城ヶ崎海岸の吊り橋はスリル満点？伊豆の絶景やアクセス方法を紹介

伊豆は静岡を代表する観光地として、多くの人々に人気の場所です。中でも、伊豆半島の東側に位置する城ヶ崎海岸には、スリル満点な吊り橋や大海原を一望できる灯台など数多くの見どころがあります。

この記事では、そんな伊豆の城ヶ崎海岸の人気観光スポットやおすすめグルメ、アクセス方法などについてご紹介していきます。ぜひ、城ヶ崎海岸へお出かけの際の参考にしてみてください。

城ケ崎海岸は、約4000年前に近くの大室山の噴火によって海に流れ出た溶岩が何度も打ち寄せる波により削られ、断崖絶壁を有する迫力満点の溶岩海岸が形づくられました。

そのような迫力ある情景を目の当たりにできる海岸線には、ハイキングコースが整備され、城ヶ崎海岸の最大の見どころであるスリル満点の吊り橋など、たくさんの見どころがあります。

ピクニカルコースは、城ヶ崎海岸の海岸線にある長さ約3kmのハイキングコースです。道は舗装されアップダウンが少ないので歩きやすく、周辺の観光スポットを見ながらゆっくり歩いても1時間30分から2時間ほどで歩くことができます。

次に、このピクニカルコースを歩いて巡れるおすすめの絶景スポットをご紹介します。時間とほんの少し体力に自信がある人は、ぜひピクニカルコースで城ヶ崎海岸を散策されることをおすすめします。

城ヶ崎海岸にやって来たら、ぜひ足を運んでいただきたい絶景スポットをご紹介します。いずれのスポットも、ピクニカルコースを2時間かけて歩いても後悔することがない、魅力溢れるスポットです。

門脇吊橋は、城ヶ崎海岸の断崖絶壁にかかるスリルと絶景が楽しめる、長さ48m、高さ23mの吊り橋です。サスペンスドラマのロケ地やアニメの舞台などで使われ、ドラマファンやアニメファンなど知る人ぞ知る吊り橋です。

およそビルの7階から8階の高さに相当する吊り橋から下を覗き込めば、思わず足がすくんでしまうほどのスリルを味わうことができます。さらに、強い風が吹くと少しゆらゆらと揺れるので、橋を渡る人のスリル感がさらにアップします。

しかし、よほど高い所が苦手な人でなければ、吊り橋の途中に立ち止まり写真を撮影したり景色を眺めることができるので、過剰に心配しないでください。むしろ、心配よりも楽しみの方が勝ること間違いなしです。

吊り橋の上からは、迫力ある海岸線やどこまでも青く広がる大海原を一望できます。また、晴れた日には伊豆大島の姿も眺められるので、ぜひ足を運ぶことをおすすめします。駐車場からも徒歩約5分とアクセスも抜群です。

門脇埼灯台は、1960年、城ヶ崎海岸に建てられた高さ24.9mの灯台です。地上4mと17mの場所にはそれぞれ展望台があり、城ヶ崎海岸の景観を眺められます。

特に、地上17mの展望台からは、目の前に広がる大海原はもちろん、晴れた日には天城山や伊豆七島などの絶景を一望できます。また、360度見渡せるので背後に見える大室山も見渡せます。しかも入場無料なところも嬉しいポイントです、

先ほどご紹介した門脇吊橋からゆっくり景色を眺める余裕がない人でも、門脇埼灯台からならゆっくりと城ヶ崎海岸からの絶景を堪能できるのでおすすめです。

そのほか、黒船来航に備えて装備された砲台や、日蓮聖人ゆかりの寺院である蓮着寺など、城ヶ島にはたくさんの見どころがあります。ぜひ、ご紹介した絶景スポットと合わせて足を運ぶことをおすすめします。

城ヶ崎海岸には、ぜひ足を運んでいただきたい「ぼや納屋」という名のおすすめの食事処があります。城ヶ島海岸では歴史ある有名な食事処で、こちらでしか味わえないおすすめのメニューを楽しむことができます。

ぼら納屋は、1626年に建築された漁師小屋です。ボラが回遊する春から秋にかけて、村人が船や漁の道具を手入れするために住み込んだのがはじまりといわれています。

また、こちらで漁獲されたボラは、遠く江戸城にいる家光将軍に献上されたと伝えられるほど由緒あるものでしたが、やがて、ボラ漁の衰退によりこの納屋が使われなくなりました。

