クライスラービルはニューヨーク・マンハッタンの象徴!魅力や観光できるか紹介
大きなビルが立ち並ぶニューヨーク・マンハッタンの街中で特に目を引くのがクライスラービルです。ニューヨークの象徴的な建物であるクライスラービルは、旅行でぜひ立ち寄りたいスポットの一つでしょう。今回はクライスラービルの魅力や観光ポイントについてご紹介します。
目次
ニューヨークのマンハッタンにある「クライスラービル」について紹介!
ハリウッド映画や海外ドラマをみていると、ニューヨーク・マンハッタンの街中のシーンは良く流れますが、そこで必ずと言っていいほど映るのが、ニューヨーク・マンハッタンの象徴的な建物・クライスラービルです。
名前は知らなくても、建物の写真を見れば知っている人も多いのではないでしょうか。華やかなニューヨークの街中でも特に目を引くクライスラービルは、ニューヨーク・マンハッタンへ旅行に行くなら外せないスポットです。
今回は、そんなクライスラービルについて観光ポイントやニューヨーク・マンハッタンの象徴と呼ばれる理由、特徴についてご紹介します。
クライスラービルってどんなビル?
そもそもクライスラービルとはどのような建物なのか、知らない人も多いと思いますのでまずはクライスラービルがどのような建物なのかをチェックしておきましょう。
クライスラービルはニューヨークのマンハッタンにある超高層ビルで、高層ビルの多いニューヨークの中でも特に美しい建造物として地元住民からも愛されています。ニューヨーク・マンハッタンのシンボルと言っても過言ではないでしょう。
1930年5月27日から1931年4月30日までは世界一高いビルとして世界中の人々の憧れ的な存在でもありました。
ニューヨークに初めて行く人はもちろん、何度もニューヨークに行ったことがある人も、ニューヨークに住んでいる人でさえも見上げると思わず写真を撮ってしまいたくなるような美しい建造物がクライスラービルです。
ニューヨークのみならずアメリカのシンボル的な建物のクライスラービルは、アメリカの自動車会社・クライスラーのオフィスが入るオフィスビルで、自動車メーカーらしい自動車の部品をあしらった装飾が多いのも特徴の一つです。
クライスラービルの歴史
クライスラービルは、アメリカの自動車メーカー「クライスラー」のオフィスビルで、1928年9月19日に建設工事がスタートしました。当時のニューヨークは続々と高層ビルが建設されるまさに高層ビル建設ラッシュでした。
そんな中でクライスラービルは平均して1週間に4階相当分の高さを建設し、着工からわずか19ヶ月の1930年4月に当時として世界一高いクライスラービルが誕生したのです。
クライスラービルは、1920年代のアメリカ繁栄時代を物語るニューヨークの高層ビル群の中でも最高傑作と言われ、今なお当時の輝かしい経済成長の証として世界中の人から愛されているのです。
クライスラービルの魅力
ニューヨーク・マンハッタンのシンボルとして1930年代から愛され続けてきたクライスラービルですが、多くの人を魅了するにはそれだけの理由があります。ここからはクライスラービルの魅力についてご紹介しましょう。
1920年代からニューヨークでは高層ビルの建設ラッシュが始まり、人々を圧倒する摩天楼が築き上げられて行きましたが、クライスラービルはその中でも別格の美しさを誇っています。
クライスラービルの高さは319m、地上77階建てのビルは当時の人々にとっては想像を遥かに超える高さだったことでしょう。また、夜間のクライスラービルもとても美しく夜景スポットとしても人気があります。
アールデコの建築の傑作
クライスラービルの建設で特徴的なのが、アールデコ建設です。アールデコとは、アールヌーヴォー時代や1910年代から1930年代にかけてヨーロッパやアメリカを中心に流行した装飾技術です。
クライスラービルは「アールデコ建築の傑作」と言われており、同年代に完成したエンパイアステートビルやロックフェラーセンターもアールデコ建築が特徴となっています。
クライスラービルの特徴である頭頂部の輝きは、自動車メーカーであるクライスラーの工場からステンレス版を調達し、自動車のラジエーターグリルをモチーフに作りあげられました。
頭頂部のステンレス部分以外は白いレンガを使用しており、使用されたレンガの数はなんと3826000個とも言われています。とにかく美しさにこだわった作りのクライスラービルは、現在でもニューヨーク・マンハッタンの街を彩っています。
世界一を目指した高さ
1920年代にニューヨークで始まった高層ビル建設ラッシュで、クライスラービルは世界一の高さを目指し建設がスタートしました。当時世界一の高さを競ったのが同じくニューヨークのウォールタワーでした。
ウォールタワーと建設予定高さを競い合い、最終的に1930年4月に世界一高いビルとなりましたが、翌年1931年にエンパイアステートビル(高さ443.2m)が完成し、わずか1年で世界一の座を明け渡してしまったのです。
夜景での圧倒的な美しさ
眠らない街として世界中の人々が集まるニューヨーク・マンハッタンの中でもクライスラービルは特別に美しい夜景スポットとして知られています。昼間の美しさとは違った美しさで、その姿を写真に収めようと夜も多くの人が訪れます。
クライスラービルの夜景を美しく撮影したいなら、エンパイアステートビルから撮影するのがおすすめです。通常は白くライトアップされていますが、アメリカ独立記念日の7月4日は星条旗をイメージして白・赤・青の3色にライトアップされます。
クライスラービルは内部観光できる?
