刈田嶺神社(奥宮)は蔵王山頂にある神社!ご利益・御朱印や里宮についても紹介
宮城県にある刈田嶺神社は人気の神社。年間を通じてたくさんの参拝者が訪れます。そこで今回はそんな刈田嶺神社について詳しく調べてみました。刈田嶺神社での御利益や、授与していただける御朱印など様々な情報についてご紹介しています。ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
蔵王の「刈田嶺神社」について紹介!
ではさっそくですが刈田嶺神社についてご紹介していきましょう。刈田嶺神社は宮城県刈田郡蔵王町にある歴史ある神社。標高1758メートルの刈田岳山頂ある奥宮と山の麓にある里宮が対になっている珍しい神社です。
お祀りされているご神体は、夏の間はに蔵王山頂の「奥宮」に、冬の間は麓の「里宮」に遷されるようになっており、両宮の間を季節によって移動するのが刈田嶺神社最大の特徴です。
刈田嶺神社のご利益は?
そんな刈田嶺神社でのご利益は水難守護・天候祈願・子授かり・安産祈願などになります。ほかの神社ではあまり見かけない「水難守護」や「天候祈願」などの珍しいご利益。これらのご利益はお祀りされている神様の力によるものなんです。
そんな珍しいご利益をもたらしてくれる神様とは一体どんな人だったのでしょうか?刈田嶺神社にお祀りされている神様について詳しく見ていきましょう。
刈田嶺神社の御祭神
刈田嶺神社のご祭神は天水分神(あめのみくまり)と国水分神(くにのみくまり)の2柱です。天水分神は別名「水分神(みくまりのかみ)」、国水分神は別名「水分神(みくまりのかみ)」と呼ばれることもあります。
この二人の神様は名前の通り水の分配を司る神様。現在では水源地や水路の分水点などに祀られることが多い神様です。元々は水にかかわる神様だということで祈雨の対象ともされていた天水分神。その影響から田や山でした二人旅も影響力を持つ神様となりました。
また水分神の「みくまり」という名前が、時が経つにつれて「みこもり(御子守)」へと変化していったそうです。その影響から水の神様であった水分神が、子授けや安産の神様として信仰されるようになったと言われています。
刈田嶺神社(奥宮)は蔵王山頂にある!
では続いては刈田嶺神社の奥宮についてご紹介していきましょう。最初にご紹介したように刈田嶺神社は山頂にある奥宮と山の麓にある里宮に分かれています。かつての蔵王山頂には蔵王大権現社が鎮座していました。
江戸時代にはこの蔵王大権現社に参拝することが非常に流行していたと言います。しかし明治の初頭、政府からの神仏分離令を受けて、蔵王大権現社は水分神社へと改称することに。その後も「蔵王刈田嶺神社奥宮」という名前に改められて現在に至ります。
ご利益がある神社なのはもちろん、美しい景色が眺められるのもこの奥宮の特徴の一つ。神社付近から、御釜や仙台方面を望むことができます。また蔵王エコーラインが通行できる間は夜にも参拝することができる刈田嶺神社。
山頂付近にある神社なので満点の星空を観測することができます。天気が良ければこぼれ落ちそうな星空と刈田嶺神社の鳥居を一緒にカメラに収めることも可能。参拝だけではなく観光や趣味を楽しむ場所としてもぴったりのポイントです。
刈田嶺神社(奥宮)へのアクセス方法
ではそんな刈田嶺神社(奥宮)へのアクセス方法をチェックしてみましょう。刈田嶺神社の奥宮があるのは蔵王連峰である刈田岳の山頂。
公共交通機関を利用する場合は、蔵王ハイラインを利用して終点まで向かいます。またバスを利用する際は、ミヤコーバスへ乗車。「蔵王刈田山頂」のバス停から徒歩10分で神社へと到着です。
また自動車でアクセスする場合は蔵王ハイラインを利用しましょう。有料道路になっていますので、通行料がかかります。また例年11月上旬~4月下旬は、蔵王エコーラインの冬季通行止に伴ってアクセスができません。見学もできなくなるので注意しましょう。
住所 | 〒989-0916 宮城県刈田郡七ヶ宿町 |
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電話番号 | 0224-34-2620 |
営業時間・定休日 | 【営業時間】 随時 【定休日】 11月上旬~4月下旬は通行止により見学不可 |
