孤独のグルメ(埼玉編)のロケ地3店舗！五郎が食べたご飯も紹介

松茂豊さん主演の実写化でも話題になった漫画『孤独のグルメ』は、主人公の井之頭五郎の飄々としたキャラクターと淡々としたモノローグ、それにおいしそうなグルメが好対照の人気作品が孤独のグルメです。

孤独のグルメの五郎は個人輸入業という仕事柄、様々なクライアントに会いに行っては、その土地その土地でおいしいご飯が食べられるお店を探します。そして、ピンときたお店に入ってはかなりの量を平らげてしまいます。

この記事では、『孤独のグルメ』に登場した埼玉のお店とそのメニューをご紹介します。

孤独のグルメ埼玉のドラマではSeason5の11話は東武伊勢崎線のせんげん台駅が舞台です。YOUさん扮するカラオケバーのママが今回のクライアント。大人の魅力を発するYOUさんとの仕事を終えると、恒例の「おなかすいた」が始まります。

松茂豊さん扮する井之頭五郎が、来る途中で見かけた「シチュー」の看板に惹かれて入ったのが「厨Sawa」です。こちらのお店は洋食屋さんで、みんな大好きなオムライスやハンバーグなどが味わえます。こじんまりとしたお店で、松茂豊さん扮する井之頭五郎は、窓を背にしたテーブル席に座っていました。

孤独のグルメで豊富なメニューの中から迷いに迷って五郎が選んだのが、「アメリカンソースのオムライス」でした。聴き慣れない「アメリカンソース」ですが、エビの出汁をベースにした魚介系のソースです。

エビなどのシーフードもゴロゴロ入って、普通のオムライスとは一味違うおいしさです。海のない埼玉でこんなに美味しいシーフードメニューを食べられることに五郎は驚きます。

ソースのあまりの美味しさに、さらに五郎はパンを追加注文してソースをつけてパクパク食べてしまいました。

実は最初に惹かれた「シチュー」の文字を五郎は完全に忘れ去ってしまっているのですが、そうやって脇道に逸れていくのも五郎のキャラクターの面白さです。

孤独のグルメでサイドメニューとして五郎が頼んだのが、「カキのムニエル」です。定番のカキフライではなくムニエルなのが乙なところで、焦がしバターをベースにしたソースの香りが香ばしい一品です。五郎はレモンを絞ってあっという間に平らげてしまいました。

余ったパンにカキのソースをつけてこちらもペロリ。さらに周りのお客さんが食べているのにつられてデザートの自家製ババロアも追加し、満腹になった五郎でした。

孤独のグルメSeason7の1話に登場するのがJR上尾駅近くの「キセキ食堂」です。前日とんかつを食べ損ねた五郎は仕事前からとんかつモード。着物屋さんでの仕事を終えると、早速とんかつ屋さんを探して駅周辺を徘徊します。

そんな五郎の目に止まったのが「キセキ食堂」で、看板の「本店が精肉店」という文言に惹かれたようです。カウンター席に座った五郎は早速メニューを眺めます。

孤独のグルメで五郎が注文したのがこの「キセキ定食（肩ロースカツ）」です。ご飯とお味噌汁がついて1,080円とは思えないボリュームです。五郎もつい仕事道具のメジャーで縦横厚みを測ってしまうほど。

ちなみに、お肉はカツまたはステーキから選ぶことができます。ソースの種類も豊富で、五郎のように一切れごとに試してみるのも楽しそうです。

定食を平らげた五郎は、周りの客が100gずつ追加注文しているのを見て、自分もステーキを100g追加で頼んでしまいます。五郎の清々しい食べっぷりもこの作品の見どころのひとつです。

熟成させて低温調理したお肉はカツもステーキも絶品です。お肉がなくなり次第営業終了なので、早めに訪問するのがおすすめです。

同じく孤独のグルメSeason7の1話に出てくる「上尾飯店」は、五郎が惜しくもスルーしてしまったお店です。五郎は昔ながらのラーメン屋らしい外観に惹かれますが、とんかつを食べるという強い決意の前にはラーメンの誘惑も勝てませんでした。

しかし、このお店は「あげはん」の愛称で地元民に愛されるお店なので、一緒にこちらもご紹介します。

良心的な価格と味が大人気のこちらのラーメンは、なんと440円。チャーシュー、卵、ワカメ、メンマ、ネギがのっていてこの価格は驚きのひとことです。この価格ならサイドメニューもたくさん頼めそうです。お腹いっぱい食べたい時にうれしいお店です。

上尾飯店の一番人気メニューがこの「餃子」です。しっとりめの餡にやわらかい皮がよく合う、ソフト系の餃子です。ニンニク多めなので、翌日の口臭対策だけはしっかりやるのがよさそうです。

朝方5時まで開いているこのお店は、飲み会のシメにもぴったりです。たまには健康を気にせず、シメのラーメン＆餃子などいかがでしょうか。

『孤独のグルメ』は久住昌之原作、谷口ジロー作画の漫画を実写化したドラマで、テレビ東京系列でシーズン8まで放送されています。孤独のグルメは松茂豊さん演じる主人公の井之頭五郎は個人輸入業の仕事をしているという設定で、首都圏を中心に様々なクライアントのもとへと出かけては、行く先々でグルメを楽しみます。

五郎の淡々とした無表情と、おいしいものを食べた時の内心のモノローグのギャップが激しく、それを松茂豊さんがうまく表現しているのも人気の秘密です。

孤独のグルメでは五郎は細身の外見に似合わず大食漢で、最初に頼んだメニューの他に、周りのお客さんの食べるのをみてつい追加注文してしまいますが、それもちゃんと平らげてしまうのも見どころのひとつです。実は演じる松茂豊さんは少食とのこと。それを感じさせない演技力にも注目したいところです。

『孤独のグルメ』は主人公の五郎が様々な場所に赴いてご飯を食べるドラマですが、お店を決めるまでにかなり歩き回ります。五郎と一緒にローカルな町を散歩している気分も味わえるのが面白いところです。

ぜひ五郎になった気分で埼玉の町をぶらぶら歩き、ピンときたお店に入って「孤独に」グルメを堪能してみてはいかがでしょうか。