出羽三山神社(山形)の見どころ!羽黒山などパワースポットを紹介
山形の出羽三山神社はとても人気があるパワースポットです。この記事では、山形・出羽三山神社の見どころについて紹介していきます。また、羽黒山などのパワースポット、アクセス方法や駐車場についても紹介したのでぜひチェックしてください。
目次
出羽三山神社は山形県にある人気パワースポット!
出羽三山神社は山形県にある人気パワースポットです。ここからは、出羽三山神社について詳しく紹介していきます。
出羽三山は羽黒山・月山・湯殿山の総称
出羽三山は、羽黒山・月山・湯殿山の総称です。明治時代までは、出羽三山は修験道(山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする宗教)の山でした。しかし、明治以降は「神山」となっています。
出羽三山が修験道の山とされていた神仏習合の時代には、羽黒山は観音菩薩「現在」、月山は阿弥陀如来「過去」、葉山・薬師岳は薬師如来「未来」とされていました。それらの加護と導きによって「現在・過去・未来」の三関を乗り越えて悟りを得ることを目的とされていたのです。
羽黒山には現在は、「稲倉魂命(うかのみたま)」、月山は「月読命(つくよみのみこと)」、湯殿山には「大山祇命(おおやまつみのみこと)・大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなびこのみこと)」の三神が祀られています。
また、湯殿山は「神の世界」ということで、昔から「人工」は許されず社殿を設けないことでも知られています。
出羽三山神社の見どころ3選!【羽黒山・出羽神社編】
ここからは、出羽三山神社の見どころ3選【羽黒山・出羽神社編】を紹介していきます。
①美しい国宝「五重塔」
出羽三山神社の見どころ【羽黒山・出羽神社編】の1つ目は、美しい国宝の「五重塔」です。
高さが29.0mの三間五層柿葺素木造の「五重塔」は羽黒山参道、一の坂上り口の杉並木の中にあります。約600年前に再建された東北地方では最古の塔といわれている塔で、平将門の創建と伝えられています。
近くには樹齢1000年の巨大な杉「爺杉」があるのでこちらもぜひチェックして見てください。樹の周囲は10mにもなるので、迫力があります。
住所 | 〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山33 |
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アクセス | 随神門下車徒歩約10分 |
②月山・羽黒山・湯殿山の神様が祀られている「三神合祭殿」
出羽三山神社の見どころ【羽黒山・出羽神社編】の2つ目は、月山・羽黒山・湯殿山の神様が祀られている「三神合祭殿」です。
月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した日本随一の大社殿で、厚さ2.1mの萱葺の屋根や総漆塗の内部など、どれも迫力があり見応えもあります。
実は、本殿は何度も火災にあっていて、現在の社殿は1818年に再建したものとなっています。「三神合祭殿」の前方には鏡池があり、この鏡池は「神秘の御池」として古くから多くの信仰を集めていました。
羽黒信仰の中心でもあった鏡池も、ぜひチェックしてみてください。
住所 | 〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向手向7 |
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アクセス | 鶴岡駅前2番乗り場より 路線バス「羽黒山頂」 「月山八合目」行で50分 羽黒山頂下車徒歩5分 |
③胡麻豆腐や抹茶が美味しい「御茶処 出羽の里」
「御茶処 出羽の里」では美味しい胡麻豆腐や抹茶をいただけます。「御茶処 出羽の里」は先ほど紹介した三神合祭殿の隣にある「出羽三山神社参集殿」の中にあります。
胡麻豆腐は出羽三山神社特製のものとなっていて、抹茶・向詰・胡麻豆腐は1服600円となっています。ぜひ、「御茶処 出羽の里」で休憩してみてください。
住所 | 〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向手向7 |
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アクセス | 鶴岡駅前2番乗り場より 路線バス「羽黒山頂」 「月山八合目」行で50分 羽黒山頂下車徒歩5分 |
