化女沼レジャーランドは宮城の心霊スポット!現在や解体の噂を紹介
化女沼レジャーランドは宮城の心霊スポットです。この記事では、化女沼レジャーランドの歴史や謎について紹介していきます。また、化女沼レジャーランドの現在の状況や、解体の噂についても紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
目次
宮城の心霊スポット「化女沼レジャーランド」の謎に迫る!
この記事では、宮城の有名な心霊スポット「化女沼レジャーランド」の謎を紹介していきます。宮城の「化女沼レジャーランド」の謎に迫っていきましょう。
化女沼レジャーランドは有名な廃墟遊園地
宮城にある心霊スポット・化女沼レジャーランドは、「けじょぬまレジャーランド」と読みす。
化女沼レジャーランドは有名な廃墟遊園地で、心霊現象が起きることで有名です。テレビなどのメディアに取り上げられたことで、全国的に有名になっていきました。
化女沼レジャーランドの歴史
ここからは、宮城にある心霊スポット・化女沼レジャーランドの歴史について紹介していきます。
全盛期は賑わっていた
化女沼レジャーランドは、1979年に化女沼保養ランドとして開園し、全盛期はとても賑わっていた遊園地でした。
化女沼レジャーランドは、地元の不動産会社経営者・後藤社長によって作られたものです。不動産会社経営者の後藤社長は、少年時代に第二次世界大戦中の「仙台空襲」を体験しています。
仙台空襲によって焼け野原となってしまった仙台市を活気づけるために、後藤社長は多額の費用を使って整備して化女沼保養ランドの開園に至ったと言われています。
全盛期には年間20〜30万人の来園者がいました。また、野外ステージで日本のプログレッシブ・ロック・バンドの草分け的存在の「ゴダイゴ (GODIEGO) 」がコンサートを行うなど、有名な遊園地でした。
2001年に閉園
そんな賑わっていた化女沼レジャーランドでしたが、バブルが崩壊したことによって日本全体がレジャー不振となってしまいます。
化女沼レジャーランドにもバブル崩壊の影響は直撃し、来園者は激減してしまいました。そして、2001年の10月に閉園してしまったのです。
再オープン計画もあった
2001年の10月に閉園してしまった化女沼レジャーランドですが、化女沼レジャーランドの土地が売却されるという話も再オープン計画もありました。
化女沼レジャーランドを作った地元の不動産会社経営者が土地の権利を持ち続けていて、「地元を活気づけていきたい!」という熱い想いのもとで再オープン計画を練り続けていたようです。
実際に、2003年には化女沼レジャーランドの跡地で「温泉掘削」が行われています。温泉掘削にも成功し、化女沼レジャーランドは温泉施設として再オープンするという噂が出たこともありました。
しかし、温泉施設としてのオープンはないまま現在に至っています。化女沼レジャーランドからは現在も、採掘に成功した51度の温度の温泉が常に湧いていると言われています。
化女沼レジャーランドが廃墟になっても有名な理由
ここからは、宮城の心霊スポット・化女沼レジャーランドが廃墟になっても有名な理由を紹介していきます。
土地が売却・解体されていない
まず、化女沼レジャーランドが廃墟になっても有名な理由として一番考えられるのは「土地が売却・解体されていない」ということです。廃墟になってしまった場合、数年後には建物が解体されてしまって当時の様子がまったくわからなくなってしまうことが多いです。
しかし、化女沼レジャーランドは土地が売却されず、地元の不動産会社経営者が土地の権利を持ち続けていたこともあり建物や遊具は解体されずそのままになっています。
そのため、化女沼レジャーランドには地元の廃墟マニアの方たちが押し寄せ、廃墟スポットとして話題になったのです。
メディアでも取り上げられ有名に
廃墟となった宮城の化女沼レジャーランドに押し寄せたのは、最初は地元の方たちでした。しかし、化女沼レジャーランドはメディアでも取り上げられて有名になっていきました。
