岩手県の心霊スポットランキング！盛岡の危険な場所や怖い噂も紹介

民話と伝承の国、岩手県。昔から奇怪な物語にはこと欠かないファンタスティックな地域です。そんな岩手県には、身も凍る心霊スポットの噂がそこかしこに転がっていて、県外からも肝試しに訪れる人が後を絶ちません。

『銀河鉄道の夜』や「風の又三郎』をはじめ、ミステリアスで神秘的な物語を数多く世に送り出した宮沢賢治の故郷岩手県。常識では語り尽せない異界への扉が開いていたとしても不思議ではありません。

嘘か誠か、岩手県で噂されている怖い心霊スポットについてご紹介します。

岩手の怖い心霊スポットランキング第15位から第13位には、謎の多い病院跡地や自殺の名所がランクインしました。

病院跡や自殺の名所は心霊スポットとして定番ですが、イメージによる噂だけで、本当は心霊スポットでも何でもない場所も少なくありません。しかし、岩手県の怖い心霊スポットは、本当に怖い心霊スポットのようです。

岩手県盛岡市の上の橋近くにあった「県立盛岡中央病院」。現在は病院は取り壊され、公園として整備されています。早春には白梅、紅梅が咲き乱れ、花の香りに満ちる美しい公園で、市民の憩いの場となっています。

昼間は人も多く、不気味な気配など微塵も感じさせない場所ですが、夜になると景色は一変します。県立盛岡中央病院では、不幸な亡くなり方をした患者が多く、今でも病院跡では、パジャマ姿の幽霊が多く目撃されています。

南北の全長約250km、青森、岩手、宮城にまたがる三陸復興国立公園は、東日本唯一の国立の海岸公園です。「鵜ノ巣断崖」はその中にあり、高さ200mにもなる切り立った海食断崖は、圧倒的な迫力で見る者に迫ります。

景勝地として有名ですが、同時に投身自殺の名所としても知られており、不気味な体験をする人が後を絶ちません。急に霧が出て視界がきかなくなったり、誰かに背中を押されるような感覚があったりと、何かと危険な場所です。

昼間はもちろん、夜になるとさらに危険ですので、うかつに近づかないように気をつけてください。

住宅街の中にある「木村産婦人科」は、開業当時から幽霊の噂が絶えない曰く付きの病院でした。お産で命を落とした女性の幽霊が2階の窓に映るのを見た人が多く、それが理由かはわかりませんが、現在は廃院して、病院は廃墟になっています。

肝試しに訪れる人も多く、夜間は警察が巡回して不法な侵入者を取り締まっています。幽霊に遭遇するのも怖いですが、警察に捕まるのも怖いという、2段構えの恐怖スポットです。

岩手の怖い心霊スポットランキング第12位～第10位は、心霊スポットとしてはお馴染の廃墟や廃鉱がランクイン。さらに、岩手県らしく、伝説の妖怪に会えると噂の旅館も登場です。

若者に人気の肝試しスポット「コーポ岡山」が岩手の怖い心霊スポットランキング第12位です。「ヤーサンマンション」との異名をとるこの建物は、かつてその筋の人たちの寮のように使われていたとの噂もあり、それはそれでヤバそうで怖いです。

動物霊や謎の発光の目撃情報が相次いでおり、「ヤーサンマンション」という割にはインパクトは弱めです。

肝試しスポットとしてあまりに人気が出過ぎたため、警察が巡回しており、事故防止のため取り壊しの噂も出ています。岩手の怖い心霊スポットが一つなくなる日も近いかもしれません。

岩手には「座敷わらし」という子どもの姿をした妖怪の話が、民話や伝承として残っています。わりとメジャーな妖怪なので、名前だけなら知っている人も多いでしょう。ところが、そこは岩手。本当に座敷わらしがいるという噂の旅館があります。

