アメリカの有名な料理20選!定番の郷土料理や家庭料理も!
国が違えば食べるものも違いますが、一部のアメリカの料理は日本でもよく食べられています。しかしアメリカの有名な料理や定番の郷土料理は日本とは大きく違っていて、その食文化の違いを知るほど楽しく食事ができるでしょう。今回はアメリカの有名な料理20選をご紹介します。
目次
アメリカの代表的な料理を紹介!
まず、アメリカの食事と言うとどのような物を思い浮かべるでしょうか。ステーキやハンバーガー、ピザなど日本でもよく食べられる物が多く「アメリカ料理といえばこれ!」とイメーずるものがあるはずです。
しかし、アメリカにはステーキやハンバーガーだけではなく様々な郷土料理があり、それぞれの家庭の味として長年愛されているものも多いです。
アメリカの家庭で作られる郷土料理や家庭料理とは違い、クリスマスやハロウィンといったイベントで食べる「イベント料理」も文化の中に強く根付いています。今回はそんなアメリカ料理20選をご紹介します。
アメリカの有名な郷土料理5選!
日本には日本食、中国には中華料理、フランスにはフレンチがあるように国によって食文化は大きく異なります。アメリカの食文化の基本情報として、主食はパンで肉を食べる機会が非常に多いです。
そんなアメリカの料理の中で、とても有名な郷土料理をチェックしてみましょう。クリスマスやハロウィンなどのイベントはもちろんアメリカではごく普通に食べられている郷土料理ですから日本でも食べたことがある人が多いはずです。
肉がメインとなる肉料理が多く、食べ応えのある料理が多いのもアメリカ料理の特徴です。アメリカの料理は1回の量もカロリーも日本より多いので、日本人がアメリカ人と同じ食生活をすると確実に太るとも言われます。
カリフォルニアロール
日本の回転寿司でもよく目にする人気のお寿司の種類、カリフォルニアロールは生魚を食べる習慣のないアメリカでも抵抗なく食べることができるように、1963年ごろに作られ始めたと言われています。
カリフォルニアロールと言う名前ですが、現在はアメリカ全土で食べられており、アメリカにある寿司屋へいくと必ずと言っていいほどメニューにラインナップしています。
カニ風かまぼこ・アボカド・チーズなどの具材を裏巻きにして表面に白ごまをまぶすスタイルが一般的なカリフォルニアロールです。カリフォルニアロールが裏巻きの理由として、アメリカ人が海苔の見た目が苦手だったからと言う理由もあるようです。
バッファローウィング
バッファローウイングと言うと日本では聞き馴染みがなく、どんな料理か想像がつかない人も多いでしょう。バッファローウィングはニューヨーク州のバッファロー市が発祥の人気の郷土料理です。
鳥手羽元肉を素揚げし、特製のソースを絡めて食べるバッファローウィングは肉料理を好むアメリカ人にもとても人気があります。ケンタッキーフライドチキンのフライドチキンも、大きく分ければバッファローウィングと同じ部類になります。
日常的に食べられているバッファローウイングですが、特にクリスマスはたくさんのバッファローウィングを用意してパーティーを盛り上げます。
アメリカのスーパーではバッファローウィング専用の様々な味のソースが販売されていますので、多くのアメリカ人は自分好みのバッファローチキンの味があるとも言われています。
チャウダー
チャウダーといえば、日本では「クラムチャウダー」として知られ子供から大人まで幅広い世代に人気の料理です。玉ねぎやじゃがいもセロリなどの野菜を中心に、二枚貝の身を入れたものがチャウダーの基本です。
肉料理の多いアメリカ料理の中で、野菜や貝を食べることができるチャウダーは肉料理のサイドメニューとして出されることも多いです。カボチャを使ったパンプキンチャウダーはハロウィンで食べられます。
日本でよく見るクラムチャウダーはアメリカ東海岸のニューイングランドが発祥の牛乳ベースの白いスープですが、ニューヨークではトマトベースのクラムチャウダーが好まれています。
ジャンバラヤ
ジャンバラヤも日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカの郷土料理として幅広い世代の人々に愛され人気があります。元々スペイン料理のパエリアが起源でありピリ辛な米料理です。
大きな鍋で作って大人数で食べることが多いので、パーティー料理としても人気があります。ジャンバラヤが生まれたルイジアナ州ではハンバーガーやホットドッグと同じように売店の定番メニューとなっています。
ジャンバラヤの主な材料は米と野菜と肉でとてもシンプルな料理です。使用する肉は鶏肉が多いですが、作る人によっては豚肉やウサギ肉を入れることもありますし、エビや貝などの魚介を使うこともあるようです。
ガンボ
アメリカ・ルイジアナ州発祥のスープ料理「ガンボ」は、多くの食材を使用した具沢山なスープです。魚介類や野菜を煮込みご飯の上にかけて食べるのも人気の食べ方です。
アメリカ南西部では日常的に食べられている郷土料理であり、基本的にはいつの季節でも食べられていますが、暖かいスープ料理なので冬場に食べられることが多いでしょう。
ルイジアナがアメリカ料理に対して行った最大の貢献と言われるほど、ガンボはアメリカ料理としてアメリカの食文化に馴染み親しまれています。日本ではあまり有名ではないアメリカ料理ですが、日本人でも食べやすい濃厚な味わいが特徴です。
アメリカの有名な家庭料理4選!