アクセス | 「蔵王刈田山頂」バス停から、徒歩10分 |
駐車場の有無 | あり |
公式URL |
刈田嶺神社(奥宮)の御朱印について
続いては刈田嶺神社(奥宮)の御朱印についてご紹介しましょう。山頂にある刈田嶺神社ですが、こちらでも御朱印をいただくことができます。
「秀嶺」「蔵王大権現」と書かれた横に拝観した日にち、そして朱印を押してもらえます。初穂料は300円。ご朱印帳も販売されていますので、一緒にチェックしてみるのがおすすめです。
受付時間と場所
刈田嶺神社(奥宮)での御朱印の受付時間は公開されていません。授与所で受付してもらえますが日によって変動している可能性もありますので、必要な方は参拝の前に確認しておくと安心でしょう。
冬の間に御神体が移される「刈田嶺神社(里宮)」
では続いては、刈田嶺神社(里宮)についてみていきましょう。冬になると深い雪が降り積もる刈田嶺神社の奥宮。その期間御神体が移されるのがこの刈田嶺神社(里宮)です。
山頂にある奥宮と比較して参拝しやすいこの里宮。地元の人はもちろん、観光客からもアクセスしやすいと人気があります。こちらに御神体が移されるのは9月の下旬ごろ。登山を避けたいという方は、この時期を狙って参拝するのがおすすめです。
刈田嶺神社(里宮)へのアクセス方法
では刈田嶺神社(里宮)へのアクセス方法を見ていきましょう。まず公共交通機関を利用する場合ですが、電車での最寄駅はJR東北本線白石駅になります。そこからバスに乗車し約40分で「遠刈田温泉」のバス停へ到着。そこから徒歩3分で刈田嶺神社へ到着です。
また車でアクセスする場合は、東北自動車道を利用しましょう。最寄の白石ICで有料道路を降りたら国道4号線と県道12号線を利用して約25分で到着です。
刈田嶺神社(里宮)の御朱印について
続いては刈田嶺神社(里宮)の御朱印についてご紹介しましょう。里宮でいただける御朱印には「奉拝」「蔵王刈田嶺神社」と書かれた文字の横に参拝した日付が記載され、御朱印が押されます。
奥宮の場合は「秀嶺」と書かれていた部分が「奉拝」へと変わりますので、奥宮でも里宮でも御朱印をいただきたいという人が多いようです。こちらも御朱印をいただける時間帯は非公開。
御朱印巡りの旅をしている人の中には何度か訪れていますが、御朱印をもらえたことがないという人もいるようです。社務所に人がいないことも多いようですので、電話などで確認するのが間違い無いでしょう。初穂料は300円となっており手書きで対応していただけます。
住所 | 刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町1 |
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電話番号 | 0224-34-2620 |
営業時間・定休日 | 【営業時間】 随時可能 【定休日】 なし |
アクセス | JR白石駅からバスで約40分、下車後徒歩3分 東北自動車道白石ICから車で約25分 |
駐車場の有無 | 無料駐車場あり |
公式URL |
刈田嶺神社へ行ってみよう!
今回は宮城県の蔵王山山頂にある刈田嶺神社について詳しくご紹介しました。刈田嶺神社は奥宮と里宮の二つに分かれている珍しい神社で、季節によって御神体を移動させています。
雪の深い宮城県ならではの習わしですが、知らないと参拝できないということもありますので、出発前に確認しておくのがおすすめです。また蔵王山山頂にある奥宮へと参拝する際には、バスを降りてから約10分ほど登山をする必要があります。
険しい山道ではありませんが、サンダルなどで登るには少し厳しいかもしれません。奥宮へとお参りする予定がある人は、お出かけする前に服装を確認しておくと快適にお参りすることができておすすめです。
同じ神社で2種類の御朱印をいただくことができる刈田嶺神社。御朱印巡りをしている人の間では嬉しいポイントなのでは無いでしょうか?時期をずらして参拝する必要はありますが、コレクションや思い出の品としては印象深いものになること間違いなし。
夏は参拝と一緒に景観を楽しめますし、冬は近くにある温泉を楽しむことができる刈田嶺神社。観光にもぴったりの場所になりますので、次の旅行先に是非検討してみてください。