ロケ地採やアニメ・PVなどに採用
2001年に閉園した宮城の化女沼レジャーランドは、その後ロケ地やアニメ・PV撮影などに採用されています。主な作品をあげると、2010年に公開された阿川佐和子さん原作の映画「スープ・オペラ」のロケ地として使用されています。
「スープ・オペラ」のストーリーの中では、廃墟の遊園地がとても重要な場所となっているのですが、宮城の化女沼レジャーランドがぴったりのロケ地だったと評価されています。
「スープ・オペラ」では、メリーゴーランドが回転している映像があるのですが、もちろん化女沼レジャーランドのメリーゴーランドは閉園してから一度も動いていませんでした。
「スープ・オペラ」の美術スタッフの方たちが、モーター交換などをすることで化女沼レジャーランドのメリーゴーランドが回転している映像を撮影したのです。
また、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の映画「[新編]叛逆の物語」のオープニングに使用されたため、アニメのファンが聖地として巡礼したこともあったようです。
それ以外にも、化女沼レジャーランドではPV撮影が行われています。アーティスト・SALUさんの「In My Life」や、a flood of circleの「花」、The fin.の「Through The Deep」のPV撮影が行われました。
廃墟ツアーも人気!
宮城の化女沼レジャーランドは、ロケ地やPV撮影・テレビなどでも取り上げられたことで、廃墟ツアーも行われるようになりました。化女沼レジャーランドの廃墟ツアーは見学ツアーで、仙台の旅行会社「たびのレシピ」が主催していました。
「たびのレシピ」は、廃墟開放ツアーをよく開催している旅行会社で、その中でも化女沼レジャーランドは特に人気があり50名以上の参加者がいることも少なくなかったようです。
宮城の化女沼レジャーランドの廃墟ツアーは「化女沼パークホテルの廃墟」から見学が始まっていました。昔ながらの大浴場や客室・カラオケを見ることができ、そのあとで遊園地の部分を見学することができたようです。
錆びついてしまった観覧車やメリーゴーランド・コーヒーカップなどを見ることができ、廃墟マニアの方にはたまらない場所だったようです。
しかし、廃墟ツアーは2018年の12月に行われた「最後の化女沼レジャーランド~FINALLY~」が最後となってしまっています。
化女沼レジャーランドの心霊現象の噂
ここからは、化女沼レジャーランドの心霊現象の噂を紹介していきます。
昔話「照夜姫伝説」
宮城の化女沼レジャーランドには、昔話「照夜姫伝説」 というものがあります。照夜姫とは、化女沼の近くに住んでいた美しいお姫様のことで、照夜姫の美しさから照夜姫が沼に近づくと多くの蛇が寄ってきたと言われています。
そんな照夜姫は旅に訪れた若者と恋をし、子供を産みましたがその子供は人間ではなく「白蛇」だったのです。「白蛇」は沼の底へ沈んでいき、照夜姫もあとを追うように愛用していた機織りの道具を持って沼へ身を投げたと言われています。
こうした「照夜姫伝説」が、宮城の化女沼レジャーランドの心霊現象に関係していると噂をしている方は多いです。
ただ、化女沼レジャーランドを作った地元の不動産会社経営者・後藤社長は、自分が80才を過ぎても元気でいられるのは「照夜姫が守ってくれているから」と信じていて、とても感謝をしているようです。
女性や赤ちゃんの泣き声
宮城の化女沼レジャーランドでは、女性や赤ちゃんの泣き声が聞こえてくると言われています。特に、赤ちゃんの泣き声は沼から聞こえてくるという噂が多いので、先ほど紹介した「照夜姫伝説」の「白蛇」と結びつけて考える方が多いようです。
女性の霊の目撃情報
また、宮城の化女沼レジャーランドでは、女性の霊の目撃情報もありました。青白い女性の例を目撃した人もいるようです。
化女沼レジャーランドの現在は?
