みたらい渓谷(奈良・天川村)で川遊び!行き方や駐車場についても紹介
奈良県天川村(てんかわむら)にある「みたらい渓谷」は、透明度の高い川の水と豊かな緑など、美しい景色が広がる景勝地です。みたらい渓谷は、川遊びスポットとしても大人気! そこでこの記事では、みたらい渓谷の川遊びスポットやアクセス・基本情報についてお届けします。
目次
奈良県天川村の「みたらい渓谷」で川遊び!
奈良県天川村にある「みたらい渓谷」は、自然の美しい景勝地です。
「みたらい渓谷」は、関西随一とも呼ばれる美しい渓谷で、川の水の透明度の高さや自然の豊かさが人気のスポット。夏になると、たくさんの人が川遊びや自然散策に訪れます。
そこでこの記事では、奈良県天川村の「みたらい渓谷」について詳しくご紹介します。
天川村ってどんなところ?
天川村は、奈良県の中央部にある村。奈良市内からは、車で約2時間、大阪市内からは車で1時間30分程度の山深いところに位置します。
天川村は、村の面積の4分の1を国立公園が占める自然豊かな村。世界遺産「大峰奥駈道」や女人禁制として国内唯一の「大峰山寺」があるなど、歴史的な見どころもたくさんあります。
天川村といえば、「天の国・木の国・川の国」といわれ、特に「水」にまつわる信仰が今も根強い地域。名水に因んだ特産品も豊富です。
「みたらい渓谷」の名前の由来は?
みたらい渓谷の「みたらい」の名は、鎌倉末期頃に活躍した後醍醐天皇の皇子、護良親王(もりよししんのう)が戦勝を祈願するため、この地で手をすすいだこと(=御手洗)に由来するとされています。
みたらい渓谷のおすすめ川遊びスポット①「みたらいの滝」
みたらい渓谷のおすすめ川遊びスポットのひとつが、「みたらいの滝」です。みたらい渓谷の入り口から徒歩5分程度のところにあり、多くの人が一番初めに目にする滝です。
落差は7m。
間近で見ると迫力があり、水しぶきと夏の青々とした緑が合わさった美しい風景を見ることができます。
みたらいの滝周辺の駐車場について
みたらいの滝は、渓谷そばに約10台の車を停められる駐車場があります。駐車場は有料で、1時間300円です。
みたらい渓谷に駐車場はあるものの、週末や夏の川遊び、秋の紅葉の時期にはすぐにいっぱいになってしまいます。
そのような時は、約3km離れた天川村役場駐車場(無料)を利用するのもおすすめ。天川村役場からみたらい渓谷までは、徒歩で約35分かかります。
みたらい渓谷のおすすめ川遊びスポット②「観音峯登山口休憩所」
みたらい渓谷で川遊びをする人におすすめの穴場川遊びスポットが「観音峯登山口休憩所」です。
洞川温泉街に向かう県道21号線に進むと、「観音峯登山口休憩所」という看板とともに、駐車場やトイレのある場所が広がります。
つり橋のたもとには浅い川が広がり、人がそれほど多くないのでのんびり川遊びできることが魅力。駐車場のすぐ横なので、小さな子供連れのファミリーにもおすすめです。
観音峯登山口休憩所周辺の駐車場について
「観音峯登山口休憩所」の駐車場は、無料です。スペースが広々としていることや、周辺道路も広いので、運転が苦手な人にも停めやすい駐車場です。
みたらい渓谷は川遊び以外も楽しめる!ハイキングで自然を満喫!