出羽三山神社の見どころ2選!【湯殿山神社編】
ここからは、出羽三山神社の見どころ2選【湯殿山神社編】を紹介していきます。
①巨大な大鳥居「湯殿山神社大鳥居」
出羽三山神社の見どころ【湯殿山神社編】の1つ目は、巨大な大鳥居「湯殿山神社大鳥居」です。
「湯殿山神社大鳥居」をくぐりたい方は、駐車場から出ているバスに乗らないようにして下さい。バスに乗ってしまうと、鳥居をくぐらず湯殿山神社の本殿に向かうことになってしまいます。
「湯殿山神社大鳥居」から御神域前までは、歩くと30分かかります。バスで行くと5分なのですが、参道の途中でバスの乗り降りはできません。「湯殿山神社大鳥居」をじっくりと見たい方は徒歩で行くことをおすすめします。
住所 | 〒997-0532 山形県鶴岡市田麦俣六十里山7 |
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アクセス | 鶴岡駅からバスで85分 |
②裸足になりお祓いを受けないと参拝できない「湯殿山神社本宮」
出羽三山神社の見どころ【湯殿山神社編】の2つ目は、裸足になりお祓いを受けないと参拝できない「湯殿山神社本宮」です。「湯殿山神社本宮」は出羽三山のひとつで、その奥宮とされる「湯殿山」の山腹にある神社で、とても神聖な場所とされています。
「湯殿山神社本宮」は自然が御神体となっている神社で、「語るなかれ」「聞くなかれ」の定めの地です。「湯殿山神社本宮」では写真撮影は禁止されています。
さらに、参拝は土足厳禁となっていて現在でも履き物を脱いで裸足になってお祓いを受けてからでないとお詣りは許されない、厳しい戒めで知られる神社なのです。
俗世とは切り離された神域になるので、覚悟して参拝するようにして下さい。11月上旬~4月下旬の冬季は積雪のため閉山されているので、絶対に入ろうとしないで下さい。
住所 | 〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向手向7 |
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アクセス | 鶴岡駅からバスで85分 「湯殿山神社大鳥居」から歩いて30分 バスで行くと5分 (バスの片道は200円 往復は300円) |
出羽三山神社の見どころ3選!【月山神社編】
ここからは、出羽三山神社の見どころ3選【月山神社編】を紹介していきます。
①アスピーデ型火山の頂上にある「月山神社本宮」
出羽三山神社の見どころ【月山神社編】の1つ目は、アスピーデ型火山の頂上にある「月山神社本宮」です。月山は海抜1984mで、世界でも珍しい半円形のアスピーデ型火山です。
「月山神社」と書いて、「がっさんじんじゃ」と読みます。アスピーデ型火山とは、噴火のときに粘り気の少ない溶岩が流れ出してできた、傾斜がゆるくて高さも低い火山のことを言います。
「月山神社」は亡くなった人に出会うことができるパワースポットと昔から言い伝えられていて、とても有名です。「月山神社本宮」にアクセスするのであれば、本格的な登山装備で臨むことを強くおすすめします。
月山八合目から頂上までの山道は国立公園となっていて、出羽三山神社の境内地であり私有地となっています。頂上の月山神社本宮内は、広大な境内地の中でも古くから特別な神域となっています。
そのため、「月山神社本宮」を参拝するというすべての方がお祓いを受ける必要があります。お祓い・清めの儀式の初穂料は500円かかるので、必ず500円を持っていくようにして下さい。
また、神社の脇には神官さんがいらっしゃいます。そこで金剛杖(修験者の持つ杖)を購入することができます。 鳥居から先はすべて神域となるので、写真撮影は禁止されています。絶対に写真を撮影しないようにしてください。
参拝後、授与所で御朱印をいただくこともできるので、脅威がある方は授与所に寄ってみることをおすすめします。また、「月山神社本宮」を拝観できるのは7月~9月と短いので、「月山神社本宮」を参拝したい方はこの期間に訪れるようにしてください。
住所 | 〒990-0733 山形県西村山郡西川町大字月山沢 |
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アクセス | 鶴岡駅からバスで110分 |
②五穀豊穣・縁結びの神様「月山中之宮」
出羽三山神社の見どころ【月山神社編】の2つ目は、五穀豊穣・縁結びの神様が祀られている「月山中之宮(がっさんなかのみや)」です。
「月山中之宮」は、月山八合目の中之宮の御田原神社を指していて、ここには須佐之男命の妻である「奇稲田姫神(くしいなだひめのかみ)」が祀られています。