日本の有名な家庭料理といえば、肉じゃがやコロッケ、カレーのような食事ですが、アメリカにも有名な家庭料理があります。アメリカの家庭料理は日本でも食べる機会があるものが多く馴染みのある人もいるでしょう。
家庭料理と言うことで、基本的に家で作る料理なので簡単な料理が多いのもアメリカの有名な家庭料理の特徴です。クリスマスやハロウィンはもちろん誕生日などでも食べることが多い家庭料理をチェックしてみましょう。
ナチョス
アメリカの有名な家庭料理として多くの人に愛されているのがナチョスです。三角形のトルティーヤチップスに溶かしたチーズやアボカドペースト、サルサソースなどをつけて食べるのが一般的です。
アメリカではおやつ感覚で食べられることも多く、家でのんびり過ごすときに作る家庭料理と言えるでしょう。ナチョスにトッピングする具材は幅広く、自分好みの味を探すのもおすすめです。普段のおやつはもちろんハロウィンのスナックにも良いでしょう。
牛肉や鶏肉を甘辛く味付けした物やスライスオリーブ、スライスハラペーニョをトッピングするのもおすすめの食べ方です。手軽な家庭料理ですから、日本でも有名になること間違いなしでしょう。
マカロニ&チーズ
アメリカで有名な家庭料理・マカロニ&チーズは茹でたマカロニに塩味のきいたチーズソースを絡めたもので、日本でいうグラタンのような食べ物です。非常に簡単に作ることができるのも特徴です。
マカロニとチーズの味わいがベストマッチで、特に子供を中心に人気がある料理なので、アメリカにある学校のほとんどのカフェテリアでマカロニ&チーズを食べることができるでしょう。カボチャを加えればオレンジ色のハロウィン仕様になります。
現在は冷凍食品のマカロニ&チーズも多く販売されていますので、より手軽な家庭料理としてアメリカの各地で食べられています。
ステーキ
日本では家庭料理ではなく御馳走のイメージが強いステーキですが、アメリカでは肉料理がメインであり、ステーキも一般的に食べられています。高い肉は自宅ではあまり食べないようですが、赤身の肉はステーキにして食べることが多いです。
また、アメリカのステーキは日本よりも大きく分厚いのが特徴です。量も大きなものが多いので、肉好きな人にとってアメリカでのステーキのハードルの低さは嬉しいと感じるでしょう。
ステーキにこだわりを持っているアメリカ人も多く、好きな肉の部位が決まっていることもあります。焼き方も「レア」「ミディアムレア」「ウェルダン」など様々な焼き加減があり、その中からお好みの焼き方を選びます。
日本ではミディアムレアが人気ですが、アメリカでは肉本来の味を楽しむためにしっかり火を通したウェルダンを好んで食べるアメリカ人が多いです。
ミートローフ
ミートローフはアメリカの有名な家庭料理の一つで、ひき肉をこねて形成し、焼いたり燻製にしたりする肉料理の一つです。日本でもクリスマスなどに食べることがありますが、アメリカでは日常的に食べられる肉料理です。
ミートローフはひき肉を使用しますが、肉だけではなく中に茹で卵を入れたり野菜を入れたりすることもあります。植民地時代にドイツ系移民がペンシルベニア州で食べていたものがミートローフの元です。
大きなハンバーグのような見た目ですが、フライパンだけでは火が通らない肉料理なので、家庭で作る場合はオーブンを使いましょう。
アメリカのレストランで食べられる本場の料理5選!