倒壊寸前まで追い込まれた漁師小屋ではありましたが、地元に人たちの協力により漁師小屋は取り壊しをまぬがれ、1968年に現在の食事処として復元され営業が始まりました。

広々とした開放的な店内では、金目鯛の煮付けや刺身の定食、伊勢海老天丼、釜揚げシラスと本わさびの二色丼などの、城ヶ崎海岸ならではの新鮮な食材を使った美味しいメニューが堪能できます。

最後に、城ヶ島海岸を訪れてみたい方のために、城ヶ島海岸へのアクセス方法をご紹介します。城ヶ島海岸へは、車はもちろん、公共交通機関を利用してもアクセスが良いので便利に行くことができます。

マイカーも良し、電車でも良し。以下の利用方法を参照していただき、人数や状況に応じて、あなたにとって都合の良いアクセス方法を選択することをおすすめします。

城ヶ崎海岸へ公共交通機関を利用するなら伊豆急行線が便利です。城ヶ崎海岸の最寄り駅は伊豆急行線「城ヶ崎海岸駅」で、駅からは徒歩約30分でたどり着けます。ゆっくり風景を眺めながら行くなら、城ヶ崎海岸駅からの散策をおすすめします。

また、JR東日本「伊東駅」からなら「海洋公園行」バスで、最寄りの停留場である「城ヶ崎口」まで約50分で行くことができます。

そのほか、伊豆急行線「伊豆高原駅」からなら「海洋公園行」のバスに乗車し、「伊豆海洋公園」停留場で下車します。こちらの所要時間は10分ほどです。ぜひ、あなたにとってアクセスしやすい方法を選んでください。

首都圏から車で城ヶ崎海岸へ行くなら、東名高速道路から小田原厚木道路、西湘バイパスを経由し「石橋インター」を下ります。そして、国道135号線を南下し城ヶ崎入り口まで進み、しばらく走ると伊東市門脇駐車場に到着です。

静岡方面からなら、東名高速道路「沼津インター」を下り伊豆縦貫道を経由し修善寺道路「修善寺インター」まで進みます。さらに、国道136号線、県道12号線、県道112号線、県道111号線の順に東海岸方面に進むとたどり着けます。

城ヶ崎海岸周辺には、伊東市門脇駐車場と伊豆海洋公園駐車場の2つの駐車場があります。城ヶ崎海岸の一番の見どころである門脇吊り橋付近に駐車するなら、伊東市門脇駐車場がおすすめです。

伊東市門脇駐車場は、120台ほど収容できる大型駐車場です。最初の15分は無料で、1日500円で駐車することができます。門脇吊り橋へは徒歩約3分で行けます。ただし、夏期プール営業期間中は1日1000円なので注意してください。

また、伊豆海洋公園駐車場も、最初の15分無料のシステムはありませんが、1日500円で駐車が可能です。門脇吊り橋へは徒歩約15分、ピクニカルコース経由なら約40分です。こちらもプール営業期間中は1日1000円になるので気を付けてください。

そのほか、ぼら納屋を利用するならこちらの駐車場がおすすめです。もちろん食事利用者は無料ですが、食事しなくても1日500円で利用できます。門脇吊り橋へは徒歩約10分、ピクニカルコース経由なら徒歩約30分で行くことができます。

ゆっくり城ヶ崎海岸の散策を楽しむなら、伊豆海洋公園駐車場やぼら納屋駐車場に駐車することをおすすめします。ぜひ、あなたの観光のスタイルにあった駐車場を選んでみてはいかがでしょうか。

ご紹介してきたように、城ヶ崎海岸には大海原や伊豆大島などを一望できるスリル満点の吊り橋や灯台などの絶景スポットがあります。また、城ヶ島海岸ならではの地元メニューが堪能できるグルメスポットがあります。

ぜひ、今回ご紹介してきたおすすめの観光スポットに足を運び、城ヶ崎海岸の旅を満喫しませんか。車でも公共交通機関でも便利に行くことができるので、思い立ったら早速城ヶ崎海岸へと出かけましょう。