「奇稲田姫神」は稲田の守護神としてだけでなく、五穀豊穣・縁結びの神として信仰されています。また、夫婦和合のご利益もあるとされています。
月山中之宮は明治以前の神仏習合の時代には、月読命と仏の阿弥陀如来が祀られていました。参拝すると大きな「うさぎの石像」があることに気づくかと思います。これは、月山神社の御祭神が月読命ということやうさぎと月は関わりが深いイメージがあるためです。
また、月山の開山が兎年だったから、という由縁もあります。また、うさぎは月山の「神の遣い」「月の精」とされてきたので、うさぎには悪運から逃れるパワーがあるとされています。
月山中之宮のうさぎの石像は空を仰いでいるのですが、これはうさぎが「月へ向かって豊穣を祈る姿」とされています。ぜひ、「月山中之宮」を参拝してみてください。
住所 | 〒997-0131 山形県鶴岡市羽黒町川代 |
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アクセス | JR羽越本線鶴岡駅より 庄内バス羽黒山頂行53分 終点羽黒山頂下車乗り換え 庄内バス月山八合目行55分 終点月山八合目下車徒歩10分 |
③6~7月には一面が花畑になる「月山八合目弥陀ヶ原」
出羽三山神社の見どころ【月山神社編】の3つ目は、6~7月には一面が花畑になる「月山八合目弥陀ヶ原」です。「月山八合目弥陀ヶ原」は羽黒より登山バスで約1時間、海抜1400m附近につらなる湿原です。
「月山八合目弥陀ヶ原」は高冷地にあるため、草が腐る事なく何万年と積み重なってできた泥炭層の湿原です。「天空の楽園」とも紹介されている高山植物の宝庫で、6月~7月は、一面のお花畑となってニッコウキスゲ・ミズバショウなどの130種類以上の可憐な花が咲き誇ります。
月山は八合目まで車で行くことができるため、6月〜7月のお花の見頃には多くの観光客が訪れています。ぜひ、「月山八合目弥陀ヶ原」で綺麗なお花を楽しんでください。
住所 | 〒997-0131 山形県鶴岡市羽黒町川代 |
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アクセス | JR鶴岡駅から 月山8合目行きバスで約120分 月山八合目下車 JR鶴岡駅から車で90分 |
出羽三山神社の御朱印とお守りについて!
ここからは、出羽三山神社の御朱印とお守りについて紹介していきます。
人気のお守り
出羽三山神社の人気のお守りは、安産守り・病気平癒御守の2つです。出羽三山神社のお守りは安産守り・病気平癒御守の他にも、合格御守などがあり全部で10種類以上あります。
出羽三山神社には記事内でも少し説明しましたが、五穀豊穣・安産・林業・鉱業・縁結び・夫婦円満・病気治癒はあります。
- 「三関三度の館亜替え」と言われて、羽黒山では現世利益をいただき、月山で死後の体験をして、湯殿山で新しい生命をいただいて生まれ変わるとのことから、安産守りと病気平癒御守が人気になっています。ぜひお守りを購入してみてください。
御朱印はどこでもらえる?
出羽三山神社の御朱印は、三神合祭殿でいただくことができます。 随神門手前の御朱印所には、羽黒山五重塔の御朱印もあるので、ぜひ御朱印をいただいてみて下さい。
御朱印をいただける時間は8時〜16時となっています。
出羽三山神社の駐車場・アクセス方法は?
出羽三山神社の駐車場・アクセス方法について説明していきます。出羽三山神社の駐車場は、何箇所かあります。いでは文化記念館(羽黒町観光協会)・随神門・五重塔に行く予定の方は、「随神門前駐車場」を使用することをおすすめします。約120台の車を止めることができます。
三神合祭殿などへ行く予定の方は、「第一駐車場」を使用することをおすすめします。普通車を90台止めることができます。
出羽三山神社のアクセス方法ですが、バスか車となります。バスを利用して行く場合は、鶴岡市から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点で下車してください。表参道の石段を登る場合や、国宝羽黒山五重塔を拝観する場合は「随神門下車」しましょう。
車を利用して行く場合は、山形自動車道鶴岡ICから鶴岡・羽黒線経由で約10kmです。庄内あさひICから約15km、庄内空港から約30kmとなっています。
出羽三山神社へ参拝に行こう!
出羽三山神社(山形)の見どころや、羽黒山などパワースポットについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ぜひ、出羽三山神社へ参拝に行ってください。