ここからは、化女沼レジャーランドの現在について紹介していきます。
現在も解体はされていない
化女沼レジャーランドは、現在も解体はされていません。2017年にはクラウドファンディングによって「宮城の化女沼レジャーランドを購入し日本唯一の廃墟テーマパークをオープンする」という企画もありました。
この企画は、化女沼レジャーランドの廃墟部分を「残したまま」で、テーマパークとして開業するというプロジェクトでテレビやネットニュースなどのメディアに取り上げられたことで大きな話題になりました。
しかし、クラウドファンディングの企画中に、後藤社長もどうすることもできない土地の売買契約が別で進んでしまいました。そのため、残念ながらこのクラウドファンディングは断念せざるを得ない状況となったことが発表され、クラウドファンディングは中止になりました。
化女沼レジャーランドは現在も廃墟として残っていて、後藤社長によっていまだに管理されていると言われています。清掃なども定期的にしっかりとしているようです。
化女沼レジャーランドの開演日は4月24日だったのですが、毎年4月24日に神主さんを呼んでお参りしているという話もありました。
現在は施設内に入れない
宮城の化女沼レジャーランドは、現在は施設内に入ることができません。廃墟ツアーがたくさん行われていたのですが、最後に行われた廃墟ツアーは2018年12月2日に行われた「最後の化女沼レジャーランド~FINALLY~」となっています。
それ以降は廃墟ツアーが行われておらず、施設は立ち入り禁止となっているので中に入らないようにしてください。
化女沼レジャーランドを訪れる際の注意点
化女沼レジャーランドを訪れる際の注意点について紹介していきます。先ほども紹介しましたが、宮城の化女沼レジャーランドは廃墟テーマパークをオープンするというクラウドファンディングの最中に土地の売買契約が別で進んでしまっていたことがわかっています。
その後、化女沼レジャーランドの所有者は変わってしまったという話もあり、現在誰が化女沼レジャーランドの所有者になっているのかはよくわかっていない状況です。
そのため、化女沼レジャーランドに勝手に入ってしまうと土地の所有者から訴えられてしまうということも十分に考えられます。化女沼レジャーランドを訪れる際は、中には決して入らずに、外から眺めるだけにとどめましょう。
化女沼レジャーランドの詳細情報
ここからは、化女沼レジャーランドの詳細情報について紹介していきます。廃墟マニアの方で化女沼レジャーランドに興味がある方はぜひチェックしてみてください。
化女沼レジャーランドの場所・行き方
化女沼レジャーランドの場所・行き方について紹介していきます。
化女沼レジャーランドの最寄駅は、古川駅です。ただ、最寄り駅といっても古川駅から化女沼レジャーランドまで10キロ前後あるので、古川駅から化女沼レジャーランドに行くのであれば車・レンタカーやタクシーを使用して行くことを強くおすすめします。
化女沼レジャーランドは、東北自動車道・長者原スマートICから車で約1分のところにあるので、やはり車で行くのが交通手段として一番おすすめです。
化女沼レジャーランドの基本情報
化女沼レジャーランドの基本情報について紹介していきます。化女沼レジャーランドの住所は、宮城県大崎市古川小野遠沢10−39です。
住所 | 〒989-6251 宮城県大崎市古川小野遠沢10−39 |
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アクセス | 最寄駅は古川駅 |
廃墟の聖地・化女沼レジャーランドを見ておこう!
宮城の心霊スポット・化女沼レジャーランドや、現在の状況・解体の噂を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。化女沼レジャーランドは、最盛期には年間20〜30万人の人が訪れていたような遊園地でコンサートも行われていました。
しかし、バブルが崩壊したことで来場者が激減してしまいました。その後、再オープン計画があったりクラウドファンディングの企画もありましたが、再オープンがされないまま現在に至っています。
また、化女沼レジャーランドでは過去に廃墟ツアーが行われていましたが、2018年12月で廃墟ツアーは終わってしまっています。現在は立ち入り禁止になってしまっているので、化女沼レジャーランドの内部廃墟の聖地・化女沼レジャーランドを外から見ておいてください。