ニューヨーク・マンハッタンのシンボルとして多くの人に愛されるクライスラービルですが、映画やドラマのロケ地としても数多く利用されていることから、今やアメリカの象徴的な建物として知られるようになりました。
クライスラービルを良く知らない人には、クライスラービルは観光スポットのように思われがちで、内部観光したいと思う人も多いでしょう。
では、クライスラービルは内部観光をすることができるのでしょうか。クライスラービルを外側からだけではなく内側からも楽しみたい人に、クライスラービルの内部観光についてご紹介します。
ロビーは入場可能!
クライスラービルは元々オフィスビルとして建設されたもので、現在もオフィスビルとして使用されていますから、内部は観光向けになっていません。しかし、1階のロビーは自由に出入りすることができます。
外観の美しさもさることながら、内装も非常にこだわっており細部まで美しく作りあげられています。特に建設ファンが魅了されるのはエレベーターの装飾でしょう。
基本的にエレベーターはクライスラービルで勤務する人しか乗ることができませんが、寄木細工で作られた美しいエレベーターの扉はぜひ見ておきたいものです。
1階ロビーの天井には世界で最も大きな絵画が描かれており、まるで美術館にいるかのように感じるでしょう。天井の絵画の作者はEdward Trumbull氏で、この絵画の中にはクライスラービルが描かれているそうなのでぜひ探してみてください。
壁にはアフリカの赤色大理石を、床にはイタリアの黄色大理石を利用し、他にも青色大理石や琥珀色のシマメノウを使い細部まで美しく仕上げられたロビーは外観にも負けない特別な美しさを放っています。
クライスラービルへのアクセス方法
ニューヨーク・マンハッタンにあるクライスラービルへの行き方は、地下鉄を利用することをおすすめします。地下鉄の4〜7号線を利用し、グランドセントラル42丁目駅で下車、駅から徒歩2分でクライスラービルに到着します。
地下鉄を降りた42丁目を東へ進み、レキシントンアベニューの角にクライスラービルが見えてきます。とても大きな建物なので、道に迷うことなくたどり着くことができるでしょう。
また、ニューヨークの地下鉄は日本のように終電がありません。24時間運転していますからどの時間帯でもクライスラービルに行くことができるのもポイントです。
しかし深夜に地下鉄を利用する場合は、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もありますので、出来れば日中にクライスラービルへ行くことをおすすめします。
住所 | 405 Lexington Ave, New York, NY 10174 |
電話番号 | +1 212-682-3070 |
営業時間・定休日 | 8:00〜18:00 定休日:土日 |
平均予算 | 入場料無料 |
アクセス | テキスト |
駐車場の有無 | 無 |
公式URL |
歴史的なクライスラービルの美しさを見てみよう
ニューヨーク・マンハッタンの象徴的なクライスラービルは、その外観の美しさだけではなく1920年代からのニューヨークの発展を象徴する建物でもあります。
歴史を感じることができる建築技術は、間近に見ると圧倒される美しさです。ニューヨーク・マンハッタンへ行く機会があれば、クライスラービルは外せないスポットですので、ぜひ足を運んでみてください。