アメリカには美味しい料理がたくさんありますが、アメリカ旅行などで本場の味や郷土料理を食べたいと思った場合は、アメリカのレストランで食べることができる本場の郷土料理をチェックしておきましょう。
ここからはアメリカのレストランで食べることができる本場の郷土料理を5つご紹介します。日本でも食べることができるものがありますが、アメリカで食べるのと日本で食べるのとではどんな違いがあるのかもチェックしておくことをおすすめします。
エッグベネディクト
半分に切ったイングリッシュマフィンの上に、ベーコンやサーモン、ポーチドエッグを乗せてオランデーズソースをかけたアメリカ・ニューヨーク発祥の郷土料理です。
アメリカでは朝食として一般的に食べられており、日本でもオシャレなカフェなどで食べることができるようになりました。アメリカではイングリッシュマフィンがない場合は食パンで代用することもあるようです。
今やオシャレな朝食の定番となり、SNSにも写真がたくさんアップされていますが、元々は素朴な朝食だったと言うのが驚きでしょう。
ハンバーガー
アメリカのレストランで食べることができる有名な郷土料理の一つにハンバーガーがあります。日本ではジャンクフードの認識ですが、アメリカでは立派な食事のメニューとして確率しています。
ハンバーガーはアメリカのレストランで一般的に食べることができます。ただ、日本とはサイズが全然違うので、注文して驚くことも多いでしょう。また、ハンバーガーを注文するとついてくるフライドポテトやサラダの量も非常に多いです。
ソフトシェルクラブ
肉料理が多いアメリカですが、地域によっては魚介類を好んで食べる地域もあります。ソフトシェルクラブも本場のアメリカで食べることができる特別な料理の一つです。
脱皮直後で殻の柔らかいカニを揚げた料理で、アメリカではそのまま食べることもありますが、サンドイッチにしたりすることが多いです。ソフトシェルクラブは主にアメリカ東海岸で好んで食べられています。
ポークチョップ
ポークチョップは肉料理が中心のアメリカでも人気の郷土料理です。豚の骨付きロース肉を使うボリューム感のある料理で有名です。日本でも食べられることがありますが、アメリカは日本よりも量が多いです。
また、ポークチョップはケチャップで味付けされていますから子供でも食べやすい肉料理です。ステーキと同じようにアメリカのレストランでは比較的どこにでもあるメニューでしょう。
日本で食べるよりも肉が大きくボリュームがあるのが特徴で、アメリカでは家庭料理として家庭でも一般的に食べられています。
グリルロブスター
日本では高級食材の一つでもあるロブスターですが、アメリカでは比較的一般的に食べることができます。半分にしたロブスターをグリルでじっくり焼いたグリルロブスターは、アメリカでも非常に人気があります。
グリルロブスターはクリスマスにも食べられることがありますし、イベントのときに食べられることも多いです。ロブスターはサイズによって値段も大きく違いますが、アメリカでは比較的リーズナブルに食べることができます。
アメリカで有名なデザート料理4選!
アメリカは日本とは違う肉中心の食生活で、1日に摂取するカロリーの量も大幅に違いますが、デザートも日本とアメリカでは大きく違います。アメリカで有名なデザートは日本でも食べられるようになってきました。
甘いものが好きな人にとっては、アメリカの有名なデザートを一度食べれば気に入ること間違いなしでしょう。日本ではコストコなどで購入できることがありますから、気になる人はぜひチェックしてみてください。
ニューヨークチーズケーキ
チーズケーキにはレアチーズケーキやスフレチーズケーキなど様々な種類がありますが、ニューヨークチーズケーキは、ベイクドチーズケーキの一種でチーズを入れたケーキの生地をオーブンで焼くことで作ります。
そもそもニューヨークチーズケーキとは、アメリカニューヨークに移住したユダヤ人が食べていたお菓子が元になっているようです。現在はアメリカのみならず世界中で人気があるチーズケーキです。
グラハムクッキーを砕いたものをケーキ型の底に敷き、クリームチーズと砂糖・卵・小麦粉を混ぜたチーズ液を流し入れて焼いたものがニューヨークチーズケーキです。
ニューヨークチーズケーキはベイクドチーズケーキの中でも「ニューヨークメソッド」と呼ばれる焼き方で焼かれたものです。最初は高温で焼き色をつけ、その後低温でじっくりと焼き、オーブンの中で冷ますことで完成します。
日本でも簡単に作ることができると有名になり、現在は専門店もできるほど人気のアメリカ料理です。
ピーカンパイ
日本ではあまり馴染みのないピーカンパイですが、アメリカでは非常に有名なお菓子として子供から大人まで幅広い年齢の人々に愛されています。甘いコーンシロップとピーカンナッツで作られるパイは一度食べると病みつきになるでしょう。
