石狩川で獲った鮭を加工して本州との交易品にする作業場として川のすぐ傍が作業しやすいため集落ができたとされています。
旭川指定記念物に認定された「神居古潭おう穴群」
神居古潭のおすすめ観光スポット2つめは、「神居古潭おう穴群」です。「神居古潭おう穴群」は、石狩川の吊り橋周辺などでみることができます。
「神居古潭おう穴群」のおう穴とは、川岸の岩が激流によって長い間浸食され作られた穴のことをいいます。この「神居古潭おう穴群」は、アイヌの人たちの伝承で英雄サマイクルと戦った悪い神のニッカムイが逃げる時に足を取られた跡といわれてることから「魔人の足跡」とも呼ばれています。
「神居古潭おう穴群」は、全長およそ1,200mの長さに7つの群で作られていますので川沿いを散策しながら見つけてみてはいかがでしょうか。
絶景が見渡せる「神居大橋」
神居古潭のおすすめ観光スポット3つめは、神居古潭を流れる石狩川の対岸に渡るための「神居大橋」です。
「神居大橋」は、旧国鉄函館線が開通した時に集落と国道を結ぶために作られた橋です。現在に至るまで木床板などの改修や補強工事がなんども行われているため、「一度に100人以上は渡れません」、「自転車での走行禁止」といった注意書きがされています。
秋には紅葉と白い「神居大橋」のコントラストが美しく、昼間訪れれば橋の上から絶景をみることができます。ただし、心霊スポットに近い場所となっているので訪れる時間には注意する必要があります。
休憩におすすめ「旧神居古潭駅舎」
神居古潭のおすすめ観光スポット4つめは、「旧神居古潭駅舎」です。「旧神居古潭駅舎」は、神居大橋を渡った先にあります。
緑と赤が印象的な「旧神居古潭駅舎」は、旭川に明治36年に作られました。しかし昭和44年に廃駅となってしまい現在では使用されていません。この駅舎は平成元年に復元されたものとなります。線路は現在は旭川内でも有名なサイクリングロードとなっており、休日には自然の中のサイクリングを楽しむために訪れる人が多くいます。
「旧神居古潭駅舎」は、旭川市の指定文化財になっていて、清掃が行き届いており、サイクリングを楽しむ人や観光に訪れた人の休憩の場所としてもされています。
縄文時代の「神居古潭ストーンサークル」
神居古潭のおすすめ観光スポット5つめは、 アクセスするのに少し遠い場所にある「神居古潭ストーンサークル」です。「ストーンサークル」は、神居山を登る途中にあります。
「神居古潭ストーンサークル」は、戦後に発見されました。そこから全容が判明したのが1990年と戦後から長い年月を経ての判明となっています。神居山の中腹である標高213mにある「神居古潭ストーンサークル」は、眺めがよく石狩川の眺望におすすめです。
全部で10群の規模があるサークルは、縄文時代中後期の村人たちの共同墓地とされ、表土を取り配石の状態を確認しましたが、配石の下を調査するまでにいまだに至っていない、謎がまだ残る場所です。
神居古潭は心霊スポットであり絶景が見れる観光スポット!
北海道旭川にある神居古潭の心霊スポットと怖い噂、そして観光スポットと観光の見どころを紹介してきました。神居古潭には指定文化財や旭川八景として認定される絶景がみれる一方で、場所によっては怖い体験をしています心霊スポットとなっています。
神居古潭を訪れる際には、心霊スポットに近づかないように気を付けて観光しましょう。