世界一寒いオイミャコン村の天気は?気温や夏の生活についても紹介
世界一寒いオイミャコン村は天気・気温が凄まじいと言われています。オイミャコン村の天気は夏と冬の気温差が凄まじいですが、オイミャコン村で生活している人は多くいます。この記事ではオイミャコン村で生活している人々についても詳しく調べました。
世界一寒いオイミャコン村について紹介!
世界一寒い場所と言われているオイミャコン村を知っていますでしょうか。オイミャコン村は世界一寒い場所としてギネスブックにも認定されています。この記事では、オイミャコン村の天気や気温・人々の生活について詳しく紹介します。
オイミャコン村の場所はどこ?
オイミャコン村は、ロシア・サハ共和国のオイミャコン地区にあり、北極圏の少し南に位置しています。オイミャコン村は東京ドーム432個分という広さの土地で、900人ほどが現在も住んでいます。
オイミャコン村の近くには、流域面積36万平方kmのインディギルカ川があるのですが、オイミャコン村は極寒のためインディギルカ川は1年の大半で部分的に凍結しています。
ただ、インディギルカ川の地下からは水が常に湧き出ているため、気温がいくら下がっても凍らない部分もあります。この湧き水がオイミャコン村の貴重な生活水となっているのです。
ちなみに、「オイミャコン」はエヴァン語で「不凍の水」という意味があります。
オイミャコン村への行き方
オイミャコン村への行き方ですが、ロシア・サハ共和国のヤクーツク空港まで飛行機で向かうのが一般的なルートです。
ヤクーツク空港からオイミャコン村までは約1000キロあるため、車で2日間かけてやっと到着します。
オイミャコン村の天気や気温について
ここからはオイミャコン村の天気や気温について詳しく説明していきます。オイミャコン村の天気・気温は世界の中でも凄まじいのでチェックしてみてください。
冬の気温
オイミャコン村の冬の天気・気温は、1月に平均最低気温でマイナス50度を記録するほどの極寒になります。
オイミャコン村の天気をネットで調べてみると分かるのですが、1月は最低気温がマイナス40度以下になることが普通です。
夏の気温
オイミャコン村の夏の天気は、最高気温が20度近くになったり日によっては30度を超えることもあります。夏の時期には雪が降ることもほとんどなく天気も安定しています。
ただ、夏の日・7月にも冬の天気のようになって、稀に0度を切ってしまうこともあるようです。
気温が夏と冬で大きく違うのはなぜ?
オイミャコン村の気温・天気が夏と冬で大きく違うのは、大陸性気候であることとオイミャコン村の四方を高い山々が囲んでいて盆地になっているのが理由とされています。
日本でも盆地は夏は暑く、冬は寒いという気温・天気になりますが、オイミャコン村でも同じ理由になっています。
オイミャコン村では、冬は地中の永久凍土によって流れ込んだ冷気がさらに冷却されて寒さが増します。逆に夏になると、盆地のため熱気が流れて行かずに暑さが増すのです。これがオイミャコン村の天気・気温が夏と冬で大きく違う理由になります。
オイミャコン村の生活は?
オイミャコン村の冬の天気・気温を見ると、人間の生活に適しているようには見えませんが、オイミャコン村では人が生活し続けています。
ここからはオイミャコン村の生活について詳しく説明していきます。
オイミャコン村で生活する時の注意事項
オイミャコン村の天気や気温は極寒なので、室内には暖房設備が整っていて室温は20度前後をキープしている家がほとんどです。
オイミャコン村で生活するときには多くの注意事項があります。まず、オイミャコン村の人々は外出するときにメガネを着用しないです。
メガネを着用してしまうと、極寒のためメガネのフレーム部分と皮膚がくっついてしまって皮膚が剥がれてしまいます。
極寒のために皮膚が物質とくっついてしまうということはその他でもあって、オイミャコン村では素手でドアノブに触れてしまうと瞬時にドアノブと手がくっついてしまって離れなくなります。
ただ、オイミャコン村には様々な生活の知恵があり、室内で洗濯した服を外に干すとすぐに乾かすことができます。洗濯物は外に干すと一瞬で凍りつき、その氷を払ってしまえば乾燥が完了するのです。
また、オイミャコン村には水道管がありません。水道管を作っても水がすぐに凍って流れなくなってしまうのです。そのため、オイミャコン村では給水車が家庭を回って配水を行っています。
オイミャコン村でしか注意することでなかったり、使えない生活の知恵ですが、オイミャコン村に住んでいる方は小さい時から極寒の気温・天気に慣れているので、特に困ることもないようです。
極寒のオイミャコン村で人が住み続ける理由は?