アメリカでは非常に有名で家庭でも作る郷土料理ですが、実はピーカンパイの起源は詳しく分かっていません。
ニューオーリンズに入植したフランス人が元々アメリカに住んでいたインディアンからピーカンナッツを教えてもらい、それを使って考案したパイだと言われています。
アメリカでは感謝祭やクリスマスのデザートとして家庭で作ったピーカンパイを食べることも多く、家庭の味としてピーカンパイをあげる人もいます。
日本ではあまり食べる機会がありませんが、ニューヨークにある1つ星ステーキハウス「ピーター・ルガー・ステーキハウス」では、ピーカンパイが有名な名物デザートとして知られています。
バナナプディング
バナナプディングはアメリカ南部の家庭的なデザートとして有名です。アメリカ南部出身の人なら全員好きだと言われるほどポピュラーなデザートですが、日本ではあまり食べる人はいないでしょう。
バナナプディングと言うネーミングから、焼きプリンのような物をイメージする人も多いですが、焼かずにカスタードクリームとスライスしたバナナ、クッキーを交互に重ねたデザートです。
バナナプディングの上にメレンゲをのせ、オーブンでメレンゲに焼き色をつけるのもアメリカでは有名な食べ方として知られています。
スモア
スモアは日本でも人気になっているアメリカの伝統的なスイーツで、熱したマシュマロとチョコをグラハムクラッカーで挟んで食べる物です。とても甘いスイーツですが、マシュマロとチョコレートの滑らかさがクセになります。
日本でも専門のショップができるなど有名になりましたが、スモアは「some more(もう少し欲しい)」が語源のスイーツです。アメリカ人も思わず「もう一つ!」と言いたくなるのでしょう。
キャンプへ行くと最後のキャンプファイヤーでマシュマロを焼いて食べるのが定番なので、その延長上でスモアを食べることも多いです。
アメリカのお祭りで食べる料理2選!
日本ではお正月にお節、桃の節句にちらし寿司など季節の行事に合わせて食べる料理があり、それを食べることで季節感を感じる人も多いでしょう。
アメリカにもイベントやお祭りに合わせて食べる料理があり、昔からずっと大切にされてきました。ここからはアメリカの代表的なお祭りであるクリスマスとハロウィンで食べる料理を2つご紹介します。
クリスマスもハロウィンも、日本ではどちらかと言うと楽しむためのイベントと言う感じですが、アメリカではどちらも欠かせない大切なお祭りです。そんな大切な日を彩る美味しい料理です。
パンプキンパイ
パンプキンパイはアメリカでもポピュラーな食べ物で、甘いカボチャを使ったパンプキンパイは小さな子供から大人まで人気の定番アメリカ料理です。
アメリカの家庭では普段からよく食べられていますが、特にハロウィンのシーズンになると売られているパンプキンパイだけではなく、自宅でパンプキンパイを作ることも多いです。各家庭にオリジナルの味があることも多いでしょう。
ハロウィンではカボチャの中身をくり抜いて「ジャックオーランタン」を作りますが、そのくり抜いたカボチャを使い、パンプキンパイやパンプキンスープを作ることが多いです。
ハロウィンで食べるイメージが強いパンプキンパイですが、アメリカでは秋の実りと収穫を感謝する「サンクスギビングデー」でもパンプキンパイを食べます。
10月31日のハロウィンや11月のサンクスギビングデーなど、アメリカでは秋にカボチャ料理を食べる機会が多く、カボチャ料理を食べるようになると秋の訪れを感じる人も多いのではないでしょうか。
ハロウィンの日は仮装だけではなく、パンプキンパイを食べて気持ちを高めてみてください。
ターキーの丸焼き
ターキーの丸焼きはクリスマスシーズンに食べらえるアメリカの料理です。アメリカでクリスマスにターキーの丸焼きを食べることはとても有名ですので、日本でも知っている人が多いでしょう。
ターキーとは七面鳥のことで、一般的なニワトリよりも大きく体重は5〜10kgにもなります。アメリカでターキーの丸焼きを食べる時はオーブンでじっくり焼いて、クリスマスをお祝いする家族が揃った時に振る舞われます。
日本ではクリスマスのアメリカでターキーの丸焼きを食べることは知られていても、なかなか購入する機会はないですが、アメリカだと自宅で調理する家庭料理と言う一面もあります。
アメリカの美味しい料理を食べてみよう!
アメリカではクリスマスやハロウィンと言ったイベントで食べる特別な料理があるほか、アメリカ料理として定番の家庭料理も多いです。アメリカの料理は日本食に比べて少しジャンキーですが、満足行くこと間違いなしでしょう。
日本でもクリスマスやハロウィンは人気のイベントになっていますので、クリスマスやハロウィンだけでもアメリカの美味しい料理を食べてみてはいかがでしょうか。