「出世の宿」と看板に謳っている通り、ここに泊まったら幸運に恵まれたという人がたくさんいます。座敷わらしの恩恵に与れるかもしれないと、日本中から宿泊客が押し寄せ、不思議な体験をする人が相次いでいます。

一日三組限定の小さな旅館ですが、予約一年待ちの人気ぶりです。

最盛期に1800人を超える炭鉱夫が働き、その家族も含めて大きな村を形成していた「田老鉱山」ですが、資源が枯渇し閉山。現在では廃鉱となっています。鉱山跡にはありがちな話ですが、「田老鉱山跡」でも炭鉱事故で亡くなった炭鉱夫の霊が出ると噂になっています。

岩手の怖い心霊スポットランキング、ここまででももう十分に怖いですが、まだまだ続きます。第9位～第7位は、怖いもの見たさで行ってみるにはリスクが高すぎる、本当に怖い心霊スポットが顔をそろえました。

もうこれがトップ3でもおかしくないくらい、ヤバイ心霊スポットばかりです。

岩手の怖い心霊スポット第9位は、その名も「首岬（こうべみさき）」。戦国時代、戦に敗れた武将の首が流れ着いたことから名づけられたといわれていますが、あまりにも気味が悪すぎるネーミングです。

足場が悪く、道も整備されていないため、心霊絡みでなくとも危険な場所なので、訪れる際には注意が必要です。さらに、「首岬」の灯台付近では、男性が焼身自殺で命を絶っており、そのためか武者の霊のほか、男性の幽霊の目撃談も多いです。

岩手の怖い心霊スポット第8位は、かつて岩手でもっとも有名な心霊スポットの一つであった「松園のお化け屋敷」です。かつてといったのは、現在は、この建物はすでに取り壊されており、実在しないからです。それでも、今なお岩手の怖い心霊スポットとして語り継がれています。

もともとはただの荒廃した空き家で、心霊スポットになりそうな事件や事故があったわけではありませんが、ある時から急に霊の目撃情報や怪奇現象の体験談が相次ぐようになりました。

建物ではなく、この場所に引かれて何かがやってきたのだとしたら、家屋が取り壊された今も、何かが起こるかもしれません。

「愛宕山」の名を持つ山は日本各所にたくさんあり、岩手県だけでも10か所あります。

その中の一つ、盛岡市にある愛宕山は、展望台や公園もあり、手軽なハイキングスポットとして人気がありますが、その裏山ではかつて男の子が行方不明になり、その後変死体で見つかるという痛ましい事件がありました。

事件後、少年の幽霊の目撃情報が相次ぎ、亡くなった男の子が、両親を探して彷徨っているのだと噂されています。昼でも、裏山に近づくと動悸がしたり気分が悪くなったりする人が続出し、岩手では最恐の心霊スポットの一つに数えられています。

岩手の怖い心霊スポットは、他県の心霊スポットとはレベルが違うということが、よくわかったのではないでしょうか。まだまだこんなものではありません。第6位から第4位は、恐怖の体験談や霊の目撃証言が後を絶たない、衝撃の心霊スポットがランクインです。

かつて貧しい地方では習慣的に行われていた「姥捨て」。デンデラ野は、遠野地方の「姥捨ての地」です。漢字では「蓮台野」とも表記しますが、蓮台野は本来は「れんだいの」と読み、遠野地方ではそれが訛って「デンデラ野」と呼んでいます。

蓮台野とは、墓地のことです。「デンデラ野」では、夜になると、生きながら墓地に棄てられた老人の悲痛な叫び声が今でも聞こえてくるといいます。

盛岡市で人気のハイキングスポット「黒森山」。公園が整備され、気持ちの良い場所ですが、姉妹の幽霊が頻繁に目撃される心霊スポットです。かつて黒森山の神社で姉妹の変死体が発見されたことがあるそうで、その姉妹の霊が彷徨っていると噂されています。