ここまで寒いオイミャコン村に人が住み続ける理由ですが、オイミャコン村には実は多くの金が発掘されます。
また、オイミャコン村の氷に覆われた地下部分には多くの金が眠っていることが分かっていて、1990年代には1年で10トン以上の金が採掘されたこともありました。
そのため、オイミャコン村に住んでいる人々は、この資源と財産を受け継いでいくために極寒のオイミャコン村に住み続けているのです。
オイミャコン村の人は基本的に自給自足
オイミャコン村の人々は、基本的に自給自足の生活をしています。オイミャコン村には商店が1軒あるだけです。
オイミャコン村も、夏は天気・気温が安定しているので農作物が育ちますが、冬になると寒すぎて農作物は育たないので家畜や魚が栄養源になります。
川で釣れた魚は、外気の方が寒いので釣れた瞬間に凍りついてしまいます。凍った魚をスライスして塩をかけたものが、オイミャコン村の郷土料理「ストロガリーナ」です。
オイミャコン村には学校がある!
オイミャコン村には1つ学校があり、小学校・中学校・高校生のすべての生徒が同じ校舎で学んでいます。学校は天気・気温がマイナス56度を下回った場合に休校になります。
2018年1月には、特に寒さの厳しい天気・気温の日が続いてマイナス60度を下回る日が続出したため、学校が休校となりました。
オイミャコン村の人々は病気にならない!
オイミャコン村の人々は、病気にならないと言われています。
実際にソビエト時代には、オイミャコン村の人々の平均寿命が世界で2位になったこともあります。現在もシベリアでは一番の平均寿命になっているのです。
オイミャコン村の人々が病気にならない理由は、オイミャコン村の天気や気温があまりにも寒いため、ウイルスも死滅してしまうということも1つの理由です。
そして、オイミャコン村の人々は健康的な食事をしていて綺麗な水を飲んでいるため、体が丈夫で強いとも言われています。
さらに、オイミャコン村には病院がなく、病気になった場合は首都ヤクーツクまで行かなければならないため、オイミャコン村の人々は常に体調管理に気をつけているからというのも理由です。
オイミャコン村は夏と冬の天気・気温の差が激しい村!
オイミャコン村の天気や気温についてここまで説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
オイミャコン村では夏と冬の天気や気温差が激しいです。夏の天気は安定していて20度を超える日が多いのですが、冬の天気・気温はマイナス50度を超える日も出てきます。
オイミャコン村には人々が900人ほど生活していますが、オイミャコン村では金が取れます。この資源と財産を受け継いでいくために、人が住むには適しているとは思えないほどの天気・気温のオイミャコン村に住み続けているのです。
オイミャコン村には1つだけ学校があり、小学校・中学校・高校生のすべての生徒が同じ校舎で学んでいます。学校は天気・気温がマイナス56度を下回った場合に休校になります。
オイミャコン村の人々は病気にならないと言われていて、ソビエト時代にはオイミャコン村の人々の平均寿命が世界で2位になったこともあります。
オイミャコン村の人々が病気にならない理由は、オイミャコン村の天気や気温があまりにも寒いため、ウイルスも死滅してしまうということが1つの理由です。
その他にも、オイミャコン村の人々は健康的な食事をしていて綺麗な水を飲んでいて体が丈夫ということや、オイミャコン村には病院がないため人々が常に体調管理に気をつけているということも理由に挙げられています。
オイミャコン村に行く機会があれば、ここでしか体験できない天気や気温を体感できるはずです。ぜひ思い出を作ってください。