みたらい渓谷は川遊び以外にも楽しめる名所がたくさんあります。みたらい渓谷のハイキングで自然を満喫できるスポットをご紹介します。
絶景パノラマを堪能できる「観音峯」
観音峰(かんのんみね)は、標高1,347mの山。観音峯登山口休憩所から上ることができます。
観音峰は、大峰山脈の一部で、山上ヶ岳から西にのびる支脈の末端に位置する小峰。
登山道は観音峰登山口から洞川温泉までつながっており、途中には「観音水」や「観音平」、「観音峰展望台」など、さまざまな見どころがあります。
登山口から展望所までは、大人の足で約1時間。展望所からは眼下に広がる大パノラマを見ることができ、爽快な気分を味わうことができます。
木々の生い茂る登山道では、自然を満喫することができます。
夏は新緑、秋はもみじなど、四季の移り変わりを見ることができるので、四季を体感したいという人におすすめ。途中にはベニバナヤマシャクヤクなど美しい花が咲き、心を癒してくれます。
登山は中級者向けです。
レトロな雰囲気の温泉街「洞川温泉」
観音峰の登山道を抜けた先にあるのが、洞川温泉(どろがわおんせん)です。
昭和レトロな建物が建ち並び、ノスタルジックな雰囲気の中でタイムスリップしたかのような温泉街散策を楽しむことができます。
食事やお茶を楽しめるレストランやカフェも多く、「歩きたくなる温泉街」として話題。若い人たちにも注目されています。
自然の神秘に触れる「五代松鍾乳洞」
五代松鍾乳洞(ごだいまつしょうにゅうどう)は、トロッコで行くことのできる、全国的にも珍しい鍾乳洞。赤く小さなトロッコに乗って鍾乳洞の中にゆっくりと進んでいきます。
鍾乳洞の奥行きは80メートル以上あり、鍾乳洞内には鍾乳石や石柱、石筍がライトアップされています。
鍾乳石は20〜30センチの小さなものから、大きいものは3~4メートルも。「大黄金柱」という最大の石柱は高さ8メートルもあります。
住所 | 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川 |
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電話番号 | 0747-64-0188(ごろごろ茶屋) |
営業時間・定休日 | 9:30~15:20 冬季休業・水曜定休日 ※雨天・荒天時は臨時休業致します トロッコ定休日 毎週水曜日・鍾乳洞休業日 |
料金 | 【入洞料】 大人400円・小人200円 【トロッコ乗車料金】 (上り)大人400円・小人(小学生まで)200円・4歳未満は無料 (下り)大人200円・小人(小学生まで)100円・4歳未満無料) |
公式サイト | http://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/ (ごろごろ茶屋の休業情報などが掲載されることがあります。) |
みたらい渓谷は紅葉がキレイ!
奈良県天川村のみたらい渓谷は、紅葉(もみじ)が美しいことでも有名です。
みたらい渓谷の紅葉のl見頃は、11月上旬~11月中旬。
関西では一般的に11月後半頃から見頃を迎えるので、関西のほかの地域と比べると少し早い時期から紅葉を楽しむことができます。
みたらい渓谷で見られる紅葉の種類は種類は、イロハモミジ、イタヤカエデ、オオモミジなどです。
紅葉の見ごろには「天の川もみじまつり」の開催も!
みたらい渓谷の紅葉時期には、「天の川(てんのかわ)もみじまつり」が開催されます。
お祭りの開催時期は、11月上旬頃。
「天の川もみじまつり」では、奈良県ならではの食材「吉野葛湯」の無料サービスをはじめ、名物の猪肉で作る「ぼたん汁」や特産品の販売が行われます。
秋の「天の川もみじまつり」の時には交通規制がかかり、みたらい渓谷周辺には駐車することができないので注意しましょう。
まつりではヘリコプターの遊覧飛行も楽しめる
「天の川もみじまつり」では、有料でヘリコプター遊覧飛行を楽しむことができます。
みたらい渓谷の美しい紅葉をはじめ、天川村の美しい自然を空から眺めることができる人気のイベントです。
みたらい渓谷へのアクセス方法
みたらい渓谷へのアクセスについて、「車の場合」と「公共交通機関を使った場合」のそれぞれの方法をご紹介します。
車の場合
最寄りのインターチェンジは、西名阪自動車道の「郡山(こおりやま)IC」。
高速を降りてから国道24号、169号、309号を経由し経由して約57km、所要時間は約1時間30分です。
駐車場は、天川村役場(無料)、みたらい渓谷入口そばの駐車場(有料)、観音峰登山口休憩所(無料)が便利です。
公共交通機関を使った場合
みたらい渓谷の最寄り駅は、近鉄「下市口駅(しもいちぐちえき)」です。
下一口駅からは奈良交通バスの洞川温泉行及び中庵住行バスに乗ります。乗車後、約1時間「天川川合」下車後、徒歩で40分です。
住所 | 〒638-0303 奈良県吉野郡天川村大字北角 |
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アクセス | 最寄り駅からの交通 近鉄 下市口駅から奈良交通バス 洞川温泉行及び中庵住行バスで約1時間「天川川合」下車 徒歩40分 |
公式サイト | http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/04south_area/mitaraikeikoku/ |
みたらい渓谷で川遊びと自然を満喫しよう!
奈良県の秘境とも呼ばれるみたらい渓谷は、長い年月をかけて作られた自然の造形美と豊かな緑のある人気の景勝地。
透明度の高い川で遊ぶ川遊びは、みたらい渓谷のすばらしさを存分に体感できる贅沢な時間となるでしょう。
ぜひ、みたらい渓谷での川遊び&自然散策を楽しんでください。