さらに、炭鉱跡に怪談はつきものですが、ここ黒森山にもかつて炭鉱があり、いくつもの炭鉱跡が残っていることも関係があるのかもしれません。

「北の軍艦島」とも呼ばれる、松尾鉱山跡も有名な心霊スポットです。松尾鉱山は規模が大きく、周辺は多くの人が住む巨大炭鉱村でした。「雲上の楽園」とまで呼ばれた松尾鉱山でしたが、廃鉱となってからはさびれる一方で、現在では廃墟が広がっています。

あたりには森があり、自然豊かで、廃墟とのコントラストを楽しむ観光客も数多く訪れる人気の廃墟スポットになっています。

昼間はこのように荒涼とした美しい光景を楽しめる場所ですが、夜になるとにわかに恐ろしい場所に変貌します。廃墟アパートでは、誰もいないはずなのに足音が聞こえたり、ノックの音が聞こえたりという怪奇現象がよく起こるそうです。

いよいよ岩手の怖い心霊スポットランキング第3位～第1位の発表です。ランキング形式でご紹介してきた岩手の怖い心霊スポットですが、正直いってどこが1位になってもおかしくないくらい、怖いスポットばかりです。

これからご紹介する3か所がトップ3に選ばれたのは、その全国的な知名度によるものです。メディアでも度々紹介され、心霊スポットマニアなら知らない人はいない、超有名な岩手の心霊スポットばかりです。

恐怖体験、心霊体験、霊の目撃情報多数、岩手で心霊スポットといえばここと、多くの人が太鼓判を押す人気の心霊スポットのご紹介です。

「猿岩トンネル」は、石淵ダム湖に突出した猿岩（さるいわ）を貫く隧道で、トンネルの上には「猿岩隧道」の文字が見て取れます。696mという延長は、国有林林道のトンネルの中では最長です。ごつごつとした手掘りのトンネルで、車がすれ違えないほどの狭さです。

ダム湖のそばにある真っ暗なトンネルは、それだけでも十分恐ろしいですが、猿岩隧道には身の毛もよだつ怪奇現象の噂が引きも切らず、岩手随一の心霊スポットとして有名です。

胆沢ダム完成にともない、平成25年、この隧道は石淵ダムと共に水没し、現在は通行不能ですが、胆沢ダムの水位が下がったときには姿を現すことがあります。興味がある人は、ダムの水位をチェックしてみてください。雨不足の年には、幻となった猿岩隧道を見られるかもしれません。

岩手の怖い心霊スポット第2位は、1971年に起きた、全日空の旅客機と航空自衛隊の訓練機の接触事故による被害者を祀った「雫石 慰霊の森」です。空中分解した旅客機は墜落、大勢の人が一瞬にして命を落とした悲惨な事故でした。

事故現場でもある「雫石 慰霊の森」は、心霊体験が相次ぎ、メディアでも取り上げられすっかり有名になりました。

しかし、人気の心霊スポットとはいうものの、遺族にとっては神聖な弔いの場所なので、お遊び気分で冷やかしに行くのは感心しません。せめて、慰霊碑に手を合わせてから、静かに散策してください。

岩手の怖い心霊スポット、堂々の第1位は、絶景スポットとしても人気の「四十四田ダム」です。東北地方最大級の大きなダムで、水深がとても深く、事故か自殺か、水死体が見つかることもしばしばです。

さらに、ここで自主映画を撮影中の学生が溺死するという事故が起こりましたが、残されたビデオには、水から無数の手がのびて、学生を水中に引きずり込む様子が映っていたのだとか。そのほかにも自殺者の霊を見たとの噂も数多くあり、岩手の怖い心霊スポット第1位の名に恥じない恐ろしさです。

いかがでしたか。岩手には、本当に怖い心霊スポットがたくさんあります。軽い気持ちで出かけて行くと後悔することになるかもしれません。心霊スポットには危険がいっぱいです。くれぐれも用心して、事故がないように気をつけてください。